7 / 18
1-7
しおりを挟む
面影の無い屋敷の中を彷徨う事10分程未だに追いつかない思考に困惑しながら生きてるであろう三人を探す事にした。
道を間違えたらしく大きな広場に出てしまうとなぜか一回り大きな扉だけが虚構の存在のように立っていた。おそらくだがここは玄関を入ったすぐの広間だった場所なのだろう。こうも面影が無いほどの事があったとなるとそのすさまじさが目に見えるってわけだ。
ひとりでに扉が開くと腕に青い鎧を纏うだけの男が一人たっていた。
「私は蒼い傭兵の一人名はブルディノ=オージャンというものだ」
自分よりもたいしてかわらなそうな顔立ちではあるが顔のあちこちに傷が残っており男の青い目は死んでいながらも奥底で闘志を燃やしているようだった。
突然挨拶されたものだから慌てて挨拶すると口の前に手を置きクスリと笑っていた。
「ペトスの事だから何処かに隠しているんじゃないかと俺だけ残って正解だったな」
どうやらこの男はあの女とそれから狼少年……あぁあのときの少年をそう呼ぶ事にしたんだ、なんでかは忘れたけど。
危険を感じ一歩後ろに後ずさるとブルディノは手を振り。
「大丈夫だ君が被害者なのは知ってるし僕達が嫌いなのも分かるけど、このままじゃ君は生きていけなくなる」
なぜだか知らないがあの人たちは消えているしあのメイドもどこにいったのかさっぱりである。無傷で眠っていた事が奇跡に近いと思ってはいるがやはりここ数日の記憶が曖昧であたかも俺は忘れるように仕向けられているような気がした。
「提案なんだけれどもしも僕達についてくるのであればそれなりの暮らしをさせて上げられる」
「嫌だと断れば?」
ブルディノは溜息を吐くと俺の目を見据えては腰にぶら下げた剣に手を握った。
「少々手荒ではあるが君が生きれるように手配させてあげるさ」
構えの姿勢を崩すとポケットから小瓶を放り投げると当然のごとく俺の目の前で割れる。中に入っていた液体が床にこぼれるが男が何をしたかったのかは到底理解しがたい。
「コレだけは忘れずに覚えていてくれ、キツキという反逆者は捕まえたそのうちの仲間二人も同様に……これでクーデターは起こらずに済んだ、だからコレだけははっきりと伝えさせていただく君は一度死んでもらわなくては困るんだペトスの件があるからね」
男の目は俺を殺しの対象としか見ていなかった。先ほどまでの優しさとは打って変わって違い黒いオーラだけを発していた。
「これからは傭兵じゃなくて正式な騎士団に降格されるはずだ、だから部下の後始末はしっかりやらないと後々に響くんだ」
刹那と同時に俺の首は切られた……
道を間違えたらしく大きな広場に出てしまうとなぜか一回り大きな扉だけが虚構の存在のように立っていた。おそらくだがここは玄関を入ったすぐの広間だった場所なのだろう。こうも面影が無いほどの事があったとなるとそのすさまじさが目に見えるってわけだ。
ひとりでに扉が開くと腕に青い鎧を纏うだけの男が一人たっていた。
「私は蒼い傭兵の一人名はブルディノ=オージャンというものだ」
自分よりもたいしてかわらなそうな顔立ちではあるが顔のあちこちに傷が残っており男の青い目は死んでいながらも奥底で闘志を燃やしているようだった。
突然挨拶されたものだから慌てて挨拶すると口の前に手を置きクスリと笑っていた。
「ペトスの事だから何処かに隠しているんじゃないかと俺だけ残って正解だったな」
どうやらこの男はあの女とそれから狼少年……あぁあのときの少年をそう呼ぶ事にしたんだ、なんでかは忘れたけど。
危険を感じ一歩後ろに後ずさるとブルディノは手を振り。
「大丈夫だ君が被害者なのは知ってるし僕達が嫌いなのも分かるけど、このままじゃ君は生きていけなくなる」
なぜだか知らないがあの人たちは消えているしあのメイドもどこにいったのかさっぱりである。無傷で眠っていた事が奇跡に近いと思ってはいるがやはりここ数日の記憶が曖昧であたかも俺は忘れるように仕向けられているような気がした。
「提案なんだけれどもしも僕達についてくるのであればそれなりの暮らしをさせて上げられる」
「嫌だと断れば?」
ブルディノは溜息を吐くと俺の目を見据えては腰にぶら下げた剣に手を握った。
「少々手荒ではあるが君が生きれるように手配させてあげるさ」
構えの姿勢を崩すとポケットから小瓶を放り投げると当然のごとく俺の目の前で割れる。中に入っていた液体が床にこぼれるが男が何をしたかったのかは到底理解しがたい。
「コレだけは忘れずに覚えていてくれ、キツキという反逆者は捕まえたそのうちの仲間二人も同様に……これでクーデターは起こらずに済んだ、だからコレだけははっきりと伝えさせていただく君は一度死んでもらわなくては困るんだペトスの件があるからね」
男の目は俺を殺しの対象としか見ていなかった。先ほどまでの優しさとは打って変わって違い黒いオーラだけを発していた。
「これからは傭兵じゃなくて正式な騎士団に降格されるはずだ、だから部下の後始末はしっかりやらないと後々に響くんだ」
刹那と同時に俺の首は切られた……
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
花鳥見聞録
木野もくば
ファンタジー
花の妖精のルイは、メジロのモクの背中に乗って旅をしています。ルイは記憶喪失でした。自分が花の妖精だったことしか思い出せません。失くした記憶を探すため、さまざまな世界を冒険します。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる