黄色と緑色の調~王家に伝わる鏡の物語

香野ジャスミン

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2章

黄色+緑色の調13

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ミルがこの国に来て、どれくらいたったのだろう・・・

自分が気づいたとき、その場所は、フランの国ではなかった。
確か・・・自分を覚えていないフランに会いに向かおうとしたまでは覚えている。

状況を説明されたが、ミルは荒れた。
ただ、ひ弱なミルに力では何もできない。
出来ることは、拒絶。
連れてきたという龍とは口をきかずにいた。
出された物も口にしなかった。
とにかく、自分の意志を貫きたかった。
日中、じっと外を眺めるため、窓の外をみる。

ここは、フランの父上の母国という。
また、龍やフラン付の医師も同じ。

フランの父が持っている別宅と言える場所だ。
隣国の者となったが、子たちに使えればと残しておいた物だ。

フランの住んでいる国とさほど、気候などは変わることもなく、暑い。
国が違えば服も少し違うのかと思っていたが、ほぼ、変わらない。
今、ミルは部屋で寛げる服を着ている。
相変わらず、肌を見せる服は龍が用意をしてくれない。
人も、フランの部屋にいた時と同じように龍しかあっていない。
扉の外で、龍が誰かと話をしているようなのは、分かるが、この部屋には入ってこない。



外は、海が見える。
これが海。
フランが一緒に見ようと言ってくれた海。
それをフランのいない国、フランのいない場所で一人、見ている。
涙がでそうになる。
ただ、唇を噛み耐える。

夜になり、就寝の時間となる。
龍も静かにミルの傍にいる。
それも、ミルは気づいていた。
ただ、それでも、外の海を見る。
暗く境目がわからない。
夜の空。夜の海。
目を凝らして遠くの光を見ようとする。
でも、それも無理な現実だった。

その繰り返しで何日過ぎただろう・・・
立っていたのを座って。座っていたのをもたれるように。
徐々に、ミルの身体は弱っていった。
日差しに弱い肌のせいで、肌は赤くなっている。
熱を帯びているのだろう・・・
もう会えないのだろうか・・・
逃げ出すことも、自分で行くこともできない。

フラン・・・

部屋の外で、バタバタと音がする。
「ミル様!!」
扉が開くと同時に龍が部屋に飛び込んできた。
窓から視線をそらさずにいるミルに龍は構わず伝える。
「そのまま、お聞きくださいっ!!
 こ、国王陛下が・・・お亡くなりになったそうですっ!!」
流石にその知らせは無視できなかった。
ゆっくりと龍の方に向き、弱弱しくも確かめる。
「―・・えっ?
 どうして・・・?」

龍は、伏せた姿のまま、応える。
「伝えによりますと、王家に伝わる鏡を葬るため、報いを受けられたと」
!!!!!!
鏡を―!!!
ミルは、頬に熱い物が流れるのを止めることができなかった。

龍の身体も震えている。



フランと一緒に鏡の話は聞いた。
ミルよりも、フランよりも王自身、鏡にはいろんな感情を抱いていただろう。

もう、自分が味わった苦しみを同じように繰り返さないために。

手で顔を覆い、流れる涙をそれ以上溢れないようにと、目元をおさえる。

ミルは、王の顔を思い出す。
母親としての優しい顔、王としての厳しい顔。
フランの代わりに必死に執務の代行をしていた時に、よく様子を見に来てくれたこと。
自分のことを可愛がってくれたこと。
夫君ととても仲睦まじい様子に、夫婦とはこのように温かいのだと教えてもらった。

あの人なら、自分を犠牲にしてでも、守るだろう。
ミルの国にはいた女性よりも美しさを求め、ミルの所作を正してくれた。
志が高い人。
流石に同じようには、なれない。
ただ、自分の中で、編み物の師として尊敬していた父と同じぐらい尊敬できる人。

あの人の死を無駄にはできない。
ミルは、止まることを忘れた涙を、隠しもせず、龍を見る。

「龍さん。
 私に、力を貸してください。
 もう、拒んだりしません」
その言葉がミルの口から出てきた。

龍は、静かに震えながら涙を流す。
―・・・自分の判断が間違ったのだと、後悔をしていた。
無理なことを押し付けることになり、少しでも、ミルが落ち着くのなら。
日々、弱くなっていく姿を見て、なんとも言えなかった。

今、ミルから前向きな言葉を貰った。
男泣き。構わない。
「・・!もちろんですっ!・・・
 どんなことも、龍が力になります」
龍はそばに行き、膝をつく。
「フラン様。
 王家には契約の儀というものが存在します。
 勝手ながら、王と夫君がおられるとき、私はミル様にそれを行いました。
 ですから、どこまでも、龍は付いて行くつもりです」
―・・・・・
ミルは呆れた顔で龍を見る。
「本当に勝手です」
でも、この人も、自分を犠牲にしてまで守ってくれる人。
ミルはクスっと笑う。
―・・・・あっ・・・
笑えた。
自分が久しぶりに笑うことができた。

龍も、笑った。
この国に来て初めて2人は笑顔を取り戻したのだった。

ミルはその日から、食べ物を取るようになった。
しばらく受け付けていなかった臓器に負担をかけないように軽めの物からではあるが、いい方向にすすんでいる。
拒みつけていた代償は、フランの気に入っていた白い髪に現れていた。
水分を失い、栄養不足。
艶のある透き通る白い髪は今や、くすんだ白い髪。
まとまっていたものが、乾燥して広がっている。
龍は決断を下す。
「ミル様。
 痛んだ髪を切ってはいかがでしょう」
ミルは悩んだ。
フランが気に入っていた白い髪。それを切るのは躊躇われた。
「不思議だね。
 この世界に来た時には、この長い髪もお金の足しになるものとしか考えていなかった。
 でも、今は、切ることを躊躇うようになるなんて・・・」
結局、フランの事を思うから切れないのだ。
「では、今の状態のミル様を見て、フラン様はどう思われるでしょう・・・
 ・・・少し、意地悪すぎる問いだったでしょうか?」
ミルは納得した。
「切ろう。
 すぐ伸びる!」
龍も頷き、髪を整える。

瞳を閉じ、龍に切ってもらうのを待つ。

「できましたぞ」

化粧台で映し出された髪型は肩より上。
頭をくるくるとまわし、見る。
――――!!
「龍さんって髪も切れるんですね」
そう言いながら、ミルは自分の短くなった髪を手で流すように触れる。
「よく似合ってらっしゃる。
 この長さでも、あの髪飾りはつけれますぞ」
肌身離さず持っていた髪飾り。
今は、これをフランだと思える。
指で黄色の石をそっとなぞる。
―あなたは、いつ。
 私を思い出してくれますか?

フランも…ミルの記憶がないフランも、あの部屋でこの石を見ているのだろうか・・・

期待することぐらい許されるだろうか・・・
フランの母上・・・どうか、私たちを見守り、導いてください・・・

「ところで、どうしましょうか・・・この長い髪」
ミルは龍に聞く。
この国に白い髪の人間はいない。
いや、この世界には存在しない。
これは、髪。ただの髪。
この世には存在する物ではない。
腕を組み龍は考える。
普通に捨てるには、危険すぎる。
「普通には捨てれませんからね・・・」
ミルは思いつく方法を言ってみる。
「燃やす?」
!!
龍は驚いた。
「それは、ダメです!」
すぐに否定される。
なぜ?
「どうしてダメなの?」
龍は説明した。
「ミル様の風習がどのようなものかわかりません。
 ただ、この国や周辺の国では髪を燃やすということは、『死』を訪仏されるものです」
そんな考えもあるのだと、また一つ、学んだ。
では、他の手段は・・・
「ねえ、龍さん。
 僕の住んでいたところでは、髪はお金の代わりになるんだけど、短い人もいたんだよ。
 その人達は、切った髪を川に流していたんだけど、この方法はどう?」
龍は、考えもしない方法を聞き、納得する。
ただ、この辺りには、川はない。
「いい案だと思いますが、この辺りには川はありません」

そう言って、龍は窓から見える海を見た。
この辺りの地形はとても複雑で潮の流れも様々だ。
よく、子どもたちが海に願い事をするときなどに流すという。
「・・・海などはどうでしょう・・・」
龍が提案する。
ミルは、そう言われて海を見る。
「僕はいいけど、まだ、外に出てはいけないんでしょ?」
ミルの状況は、なかなか深刻だ。
拒絶の姿勢を見せている間に受けた日差しにより、火傷のような状態になっている。
ただ、夜になると違うだろう。
「体力が回復されたら、夜に海の方へ行ってみますか?」
龍の問いに、ミルが応える。
「お願いします。
 ・・・ふふ。
 本当なら、初めての海はフランと一緒に行きたかったです。
 ・・・―忘れてください・・今の言葉・・・」
海の彼方を見て、呟くように言う。
「ミル様。
 龍は、忘れませんぞ。
 フラン様にお会いした時には、覚悟なさいませ。
 ミル様が止めても、龍は全てをお話するつもりです」
強面の顔の龍がニヤリと含みを持たせて笑う・・・
「…龍さんが言うと、本気に聞こえます。
 でも、僕が止めても言うって…」
「フラン様に会われるとき。
 それは、どんなことも受け入れて貰えると思っておいてください。
 それ以外は、考えないようにしましょう」
ミルは頷き、そして、海を眺めるのだった。

ミルは体力も徐々に回復し始めた。
それと同時に、龍に頼んだ。
「僕が身につけれる知識をできるだけ多くのことを学んでいきたいです。
 それが、フランのためにならないとしても。
 結局、僕は守られる存在だ。
 なら、せめて、知識を多く身につけさせてください。
 あと、やはり編み物の道具が欲しいです」
いろんなことに挑戦するミルを少しでも力になろうとする龍は、可能な限りそれに応えた。

フランの国にいた頃ぐらいまで回復するのには、若さ故、早かった。
髪を短くして思う。
これぐらいだと、動きも楽だということを。
今度は、体力づくりをした。
少しでも、室内から解放されようと、夜という条件の元、目の前に広がる砂浜で行うようになった。
砂の上の行動は平地とは違い、足の踏み込む力が違う。
そのため、初めて砂浜を歩いた翌日は筋肉痛だった。
それでも、夜の砂浜はミルの心を穏やかにしていった。
温かな風、風で海の音が微妙に変わる、足を踏み込むたびに音の変わる砂浜。
ミルには、それが、とても新鮮だった。

そして、龍と一緒に、ある夜。
切り落とした白い髪を砂浜と波の際で、そっと流していったのだった。

夜の海には、月の光で波が煌めき、転がされる砂たちが歌っているようにさらさらと聞こえる。
色を失った波にミルの切り落とされた白い髪が風で海の方へと流されていく。
!!!
少し強めの風が吹き、手の中にあった髪が風で流れていく。
月の光がその白い髪に光を帯び、ミルの手からまるで、光線が放たれているよう・・・
そんな不思議な光景だった。

全て流し終えて、ミルは後ろで控えている龍を見る。
「ねえ、少しこの波と砂の境目を歩いてみたい」

ミルは履物を脱ぎ、龍の差し出された手を取り、そして、ゆっくり海の水に足を入れていく。
冷たい・・・のかと思っていたら、温かい・・・
「温かいんだね」
ミルの新鮮な反応に、龍も頬を緩ます。
海水で柔らかさを帯びている砂の感触は不思議なものだった。

一歩ずつ、踏みこんでは止まり。
波の中にある足を覗き込んで目を輝かせている。
「面白い・・・
 また、来てもいい?」
ミルが尋ね、龍が頷く。

部屋に戻り、体中に違和感があった。
全体的になんだかべったりとしている。
入浴するとその違和感はとれた。

―・・・海とは、不思議なものだ。

それから、毎晩。
ミルは夜の海を龍と共に行った。

そんなことを考えながら、ふと、数歩先に目を向ける。
打ち寄せる波と砂浜の狭間で、時々、強く光る物がある。
ミルは、それに誘われるように近づく。

ミルの様子の変化をそばに控えていた龍も気づき近寄る。
近くまで行くと、波で輝きが途切れる。
ミルは、足元に顔を近づけるように腰を折る。

龍も、何を見つけたのかと、確認をするために覗き込む。
―・・・?
龍とミルは目を合わせる。
「この世界には光を放つ石があるの?」
ミルの質問に、龍は応える。
「今のところ、そのようなものが見つかったという話は聞いていません。
 ですが・・・・」
ミルは、その光る物に触れようと海水に手を入れようとする。
「!!ミル様!!」
咄嗟に、止められる。
「何が起こるかわかりません。
 龍が取ります・・・」
そう言って、龍は手を入れ、光る物を拾い上げる。
―・・・
それは、固い何かのかけら・・・
龍の手の中で、輝きが弱くなっていく。

ミルも龍もよくわからない。
「・・何かのかけらかな?」
龍の手の中にあるかけらを見ながらミルは話をする。
「どこか遠くの物の一部でしょうか?」
龍は、見当もつかない。
「でも、すごい光ってたよね?」
そうなのだ。
拾い上げるまでは、輝いていたのだ。
ただ、今は特に何も輝きも放たない、かけら。
「どうします?
 捨てましょうか?」
龍の問いに、フランは少し悩み
「海に流れてきたものにも興味があるから今夜は持って帰るよ」
そう言って、フランは龍の手の中のかけらに触れた・・・
―・・・・!!!!!!!!
その瞬間、先ほどよりも強い光が一瞬、そのかけらに出る。
「ミル様っ!!」
素早く龍はかけらとミルを離す。
手を出そうとしたまま、ミルは目を見開く!
「龍・・・・
 これって、王家の鏡のかけら・・・」
龍は驚愕する。
「―・・でも、フランの母君が確か、葬ったって・・・」
そうだ。
確かに、そうだと聞いた。
龍は、かけらをミルの元に持っていく。
そして、ゆっくり自分の手の中から、ミルへと移す。
!!!!!!!!
その瞬間、やはり光が走る!
手を閉じると包み込めるほどの小さなかけら。
それが、ミルだけに光る。
―・・・
暗い砂浜にミルと龍はいる。
「ひとまず、今日はこれで部屋に戻りましょう。
 これも、持って入りましょう」
そう言って、2人、戻っていった。

部屋に戻った二人は、明るい場所でそのかけらを見る。

机に置かれた物はやはり、ただのかけらだ。
「なんだったんだろう・・」
ミルがそう呟いた時、龍はふっとひらめいた。
いつも、使用しているブラシを持ってきて、ミルの髪が絡みついていないか見る。
・・・こういう時、仕事の完璧なことが、後悔させる。
何もついてはおらず、辺りにもない。
・・・・
龍は、他にないかとミルの方をみて、気付く。
肩の所に、一本だけ抜け落ちた髪がある。
「失礼します」
そう言って、ミルの髪をつまむ。
「これを、そのかけらに置いてみてください・・・」

龍の指示の通り、ミルは、かけらにそっと白い髪を置く。
すると・・・・!!!!
ゆらりゆらりと吸い込まれるようにかけらに吸い込まれていく。
――!!!
ミルは目の前で起こったことに久しぶりの感覚を覚える。
‥‥鏡。
ミルはゆっくりと指でその表面に触れようと手を近づけようとする。
パシっ!
龍が止めた。
「ミル様。
 これ以上はお控えください。
 先ほど、髪が吸い込まれるのを私も見ました。
 もし、ミル様が、これに触れて鏡が反応をしてしまいますと、また、混乱を招くかもしれません。
 触れることはおやめください。
 私が、覗けるようにして参ります。
 決して、触れてはなりません」
龍の真剣な顔。
―・・・そうだ。
浅はかな自分の行動一つで、もしかしたらまた違うことが起こるかもしれない。
国王陛下が鏡を葬ろうとした理由を忘れてはいけない。

「分かりました。
 触れません。
 覗いたりはいい?」
龍は、しばらく考えながら、鏡のかけらと思われる物を見る。
「覗いたりはしてもいいです。
 あと、念のため、明るい時に私が砂浜を確認してきます。
 その時、窓から見ていてください」
頷き、ミルはそのかけらを見る。
今はただのかけら。

―・・・・胸の奥で静まりかけていた鼓動が動き始めそう・・・
これは、期待への鼓動?・・・それとも、不安への鼓動・・?


その日、寝台で一人、月を眺める。
―あぁ・・・今日の月はまるでフランの瞳の色だ。
この色は、自分を乱す。
ミルは、頭の中で沸き上がってくる欲望を抑えれなかった。
着ている服を緩め、胸の小さい突起を指でつまむ。
目を閉じ、フランを思い出す。
足りない・・・自分の指を唾液で濡らし、胸をいじる。
昇ってくるざわりざわりとした感覚・・・
…足りない・・
フランと口づけをしたい・・・
ミルは自分のもう片方の手の指を口にくわえ、舌を絡める。
指はミルの唾液が伝い、指の間を通り、甲をわたり、肘へと落ちていく。
身体が熱くなり、ミルは自分の股間が起き上がっているのに気づく。
―・・・あぁ・・切ない・・・
どうして、あなたは僕を忘れてしまったの・・・
目を開き、濡れた瞳で月を見る。
疼く身体をこれ以上、自分ではどうすることもできない。
瞳の端から涙が零れ落ちる。

さっきまでの熱い身体は熱を失い、冷たくなっている。
手を顔に当て、耐える。
月・・・もう見れないな・・・

たぶん、さっきのかけらのせいだ。
微かに湧かせてしまった期待。密かに抱いてしまった不安。

その日、ミルは眠ることのできない心情で夜を過ごすのだった。
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