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その10、誕生日イベント、これ、重要っ!

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俺の幼馴染であり恋人の啓太。あいつはかなりかわいい。

喜怒哀楽がどちらかというと控えめ。それが、外の啓太の様子で俺と一緒にいるときは、素の啓太だ。



「俺は、勇士と違って見た目も平凡だから、その他の奴らと一緒。俺は埋没系平凡ね?」と評価が低い。

啓太が学校で絡まれていた俺を勇敢に助けてくれた。

あんなに付き合っていることを周りに知られなくない感じだったのに、自分で俺に選択を迫っちゃうとか、意外とだ・い・た・ん♡。

この前も、夏さんと計画的に手にすることができた啓太秘蔵映像。

もちろん、毎日の活力にしています。

え、夏さんに見せたのか?見せるわけねーだろ。

まぁ、さくっとプレイの話は溢しておいたよ?だって、それが条件で協力してもらったんだからね。



「どんどん、汚れていく哀れな弟を思うと、ねーちゃん、心が痛みます」って言っているけど、あれ、嘘だから。

泣き顔を手で隠してるけど、口元がにやけているのを俺は知っている。



エロイことに興味深々の啓太をどう自分好みに育てようかと思っている俺は、毎日、時間があれば服を見ている。

え?どんな服か?

プレイの時の服ですけど?

これでも、俺の啓太への想いは啓太より遥かに大きい。

だから、色々と妄想を膨らまし続けている。

「あーこれ、青か...。啓太は青を着ると肌の白さから健康を奪われてしまうから、これは無し。」

今、見ているのは啓太の誕生日プレゼント。

春生まれの啓太は、どんなものがいいだろう。

俺は真剣に悩んだ。



カチャリと扉が開き、おなじみの笑顔のマークが印象的な箱を3つ抱えて啓太が部屋に返ってきた。



「...俺、何も頼んだりしてねーんだけど、...これ、勇士からの?-!誕生日プレゼント?!」



何が入ってるのかなーって嬉しそうに箱を開けていく。

三箱の中は同じ色の袋で可愛らしく包まれていて中を見ることができない。

啓太は、期待をしながら開けた。



1つ目。布面積が少ない下着。

2つ目。拘束具(ベッドに装着できるベルト付き)

3つ目。体操服



「...ふーん。」



あれ?さっきのウキウキした啓太はどこにいったのだろう。



「勇士。これは、俺に送ってくれたんだよな。なのに、一つ一つに、お前の好みが詰まっているってどういうこと?」

あ、バレました?えへ。

1つ目の下着は、うん、履かせた後に脱がすため。

2つ目の拘束具はちょっぴり意地悪したくなる時用にね☆俺も使ってもよし。

3つ目の体操服は、色々と考えて考えた結果。

おかげで先週と今週の授業は頭の中に入ってませーん。



「啓太、俺はすごく悩んだの。
 女物の制服も啓太は似合うと思うけど、啓太は女じゃなし、俺も女物のコスを着たとしてもそれはそれで嬉しい。...出来たら...機会があるのなら、そこは試させてほしいんだけど。今回はどれも俺が一番求めてるもんじゃなかったんだよね。
 水着は下着みたいだし、水着に手をだしてしまったら、俺、今後、お前とプールや海に行けないという可能性はすごく高い。ずっと、下半身を押させているなんてぜってーに無理。

 で、一番、俺の中で、手を出したくても出せない時の啓太が体操服を着ているとき。な?」



正論だろっ!って自信ありげに言った。

すると、啓太が真っ赤な顔をして



「ぜっ、ぜんぶ、エロな事ばかりじゃんっ!勇士は俺の身体だけが目的なんだー...」と、どこかで聞いたコトのある文句を混ぜて言ってきた。

おぉ。俺、じんわりと感激中。

その言葉、好きな奴に言われると、すげーど真ん中に来る。

え?どこの?そりゃぁ...ねぇ。



わかってないよなー。



「...啓太、いい?俺は啓太の傍にいるだけでもいいの。

 でも、もっと幸せにできるとか啓太が喜んでくれるってなると俺が頑張らなくちゃーいけない。

 だから、手っ取り早いし、何回でもさせてあげられるエロなこと。

 うん、これが一番だと思う。…でも、啓太が嫌なら...無理には...」



残念そうな態度をすると啓太が焦って



「...べ、別に嫌だって言ってるんじゃなくて、俺の身体ばっかりで、俺の事を見てくれてるのかなーって思って...」



ふっと顔を反らしながら自分の事をいうとか、この...この...、かわいいやつーっ!!

俺の心の中にいる俺仕様の正義の女神が問いかけてきた。

『茂越 啓太を襲いますか?』

『もう少し後で襲いますか?』と。



耐えていたらいつの間にか啓太が傍に来てポスンと胸に抱き着いてきた。



「...でも、嬉しいから許す。...ありがとう、勇士」



見下ろすと啓太の耳は真っ赤で顔を隠す仕草をさり気なくみせて、無意識の俺の服を握り締めてるとか...。



「啓太、誕生日おめでとう」



俺の言葉に啓太がゆっくりと顔を上げ嬉しそうに笑うのだ。

褒めて?俺、衝動を抑えることに成功した。

そして、



「うん、ありがとう、勇士」



この後?

啓太のお母さんが一緒にケーキを食べなさいって二人でケーキを食べてその日はお開き。

膨らむ俺の下半身と啓太にしてやりたいエッチな妄想。

もちろん、休みの日には啓太ごと、俺の家に連れて行き、プレゼントを使う計画を立てた。



啓太、待ってろ?



お前の誕生日は、全力で祝ってやるっ!

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