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同郷?④
中庭に現れたお洒落なコテージ。
それぞれに屋根の色が違い、形も違う。ちゃんとした二階建ての一軒家や。
「ユ、ユイさん、あれは?」
ロッシュさんがコテージと私を見比べながら聞いてくる。
「ルームのスキルです」
と、ごり押し。だって私自身分からんもん。皆さん、ポカーン、としている。
「皆さん、とりあえず、今日から彼処で寝泊まりしてくださいねー」
どのコテージにするか、決めるためにリーダーさんを召集。
「あ、そうだ。ちょっと中を確認してきますね」
まずは青い屋根のコテージ。
1階には広々とした居間と、ミニのキッチン。キッチンの冷蔵庫には水のペットボトル、ティーバッグや砂糖等が完備。それから、ベッドが2つある寝室。トイレにお風呂。お風呂は広く、体格のいい人でも良さそう。もしこれが海辺なら、オーシャンビューなんだろうなあ。デッキもあり、バーベキューコンロや、ゆったり座れるチェアーにサイドテーブルやパラソル、ブランコもある。素敵。2階には寝室が2つ。おそらく補助ベッドもあるだろうけど、どの部屋も広々としている。家具類もしっかりしている。そして入り口には見たことある液晶画面。これは取り外せない。触れてみると、メニューが浮かぶ。
残金 0
清掃(シーツ交換・タオル交換・ペットボトル交換・ゴミ破棄含む) 5000
日替わり朝食(ドリンク一杯付き) 1980
サンドウィッチ(日替わりスープ・ドリンク一杯付き) 1680
バーベキューセット(各種・一人前・乾杯ドリンク付き) 2800~4200
ケーキセット(日替わり) 1250
コーヒー(ポット) 850
紅茶(ポット レモンもしくはミルク付き) 850
絞りたてジュース(各種) 800
ケーキ(日替わり) 540
アイスクリーム(各種) 540
グラスビール 850
グラスワイン(赤) 850
グラスワイン(白) 850
カクテル(各種) 800~950
盛り合わせ(各種) 400~1100
操作者登録
こちらの文字や。ちょっと高めやね。ん? 操作者登録? なんやこれ? もしかしたら、このコテージの液晶画面を私以外でも触れるのかな? ここは父の鑑定や。私は父を呼び見てもらうと、やはりそうだった。ただし一名のみ。あれだね、宿泊者代表みたいな感じだね。
残りのコテージもチェック。水色、緑、オレンジの屋根だ。液晶画面もあるし、サイズも変わらないけど、他に比べて青い屋根のコテージが大きいみたい。3つのコテージには寝室が2つしかないからね。お風呂や居間はあんまり変わらない感じだね。
私は集まっているリーダーさんに説明する。とりあえず青い屋根に向かい、コテージの液晶画面を見せる。山風と金の虎はリーダーさんが操作者登録することにすぐに決まったけど。
「離せっ、フェリクスーッ」
「ははは」
と、ガタイのいいフェリクスさんがケルンさんに、ヘッドロックしてる。なんやなんや。
「何年の付き合いだと? すみませんミズサワ殿、ヒェリ殿にも同じ説明を」
「あ、はい」
よく分からないけど、ヒェリさんに説明。その間フェリクスさんからエドワルドさんにバトンタッチ。いいのかな、めきめきいってるよ。
ヒェリさんは独特な耳をピクピクしながら説明を聞いて、自分が操作者登録すると。
コテージの振り分けは、最大人数がいる蒼の麓が、青い屋根のコテージを使うことになる。山風は水色、金の虎はオレンジ、ラスチャーニエは緑のコテージとなる。
さて、後は設備の説明かな。ちょうど、4棟あるから、私と晃太と両親で説明だね。私はどこの説明者になるかな。
「ユイちゃん、ユイちゃん、こっち来て」
「はいはい、かわいか未成年が呼んどる~」
仕方なかね~。
「姉ちゃん、姉ちゃん。出てるセリフ、おかしかばいっ」
「むー」
と、むくれるアルスさん。その前にホークさんががっちり立ちはだかる。
結局、私は金の虎の皆さんのコテージ説明となるが、ホークさんが付いてくれた。アルスさんが興味津々に聞きたそうだけど。リィマさんがデッキに連れ出すと、ブランコに揺られている。
ファングさんがまず操作者登録する。
「文字が浮かんだ」
「この文字に触れると色々出きるんですよ」
ファングさんがへえ、と言いながら見ている。ガリストさんも珍しそうな顔だ。
「け、結構するな…………」
ファングさんがポツリ。確かにちょっと高めだね。マーファのモーニング屋台なら、300くらいでパンとスープが食べれる。
「今はまだお金入れてないので、触っても出ませんよ」「どこに入れるんだ?」
ルームなら残金の所を触れると、鯰のがま口が出てくる。
「残金の所を触ってください」
ごつい指が残金に触れると、オレンジ色で白い水玉模様のがま口が出てくる。
「「おうっ」」
おんなじリアクション。ガタイのいい男性が2人で、おうって……………。
がま口の中は、真っ暗だ。これは鯰のがま口と一緒だね。
「ここにお金を入れてください」
「あ、ああ」
ファングさんが試しに銅貨を入れる。すると、残金が100になる。返金に関しては、「返金」と言うとがま口がひっくり返り、その下に手を出すと、お金が出てくる。
「ああ、凄いな。これはテイマーさんのあれと同じ感じか?」
「似てますね。私のルームの方が格段に手段や種類がありますよ」
「なら、こっちは劣化版か」
「そんな感じですね」
ファングさんとガリストさんが納得して、お風呂やキッチンの説明をする。
「高級宿みたいだな」
ファングさんがソファーを触りながら呟く。
「ああ。ファング、フリンダを運ぼう」
そうや、まだ、母の部屋で休んでいたね。
「そんなに急がなくても。フリンダさんが起きてからでいいやないですか」
「しかし」
「今は起こさない方がいいですよ」
私の説得が効いたみたい。
「さ、一旦ルームに戻りましょうか」
「そうだな、荷物を運ぶか」
ガリストさんがデッキにいるアルスさんとリィマさんを呼ぶ。だが、アルスさんはブランコが気に入ったみたいで、降りない。まあ、分かるよ。仕方なかね。
「アルスさん、もう少しでお昼ですよ。一緒に行きましょう」
ご飯で釣りましょう。
見ない振り、他のコテージのデッキの大騒ぎ。
元気がハンモックに乗ろうとしてひっくり返り、ルリとクリスが小さなテントの布を引っ張り引き倒し、卵形のブランコにパンチを繰り出すコハクとヒスイ。ホルスはのんきに屋根に止まって、屋根がめきめきいってる。アレスはわーっはっはっはーっ爆走。
アルスさんは、ぱっ、とブランコから立ち上がり、私の元に。
「ユイちゃんっ」
さ、と立ちはだかるホークさん。
「むーっ」
かわいかね。
「ユイちゃんっ」
「はいはい、いますよー」
「手、繋ごっ」
かわいかっ。未成年が、手をーッ。ちょっと、こ、興奮ーッ。だけど、結局、手を繋ぐことなかった。ホークさんががっちり守ってくれて、ファングさんとガリストさんがアルスさんの肩を掴む。
「あははは、すまん、テイマーさん」
「おやめアルスッ」
「未婚女性と、気軽に手を繋いでは駄目だぞ」
色々言われて、ぷー、なアルスさん。かわいか。
「とにかく、戻りましょう」
ホークさんにがっちり守られて、皆でルームに戻った。
それぞれに屋根の色が違い、形も違う。ちゃんとした二階建ての一軒家や。
「ユ、ユイさん、あれは?」
ロッシュさんがコテージと私を見比べながら聞いてくる。
「ルームのスキルです」
と、ごり押し。だって私自身分からんもん。皆さん、ポカーン、としている。
「皆さん、とりあえず、今日から彼処で寝泊まりしてくださいねー」
どのコテージにするか、決めるためにリーダーさんを召集。
「あ、そうだ。ちょっと中を確認してきますね」
まずは青い屋根のコテージ。
1階には広々とした居間と、ミニのキッチン。キッチンの冷蔵庫には水のペットボトル、ティーバッグや砂糖等が完備。それから、ベッドが2つある寝室。トイレにお風呂。お風呂は広く、体格のいい人でも良さそう。もしこれが海辺なら、オーシャンビューなんだろうなあ。デッキもあり、バーベキューコンロや、ゆったり座れるチェアーにサイドテーブルやパラソル、ブランコもある。素敵。2階には寝室が2つ。おそらく補助ベッドもあるだろうけど、どの部屋も広々としている。家具類もしっかりしている。そして入り口には見たことある液晶画面。これは取り外せない。触れてみると、メニューが浮かぶ。
残金 0
清掃(シーツ交換・タオル交換・ペットボトル交換・ゴミ破棄含む) 5000
日替わり朝食(ドリンク一杯付き) 1980
サンドウィッチ(日替わりスープ・ドリンク一杯付き) 1680
バーベキューセット(各種・一人前・乾杯ドリンク付き) 2800~4200
ケーキセット(日替わり) 1250
コーヒー(ポット) 850
紅茶(ポット レモンもしくはミルク付き) 850
絞りたてジュース(各種) 800
ケーキ(日替わり) 540
アイスクリーム(各種) 540
グラスビール 850
グラスワイン(赤) 850
グラスワイン(白) 850
カクテル(各種) 800~950
盛り合わせ(各種) 400~1100
操作者登録
こちらの文字や。ちょっと高めやね。ん? 操作者登録? なんやこれ? もしかしたら、このコテージの液晶画面を私以外でも触れるのかな? ここは父の鑑定や。私は父を呼び見てもらうと、やはりそうだった。ただし一名のみ。あれだね、宿泊者代表みたいな感じだね。
残りのコテージもチェック。水色、緑、オレンジの屋根だ。液晶画面もあるし、サイズも変わらないけど、他に比べて青い屋根のコテージが大きいみたい。3つのコテージには寝室が2つしかないからね。お風呂や居間はあんまり変わらない感じだね。
私は集まっているリーダーさんに説明する。とりあえず青い屋根に向かい、コテージの液晶画面を見せる。山風と金の虎はリーダーさんが操作者登録することにすぐに決まったけど。
「離せっ、フェリクスーッ」
「ははは」
と、ガタイのいいフェリクスさんがケルンさんに、ヘッドロックしてる。なんやなんや。
「何年の付き合いだと? すみませんミズサワ殿、ヒェリ殿にも同じ説明を」
「あ、はい」
よく分からないけど、ヒェリさんに説明。その間フェリクスさんからエドワルドさんにバトンタッチ。いいのかな、めきめきいってるよ。
ヒェリさんは独特な耳をピクピクしながら説明を聞いて、自分が操作者登録すると。
コテージの振り分けは、最大人数がいる蒼の麓が、青い屋根のコテージを使うことになる。山風は水色、金の虎はオレンジ、ラスチャーニエは緑のコテージとなる。
さて、後は設備の説明かな。ちょうど、4棟あるから、私と晃太と両親で説明だね。私はどこの説明者になるかな。
「ユイちゃん、ユイちゃん、こっち来て」
「はいはい、かわいか未成年が呼んどる~」
仕方なかね~。
「姉ちゃん、姉ちゃん。出てるセリフ、おかしかばいっ」
「むー」
と、むくれるアルスさん。その前にホークさんががっちり立ちはだかる。
結局、私は金の虎の皆さんのコテージ説明となるが、ホークさんが付いてくれた。アルスさんが興味津々に聞きたそうだけど。リィマさんがデッキに連れ出すと、ブランコに揺られている。
ファングさんがまず操作者登録する。
「文字が浮かんだ」
「この文字に触れると色々出きるんですよ」
ファングさんがへえ、と言いながら見ている。ガリストさんも珍しそうな顔だ。
「け、結構するな…………」
ファングさんがポツリ。確かにちょっと高めだね。マーファのモーニング屋台なら、300くらいでパンとスープが食べれる。
「今はまだお金入れてないので、触っても出ませんよ」「どこに入れるんだ?」
ルームなら残金の所を触れると、鯰のがま口が出てくる。
「残金の所を触ってください」
ごつい指が残金に触れると、オレンジ色で白い水玉模様のがま口が出てくる。
「「おうっ」」
おんなじリアクション。ガタイのいい男性が2人で、おうって……………。
がま口の中は、真っ暗だ。これは鯰のがま口と一緒だね。
「ここにお金を入れてください」
「あ、ああ」
ファングさんが試しに銅貨を入れる。すると、残金が100になる。返金に関しては、「返金」と言うとがま口がひっくり返り、その下に手を出すと、お金が出てくる。
「ああ、凄いな。これはテイマーさんのあれと同じ感じか?」
「似てますね。私のルームの方が格段に手段や種類がありますよ」
「なら、こっちは劣化版か」
「そんな感じですね」
ファングさんとガリストさんが納得して、お風呂やキッチンの説明をする。
「高級宿みたいだな」
ファングさんがソファーを触りながら呟く。
「ああ。ファング、フリンダを運ぼう」
そうや、まだ、母の部屋で休んでいたね。
「そんなに急がなくても。フリンダさんが起きてからでいいやないですか」
「しかし」
「今は起こさない方がいいですよ」
私の説得が効いたみたい。
「さ、一旦ルームに戻りましょうか」
「そうだな、荷物を運ぶか」
ガリストさんがデッキにいるアルスさんとリィマさんを呼ぶ。だが、アルスさんはブランコが気に入ったみたいで、降りない。まあ、分かるよ。仕方なかね。
「アルスさん、もう少しでお昼ですよ。一緒に行きましょう」
ご飯で釣りましょう。
見ない振り、他のコテージのデッキの大騒ぎ。
元気がハンモックに乗ろうとしてひっくり返り、ルリとクリスが小さなテントの布を引っ張り引き倒し、卵形のブランコにパンチを繰り出すコハクとヒスイ。ホルスはのんきに屋根に止まって、屋根がめきめきいってる。アレスはわーっはっはっはーっ爆走。
アルスさんは、ぱっ、とブランコから立ち上がり、私の元に。
「ユイちゃんっ」
さ、と立ちはだかるホークさん。
「むーっ」
かわいかね。
「ユイちゃんっ」
「はいはい、いますよー」
「手、繋ごっ」
かわいかっ。未成年が、手をーッ。ちょっと、こ、興奮ーッ。だけど、結局、手を繋ぐことなかった。ホークさんががっちり守ってくれて、ファングさんとガリストさんがアルスさんの肩を掴む。
「あははは、すまん、テイマーさん」
「おやめアルスッ」
「未婚女性と、気軽に手を繋いでは駄目だぞ」
色々言われて、ぷー、なアルスさん。かわいか。
「とにかく、戻りましょう」
ホークさんにがっちり守られて、皆でルームに戻った。
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