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行動計画①
「ねえ、ユイさん、あれがヤマタノオロチ?」
エマちゃんが不安で一杯の様子で聞いてくる。私も不安や。この距離で小山サイズや、予想より遥かに大きい可能性がある。
おそらく、灯火の女神様のブーストのお陰で、一番近くてしっかり見える位置にオシリスは到着したはず。
あれ、始祖神様からブースト頂いたとして、どうにかなるん?
やけど、私達でどうにかできないなら、噂の『主様』の皇帝竜(カイザードラゴン)が出てくる。そうなれば、鼻水君達がいる魔境も、カルーラ等の周辺の街も被害に合う。それだけは避けたい。
日本神話では、ヤマタノオロチを退治した時、お酒が使用されたけど、いま目視したあれにそれが効くかどうかは、父の鑑定次第だ。
現在父はある物を開発中。確か、今日は試作品が出来るので、帰りは夕方近くだ。
「とりあえず目視はしたね。ほら、カーテン閉めるよ」
窓に張り付くように見ているイシスとアレスを下げようしたが、動かない為に仕方なく、カーテンを被せるように閉める。うーん、お尻を隠しきれてないのが、かわいか。
『ねえね、あれ、やっつけるの~』
ヒスイがごろにゃんと聞いてくる。なかなか度胸のあるねヒスイちゃんや。
「あれはね、アレスおじちゃんと、イシスがやっつけるからね~」
『ヒスイは~?』
「流石にあれは危なかけんね~」
『ぶー』
あははん、かわいか。もふもふ。ルリとクリスも来たので、もちろんもふもふ。
「なあ、姉ちゃん、どうするん?」
晃太も不安そうに聞いてくる。
「どうするも何も、お父さんに鑑定してもらわんと始まらんよ」
「そうやな」
私はもふもふの手を止める。
「皆さん」
私はそれぞれの表情を浮かべている皆さんに声をかける。
「父が帰ってくるまで、これ以上事態は動きません。それぞれ好きに過ごしてください。おそらく鑑定するにしても時間がかかると思います。夕御飯の時間に集まってください」
まだ、おやつな時間やしね。
皆さん、顔を見合わせて、それぞれのコテージに引き上げていく。でも、ちょっと問題が。
中庭の天候は、ルームのドアを開けた場所の天候に準ずる為に、風が吹きっさらしの中で、ひーひー、言いながら帰っていった。大丈夫かね? 小柄のドロテアちゃんはフェリクスさんが支えていた。フリンダさんも倒れそうな為、ガリストさんが肩を抱いて、かばうように帰っていった。
さ、私達はすることはある。
「オシリス、お疲れ様」
「くうっ、くうっ」
羽を震わせるオシリス。
『大丈夫だと言っているのです』
『クッキー食べたいですって』
通訳のビアンカとルージュも期待の眼差し。はいはい、ちょっとよ。
「くうーん」
「がうぅ」
「くるー」
いつもなら、『行くぞー、続け甥っ子どもよー』と言って三人衆を引き連れて中庭爆走するアレスが、窓から離れないので、どうしたものかと私に訴えの眼差し。
中庭、風が強かしね。
「元気、コハク、ホルス、いまからおやつにするけん、中庭に出るのはやめとき」
「わんっ」
「がるっ」
「くるっ」
ぱぁっと明るい顔になり、お尻ぷりぷりの三人衆。かわいか。
『ねえね、ひすいもひすいもおやつ~』
『ねぇね、るりもおやつゅ~』
『ねーね、くりちゅ、じゅーしゅー』
三人娘もぷりぷり来た。あははん、かわいか。
「はいはい~」
何でも準備しちゃるからね。もふもふもふもふ、もふもふん。
私と晃太とエマちゃんとテオ君はおやつの準備。ホークさんとチュアンさん、ミゲル君はブラッシングに入り、オシリスの鞍はマデリーンさんが整備を始める。
もへじ生活のクッキー、時間がある時に焼いていたホットケーキを盛り付けて、と。
私達も少しお茶にしようかね。ヤマタノオロチが目視範囲内だけど、どうしようもないからね。騒いでもしょうがない。始祖神様からの依頼が来た時点で、そうそう簡単に解決できるとは思ってないし。
おやつの準備しているけど、イシスとアレスは窓に張り付いたままこちらを向きもしない。
「ねえ、ビアンカ、ルージュ」
『何なのです? 私は苺を付けてなのです』
『私はアイスクリームね』
「はいはい。ねえ、ビアンカとルージュからして、やっぱり、今の状況では、あれには太刀打ち出来んよね」
『そうなのですね』
『無理ね』
ばっさり答えるビアンカとルージュ。
ああ、やっぱり。
ちらりと私を見てくる晃太。
「そうね。始祖神様のブーストと、お酒がよく効くのに期待やね」
時空神様が言ってた、始祖神様のブーストは桁外れだって。おそらく、闘神様や魔法の三柱神様のブーストとは重きが違うはず。ビアンカとルージュですら三種あるのに、格上であるアレスが始祖神様のブーストで一杯になるって言ってたし。
いかん、更に不安になってきた、いかん、いかん。始祖神様は、私達でどうにか出来るからと思って、神託を下したはず。きっと手段がある。
「さ、焦ってもしょうがないし、ちょっと落ち着こう。オシリスお疲れ様。エマちゃん、テオ君、ホークさん達呼んできて、おやつにしよう」
「「はーい」」
うん、双子が素直でかわいか。
あら、しれっと窓に張り付いていたイシスとアレスが、きちんと並んでおやつ待ってるやん。かわいか。
久しぶりにまったりおやつをして、ディレックスで買い物やらしていると時間となる。
サブ・ドアを開けると、花が鼻先で僅かに空いたドアをこじ開けるようにして入って来た。
「くうーんくうーん」
「朝、おったやん」
「くうーんくうーん、くうーんっ」
あははん、ぽちゃぽちゃボディでローリング。かわいか。ぽちゃぽちゃ。
「優衣、どうなったね?」
両親も入って来た。
「あ、ヤマタノオロチの目視位置までは来れたんやけど。お父さん、疲れとるやろうけど鑑定お願い出来る? あ、お母さん、見らんほうがよかよ」
母はうちの家族の中で最も蛇嫌いだからね。
「分かった。なら、鑑定してみるかね」
父はさっそく窓に。
「お母さんは夕御飯の準備するかね、優衣、手伝って」 「はいはい」
ちらり、と振り返ると、イシスとアレスに挟まれて窓越しにヤマタノオロチの鑑定を始めた父の後ろ姿があった。
エマちゃんが不安で一杯の様子で聞いてくる。私も不安や。この距離で小山サイズや、予想より遥かに大きい可能性がある。
おそらく、灯火の女神様のブーストのお陰で、一番近くてしっかり見える位置にオシリスは到着したはず。
あれ、始祖神様からブースト頂いたとして、どうにかなるん?
やけど、私達でどうにかできないなら、噂の『主様』の皇帝竜(カイザードラゴン)が出てくる。そうなれば、鼻水君達がいる魔境も、カルーラ等の周辺の街も被害に合う。それだけは避けたい。
日本神話では、ヤマタノオロチを退治した時、お酒が使用されたけど、いま目視したあれにそれが効くかどうかは、父の鑑定次第だ。
現在父はある物を開発中。確か、今日は試作品が出来るので、帰りは夕方近くだ。
「とりあえず目視はしたね。ほら、カーテン閉めるよ」
窓に張り付くように見ているイシスとアレスを下げようしたが、動かない為に仕方なく、カーテンを被せるように閉める。うーん、お尻を隠しきれてないのが、かわいか。
『ねえね、あれ、やっつけるの~』
ヒスイがごろにゃんと聞いてくる。なかなか度胸のあるねヒスイちゃんや。
「あれはね、アレスおじちゃんと、イシスがやっつけるからね~」
『ヒスイは~?』
「流石にあれは危なかけんね~」
『ぶー』
あははん、かわいか。もふもふ。ルリとクリスも来たので、もちろんもふもふ。
「なあ、姉ちゃん、どうするん?」
晃太も不安そうに聞いてくる。
「どうするも何も、お父さんに鑑定してもらわんと始まらんよ」
「そうやな」
私はもふもふの手を止める。
「皆さん」
私はそれぞれの表情を浮かべている皆さんに声をかける。
「父が帰ってくるまで、これ以上事態は動きません。それぞれ好きに過ごしてください。おそらく鑑定するにしても時間がかかると思います。夕御飯の時間に集まってください」
まだ、おやつな時間やしね。
皆さん、顔を見合わせて、それぞれのコテージに引き上げていく。でも、ちょっと問題が。
中庭の天候は、ルームのドアを開けた場所の天候に準ずる為に、風が吹きっさらしの中で、ひーひー、言いながら帰っていった。大丈夫かね? 小柄のドロテアちゃんはフェリクスさんが支えていた。フリンダさんも倒れそうな為、ガリストさんが肩を抱いて、かばうように帰っていった。
さ、私達はすることはある。
「オシリス、お疲れ様」
「くうっ、くうっ」
羽を震わせるオシリス。
『大丈夫だと言っているのです』
『クッキー食べたいですって』
通訳のビアンカとルージュも期待の眼差し。はいはい、ちょっとよ。
「くうーん」
「がうぅ」
「くるー」
いつもなら、『行くぞー、続け甥っ子どもよー』と言って三人衆を引き連れて中庭爆走するアレスが、窓から離れないので、どうしたものかと私に訴えの眼差し。
中庭、風が強かしね。
「元気、コハク、ホルス、いまからおやつにするけん、中庭に出るのはやめとき」
「わんっ」
「がるっ」
「くるっ」
ぱぁっと明るい顔になり、お尻ぷりぷりの三人衆。かわいか。
『ねえね、ひすいもひすいもおやつ~』
『ねぇね、るりもおやつゅ~』
『ねーね、くりちゅ、じゅーしゅー』
三人娘もぷりぷり来た。あははん、かわいか。
「はいはい~」
何でも準備しちゃるからね。もふもふもふもふ、もふもふん。
私と晃太とエマちゃんとテオ君はおやつの準備。ホークさんとチュアンさん、ミゲル君はブラッシングに入り、オシリスの鞍はマデリーンさんが整備を始める。
もへじ生活のクッキー、時間がある時に焼いていたホットケーキを盛り付けて、と。
私達も少しお茶にしようかね。ヤマタノオロチが目視範囲内だけど、どうしようもないからね。騒いでもしょうがない。始祖神様からの依頼が来た時点で、そうそう簡単に解決できるとは思ってないし。
おやつの準備しているけど、イシスとアレスは窓に張り付いたままこちらを向きもしない。
「ねえ、ビアンカ、ルージュ」
『何なのです? 私は苺を付けてなのです』
『私はアイスクリームね』
「はいはい。ねえ、ビアンカとルージュからして、やっぱり、今の状況では、あれには太刀打ち出来んよね」
『そうなのですね』
『無理ね』
ばっさり答えるビアンカとルージュ。
ああ、やっぱり。
ちらりと私を見てくる晃太。
「そうね。始祖神様のブーストと、お酒がよく効くのに期待やね」
時空神様が言ってた、始祖神様のブーストは桁外れだって。おそらく、闘神様や魔法の三柱神様のブーストとは重きが違うはず。ビアンカとルージュですら三種あるのに、格上であるアレスが始祖神様のブーストで一杯になるって言ってたし。
いかん、更に不安になってきた、いかん、いかん。始祖神様は、私達でどうにか出来るからと思って、神託を下したはず。きっと手段がある。
「さ、焦ってもしょうがないし、ちょっと落ち着こう。オシリスお疲れ様。エマちゃん、テオ君、ホークさん達呼んできて、おやつにしよう」
「「はーい」」
うん、双子が素直でかわいか。
あら、しれっと窓に張り付いていたイシスとアレスが、きちんと並んでおやつ待ってるやん。かわいか。
久しぶりにまったりおやつをして、ディレックスで買い物やらしていると時間となる。
サブ・ドアを開けると、花が鼻先で僅かに空いたドアをこじ開けるようにして入って来た。
「くうーんくうーん」
「朝、おったやん」
「くうーんくうーん、くうーんっ」
あははん、ぽちゃぽちゃボディでローリング。かわいか。ぽちゃぽちゃ。
「優衣、どうなったね?」
両親も入って来た。
「あ、ヤマタノオロチの目視位置までは来れたんやけど。お父さん、疲れとるやろうけど鑑定お願い出来る? あ、お母さん、見らんほうがよかよ」
母はうちの家族の中で最も蛇嫌いだからね。
「分かった。なら、鑑定してみるかね」
父はさっそく窓に。
「お母さんは夕御飯の準備するかね、優衣、手伝って」 「はいはい」
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