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木材確認⑩
ギルドでもろもろ済ませる。ジークフリード王子、今は王太子の婚約者レテシィア嬢のドレスの布の件も相談。マーファに戻って来た理由の1つだ。あの14人の子供達の件で、披露宴で着用する予定のドレスが使えなくなってしまったからね。私には責任はないって、ラソノさんは言ってくれたけど、気になってしまっていた。これから冷蔵庫ダンジョンに挑めばまだ出るはず。フェリアレーナ様の婚礼衣装に使用されたクラスのものが。リティアさんとタージェルさんが考えてくれた。
ジークフリード王太子とレテシィア嬢の婚礼は秋。
遅くとも2ヶ月以内に手に入らないと間に合わないそうだ。短期決戦や。アレスとアリス、オシリスに頑張ってもらわんと。
「ミズサワ様。お父様のリュウタ様の叙爵でハルスフォン侯爵と接見されますよね?」
リティアさんが確認する。
「はい、明日、ハルスフォン侯爵様の使者の方と面会するんです」
「でしたら。その際にお話をされた方がよろしいかと。今は籍は抜かれているとはいえ、フェリアレーナ様とレテシィア嬢は義理の姉妹になります」
「予め、フェリアレーナ様から、王家に話を通して貰えたら、多少の日数に余裕ができます?」
「おそらく。いえ、必ず」
なら、明日の使者の方に聞いてみよう。大丈夫かな? もう、フェリアレーナ様、王家とは関係ないけど。使者の方には、布を王家に献上したいなあー、みたいにぼかして話しておくと良いそうだ。
布の査定はタージェルさん、商人ギルドが責任を持ってしてくれると。
挨拶して、お暇する。午後からパーカーさんのお店に向かう。
既にお正月明けでほとんどのお店が開いている。
私はホークさんとエドワルドさん、アリスとシルフィ達で向かう。アレスにはツヴァイクさんの作業の見学するように言ってみたけど。大丈夫かな? つまらないのだー、とか言いながら、ツヴァイクさん困らせていないかな? 通訳で晃太に残ってもらったけど。
フードの付いた服を着たシルフィ達は好意の視線が集まる。
パーカーさんのお店に無事に到着する。覗くと、お客さんがいたので、ちょっと待つ。シルフィ達が身を乗り出すので、リードを装着してバギーから出す。シルフィが尻尾ぷりぷりしながら私に寄ってくるので、もふもふ。イフリィとノームはホークさんとエドワルドさんがもふもふ。ウインディはアリスにぴったり。そうや、そろそろシルフィ達のご飯の木製の皿を見に行かないと。なんねシルフィ。もふもふ。
お客さんが帰ったのを確認して、私はお店を覗く。
「パーカーさん」
「あ、ミズサワさんっ。お久し振りですっ」
中で作業していたパーカーさんが気が付いてくれた。ジョシュアさんもだ。
「明けましておめでとうございます」
「明けましておめでとうございます」
ぺこり、ご挨拶すみ。
あまり長居できないので、手短に。ダイアナちゃんはフィナさんとお家だって、残念。
「これ、ダイアナちゃんに」
「ああ、ありがとうございます。ダイアナはミズサワさんから頂くお菓子が大好物なんです」
パーカーさんは笑顔で受け取ってくれた。
それからルーティのダンジョンで出たボタンや布を出すと、奥からパトリックさんも出てきて熱心に見ている。
パーカーさんは木製とシェルのボタンをチョイス。それから細かい柄物の布だ。今回は綿や麻。私は例の鎧貫通のウサギの毛皮を、ダイアナちゃんの外套にって渡してみた。薄いピンク色でかわいかしね。
「あははは、ダイアナ誘拐されてしまいます」
これで外套にしたらウン百万。お貴族様の着るものだ。こんなの着て、1人で歩いてたら格好のターゲットだよね。残念だけど、毛皮は回収。パーカーさんも買い取りを最後まで悩んでいたけど、諦めていた。お店の客層からして、このウサギの毛皮はやや高価だと。
だけど、サブ・ドアはルーティのダンジョンに繋がっているから、おそらくまた手に入る。まだまだストックがあるので、欲しい時は言ってもらうようにした。
「ミズサワさんはいつまでマーファに?」
「春祭りが終わればすぐにカルーラに向かう予定です」
「では、春祭りのバザーの出店はどうされます?」
そう言えば、母が色々作ってた。ミゲル君も空いた時間で何か作っていたし。
「お願いします」
「場所を取っておきますね」
申し訳ない、めんどくさい手続きしてもらって。しかも、販売員までしてもらうんだもん。
「これくらいは。ダイアナを救って頂きましたし。まず手に入らない布やボタンを買い取らせて貰ってますから」
「また、シルク地が出たら持って来ますね」
「よろしくお願いします」
パーカーさん達にご挨拶して、お店を出る。
「おや? ビアンカ、様ではないですよね?」
お見送りの為に出てきたパーカーさんは、アリスを見て、首を傾げる。
「ああ、アリスですよ。新しく従魔として加わりまして」
かくかく然々と説明。
「そうなんですか。ビアンカ様達は修行中ですか」
寂しいし、心配なんだけどね。
シルフィ達も紹介する。尻尾ぷりぷりご挨拶。わざわざパトリックさんは膝をついて、ウェルカムの姿勢。シルフィがぷりぷりご挨拶。つられてイフリィ達もご挨拶。
「いやあ。可愛らしいですねぇ」
パーカーさん達はニコニコしながら褒めてくれるので、鼻が伸びる。
私はご挨拶してお店を後にした。
まだ、午後時間があるので、一旦帰ってから、再びお出かけ。
教会の戦闘部隊の皆さんに会えないかなと思って。後は母が炊き出しするからね。心配したアレスだけど、興味津々な様子でツヴァイクさんの作業を見ていた。シルフィ達がおねむなので、アリスに代わり、オシリスが付いてきてくれた。ホークさんとエドワルドさんはそのまま。
まずは孤児院。
「あ、テイマーのお姉ちゃんだーっ」
はい、見つかりました。
わーっ、と集まる元気な子供達。そして、ロックオンされるオシリス。サーッ、と青くなるシスターさん達。
「くっ、くうっ」
何かを察知して、逃げるオシリス。
「あ、オシリス」
助走をつけて、バサッと飛び立つ。
「「「「「わぁぁぁぁぁっ」」」」」
歓声が上がる。ご近所さんも思わず視線が釘付け。数回旋回した後、孤児院の屋根に着地。新しくして良かった。オシリスの重さにしっかり耐えている。父が豪雪にも耐えらるようにと、ファベルさん達の工房の職人さん達と切磋琢磨しながら作ったからね。
「お姉ちゃん、触りたいっ、触りたいっ」
子供達がわーって来るけど。
「これ、お止めなさいっ」
子供達はシスターが止めてくれる。次はアレスば連れてくるかね。私は子供達にごめんね、と言ってシスターさんに案内されて院長室に。
ジークフリード王太子とレテシィア嬢の婚礼は秋。
遅くとも2ヶ月以内に手に入らないと間に合わないそうだ。短期決戦や。アレスとアリス、オシリスに頑張ってもらわんと。
「ミズサワ様。お父様のリュウタ様の叙爵でハルスフォン侯爵と接見されますよね?」
リティアさんが確認する。
「はい、明日、ハルスフォン侯爵様の使者の方と面会するんです」
「でしたら。その際にお話をされた方がよろしいかと。今は籍は抜かれているとはいえ、フェリアレーナ様とレテシィア嬢は義理の姉妹になります」
「予め、フェリアレーナ様から、王家に話を通して貰えたら、多少の日数に余裕ができます?」
「おそらく。いえ、必ず」
なら、明日の使者の方に聞いてみよう。大丈夫かな? もう、フェリアレーナ様、王家とは関係ないけど。使者の方には、布を王家に献上したいなあー、みたいにぼかして話しておくと良いそうだ。
布の査定はタージェルさん、商人ギルドが責任を持ってしてくれると。
挨拶して、お暇する。午後からパーカーさんのお店に向かう。
既にお正月明けでほとんどのお店が開いている。
私はホークさんとエドワルドさん、アリスとシルフィ達で向かう。アレスにはツヴァイクさんの作業の見学するように言ってみたけど。大丈夫かな? つまらないのだー、とか言いながら、ツヴァイクさん困らせていないかな? 通訳で晃太に残ってもらったけど。
フードの付いた服を着たシルフィ達は好意の視線が集まる。
パーカーさんのお店に無事に到着する。覗くと、お客さんがいたので、ちょっと待つ。シルフィ達が身を乗り出すので、リードを装着してバギーから出す。シルフィが尻尾ぷりぷりしながら私に寄ってくるので、もふもふ。イフリィとノームはホークさんとエドワルドさんがもふもふ。ウインディはアリスにぴったり。そうや、そろそろシルフィ達のご飯の木製の皿を見に行かないと。なんねシルフィ。もふもふ。
お客さんが帰ったのを確認して、私はお店を覗く。
「パーカーさん」
「あ、ミズサワさんっ。お久し振りですっ」
中で作業していたパーカーさんが気が付いてくれた。ジョシュアさんもだ。
「明けましておめでとうございます」
「明けましておめでとうございます」
ぺこり、ご挨拶すみ。
あまり長居できないので、手短に。ダイアナちゃんはフィナさんとお家だって、残念。
「これ、ダイアナちゃんに」
「ああ、ありがとうございます。ダイアナはミズサワさんから頂くお菓子が大好物なんです」
パーカーさんは笑顔で受け取ってくれた。
それからルーティのダンジョンで出たボタンや布を出すと、奥からパトリックさんも出てきて熱心に見ている。
パーカーさんは木製とシェルのボタンをチョイス。それから細かい柄物の布だ。今回は綿や麻。私は例の鎧貫通のウサギの毛皮を、ダイアナちゃんの外套にって渡してみた。薄いピンク色でかわいかしね。
「あははは、ダイアナ誘拐されてしまいます」
これで外套にしたらウン百万。お貴族様の着るものだ。こんなの着て、1人で歩いてたら格好のターゲットだよね。残念だけど、毛皮は回収。パーカーさんも買い取りを最後まで悩んでいたけど、諦めていた。お店の客層からして、このウサギの毛皮はやや高価だと。
だけど、サブ・ドアはルーティのダンジョンに繋がっているから、おそらくまた手に入る。まだまだストックがあるので、欲しい時は言ってもらうようにした。
「ミズサワさんはいつまでマーファに?」
「春祭りが終わればすぐにカルーラに向かう予定です」
「では、春祭りのバザーの出店はどうされます?」
そう言えば、母が色々作ってた。ミゲル君も空いた時間で何か作っていたし。
「お願いします」
「場所を取っておきますね」
申し訳ない、めんどくさい手続きしてもらって。しかも、販売員までしてもらうんだもん。
「これくらいは。ダイアナを救って頂きましたし。まず手に入らない布やボタンを買い取らせて貰ってますから」
「また、シルク地が出たら持って来ますね」
「よろしくお願いします」
パーカーさん達にご挨拶して、お店を出る。
「おや? ビアンカ、様ではないですよね?」
お見送りの為に出てきたパーカーさんは、アリスを見て、首を傾げる。
「ああ、アリスですよ。新しく従魔として加わりまして」
かくかく然々と説明。
「そうなんですか。ビアンカ様達は修行中ですか」
寂しいし、心配なんだけどね。
シルフィ達も紹介する。尻尾ぷりぷりご挨拶。わざわざパトリックさんは膝をついて、ウェルカムの姿勢。シルフィがぷりぷりご挨拶。つられてイフリィ達もご挨拶。
「いやあ。可愛らしいですねぇ」
パーカーさん達はニコニコしながら褒めてくれるので、鼻が伸びる。
私はご挨拶してお店を後にした。
まだ、午後時間があるので、一旦帰ってから、再びお出かけ。
教会の戦闘部隊の皆さんに会えないかなと思って。後は母が炊き出しするからね。心配したアレスだけど、興味津々な様子でツヴァイクさんの作業を見ていた。シルフィ達がおねむなので、アリスに代わり、オシリスが付いてきてくれた。ホークさんとエドワルドさんはそのまま。
まずは孤児院。
「あ、テイマーのお姉ちゃんだーっ」
はい、見つかりました。
わーっ、と集まる元気な子供達。そして、ロックオンされるオシリス。サーッ、と青くなるシスターさん達。
「くっ、くうっ」
何かを察知して、逃げるオシリス。
「あ、オシリス」
助走をつけて、バサッと飛び立つ。
「「「「「わぁぁぁぁぁっ」」」」」
歓声が上がる。ご近所さんも思わず視線が釘付け。数回旋回した後、孤児院の屋根に着地。新しくして良かった。オシリスの重さにしっかり耐えている。父が豪雪にも耐えらるようにと、ファベルさん達の工房の職人さん達と切磋琢磨しながら作ったからね。
「お姉ちゃん、触りたいっ、触りたいっ」
子供達がわーって来るけど。
「これ、お止めなさいっ」
子供達はシスターが止めてくれる。次はアレスば連れてくるかね。私は子供達にごめんね、と言ってシスターさんに案内されて院長室に。
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