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布確保②
次の日。
私達は再びギルドに向かう。私と晃太、ホークさん、エドワルドさん、アレスが付き添ってくれた。今日は母は早速孤児院に炊き出しに行ってる。チュアンさんとミゲル君、オシリスが着いてくれている。もちろん御用聞きの冒険者さんもね。
『主よっ、主よっ』
「なんねアレス君。鼻息かかっているんですけど」
『ダンジョン、違う階に行きたいのだっ』
「やめて、今日はムリよ」
『行きたいのだ~、主よ~』
きゅるん、と来るがダメだって。
賑やかなギルドに到着。
いつものルーティーンで応接室に。
定位置のソファーに座ると、後頭部をアレスがデカイ鼻面でつんつん。やめて。
直ぐにタージェルさんがやって来た。
「お待たせしましたミズサワ様」
「いえ、いま来たので」
早速ソファーの対面に座るタージェルさん。
「先日の宝石類の査定が出ました」
「はい」
細かくなるが、額に差が出た。2000~数万台のが500個以上あり。10万以上100万台50個。そこから、ぽんと額が跳ね上がり、ブルーダイヤモンド、500万が1つ。
「合計3950万4500になります」
わっふ。凄か額。
「この500万のはグーテオークションに寄贈を」
「畏まりました」
残りの額は、私の冒険者ギルドカードにいれてもらう。後頭部をアレスがちょんちょん。やめて。
入れて貰っている間に、リティアさんがお茶を持ちやって来た。
「お待たせしましたミズサワ様」
「いえ、ありがとうございます」
「今、薬師ギルドマスターが参りますので」
ダワーさんね。
「ちょっと、アレス、本当にやめて」
『主よ~、ダンジョン~』
ちょんちょん。
お茶が零れそうや。アレスは私が首を縦に振らないので次に晃太をちょんちょん。
『行きたいのだ~』
「ちょっと待ってん」
結局、負けてしまった。
「今回は一回よ、絶対に一回よ」
『分かったのだっ』
ひゃっほいアレス。リティアさんのスマイルに磨きがかかり。聞いていたタージェルさんもニコニコ。
「姉ちゃん、何階にすると?」
「そうやねえ。今度20階スタートやし。かといって、下層やとアレスは不完全燃焼やろうしね。コラーゲン行くかね」
リティアさんの目が、キラリッ。
「ミズサワ様。実はフレアタートルの依頼がございまして」
「あ、はい。お肉ですか?」
「すべての素材に、依頼が来ております」
「では、回せるものはすべて回しますね」
「ありがとうございますミズサワ様」
深々と頭を下げるリティアさん。
そこにドアがノックされる。
『薬師ギルドマスター、ダワーです。入室の許可を』
私はリティアさんに頷いて見せる。
リティアさんがドアを開けると、おかわりなさそうなダワーさん。
「お久し振りです。ダワーさん」
「ミズサワ殿。申し訳ない、あれだけの資金を提供していただいたのに」
小児用の薬の事よね。
「事情は、カルーラで聞いています。仕方ない事ですよ」
治験の短さ、それにこちらは人族ばかりではない。治験データは人族、そして獣人族の子供達、そしてそのハーフの子供達のデータはたくさんある。少ないのはエルフやドワーフや魔族の血を引く子供達の症例。特にエルフの血筋を持つ混血児の症例数は僅か16例。純粋なエルフのデータは僅か4例のみ。ドワーフは案外混血児がいるからそこそこあるが、やはり純粋な血筋はおらずこちらも数例。そこを突かれたんだよね。だけど、この薬を待つ人達はたくさんいるんだけど。
これに反対した人達も色々パターンが別れている。純粋に症例数の少なさを心配している人達。そして、ハルスフォン伯爵が侯爵になるのをやっかみ、邪魔してやろうとした根性腐った人達。治験薬の必要性を理解していない人達。この人達は自分が治める領がない人達だ。自領がある人達は、治験に協力を申し出て、提携している。
やっかみで反対した人達には、セレドニア陛下が何やら分かりにくいが強烈な嫌みを言って、とってもめんどくさい仕事を与えたそうだ。
ダワーさんは申し訳ないって繰り返しているけど、仕方ないよね。
「小児用の薬に関しては、他の提携した街と連携を取れた事や、国から予算も出たって聞きましたが、足ります? もともと私達からお願いしたことですので」
小児用の薬を作ったはいいが、それをどう普及されたらいいか分からなくて、ギルドとセザール様にやって貰っているから、私達がどうこう言えない。
「予算は大丈夫です」
私の提供した資金がまだ残っているし、国から予算も組まれたから問題ないって。
よし、お土産のドラゴン出そうかね。カルーラではドラゴン1体、レッサードラゴン3体をお買い上げ頂いた。あと1体あるんだよね。
「あのダワーさん。魔境でドラゴンがですね、丸々1体ありまして」
「「「買い取らせて頂きます」」」
リティアさん、タージェルさん、ダワーさんの声がはもった。
晃太がホークさんに付き添われて倉庫に。
「ドラゴンのお肉は半分は引き取らせてください」
あれはもともと鼻水君がビアンカに献上したものだしね。
「はいっ、もちろんっ」
リティアさんが生き生きしている。
『主よ、主よ、早くダンジョン行きたいのだ』
ちょんちょん。はいはい。
アレスが落ち着きなくなって来た。
「それでミズサワ殿、ドーピング剤の話でしたな」
「はい。何本かでいいので優先購入権を」
今回得られたマジックベリーでどれくらいのドーピング剤が出来るかだ。
ドーピング剤は何種類かある。所謂ゲームでいうステータスがまんべんなくアップするのが一番人気。後はそれぞれの属性魔法力アップのものがある。こちらは魔法を使う人達が欲しがる。合計8種類ね。
「そうですね。今回持ち込んで頂いたマジックベリーの数なら、それぞれの2、30本は出来るでしょうな」
「では各種2本ずつの購入権を頂けますか?」
もちろん、正式な額でね。
「はい、手配しましょう」
ダワーさんは手早くメモして、リティアさんが呼んだ職員さんに指示を出す。
「ダワーさん。もしまたマジックベリーが出ましたら、優先購入権を頂けますか?」
「ギルドに卸してさえ頂けたら」
「はい。私にはここしか販路がないですから」
ダワーさんは山賊顔でにっこり。
職員さんが木札をダワーに渡し、ダワーさんから私に。
「ドーピング剤の処理には1ヶ月はかかります。ミズサワ殿分は別に確保しておきましょう。その時はこちらをお持ちください」
「ありがとうございます」
ふう、ドーピング剤確保できたね。
『主よ、主よ』
「はいはい」
アレスがふんがふんが言い始めた。
晃太が戻って来たので、挨拶を済ませて、ギルドを後にする。
『早く行くのだっ、主よっ、主よっ』
私のポンチョを咥えるアレス。やめて、厄災クラスの牙が食い込む。ワイバーンのポンチョ、破れそうや。物理防御力、魔法防御力も凄くて、普通に購入するのがとっても難しいワイバーンの革が悲鳴をあげる。
「分かった、分かった。行くから」
アレスは納得したのか、ポンチョから離れてくれる。ルンルンとアレスが先頭を行く。
晃太が仕方ないって顔をしている。当たり前のようにホークさんが続き、うちのバトルジャンキー達に慣れだしたエドワルドさんが続いた。
私達は再びギルドに向かう。私と晃太、ホークさん、エドワルドさん、アレスが付き添ってくれた。今日は母は早速孤児院に炊き出しに行ってる。チュアンさんとミゲル君、オシリスが着いてくれている。もちろん御用聞きの冒険者さんもね。
『主よっ、主よっ』
「なんねアレス君。鼻息かかっているんですけど」
『ダンジョン、違う階に行きたいのだっ』
「やめて、今日はムリよ」
『行きたいのだ~、主よ~』
きゅるん、と来るがダメだって。
賑やかなギルドに到着。
いつものルーティーンで応接室に。
定位置のソファーに座ると、後頭部をアレスがデカイ鼻面でつんつん。やめて。
直ぐにタージェルさんがやって来た。
「お待たせしましたミズサワ様」
「いえ、いま来たので」
早速ソファーの対面に座るタージェルさん。
「先日の宝石類の査定が出ました」
「はい」
細かくなるが、額に差が出た。2000~数万台のが500個以上あり。10万以上100万台50個。そこから、ぽんと額が跳ね上がり、ブルーダイヤモンド、500万が1つ。
「合計3950万4500になります」
わっふ。凄か額。
「この500万のはグーテオークションに寄贈を」
「畏まりました」
残りの額は、私の冒険者ギルドカードにいれてもらう。後頭部をアレスがちょんちょん。やめて。
入れて貰っている間に、リティアさんがお茶を持ちやって来た。
「お待たせしましたミズサワ様」
「いえ、ありがとうございます」
「今、薬師ギルドマスターが参りますので」
ダワーさんね。
「ちょっと、アレス、本当にやめて」
『主よ~、ダンジョン~』
ちょんちょん。
お茶が零れそうや。アレスは私が首を縦に振らないので次に晃太をちょんちょん。
『行きたいのだ~』
「ちょっと待ってん」
結局、負けてしまった。
「今回は一回よ、絶対に一回よ」
『分かったのだっ』
ひゃっほいアレス。リティアさんのスマイルに磨きがかかり。聞いていたタージェルさんもニコニコ。
「姉ちゃん、何階にすると?」
「そうやねえ。今度20階スタートやし。かといって、下層やとアレスは不完全燃焼やろうしね。コラーゲン行くかね」
リティアさんの目が、キラリッ。
「ミズサワ様。実はフレアタートルの依頼がございまして」
「あ、はい。お肉ですか?」
「すべての素材に、依頼が来ております」
「では、回せるものはすべて回しますね」
「ありがとうございますミズサワ様」
深々と頭を下げるリティアさん。
そこにドアがノックされる。
『薬師ギルドマスター、ダワーです。入室の許可を』
私はリティアさんに頷いて見せる。
リティアさんがドアを開けると、おかわりなさそうなダワーさん。
「お久し振りです。ダワーさん」
「ミズサワ殿。申し訳ない、あれだけの資金を提供していただいたのに」
小児用の薬の事よね。
「事情は、カルーラで聞いています。仕方ない事ですよ」
治験の短さ、それにこちらは人族ばかりではない。治験データは人族、そして獣人族の子供達、そしてそのハーフの子供達のデータはたくさんある。少ないのはエルフやドワーフや魔族の血を引く子供達の症例。特にエルフの血筋を持つ混血児の症例数は僅か16例。純粋なエルフのデータは僅か4例のみ。ドワーフは案外混血児がいるからそこそこあるが、やはり純粋な血筋はおらずこちらも数例。そこを突かれたんだよね。だけど、この薬を待つ人達はたくさんいるんだけど。
これに反対した人達も色々パターンが別れている。純粋に症例数の少なさを心配している人達。そして、ハルスフォン伯爵が侯爵になるのをやっかみ、邪魔してやろうとした根性腐った人達。治験薬の必要性を理解していない人達。この人達は自分が治める領がない人達だ。自領がある人達は、治験に協力を申し出て、提携している。
やっかみで反対した人達には、セレドニア陛下が何やら分かりにくいが強烈な嫌みを言って、とってもめんどくさい仕事を与えたそうだ。
ダワーさんは申し訳ないって繰り返しているけど、仕方ないよね。
「小児用の薬に関しては、他の提携した街と連携を取れた事や、国から予算も出たって聞きましたが、足ります? もともと私達からお願いしたことですので」
小児用の薬を作ったはいいが、それをどう普及されたらいいか分からなくて、ギルドとセザール様にやって貰っているから、私達がどうこう言えない。
「予算は大丈夫です」
私の提供した資金がまだ残っているし、国から予算も組まれたから問題ないって。
よし、お土産のドラゴン出そうかね。カルーラではドラゴン1体、レッサードラゴン3体をお買い上げ頂いた。あと1体あるんだよね。
「あのダワーさん。魔境でドラゴンがですね、丸々1体ありまして」
「「「買い取らせて頂きます」」」
リティアさん、タージェルさん、ダワーさんの声がはもった。
晃太がホークさんに付き添われて倉庫に。
「ドラゴンのお肉は半分は引き取らせてください」
あれはもともと鼻水君がビアンカに献上したものだしね。
「はいっ、もちろんっ」
リティアさんが生き生きしている。
『主よ、主よ、早くダンジョン行きたいのだ』
ちょんちょん。はいはい。
アレスが落ち着きなくなって来た。
「それでミズサワ殿、ドーピング剤の話でしたな」
「はい。何本かでいいので優先購入権を」
今回得られたマジックベリーでどれくらいのドーピング剤が出来るかだ。
ドーピング剤は何種類かある。所謂ゲームでいうステータスがまんべんなくアップするのが一番人気。後はそれぞれの属性魔法力アップのものがある。こちらは魔法を使う人達が欲しがる。合計8種類ね。
「そうですね。今回持ち込んで頂いたマジックベリーの数なら、それぞれの2、30本は出来るでしょうな」
「では各種2本ずつの購入権を頂けますか?」
もちろん、正式な額でね。
「はい、手配しましょう」
ダワーさんは手早くメモして、リティアさんが呼んだ職員さんに指示を出す。
「ダワーさん。もしまたマジックベリーが出ましたら、優先購入権を頂けますか?」
「ギルドに卸してさえ頂けたら」
「はい。私にはここしか販路がないですから」
ダワーさんは山賊顔でにっこり。
職員さんが木札をダワーに渡し、ダワーさんから私に。
「ドーピング剤の処理には1ヶ月はかかります。ミズサワ殿分は別に確保しておきましょう。その時はこちらをお持ちください」
「ありがとうございます」
ふう、ドーピング剤確保できたね。
『主よ、主よ』
「はいはい」
アレスがふんがふんが言い始めた。
晃太が戻って来たので、挨拶を済ませて、ギルドを後にする。
『早く行くのだっ、主よっ、主よっ』
私のポンチョを咥えるアレス。やめて、厄災クラスの牙が食い込む。ワイバーンのポンチョ、破れそうや。物理防御力、魔法防御力も凄くて、普通に購入するのがとっても難しいワイバーンの革が悲鳴をあげる。
「分かった、分かった。行くから」
アレスは納得したのか、ポンチョから離れてくれる。ルンルンとアレスが先頭を行く。
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