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お祝いからの⑥
ご指摘ありがとうございます
バザー当日。
朝早くから、私と母、ミゲル君、ビアンカ、ホークさん、エドワルドさんで出発。
パーティーハウスには父と花、アリスとシルフィ達がお留守番。残りは冷蔵庫ダンジョンに日帰りツアーだ。
向かうと、すでにパーカーさん達が設営準備に入っている。
「おはようございます」
「あ、おはようございますミズサワさんっ」
パーカーさんがニコニコと挨拶してくれた。
ジョシュアさん達ともご挨拶する。
後からフィナさんがダイアナちゃんを連れてくる。
ビアンカが待機場所に入り、ふわあ、とあくび。凄か牙。私達は設営開始する。目玉のワンピースはびっくり30万。ミゲル君の水色ワンピースも飾る。冷蔵庫ダンジョンから出たシルクを使用しているからね。光沢が違う。ホークさんとエドワルドさんも手伝ってくれて、早く終わる。それから両隣のテントにご挨拶に向かう。右は職人ギルドの若手さんみたいね、革製品や布製品がならぶ。後で見よう。左はガラス細工のお店だ。グラス等の食器や、安価なアクセサリーもある。後で見よう。
ビアンカには慣れたもので、どちらも代表者の方が丁寧にご挨拶してくれた。
よし、頑張って販売員しようね。
がっちり装備品で身を固めたホークさんとエドワルドさんはビアンカと一緒に待機場所に。
時間になりバザーが開始されて、人が流れてくる。さ、販売員、販売員。
すると数人のご婦人がやって来た。身なりからして、裕福層みたいだけど。どうやらたまにパーカーさんのお店に並べる母の服の愛用者。何故かって、あのマーファのファッションリーダーのイザベラ様が、母の服を気に入っているのもあるけど、やはり素材が良く、しかもお手頃値段なのもある。お手頃って言ってもシルクだからね、そこそこの額だから、買える人もそうはいないけど。
パーカーさん達が素早く対応してくれる。次々に鏡をみたり、私は子供服を担当する。ちなみに端切れコーナーもある。
賑やかなバザーで、時間が過ぎているのに気がつかず。ダイアナちゃんがやってきた。子供からすっかり女の子になったダイアナちゃん。時の流れやなあ。
「お姉ちゃんっ」
嬉しかっ。
きゅう、って抱きついて来たので、きゅう、と抱き締める。かわいかっ。
「こらダイアナ、すみませんミズサワさん」
「いえいえ」
ダイアナちゃんは待機に向かい、フィナさんは会計に入る。バタバタしながら、お昼を交代で取る。いつものサンドウィッチだけどね。ビアンカが食べるときだけ、目を開ける。
『ユイ、私も食べたいのです』
「はいはい」
ビアンカ様にカンパーニュにたっぷり野菜と、炊飯器で作ったむね肉のハムのサンドウィッチ。肉団子の入ったミルクスープも好評だ。
ダイアナちゃんも、もりもり食べてる。私も待機場所に引っ込んで食べていると、ロッシュさんがご家族と共にやって来た。
慌てて飲み込んで口元を拭く。
「あ、ロッシュさん」
「ユイさん」
スーツ姿慣れないけど、ロッシュさんや。主役のマシュー君もおめかししてる。マティアス君はロッシュさんが腕に抱えている。奥さんは落ち着いた感のある薄茶の髪の女性。よくみたら、私より年上みたいやな。
「主人がお世話になっております」
丁寧に腰を折ってご挨拶してくれる。
「この度はおめでとうございます。マシュー君、おめでとう」
私はご挨拶。
「いえ、ユイさん達があの時、助けに来てくれたから今ここにいられるんです」
あの時、ああ、ケルンさんやフェリクスさん達と一緒にいて、襲われていた事ね。
「ビアンカやアレスのお手柄ですから」
立ち話もなんだから、待機場所にご案内。アイテムボックスに焼き菓子いれておいてよかった。
奥さんはビアンカにびっくりしていたけど、マシュー君とマティアス君は興味津々だ。
私はパーカーさんにお願いして、売場を離れる。
ぺろり、とするビアンカはロッシュさん一家を気にもしない。
「触って見る?」
「「うんっ」」
笑顔のマシュー君とマティアス君。本当にロッシュさんのミニチュアや。恐る恐る触っている。その間お茶と焼き菓子を出す。
『ユイ、私のはないのです?』
「帰ってからね」
ニコニコしながら食べてるダイアナちゃん達。よしよし。その間に奥さん、メティシラさんは服を見ている。お手軽価格のブラウスとスカートをチョイス。ロッシュさんが支払っている。長居できないからと、お帰りになる。
「ロッシュさん、これ細やかですが、私達からのお祝いです」
銀の槌のフルーツたっぷりホールケーキの箱を差し出すと、マシュー君とマティアス君の顔が、ぱぁっ、と輝く。遠慮されたけど、受け取って貰えた。
ケーキの箱を持つロッシュさんにマシュー君とマティアス君がじゃれつく。どうやらケーキの箱を持ちたいみたい。
「人混みがあるから、落としたらどうするんだ?」
「大丈夫っ」
「持てるもんっ」
困った顔のロッシュさん。いつもは冒険者のリーダーの顔しか見たことないから新鮮。
ロッシュさん達は、ぺこり、して帰って行った。
さ、販売員しましょう。
ロッシュさん達が帰ったあとも、まずまず売れる。
待機場所も賑やか。ダイアナちゃんのあやとり教室に、生徒のホークさんとエドワルドさんが四苦八苦してる。
男兄弟しかいない2人には厳しいみたい。
『ユイ、ユイに向かって気配が来るのです。敵意はないのです』
ビアンカの注意が飛ぶ。にこやかに話していた母が振り返り、今まで寝ていたビアンカが起きたので、エドワルドさんとホークさんが反応する。
敵意がないなら、様子をみらんと。こんな人混みがある中で、下手な事はしないやろうしね。それに私に何かあれば、その前にビアンカがどうにかする。出来ればそうならないことを願おう。せっかくマーファでは穏やかに生活できているからね。
私は待機場所から、顔を出そうとしたホークさんとエドワルドさんを制する。母にもアイコンタクト。
「どうしました?」
ジョシュアさんが心配そうに聞くが、大丈夫だと答えておく。ミゲル君がさりげなく近くに移動してきた。
少し警戒していると、
『近いのです。敵意はないのです』
来たね。
こんな人混みから誰が来るんだろうと思ったけど、あの人やないかな? まっすぐこっちに来る。
銀色の髪、薄い水色の目、綺麗なエルフのお姉さんだ。
バザー当日。
朝早くから、私と母、ミゲル君、ビアンカ、ホークさん、エドワルドさんで出発。
パーティーハウスには父と花、アリスとシルフィ達がお留守番。残りは冷蔵庫ダンジョンに日帰りツアーだ。
向かうと、すでにパーカーさん達が設営準備に入っている。
「おはようございます」
「あ、おはようございますミズサワさんっ」
パーカーさんがニコニコと挨拶してくれた。
ジョシュアさん達ともご挨拶する。
後からフィナさんがダイアナちゃんを連れてくる。
ビアンカが待機場所に入り、ふわあ、とあくび。凄か牙。私達は設営開始する。目玉のワンピースはびっくり30万。ミゲル君の水色ワンピースも飾る。冷蔵庫ダンジョンから出たシルクを使用しているからね。光沢が違う。ホークさんとエドワルドさんも手伝ってくれて、早く終わる。それから両隣のテントにご挨拶に向かう。右は職人ギルドの若手さんみたいね、革製品や布製品がならぶ。後で見よう。左はガラス細工のお店だ。グラス等の食器や、安価なアクセサリーもある。後で見よう。
ビアンカには慣れたもので、どちらも代表者の方が丁寧にご挨拶してくれた。
よし、頑張って販売員しようね。
がっちり装備品で身を固めたホークさんとエドワルドさんはビアンカと一緒に待機場所に。
時間になりバザーが開始されて、人が流れてくる。さ、販売員、販売員。
すると数人のご婦人がやって来た。身なりからして、裕福層みたいだけど。どうやらたまにパーカーさんのお店に並べる母の服の愛用者。何故かって、あのマーファのファッションリーダーのイザベラ様が、母の服を気に入っているのもあるけど、やはり素材が良く、しかもお手頃値段なのもある。お手頃って言ってもシルクだからね、そこそこの額だから、買える人もそうはいないけど。
パーカーさん達が素早く対応してくれる。次々に鏡をみたり、私は子供服を担当する。ちなみに端切れコーナーもある。
賑やかなバザーで、時間が過ぎているのに気がつかず。ダイアナちゃんがやってきた。子供からすっかり女の子になったダイアナちゃん。時の流れやなあ。
「お姉ちゃんっ」
嬉しかっ。
きゅう、って抱きついて来たので、きゅう、と抱き締める。かわいかっ。
「こらダイアナ、すみませんミズサワさん」
「いえいえ」
ダイアナちゃんは待機に向かい、フィナさんは会計に入る。バタバタしながら、お昼を交代で取る。いつものサンドウィッチだけどね。ビアンカが食べるときだけ、目を開ける。
『ユイ、私も食べたいのです』
「はいはい」
ビアンカ様にカンパーニュにたっぷり野菜と、炊飯器で作ったむね肉のハムのサンドウィッチ。肉団子の入ったミルクスープも好評だ。
ダイアナちゃんも、もりもり食べてる。私も待機場所に引っ込んで食べていると、ロッシュさんがご家族と共にやって来た。
慌てて飲み込んで口元を拭く。
「あ、ロッシュさん」
「ユイさん」
スーツ姿慣れないけど、ロッシュさんや。主役のマシュー君もおめかししてる。マティアス君はロッシュさんが腕に抱えている。奥さんは落ち着いた感のある薄茶の髪の女性。よくみたら、私より年上みたいやな。
「主人がお世話になっております」
丁寧に腰を折ってご挨拶してくれる。
「この度はおめでとうございます。マシュー君、おめでとう」
私はご挨拶。
「いえ、ユイさん達があの時、助けに来てくれたから今ここにいられるんです」
あの時、ああ、ケルンさんやフェリクスさん達と一緒にいて、襲われていた事ね。
「ビアンカやアレスのお手柄ですから」
立ち話もなんだから、待機場所にご案内。アイテムボックスに焼き菓子いれておいてよかった。
奥さんはビアンカにびっくりしていたけど、マシュー君とマティアス君は興味津々だ。
私はパーカーさんにお願いして、売場を離れる。
ぺろり、とするビアンカはロッシュさん一家を気にもしない。
「触って見る?」
「「うんっ」」
笑顔のマシュー君とマティアス君。本当にロッシュさんのミニチュアや。恐る恐る触っている。その間お茶と焼き菓子を出す。
『ユイ、私のはないのです?』
「帰ってからね」
ニコニコしながら食べてるダイアナちゃん達。よしよし。その間に奥さん、メティシラさんは服を見ている。お手軽価格のブラウスとスカートをチョイス。ロッシュさんが支払っている。長居できないからと、お帰りになる。
「ロッシュさん、これ細やかですが、私達からのお祝いです」
銀の槌のフルーツたっぷりホールケーキの箱を差し出すと、マシュー君とマティアス君の顔が、ぱぁっ、と輝く。遠慮されたけど、受け取って貰えた。
ケーキの箱を持つロッシュさんにマシュー君とマティアス君がじゃれつく。どうやらケーキの箱を持ちたいみたい。
「人混みがあるから、落としたらどうするんだ?」
「大丈夫っ」
「持てるもんっ」
困った顔のロッシュさん。いつもは冒険者のリーダーの顔しか見たことないから新鮮。
ロッシュさん達は、ぺこり、して帰って行った。
さ、販売員しましょう。
ロッシュさん達が帰ったあとも、まずまず売れる。
待機場所も賑やか。ダイアナちゃんのあやとり教室に、生徒のホークさんとエドワルドさんが四苦八苦してる。
男兄弟しかいない2人には厳しいみたい。
『ユイ、ユイに向かって気配が来るのです。敵意はないのです』
ビアンカの注意が飛ぶ。にこやかに話していた母が振り返り、今まで寝ていたビアンカが起きたので、エドワルドさんとホークさんが反応する。
敵意がないなら、様子をみらんと。こんな人混みがある中で、下手な事はしないやろうしね。それに私に何かあれば、その前にビアンカがどうにかする。出来ればそうならないことを願おう。せっかくマーファでは穏やかに生活できているからね。
私は待機場所から、顔を出そうとしたホークさんとエドワルドさんを制する。母にもアイコンタクト。
「どうしました?」
ジョシュアさんが心配そうに聞くが、大丈夫だと答えておく。ミゲル君がさりげなく近くに移動してきた。
少し警戒していると、
『近いのです。敵意はないのです』
来たね。
こんな人混みから誰が来るんだろうと思ったけど、あの人やないかな? まっすぐこっちに来る。
銀色の髪、薄い水色の目、綺麗なエルフのお姉さんだ。
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