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連載
フィールド型ダンジョン⑦
魔法陣の奥の方から、フォルムの大きなGが生えてきた。数体はくすんだような赤茶けたのが出てきた。
多分、ジェネラルだ。ぽこぽこ、タケノコみたいにっ。
『ふんっ、気持ち悪いわねっ』
ルージュが『光の貴婦人(リュミライトレディ)』になり、閃光を放つ。次々に頭を吹き飛んでいく。お見事だけど、えぐいっ。
多分、奥方面で、ルージュが走り回っている。厄介なクイーンを探しているんだろうけど、まだ見つかってなんや。
魔法陣から無事に生えてきたGがこっちに向かってせくるが、三人娘が通すわけないし、冒険者の皆さんだって問題なく迎撃している。
私は三人娘、晃太とミゲル君達は、微妙に移動して、ロッシュさん達と合流する。
白い魔法陣が更に脈打つように広がっている。広がっていたが、急に止まる。
きっとルージュがクイーンを仕留めたんやっ。だが、消えたわけではない、クイーンは複数いるようだから、まだ残っているんやっ。
白い魔法陣が広がりは止まったが、出てくるGは変わらない。しっかり何が出てくるか確認したいが、私の余裕がなくなる。Gが無事に?なのか、魔法陣から生えて、こっちに飛び出してくるからだ。晃太がデバフを連発しているから、脆い枯れ木のようにGがなぎ倒されていく。
あ、赤茶けG、しかも大きい、ジェネラル、今までみたジェネラルにしては一番大きなのが突撃してくる。うわっ、他のGを邪魔とばかりに蹴り飛ばし、中には踏み潰しながらっ。もうっ、えぐいのいやっ。
「ダウンッ、ダウンッ」
晃太のデバフが連発。
コハクの土の砲弾、ヒスイの風の刃が直撃。ルリとクリスは、その大きなGの後ろな隠れて続くGを狙い打ちしている。大きなジェネラルは、コハクとヒスイの攻撃を、まともに受けたが、巨大な棍棒を降り上げる。
「ワンワンワンワンワンッ」
元気が氷の矢を連射。
赤茶けたGを見事撃破っ。
お尻ぷりぷりやけど、凄かっ。
大きな赤茶けジェネラルは倒せたが、他にも色んなサイズのGが出てくる。出てくるが、急に生えてくるのが少なくなる、半分って程ではないが。きっとルージュがクイーンを倒したんやっ。それでも出てくるのなら、やだクイーンが残っているんやな。一体何体いるんやっ。
生えているGの中に、一際大きな、メタボなGが出てきた。キングやっ。しかも、一匹やないっ。
一番に生えてきたキングが向かったのは、エリアンさん達の方。他のGを薙ぎ倒し、踏み潰し、その手に持つのは、棍棒ではない。凶悪な斧だ。ツヴァイクさんが盾を構えて、その後ろからエリアンさんが矢を放ち、ヒェリさんが火の矢を放つ。シュタインさんはそんな二人を横から攻撃しようとしてくるGを、斬り倒していく。キングはエリアンさんとヒェリさんの攻撃をもろともせず、突っ込んでくる。ツヴァイクさんが、ぐっ、と腰を落とした。
ドウンッ
破壊音と共にぶっ飛んできたのは、ボス部屋の扉。
扉はツヴァイクさんの直前までキングを直撃。扉が直撃したキングは流石に倒れたが、立ち上がろうともがいている。
「グギャッ」
その扉を押し潰すように、足で押さえるのは、アレスだ。やっぱり扉をこじ開けてくれたっ。こじ開けてくたが。
「グルルルルルルッ」
びゃーっ、凶悪犯でも逃げ出すような顔っ、背中の毛が総立ちっ。迫力半端ないっ。厄災クラスやっ。扉の下敷きになっているキングはじたばたしているが、アレスがちょいと力を入れると、ぷち、となる。やだあ、えぐいーっ。
『ユイッ』
「ユイさんっ」
あ、ビアンカとホークさん達が駆け寄ってきてくれた。ぶわっ、と安心感が沸き上がる。
それから怒涛の展開だ。
アレスが凶悪暴走戦車となって蹂躙。もちろんイシスやオシリス達も来てくれたし、ケルンさん達も来てくれたので、瞬く間にGが殲滅されていった。
はあ、大した事してないのに、気疲れしてしまった。
怪我がないかのチェックしていると、ルージュが戻ってくる。
「ルージュ、お疲れ様、大変やったね。怪我はなか?」
『ないわ。はあ、探すのに手間取っちゃったわ』
『ルージュよっ、兄が来たのだぞっ』
『はいはい』
ボス部屋の扉をこじ開けることは、できるが、それはレベルが高く、魔力量が多くなくてはならない。現在のメンバーでできる最低レベルにあるのはアリスとオシリスだ。
やけど、何で一度ボス部屋掃討してから、本来あるクールダウン時間を無視して復活したんやろ? ボス部屋の復活は、中に誰かいたらいつまで経ってもしないって聞いたけど。父がいたら、鑑定して分かるんだろうが、生憎いないし。
ドロップ品を拾い、宝箱をチェック。
豪華バラエティーボックスだ。
下級エリクサー5本、上級ポーションが10本、中級ポーション3本。魔力回復ポーション7本。銀色の透かし彫りのバレッタと指輪、イヤリング。小さな宝石が着いててかわいか。リィマさんが直ぐに査定してくれた。あ、もう一つ出てきた、お馴染みビロードの箱に。けると水色の大粒の石が着いたブローチだ。
「透かし彫りが全部で120万って所かね。こっちのアクアマリンのブローチは、500万だね」
結構いい額。
その前の宝箱には、中級ポーション5本、魔力回復ポーション3本だった。ビロードの箱もあったが、あのドタバタで回収し損ねたそうだ。仕方ないよね。
それでも、合計したらかなりいい額。
また、扉がいきなり閉まるのは嫌なので、直ぐにボス部屋から出る。本当は先に進みたかったが、このボス部屋のからくりが知りたいとバトルジャンキー達が言うため、ボス部屋の外に。
休憩の為に、私はルームを開けた。
多分、ジェネラルだ。ぽこぽこ、タケノコみたいにっ。
『ふんっ、気持ち悪いわねっ』
ルージュが『光の貴婦人(リュミライトレディ)』になり、閃光を放つ。次々に頭を吹き飛んでいく。お見事だけど、えぐいっ。
多分、奥方面で、ルージュが走り回っている。厄介なクイーンを探しているんだろうけど、まだ見つかってなんや。
魔法陣から無事に生えてきたGがこっちに向かってせくるが、三人娘が通すわけないし、冒険者の皆さんだって問題なく迎撃している。
私は三人娘、晃太とミゲル君達は、微妙に移動して、ロッシュさん達と合流する。
白い魔法陣が更に脈打つように広がっている。広がっていたが、急に止まる。
きっとルージュがクイーンを仕留めたんやっ。だが、消えたわけではない、クイーンは複数いるようだから、まだ残っているんやっ。
白い魔法陣が広がりは止まったが、出てくるGは変わらない。しっかり何が出てくるか確認したいが、私の余裕がなくなる。Gが無事に?なのか、魔法陣から生えて、こっちに飛び出してくるからだ。晃太がデバフを連発しているから、脆い枯れ木のようにGがなぎ倒されていく。
あ、赤茶けG、しかも大きい、ジェネラル、今までみたジェネラルにしては一番大きなのが突撃してくる。うわっ、他のGを邪魔とばかりに蹴り飛ばし、中には踏み潰しながらっ。もうっ、えぐいのいやっ。
「ダウンッ、ダウンッ」
晃太のデバフが連発。
コハクの土の砲弾、ヒスイの風の刃が直撃。ルリとクリスは、その大きなGの後ろな隠れて続くGを狙い打ちしている。大きなジェネラルは、コハクとヒスイの攻撃を、まともに受けたが、巨大な棍棒を降り上げる。
「ワンワンワンワンワンッ」
元気が氷の矢を連射。
赤茶けたGを見事撃破っ。
お尻ぷりぷりやけど、凄かっ。
大きな赤茶けジェネラルは倒せたが、他にも色んなサイズのGが出てくる。出てくるが、急に生えてくるのが少なくなる、半分って程ではないが。きっとルージュがクイーンを倒したんやっ。それでも出てくるのなら、やだクイーンが残っているんやな。一体何体いるんやっ。
生えているGの中に、一際大きな、メタボなGが出てきた。キングやっ。しかも、一匹やないっ。
一番に生えてきたキングが向かったのは、エリアンさん達の方。他のGを薙ぎ倒し、踏み潰し、その手に持つのは、棍棒ではない。凶悪な斧だ。ツヴァイクさんが盾を構えて、その後ろからエリアンさんが矢を放ち、ヒェリさんが火の矢を放つ。シュタインさんはそんな二人を横から攻撃しようとしてくるGを、斬り倒していく。キングはエリアンさんとヒェリさんの攻撃をもろともせず、突っ込んでくる。ツヴァイクさんが、ぐっ、と腰を落とした。
ドウンッ
破壊音と共にぶっ飛んできたのは、ボス部屋の扉。
扉はツヴァイクさんの直前までキングを直撃。扉が直撃したキングは流石に倒れたが、立ち上がろうともがいている。
「グギャッ」
その扉を押し潰すように、足で押さえるのは、アレスだ。やっぱり扉をこじ開けてくれたっ。こじ開けてくたが。
「グルルルルルルッ」
びゃーっ、凶悪犯でも逃げ出すような顔っ、背中の毛が総立ちっ。迫力半端ないっ。厄災クラスやっ。扉の下敷きになっているキングはじたばたしているが、アレスがちょいと力を入れると、ぷち、となる。やだあ、えぐいーっ。
『ユイッ』
「ユイさんっ」
あ、ビアンカとホークさん達が駆け寄ってきてくれた。ぶわっ、と安心感が沸き上がる。
それから怒涛の展開だ。
アレスが凶悪暴走戦車となって蹂躙。もちろんイシスやオシリス達も来てくれたし、ケルンさん達も来てくれたので、瞬く間にGが殲滅されていった。
はあ、大した事してないのに、気疲れしてしまった。
怪我がないかのチェックしていると、ルージュが戻ってくる。
「ルージュ、お疲れ様、大変やったね。怪我はなか?」
『ないわ。はあ、探すのに手間取っちゃったわ』
『ルージュよっ、兄が来たのだぞっ』
『はいはい』
ボス部屋の扉をこじ開けることは、できるが、それはレベルが高く、魔力量が多くなくてはならない。現在のメンバーでできる最低レベルにあるのはアリスとオシリスだ。
やけど、何で一度ボス部屋掃討してから、本来あるクールダウン時間を無視して復活したんやろ? ボス部屋の復活は、中に誰かいたらいつまで経ってもしないって聞いたけど。父がいたら、鑑定して分かるんだろうが、生憎いないし。
ドロップ品を拾い、宝箱をチェック。
豪華バラエティーボックスだ。
下級エリクサー5本、上級ポーションが10本、中級ポーション3本。魔力回復ポーション7本。銀色の透かし彫りのバレッタと指輪、イヤリング。小さな宝石が着いててかわいか。リィマさんが直ぐに査定してくれた。あ、もう一つ出てきた、お馴染みビロードの箱に。けると水色の大粒の石が着いたブローチだ。
「透かし彫りが全部で120万って所かね。こっちのアクアマリンのブローチは、500万だね」
結構いい額。
その前の宝箱には、中級ポーション5本、魔力回復ポーション3本だった。ビロードの箱もあったが、あのドタバタで回収し損ねたそうだ。仕方ないよね。
それでも、合計したらかなりいい額。
また、扉がいきなり閉まるのは嫌なので、直ぐにボス部屋から出る。本当は先に進みたかったが、このボス部屋のからくりが知りたいとバトルジャンキー達が言うため、ボス部屋の外に。
休憩の為に、私はルームを開けた。
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