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第五章 結婚前夜
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「はじめまして、ナガセ様。ニルス・ホルドと申します」
「ナガセ・バーデンシュタインです」
今日は護衛のアレクと共に、新しく派遣されてきたという神官に会いに教会まで来た。
街の中心からやや外れた位置にあるここは、新しい神官が来てからというもの、教会の前に雪像や雪の灯篭が飾られていて人々の目を楽しませていると聞いた。確かに教会の前には雪だるまのような雪像があり、子どもたちも一生懸命何かを作っている。
ウルが興味深そうに、尻尾を振りながら子供たちのそばにいって、雪像の匂いをふんふんと嗅いでいる。
教会の前で子供たちと雪遊びをしていた神官は、私たちを見ると笑顔で迎えてくれた。
「こちらでの生活はもう慣れましたか?」
そう尋ねれば、三十代だろうか、茶色の髪を後ろでひとつに纏めたニルスは人懐っこい笑顔を見せた。
「おかげさまで! 雪は初めてだったんですが、こんなに美しいものかと驚いています」
「ふふ、雪かきは大変ではないですか?」
「今はそれすら楽しいですよ!」
魔物の出没が少なくなった辺境は、これまで以上に兵たちが街の整備に力を入れるようになった。主要道路の除雪だけではなく、街中の除排雪も担っている。
これによって、厳冬期はほぼ陸の孤島と化していた辺境には、多くの人が訪れるようになった。さらに、温泉を利用した宿泊施設を建設すると、物珍しさや口コミで人の出入りが増え、冬でもとても賑わっていた。
「ここの温泉も素晴らしいですね! 私が借りている家にも温泉がありますし、温泉施設もあるとは驚きです」
彼はそう言いながら、私たちを教会の中へと招き入れた。
「何かご不便なことはありませんか?」
「いいえ。不便なことすら楽しませていただいています」
礼拝堂では何人かの人がパラパラと席に腰掛け、思い思いに祈りを捧げている。
この国の宗教は信仰対象が光だ。これはおそらくギフトという概念を現した結果なのだろうと思うけれど、偶像崇拝ではなく光を現した真っ白な石碑が教会の内部に設置されている。その周囲には信者が手向けた花で飾られている。今の時期は、夏の間に作られたドライフラワーや小さなキャンドルがいくつも灯されていた。
「前任の神官殿はご高齢であったこともあって、中々教会で活動ができなかったとお聞きしています。この地域のこれまでを考えても、信者が少ないのは仕方のないことだと思いますが、少し寂しいですね」
ニルスはそう言いながら小さなキャンドルに火を灯して石碑の前に置いた。私もそれに倣ってキャンドルを灯す。
「魔物の恐怖に怯え暮らしながら、その中で縋る唯一になれなかったのは大変残念なことです」
「私は外から来たので分かりませんが……、大切な人を亡くす絶望をなぜ味合わなければならないのか、神を恨んだのではないでしょうか」
どうして自分の大切な人が死ななければならなかったのか。神はなんてひどい仕打ちをするのだ、と、やり場のない怒りを見えない神にぶつけた。もう信じない、こんな試練などいらないと考えたかもしれない。
「それは、面白いお考えですね」
「あっ、すみません、失礼なことを」
(歴史の本を読んだばかりで、つい偏ったことを言っちゃった)
慌てて謝罪する私を、ニルスはやんわりと制した。
「それはその通りだと思います。どんなに誠意を尽くしても、絶望に敵うものはありません。ですが、絶望から這い上がるためにどんな形であれ神がかかわったのであれば、それはやはり存在に意味があったのでしょう」
「恨まれても?」
「そうです。神のせいにできたのなら、それでもいいのです。信じない力を原動力にすることも、必要だと私は思いますから」
「それこそ、面白いお考えですね」
「ははっ、いやあ、よく言われます」
ニルスはそう言って笑うと頭を掻いた。
「今日は本をお探しだとお聞きしました。実は私もまだちゃんと整理できていなくて、お探しのものがあればいいのですが」
「ありがとうございます」
礼拝堂から奥へ進み、資料室と思われる部屋の扉を開けると、屋敷とは違う雰囲気の図書室だった。
「これまで赴任してきた神官たちの手記は右手に、教会で発行していた冊子や地域の人々によって編纂された書物はこちらに」
「凄い量ですね!」
「本当に。地域の資料というのは様々ですが、こんなにもしっかりと残されているのは珍しいと思います」
何かあったら呼んでください、と言うと、ニルスはまた子どもたちの元へと戻っていった。
ランプを片手に、天井まで届く高さの本棚を見上げながら歩いていると、見覚えのない文字の書籍を見つけた。
「あれは?」
近くにいたアレクが手を伸ばして一冊取る。
「これは神語ですね」
「神語?」
「神が祀られるようになった頃、神のギフトを授かったという人物が、神からの言葉を書いたと言われる書物です」
「アレク読めるの?」
「とんでもない! 今では神語を読めるのは一部の神官だけだと言います」
(何が書いてあるんだろう)
初めて神の声を聞いたというその人は、どうしてそれを神の言葉だと思ったのだろう。
ページを捲ってみると、確かに全く分からない。今使われている言葉とは比べ物にならないほど複雑で美しい文字だ。
ほかにも何かないか見て回り、何冊かの本を手にして私たちは図書室を後にした。
「ナガセ様!」
「あっ、ナガセ様だー!」
礼拝堂へ向かうと、入り口から子供たちが駆け寄ってきた。
「みんな、こんにちは!」
街の婦人会に顔を出すようになって知り合った子供たちは、雪を身体に付けたまま赤い頬でニコニコと笑いながら駆け寄ってきた。ウルも一緒に尻尾を振りながら駆け寄ってくる。
お母さんになったからなのか、ウルは小さな子が大好きだ。頭に雪をつけて、なんだか楽しそうに笑っているように見える。かわいい。
「お探しのものはありましたか?」
なぜかさっきよりも雪だらけになったニルスが、小さな子と手を繋いでやって来た。
「はい。先代公爵様の頃の地域の冊子と、教会の報告書を。あとはそれよりも古いころのものを何冊か」
「おや、それは」
ニルスは私が持っている神語の本を見て声を上げた。
「あ、はいこれ、お借りしてもいいですか?」
「お読みになれるのですか?」
「いいえ! ただその、なんとなくというか……」
興味があるだけでは読めるはずがないのは分かっているけれど、なぜかどうしても目を通して見たくなった。
「ちょっとよろしいですか?」
そう言われ、ニルスに本を手渡すと彼はパラパラとページを捲った。
「これは、聖歌ですね」
「聖歌?」
「はい。神語の歌なので今ではすっかり歌われなくなりましたが、昔は聖歌隊があるくらい教会は歌に力を入れていたのですよ」
「歌……」
ニルスからまた本を受け取り、中をじっくりと見る。
楽譜とは違うリズミカルな点があることが気になってこれを選んだのだけれど、これが楽譜だったなんて。
「ナガセ様のギフトは音楽だとお聞きしています。これを選ばれたことに、きっと何か意味があるのでしょう」
「意味……」
「深く考えずともいいのです。我々の行為にどんな意味があったか、それはすべて結果論です。そのことに意味を見出すのは今ではなく、未来の私たちです」
その言葉に、ふと背中を押された気がした。
「ありがとうございます、ニルス様」
「ニルスとお呼びください」
「ありがとう、ニルス」
そう言うと嬉しそうに笑った彼は、そっと本の表紙に掌を当てて祈りを捧げるように言葉を発した。
『あなたの魂が変わりつつある。あなたが自らを見つけられるよう私は祈っている』
まるで歌うようなその言葉に、ドキリと胸が鳴った。
「今の……」
「はは、神語です。一応私も神官の端くれなので、読むことはできるんですよ」
子供たちが首を傾げ、何を言っているか分からないというのを聞いて、ドキドキと心臓が鳴った。ニルスは子供たちに笑顔を見せて、意味を教えてあげようと口を開いた。
「今の言葉の意味は……」
「――あなたの魂が変わりつつある。あなたが自らを見つけられるよう私は祈っている」
ニルスが言う前に、するりと言葉が零れるように口を突いて出た。
「ナガセ様、意味が分かるのですか!?」
ニルスとそばにいたアレクも驚きの声を上げる。
そう、分かった。初めてこの世界の言葉が分かった時のように、私には理解することができた。
「はい、えっと……、なぜでしょう?」
でもきっと、これは。
「それは、ハインリク枢機卿のギフトですね」
ニルスはそっと目を細めて私を見た。
そう、レオニダスの伯父であり奇跡のギフトを有する教会の有力者、ハインリク枢機卿。私がこの世界で求めたもの、「言葉」を授けてくれた人だ。
彼のギフトを与えられて以降、読み書きはまだ苦手だけれど、言葉を聞き取り話すことができるようになったのだ。
これが、後から意味を持つ出来事のひとつだというなら、辺境で暮らす人々のために、私にもできることがあるかもしれない。
「ニルス、あの、お願いがあるんです」
「私にお手伝いできることなら、なんなりと」
私の言葉に、ニルスは嬉しそうに笑顔を見せた。
「ナガセ・バーデンシュタインです」
今日は護衛のアレクと共に、新しく派遣されてきたという神官に会いに教会まで来た。
街の中心からやや外れた位置にあるここは、新しい神官が来てからというもの、教会の前に雪像や雪の灯篭が飾られていて人々の目を楽しませていると聞いた。確かに教会の前には雪だるまのような雪像があり、子どもたちも一生懸命何かを作っている。
ウルが興味深そうに、尻尾を振りながら子供たちのそばにいって、雪像の匂いをふんふんと嗅いでいる。
教会の前で子供たちと雪遊びをしていた神官は、私たちを見ると笑顔で迎えてくれた。
「こちらでの生活はもう慣れましたか?」
そう尋ねれば、三十代だろうか、茶色の髪を後ろでひとつに纏めたニルスは人懐っこい笑顔を見せた。
「おかげさまで! 雪は初めてだったんですが、こんなに美しいものかと驚いています」
「ふふ、雪かきは大変ではないですか?」
「今はそれすら楽しいですよ!」
魔物の出没が少なくなった辺境は、これまで以上に兵たちが街の整備に力を入れるようになった。主要道路の除雪だけではなく、街中の除排雪も担っている。
これによって、厳冬期はほぼ陸の孤島と化していた辺境には、多くの人が訪れるようになった。さらに、温泉を利用した宿泊施設を建設すると、物珍しさや口コミで人の出入りが増え、冬でもとても賑わっていた。
「ここの温泉も素晴らしいですね! 私が借りている家にも温泉がありますし、温泉施設もあるとは驚きです」
彼はそう言いながら、私たちを教会の中へと招き入れた。
「何かご不便なことはありませんか?」
「いいえ。不便なことすら楽しませていただいています」
礼拝堂では何人かの人がパラパラと席に腰掛け、思い思いに祈りを捧げている。
この国の宗教は信仰対象が光だ。これはおそらくギフトという概念を現した結果なのだろうと思うけれど、偶像崇拝ではなく光を現した真っ白な石碑が教会の内部に設置されている。その周囲には信者が手向けた花で飾られている。今の時期は、夏の間に作られたドライフラワーや小さなキャンドルがいくつも灯されていた。
「前任の神官殿はご高齢であったこともあって、中々教会で活動ができなかったとお聞きしています。この地域のこれまでを考えても、信者が少ないのは仕方のないことだと思いますが、少し寂しいですね」
ニルスはそう言いながら小さなキャンドルに火を灯して石碑の前に置いた。私もそれに倣ってキャンドルを灯す。
「魔物の恐怖に怯え暮らしながら、その中で縋る唯一になれなかったのは大変残念なことです」
「私は外から来たので分かりませんが……、大切な人を亡くす絶望をなぜ味合わなければならないのか、神を恨んだのではないでしょうか」
どうして自分の大切な人が死ななければならなかったのか。神はなんてひどい仕打ちをするのだ、と、やり場のない怒りを見えない神にぶつけた。もう信じない、こんな試練などいらないと考えたかもしれない。
「それは、面白いお考えですね」
「あっ、すみません、失礼なことを」
(歴史の本を読んだばかりで、つい偏ったことを言っちゃった)
慌てて謝罪する私を、ニルスはやんわりと制した。
「それはその通りだと思います。どんなに誠意を尽くしても、絶望に敵うものはありません。ですが、絶望から這い上がるためにどんな形であれ神がかかわったのであれば、それはやはり存在に意味があったのでしょう」
「恨まれても?」
「そうです。神のせいにできたのなら、それでもいいのです。信じない力を原動力にすることも、必要だと私は思いますから」
「それこそ、面白いお考えですね」
「ははっ、いやあ、よく言われます」
ニルスはそう言って笑うと頭を掻いた。
「今日は本をお探しだとお聞きしました。実は私もまだちゃんと整理できていなくて、お探しのものがあればいいのですが」
「ありがとうございます」
礼拝堂から奥へ進み、資料室と思われる部屋の扉を開けると、屋敷とは違う雰囲気の図書室だった。
「これまで赴任してきた神官たちの手記は右手に、教会で発行していた冊子や地域の人々によって編纂された書物はこちらに」
「凄い量ですね!」
「本当に。地域の資料というのは様々ですが、こんなにもしっかりと残されているのは珍しいと思います」
何かあったら呼んでください、と言うと、ニルスはまた子どもたちの元へと戻っていった。
ランプを片手に、天井まで届く高さの本棚を見上げながら歩いていると、見覚えのない文字の書籍を見つけた。
「あれは?」
近くにいたアレクが手を伸ばして一冊取る。
「これは神語ですね」
「神語?」
「神が祀られるようになった頃、神のギフトを授かったという人物が、神からの言葉を書いたと言われる書物です」
「アレク読めるの?」
「とんでもない! 今では神語を読めるのは一部の神官だけだと言います」
(何が書いてあるんだろう)
初めて神の声を聞いたというその人は、どうしてそれを神の言葉だと思ったのだろう。
ページを捲ってみると、確かに全く分からない。今使われている言葉とは比べ物にならないほど複雑で美しい文字だ。
ほかにも何かないか見て回り、何冊かの本を手にして私たちは図書室を後にした。
「ナガセ様!」
「あっ、ナガセ様だー!」
礼拝堂へ向かうと、入り口から子供たちが駆け寄ってきた。
「みんな、こんにちは!」
街の婦人会に顔を出すようになって知り合った子供たちは、雪を身体に付けたまま赤い頬でニコニコと笑いながら駆け寄ってきた。ウルも一緒に尻尾を振りながら駆け寄ってくる。
お母さんになったからなのか、ウルは小さな子が大好きだ。頭に雪をつけて、なんだか楽しそうに笑っているように見える。かわいい。
「お探しのものはありましたか?」
なぜかさっきよりも雪だらけになったニルスが、小さな子と手を繋いでやって来た。
「はい。先代公爵様の頃の地域の冊子と、教会の報告書を。あとはそれよりも古いころのものを何冊か」
「おや、それは」
ニルスは私が持っている神語の本を見て声を上げた。
「あ、はいこれ、お借りしてもいいですか?」
「お読みになれるのですか?」
「いいえ! ただその、なんとなくというか……」
興味があるだけでは読めるはずがないのは分かっているけれど、なぜかどうしても目を通して見たくなった。
「ちょっとよろしいですか?」
そう言われ、ニルスに本を手渡すと彼はパラパラとページを捲った。
「これは、聖歌ですね」
「聖歌?」
「はい。神語の歌なので今ではすっかり歌われなくなりましたが、昔は聖歌隊があるくらい教会は歌に力を入れていたのですよ」
「歌……」
ニルスからまた本を受け取り、中をじっくりと見る。
楽譜とは違うリズミカルな点があることが気になってこれを選んだのだけれど、これが楽譜だったなんて。
「ナガセ様のギフトは音楽だとお聞きしています。これを選ばれたことに、きっと何か意味があるのでしょう」
「意味……」
「深く考えずともいいのです。我々の行為にどんな意味があったか、それはすべて結果論です。そのことに意味を見出すのは今ではなく、未来の私たちです」
その言葉に、ふと背中を押された気がした。
「ありがとうございます、ニルス様」
「ニルスとお呼びください」
「ありがとう、ニルス」
そう言うと嬉しそうに笑った彼は、そっと本の表紙に掌を当てて祈りを捧げるように言葉を発した。
『あなたの魂が変わりつつある。あなたが自らを見つけられるよう私は祈っている』
まるで歌うようなその言葉に、ドキリと胸が鳴った。
「今の……」
「はは、神語です。一応私も神官の端くれなので、読むことはできるんですよ」
子供たちが首を傾げ、何を言っているか分からないというのを聞いて、ドキドキと心臓が鳴った。ニルスは子供たちに笑顔を見せて、意味を教えてあげようと口を開いた。
「今の言葉の意味は……」
「――あなたの魂が変わりつつある。あなたが自らを見つけられるよう私は祈っている」
ニルスが言う前に、するりと言葉が零れるように口を突いて出た。
「ナガセ様、意味が分かるのですか!?」
ニルスとそばにいたアレクも驚きの声を上げる。
そう、分かった。初めてこの世界の言葉が分かった時のように、私には理解することができた。
「はい、えっと……、なぜでしょう?」
でもきっと、これは。
「それは、ハインリク枢機卿のギフトですね」
ニルスはそっと目を細めて私を見た。
そう、レオニダスの伯父であり奇跡のギフトを有する教会の有力者、ハインリク枢機卿。私がこの世界で求めたもの、「言葉」を授けてくれた人だ。
彼のギフトを与えられて以降、読み書きはまだ苦手だけれど、言葉を聞き取り話すことができるようになったのだ。
これが、後から意味を持つ出来事のひとつだというなら、辺境で暮らす人々のために、私にもできることがあるかもしれない。
「ニルス、あの、お願いがあるんです」
「私にお手伝いできることなら、なんなりと」
私の言葉に、ニルスは嬉しそうに笑顔を見せた。
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