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あした 世界 滅亡
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「明日世界が滅亡するならどうする?」
「は?」
「だーかーらー、明日世界が」
「いや、分かったよ。もういいよ。明日世界が滅びるとしたらぁー?」
滅びるとしたら、私は何をするんだ…?だって今の生活は幸せだし、思い出せる限りで未練はないし…。
「特に何もしない!あ、でも強いて言うなら性欲、食欲、睡眠欲の全てを満たしてみたい!」
「…ふーん。」
「え、なにその反応。薄くないですかね?」
「いや、フツー過ぎてどうもなぁ…って。」
私はその言葉にムッとしたので聞き返してやる事にした。
「逆にアンタはどーすんのさ。」
「私ぃ?」
「うん。」
「そりゃ、私はやっぱりこの世が終わるからこその1日を過ごすね!例えば…犯罪に手を染めてみたり?」
「怖いわ!」
今日、たまたまコイツがその話をして、それでこれから先もこんな日常が続いてく。
私はそんな事を信じて1日が過ぎるのを待った。
次の日、TVから流れてきたのは今日地球が死ぬというニュースだった。
私は地球と共に消える寸前、走馬灯を見て、結局未練たらたらのまま消えてった。
「は?」
「だーかーらー、明日世界が」
「いや、分かったよ。もういいよ。明日世界が滅びるとしたらぁー?」
滅びるとしたら、私は何をするんだ…?だって今の生活は幸せだし、思い出せる限りで未練はないし…。
「特に何もしない!あ、でも強いて言うなら性欲、食欲、睡眠欲の全てを満たしてみたい!」
「…ふーん。」
「え、なにその反応。薄くないですかね?」
「いや、フツー過ぎてどうもなぁ…って。」
私はその言葉にムッとしたので聞き返してやる事にした。
「逆にアンタはどーすんのさ。」
「私ぃ?」
「うん。」
「そりゃ、私はやっぱりこの世が終わるからこその1日を過ごすね!例えば…犯罪に手を染めてみたり?」
「怖いわ!」
今日、たまたまコイツがその話をして、それでこれから先もこんな日常が続いてく。
私はそんな事を信じて1日が過ぎるのを待った。
次の日、TVから流れてきたのは今日地球が死ぬというニュースだった。
私は地球と共に消える寸前、走馬灯を見て、結局未練たらたらのまま消えてった。
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