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7話 速水さんとセクシー美女?
《4》
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ぽわんと頭の中に女性に押し倒される速水さんが浮かぶ。妄想の中でセクシーな下着姿の美女が速水さんの服を脱がせ始めて……って、何を考えてるの!
昼間から速水さんがそんなふしだらな事をする訳ない。速水さんは誠実な人なんだから。早くしようというのはきっとお仕事の事。これから打ち合わせとか会議だったんだよ。
きっとそう。
そう思うけど、胸の中がもやもやする。
なんでこんなにもやもやするの!
エレベーターホール前でバタバタしていたら、「美樹、落ち着いて」といくちゃんに言われた。
「どうしたの? 速水さんと電話できなかった?」
「いくちゃん、美女が」
「え?」
「速水さんがセクシー下着をつたけ胸の大きい美女に押し倒される!」
「はあ?」
いくちゃんが訳がわからないというように眉を寄せた。
カフェテリアに移動して、電話の内容を改めていくちゃんに話すと、いくちゃんが爆笑する。
「美樹って、やっぱ面白いわ」
お腹を抱えながらいくちゃんがクックックッと笑い続ける。
「だって、電話の向こうの声がめっちゃセクシーに聞こえたんだもん」
「ないから。速水さんは集学館でお仕事をしている時間だと思うけど」
壁時計は午後3時を指している。確かに、冷静に考えればセクシーな下着美女に迫られているという妄想は突飛だったかもしれない。
でも、浮かんでしまったんだもの。
「でもさ、そういう場面が浮かぶって事は、美樹、速水さんとエッチしたいんじゃないの?」
えー!
昼間から速水さんがそんなふしだらな事をする訳ない。速水さんは誠実な人なんだから。早くしようというのはきっとお仕事の事。これから打ち合わせとか会議だったんだよ。
きっとそう。
そう思うけど、胸の中がもやもやする。
なんでこんなにもやもやするの!
エレベーターホール前でバタバタしていたら、「美樹、落ち着いて」といくちゃんに言われた。
「どうしたの? 速水さんと電話できなかった?」
「いくちゃん、美女が」
「え?」
「速水さんがセクシー下着をつたけ胸の大きい美女に押し倒される!」
「はあ?」
いくちゃんが訳がわからないというように眉を寄せた。
カフェテリアに移動して、電話の内容を改めていくちゃんに話すと、いくちゃんが爆笑する。
「美樹って、やっぱ面白いわ」
お腹を抱えながらいくちゃんがクックックッと笑い続ける。
「だって、電話の向こうの声がめっちゃセクシーに聞こえたんだもん」
「ないから。速水さんは集学館でお仕事をしている時間だと思うけど」
壁時計は午後3時を指している。確かに、冷静に考えればセクシーな下着美女に迫られているという妄想は突飛だったかもしれない。
でも、浮かんでしまったんだもの。
「でもさ、そういう場面が浮かぶって事は、美樹、速水さんとエッチしたいんじゃないの?」
えー!
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