25 / 130
決意した紫音
しおりを挟む
薄暗い部屋の中、シオンはベッドの上で小さく丸まり、身体を震わせながら泣いていた。
「ヒック・・・・・・グスッ・・・・・・・・・・・・ウゥ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
いつか人と戦う事になるってわかっていた。いざ実戦になると、なにも出来ないまま震えているだけで何も出来ずにいる自分がそこにいた。
何も出来ない自分が悔しかったから泣いているんじゃない。生きられてよかったから泣いているわけでもない。じゃあ彼は何で泣いているのか? 答えは単純、“恐いから泣いているのだ。”
天野が提供して貰えた居場所を出ていけば、命を狙われるどころか戦闘で死ぬ事はない。しかし、出て行った後、どうすればいい? 寝床はなくなる上に、お金を稼ぐ場所を探すのに苦労するのは目に見えている。
「ヒック・・・・・・どうして僕が・・・・・・こんなぁ」
お父さんがいてくれたら、こんな目に合わなかったのに。
「お父さんのバカァ・・・・・・」
どうしていなくなったの? お父さんは僕の事を嫌いになったの?
そう心の中で問いかけても、誰も答えてはくれないのは自分自身わかっていたが、彼は泣きながら目を瞑り、何度も何度も同じ事を問いかけ続けていた。
『ただいま』
『おとうさん、おかえり~!』
背の大きな獣人に駆け寄り、尻尾振って抱き付く小さなライカンスロープの子供。自分自身とお父さんだと、紫音はすぐに気づく。
『おとうさん怪我してる』
『ああ、お仕事で腕を怪我をしちゃったんだ』
そう、父親の左腕には包帯が巻かれており、とても痛そうなのが見てわかる。
『おとうさん、痛くないの?』
『平気だよ紫音』
お父さんはそう言うと、僕の事を抱き上げた。多分僕に、この通り大丈夫だから。って伝える為にやった行動だと思う。
『今日のご飯は何にしようか』
『おにく~!』
『じゃあ、生姜焼きにしようか』
そう言うとそのままキッチンへと歩き出すのだが、子供の頃の自分は無邪気に喜んでいるが、夢を見ている自分は、何かがおかしい。と思ってしまう。
あ、歩き方がおかしいんだ。
夢の中の自分ではなく、子供の頃は気づかなかったが、この時の父親は右足を少し引き摺りながら歩いていた。多分、右足も怪我をしてるんだ。
『紫音、向こうの椅子で待ってて』
『はぁ~い!』
そう返事をすると椅子に座り、ニコニコとキッチン見つめる。
『ねぇ、おとうさん』
『ん、何だい紫音?』
『ピーエムシーのおしごと大変なの?』
『ああ、大変だよ。毎日大忙しだ』
『おおいそがしだから、おけがしちゃうの?』
『その通りだね。いっぱい怪我をする危険な仕事だから、これぐらいは当たり前だよ』
ああそうだった。お父さんはどんなに忙しくても帰って来てくれたし、酷い怪我を負っていても平気そうに話していた。居なくなった今だからわかる。いい父親だったのかもしれない。
『おとうさんがピーエムシーのおしごとやめたら、もうけがしなくなる?』
『そうだね。どうしてそんな事を聞くんだい?』
『しんぱいだから』
『心配?』
『うん! おとうさんが毎日大変でつらそうにしているの。だからね、おしごとやめたらシオンといっしょにいられる! けがもしない!』
父親の心配をしての発言なのか、子供ながらの無邪気な発言なのかはわからないけど、毎日1人きりで寂しかったのだけは覚えている。
『・・・・・・そうだね。でもね紫音、お父さんは仕事を辞めるつもりはないよ』
『なんで?』
『お父さんの事をね。信じている人達がいるんだ。だからその信じている人達の為に、今の仕事を続けようと思っているんだ』
『う~~~ん・・・・・・シオンわかんない』
『いずれわかるさ。ほら、しょうが焼きが出来たぞ』
『わぁ~い』
テーブルに並べた料理に いただきます! と言ってから楽しそうに食べ始める僕とお父さん。その父親の顔を見て、あ! と言って気付いた。
ああそっか、僕はお父さんと同じ立場にいるんだ。なのに僕は、天野さんやリトアさんが何とかしてくれると心の何処かで思って頼っててもいたんだ。
お父さんはあんなに怪我しても、元気そうにしているのに。なのに僕は・・・・・・。
「・・・・・・ん、んん?」
布団を被って寝落ちしてしまったせいか、少し息苦しく感じてしまう。
今何時だろう?
布団から出てスマホを確認して見ると、朝の3時だったのでビックリしてしまった。そう、昨日の夕方5時から朝の3時までずっと眠り続けていたのだ。
「えっ! そんなに長く寝てたの?」
うわぁ、スマホのバッテリーが5%しかないから、早く充電しないと!
充電器を差し込んでバッテリーを充電させると、新たな問題が出て来た。それはお腹から、クゥ~~っと音が鳴り響いて来た。
あ、そういえば夕食を食べ損ねちゃったんだった。どうしよう、リビングに行けばカップラーメンとかレトルトカレーがあると思うんだけど、全部天野さんも物だから勝手に食べるのも問題ありそうだし・・・・・・。
しかし身体は正直なものなので、またクゥ~~~・・・・・・っと鳴り出すのだった。
「ウゥ~~~・・・・・・お腹空いたぁ~」
眠って忘れてしまおう。と思い付いたので、再びベッドに潜り込み目蓋を閉じるが、脳裏に夢で見た光景を思い返してしまう。
お父さんは、あんなに怪我をしているのに平気そうにしていた。なのに僕は、情けない姿で泣いているなんて、お父さんが見ていたら、何て言うのだろうか。
「・・・・・・もう少しだけ、頑張ってみよう」
その後すぐに寝息を立てるのであった。
同時刻、2人の中年の男が居酒屋で飲んでいるが、丸みを帯びた男の方はカウンターに突っ伏していて、隣りにいた背の高い痩せた体型の男が身体を揺すって起こそうとする。
「しゃちょぉ~、飲み過ぎですよぉ~・・・・・・もお夜遅いんですからぁ、帰りましょうよぉ~」
ガバッと顔を上げて揺すっていた男の顔を真っ赤な顔で見つめるが、顔が真っ赤になっているのが酔っているのかせいなのか、それとも怒っているせいでそうなっているのかはわからない。
「ウルセェ! 飲んでねぇとやってらんねぇよぉ~・・・・・・俺のフェアレディZおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・・・・・・」
何故この男が泣いているのかというと、お昼過ぎ辺りに彼自慢の愛車である 日産 フェアレディZ NISMO を道路の脇に車を停めていたのだが、帰って来ると何とフロントガラスが粉々の穴だらけになっていて、レッカー車に担ぎ込まれようとしていたのだ。
その光景を見た、見崎 中也 はその場で失神してしまった。因みにそのレッカー車で運ぼうとしている車が、見崎の物だと説明したのが現在隣りにいる 田嶋 浩介 (部長)である。
「650万もしたんだぞぉ~・・・・・・それが、グスッ!」
「そうっすねぇ~、災難っすねぇ~。あのときに近くの駐車場に入れてればよかったっすねぇ~。あ、すいません。ねぎまの塩を2本ください!」
「はいよ!」
店員はキレのある声で返事をすると、ねぎまを焼き始める。
「おい、こっちはビール追加だ!」
見崎がそう言うと、店主はカウンター越しに睨み付けた。
「お客さん、飲み過ぎですよ。もう10杯目超えてるじゃないですか。そろそろその辺にした方が・・・・・・」
「ウルセェ! アンタまでそう言うのかよ!」
「う~ん・・・・・・わかりました。どうなっても知りませんからね。ビール追加で!」
見崎の剣幕に押された店員さんがそう言うと、奥から はぁ~い! と返事が聞こえて来た。
「そういえば、いったい誰が俺のフェアレディZをあんな目に合わせたんだぁ~?」
「さぁ~、誰っすかね? グシャグシャのメッタメタでしたからね、ひょっとしたら魔物がやったんじゃないんすかぁ」
「バカ言うんじゃねぇよ! ぜってぇ人がやったんだよっ!! クソォ~、こうなったらやったヤツを見つけ出して、俺がぶっ殺してやるっ!!」
愛車であるフェアレディZの仇を、先に頼んでいた つくね(タレ)を咥えながら誓う見崎であった。
「ヒック・・・・・・グスッ・・・・・・・・・・・・ウゥ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
いつか人と戦う事になるってわかっていた。いざ実戦になると、なにも出来ないまま震えているだけで何も出来ずにいる自分がそこにいた。
何も出来ない自分が悔しかったから泣いているんじゃない。生きられてよかったから泣いているわけでもない。じゃあ彼は何で泣いているのか? 答えは単純、“恐いから泣いているのだ。”
天野が提供して貰えた居場所を出ていけば、命を狙われるどころか戦闘で死ぬ事はない。しかし、出て行った後、どうすればいい? 寝床はなくなる上に、お金を稼ぐ場所を探すのに苦労するのは目に見えている。
「ヒック・・・・・・どうして僕が・・・・・・こんなぁ」
お父さんがいてくれたら、こんな目に合わなかったのに。
「お父さんのバカァ・・・・・・」
どうしていなくなったの? お父さんは僕の事を嫌いになったの?
そう心の中で問いかけても、誰も答えてはくれないのは自分自身わかっていたが、彼は泣きながら目を瞑り、何度も何度も同じ事を問いかけ続けていた。
『ただいま』
『おとうさん、おかえり~!』
背の大きな獣人に駆け寄り、尻尾振って抱き付く小さなライカンスロープの子供。自分自身とお父さんだと、紫音はすぐに気づく。
『おとうさん怪我してる』
『ああ、お仕事で腕を怪我をしちゃったんだ』
そう、父親の左腕には包帯が巻かれており、とても痛そうなのが見てわかる。
『おとうさん、痛くないの?』
『平気だよ紫音』
お父さんはそう言うと、僕の事を抱き上げた。多分僕に、この通り大丈夫だから。って伝える為にやった行動だと思う。
『今日のご飯は何にしようか』
『おにく~!』
『じゃあ、生姜焼きにしようか』
そう言うとそのままキッチンへと歩き出すのだが、子供の頃の自分は無邪気に喜んでいるが、夢を見ている自分は、何かがおかしい。と思ってしまう。
あ、歩き方がおかしいんだ。
夢の中の自分ではなく、子供の頃は気づかなかったが、この時の父親は右足を少し引き摺りながら歩いていた。多分、右足も怪我をしてるんだ。
『紫音、向こうの椅子で待ってて』
『はぁ~い!』
そう返事をすると椅子に座り、ニコニコとキッチン見つめる。
『ねぇ、おとうさん』
『ん、何だい紫音?』
『ピーエムシーのおしごと大変なの?』
『ああ、大変だよ。毎日大忙しだ』
『おおいそがしだから、おけがしちゃうの?』
『その通りだね。いっぱい怪我をする危険な仕事だから、これぐらいは当たり前だよ』
ああそうだった。お父さんはどんなに忙しくても帰って来てくれたし、酷い怪我を負っていても平気そうに話していた。居なくなった今だからわかる。いい父親だったのかもしれない。
『おとうさんがピーエムシーのおしごとやめたら、もうけがしなくなる?』
『そうだね。どうしてそんな事を聞くんだい?』
『しんぱいだから』
『心配?』
『うん! おとうさんが毎日大変でつらそうにしているの。だからね、おしごとやめたらシオンといっしょにいられる! けがもしない!』
父親の心配をしての発言なのか、子供ながらの無邪気な発言なのかはわからないけど、毎日1人きりで寂しかったのだけは覚えている。
『・・・・・・そうだね。でもね紫音、お父さんは仕事を辞めるつもりはないよ』
『なんで?』
『お父さんの事をね。信じている人達がいるんだ。だからその信じている人達の為に、今の仕事を続けようと思っているんだ』
『う~~~ん・・・・・・シオンわかんない』
『いずれわかるさ。ほら、しょうが焼きが出来たぞ』
『わぁ~い』
テーブルに並べた料理に いただきます! と言ってから楽しそうに食べ始める僕とお父さん。その父親の顔を見て、あ! と言って気付いた。
ああそっか、僕はお父さんと同じ立場にいるんだ。なのに僕は、天野さんやリトアさんが何とかしてくれると心の何処かで思って頼っててもいたんだ。
お父さんはあんなに怪我しても、元気そうにしているのに。なのに僕は・・・・・・。
「・・・・・・ん、んん?」
布団を被って寝落ちしてしまったせいか、少し息苦しく感じてしまう。
今何時だろう?
布団から出てスマホを確認して見ると、朝の3時だったのでビックリしてしまった。そう、昨日の夕方5時から朝の3時までずっと眠り続けていたのだ。
「えっ! そんなに長く寝てたの?」
うわぁ、スマホのバッテリーが5%しかないから、早く充電しないと!
充電器を差し込んでバッテリーを充電させると、新たな問題が出て来た。それはお腹から、クゥ~~っと音が鳴り響いて来た。
あ、そういえば夕食を食べ損ねちゃったんだった。どうしよう、リビングに行けばカップラーメンとかレトルトカレーがあると思うんだけど、全部天野さんも物だから勝手に食べるのも問題ありそうだし・・・・・・。
しかし身体は正直なものなので、またクゥ~~~・・・・・・っと鳴り出すのだった。
「ウゥ~~~・・・・・・お腹空いたぁ~」
眠って忘れてしまおう。と思い付いたので、再びベッドに潜り込み目蓋を閉じるが、脳裏に夢で見た光景を思い返してしまう。
お父さんは、あんなに怪我をしているのに平気そうにしていた。なのに僕は、情けない姿で泣いているなんて、お父さんが見ていたら、何て言うのだろうか。
「・・・・・・もう少しだけ、頑張ってみよう」
その後すぐに寝息を立てるのであった。
同時刻、2人の中年の男が居酒屋で飲んでいるが、丸みを帯びた男の方はカウンターに突っ伏していて、隣りにいた背の高い痩せた体型の男が身体を揺すって起こそうとする。
「しゃちょぉ~、飲み過ぎですよぉ~・・・・・・もお夜遅いんですからぁ、帰りましょうよぉ~」
ガバッと顔を上げて揺すっていた男の顔を真っ赤な顔で見つめるが、顔が真っ赤になっているのが酔っているのかせいなのか、それとも怒っているせいでそうなっているのかはわからない。
「ウルセェ! 飲んでねぇとやってらんねぇよぉ~・・・・・・俺のフェアレディZおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・・・・・・」
何故この男が泣いているのかというと、お昼過ぎ辺りに彼自慢の愛車である 日産 フェアレディZ NISMO を道路の脇に車を停めていたのだが、帰って来ると何とフロントガラスが粉々の穴だらけになっていて、レッカー車に担ぎ込まれようとしていたのだ。
その光景を見た、見崎 中也 はその場で失神してしまった。因みにそのレッカー車で運ぼうとしている車が、見崎の物だと説明したのが現在隣りにいる 田嶋 浩介 (部長)である。
「650万もしたんだぞぉ~・・・・・・それが、グスッ!」
「そうっすねぇ~、災難っすねぇ~。あのときに近くの駐車場に入れてればよかったっすねぇ~。あ、すいません。ねぎまの塩を2本ください!」
「はいよ!」
店員はキレのある声で返事をすると、ねぎまを焼き始める。
「おい、こっちはビール追加だ!」
見崎がそう言うと、店主はカウンター越しに睨み付けた。
「お客さん、飲み過ぎですよ。もう10杯目超えてるじゃないですか。そろそろその辺にした方が・・・・・・」
「ウルセェ! アンタまでそう言うのかよ!」
「う~ん・・・・・・わかりました。どうなっても知りませんからね。ビール追加で!」
見崎の剣幕に押された店員さんがそう言うと、奥から はぁ~い! と返事が聞こえて来た。
「そういえば、いったい誰が俺のフェアレディZをあんな目に合わせたんだぁ~?」
「さぁ~、誰っすかね? グシャグシャのメッタメタでしたからね、ひょっとしたら魔物がやったんじゃないんすかぁ」
「バカ言うんじゃねぇよ! ぜってぇ人がやったんだよっ!! クソォ~、こうなったらやったヤツを見つけ出して、俺がぶっ殺してやるっ!!」
愛車であるフェアレディZの仇を、先に頼んでいた つくね(タレ)を咥えながら誓う見崎であった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
ため息ひとつ――王宮に散る花びらのように
柴田はつみ
恋愛
「離縁を、お願いしたいのです」
笑顔で、震えずに、エレナはそう言った。
夫は言葉を失った。泣いてくれれば、怒ってくれれば、まだ受け止め方があった。しかしあの静けさは、エレナがもう十分に泣き終わった後の顔だと、ヴィクトルにはわかった。
幼なじみと結ばれた三年間。すれ違いは静かに始まり、深紅のドレスの令嬢によって加速した。ため息を飲み込み、完璧な微笑みを保ち続けた公爵夫人が、最後に選んだのは――。
王宮に散る花びらのような、夫婦の崩壊と再生の物語。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
二年間の花嫁
柴田はつみ
恋愛
名門公爵家との政略結婚――それは、彼にとっても、私にとっても期間限定の約束だった。
公爵アランにはすでに将来を誓い合った女性がいる。私はただ、その日までの“仮の妻”でしかない。
二年後、契約が終われば彼の元を去らなければならないと分かっていた。
それでも構わなかった。
たとえ短い時間でも、ずっと想い続けてきた彼のそばにいられるなら――。
けれど、私の知らないところで、アランは密かに策略を巡らせていた。
この結婚は、ただの義務でも慈悲でもない。
彼にとっても、私を手放すつもりなど初めからなかったのだ。
やがて二人の距離は少しずつ近づき、契約という鎖が、甘く熱い絆へと変わっていく。
期限が迫る中、真実の愛がすべてを覆す。
――これは、嘘から始まった恋が、永遠へと変わる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる