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下谷の実習秘話
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~~~ 下谷 side ~~~
時を遡り、下谷は羽田空港に向かうバスの中で景色を見つめながら、考え事をしていた。
あれが東京か・・・・・・随分とまぁ廃れているな。
下谷は生まれが鳥取だが、自衛官に就職してからは神奈川県の方に転勤を命じられていた。隣の県とあって閉鎖する前に1回だけ自衛隊の友人達と行った事があり、観光を楽しんだ。
こんな事になるなら、もっと行っていればよかったと少しばかり後悔している。
「今日は疲れたぁ・・・・・・」
それとは別に、無茶な事を言う馬鹿理事長のせいで、生徒達をPMCに訓練して貰う形になってしまったな。コイツらが問題を起こさなければいいがな。特に大園と言う少年の幼馴染みの糸風がな。
下谷は行く前に糸風と井ノ原を呼び、授業中は絶対に大園と私情で話をするな。 と注意をしていた。
「糸風・・・・・・いや、大園自身も、まさかこうなるとは思ってみなかっただろうな」
何はともあれ今回の事はいい機会だと私は思っている。何故なら私だけでこの人数を教えられるのは、流石に無理なところがあるし、何よりも生徒達が現役で活躍している連中の実力を見れる滅多に無い機会なのだから。
「コイツらの意識が変わる切っ掛けになればいいがな」
その後も景色を見続けていると羽田空港に到着したので、すぐさま立ち上がり生徒達の方を見つめる。
「全員、速やかにバスを降りるように」
『はーい!』
返事をしながら和気あいあいとしている姿に、 全く無邪気な連中だなぁ。 と思いながら先に降りた。
2列の状態で羽田空港の中に入ると、待ってましたと言わんばかりにPMCと思わしき竜人族の男性が近付いて来た。
「アナタが入浜警察予備校の下谷さんで、お間違いないでしょうか?」
「はい」
「PMCの リューク・ラザーグ です。以後お見知り置きを」
コイツが生徒に教えるPMCの1人か。
リュークと言う男性角に興味を持ったが、グッと我慢をする。
「ご案内致しますので、僕に付いて来て下さい」
「わかりました。全員、列を乱さずに付いて行くように」
『はい!』
生徒達と共にサラと言われる職員に付いて行くと、航空機を入れる為の倉庫らきし場所にやって来て中へと入る。
・・・・・・やはり彼がいたか。
糸風の幼馴染みの大園 紫音。情報によるとここの主任に実力を認められていると聞くが、果たして本当なのだろうか? と下谷は思いつつ挨拶を済ませると早速ダイナミックエントリーに移る。
PMC達はダイナミックエントリーをやる事を誰も聞いてなかったらしく、少し戸惑っていた。
私は伝えた筈なのだがなぁ・・・・・・まぁ彼らも戸惑いつつもやってくれるみたいなので、有り難いと言えば有り難い。
「確認取れました。5秒合図でスタートさせます! 5、4、3、2、1、スタート!」
その掛け声と共に、先程案内をしてくれたリュークと言う男性がハウスの中へ入って行き、反対側の出口から出て来た。
「1分08秒32。先ず先ずと言った感じですね」
見た目は少しポッチャリとしていたので期待はしていなかったが、まさか1分08秒32で出て来るとは・・・・・・。
そして生徒達の顔をチラッと見てみるが、何がスゴイのか理解していないのか理解していない顔をしてたので、呆れてしまった。
コイツら、自分が何時も叩き出すタイムを忘れているのか?
そんな事を思いつつ、今度はコニーと言う大園の同級生がやると、何とタイムが1分04秒57だった。
CQBが苦手なマークスマンライフルで、あのタイムが叩き出せるとは。もしかしたら彼女は大園以上の実力者かもしれない。
そして今度はエルフの女性が挑戦すると、1分03秒26を叩き出した。このタイムが出た事に驚くが、本人曰く今回は遅い方らしい。
そして今度は大園の番になったのだが、何とPMCの連中が賭け事を始めたのだ。本来であれば注意する事なのだが、彼らは私の生徒ではないので注意をする事が出来ない。
しかも賭け事のプレッシャーなのか、大園がオドオドしているぞ。大丈夫か?
そんな心配をしていると、サラと呼ばれるPMC職員がスタートの合図を出したのだが、瞬間的に大園の顔付きが変わったのだ。
「ッ!?」
あの気の弱そうな少年が一瞬で表情を変えただと!? しかも動きが早い! まさか演技だったのか?
下谷が考えている中、紫音は反対側から出て来てのだ。
は、早い! 今までの連中と段違いで違う。
「ゴール! 記録は・・・・・・」
生徒達も早いと感じたのか、その結果を固唾を飲んで見守る。
「58秒47!!」
1分を切っただとっ!?
生徒達からも、 おお~!? と驚きの声を上がる中、賭け事をしていたPMC達は喜んだり残念そうにしていたりと、様々な表情を見せていた。
更に今度は天野と言われ男性がスタート位置に立ち、スタートの合図と共にハウスの中へと入って行く。
か、彼もまた早いな。もしかして、元特殊部隊員だったのか?
彼もまた同様に反対側の出口から出て来てゴールの上に乗った。
「はい! ただ今の記録は、59秒38! もう少しで紫音くんを抜かせそうでしたね」
59秒だと!? 大園といい天野と言う男といい、一体彼らはどうなっているんだ?
PMC達は下谷の驚きにも目も暮れず、ワイワイ楽しそうに話していた。
あ、そうだ。驚いている場合じゃない!
下谷は気を取り直すと、生徒達に顔を向ける。
「さて、彼らの実力がわかったところで、次はお前達の番だ」
そう言うと生徒達は 俺達もやるの? と言いたそうな顔で見つめて来るので、 やるに決まっているだろう。阿呆が! と心の中で毒づく。
そして、渋々と言った感じでダイナミックエントリーを受けた生徒達の結果は散々たるものであった。彼ら自身も現役のPMCと同じぐらいのタイムを出せると考えていたのだろうか、首を傾げている者や落ち込んでいる者などいた。
しかし私自身が驚きを隠せないのは、ウチの生徒の1人がルール違反で失格を出した事だ。
宇野元自身はプライドが高いと思っていたが、まさかこんな事をするとはな。
宇野元がダニエルと呼ばれる男性に講義を受けている姿を見るが不服そうな顔をしていて、周りの生徒達もその雰囲気を感じ取ったのか宇野元から離れている。
「しかし、どの人達も教えるのが上手いな」
やっぱり、私1人では賄いきれない部分もあると感じていた。やはり、あのバカ理事長に教師を増やすようにお願いをしておくべきだったな。
そんな生徒達を見守っている中、私が予想もしていなかった事件が起きてしまった。何と宇野元が教えてくれている男性に突っ掛かったのだ。
「何をやっているんだ!」
私が止めに入ろうとしたが、サラと言われる職員が止めた。
「彼なら大丈夫ですよ」
「大丈夫って・・・・・・」
「あの人はPMC公認のインストラクターなので、あれぐらいの事は日常茶飯事ですよ」
「日常茶飯事?」
「まぁ、見ていればわかりますよ」
「は、はぁ?」
私は言われた通りに見守っていると宇野元がダニエルと言う男性に殴り掛かったのだが、何と綺麗に投げ飛ばしてから首元にナイフを突き付けたのだ。その姿を見た下谷は、 鮮やかだ。 と思った。
「もう行ってもよろしいですよ」
「あ、ああ」
戸惑いつつも、宇野元を怒鳴り付けたのであった。その後は宇野元以外ダイナミックエントリーを行って、先程よりもいい結果をだしたので、生徒達は喜んでいた。
そして帰る前にPMC達の元に行き、頭を下げて謝った。彼らは気にしていないと言ってくれたのが、幸いなのかもしれない。
しかし、1つだけ気になる事がある。それは大園が持っているリボルバーの事だ。なので見せて欲しいと頼んでみたら、すんなりと私に渡して来たのだが、持った瞬間驚きの表情に変わった。
ん? 何だこの銃は。
下谷自身が考えていたカスタムとは違っていた為、少し驚きながら隅々まで見ていく。
「これ、木製グリップ? ゴムやポリカーボネイト製じゃない。それにトリガーチャンネルも1つだけになってる」
「紫音はゴムの質感が気に入らないみたいだから、木製ウッドにしているんだ。しかもトリガーチャンネルも1個に減らしているのは、握りにズレ生じた時に命中精度に影響するから、1つ減らしたんだ」
盲点だった。カスタマイズは軽くする方がいいと考えていたし、何よりもグリップもトリガーチャンネルがあった方がいいとも思ってもいた。
しかし、人によってはそのカスタマイズされた銃が合わないと感じる事も。
「そうだったんですね・・・・・・ありがとうございました」
下谷は紫音に M327 R8 を返してながらこう思った。 今日は私自身にとっても勉強になった。 と。
時を遡り、下谷は羽田空港に向かうバスの中で景色を見つめながら、考え事をしていた。
あれが東京か・・・・・・随分とまぁ廃れているな。
下谷は生まれが鳥取だが、自衛官に就職してからは神奈川県の方に転勤を命じられていた。隣の県とあって閉鎖する前に1回だけ自衛隊の友人達と行った事があり、観光を楽しんだ。
こんな事になるなら、もっと行っていればよかったと少しばかり後悔している。
「今日は疲れたぁ・・・・・・」
それとは別に、無茶な事を言う馬鹿理事長のせいで、生徒達をPMCに訓練して貰う形になってしまったな。コイツらが問題を起こさなければいいがな。特に大園と言う少年の幼馴染みの糸風がな。
下谷は行く前に糸風と井ノ原を呼び、授業中は絶対に大園と私情で話をするな。 と注意をしていた。
「糸風・・・・・・いや、大園自身も、まさかこうなるとは思ってみなかっただろうな」
何はともあれ今回の事はいい機会だと私は思っている。何故なら私だけでこの人数を教えられるのは、流石に無理なところがあるし、何よりも生徒達が現役で活躍している連中の実力を見れる滅多に無い機会なのだから。
「コイツらの意識が変わる切っ掛けになればいいがな」
その後も景色を見続けていると羽田空港に到着したので、すぐさま立ち上がり生徒達の方を見つめる。
「全員、速やかにバスを降りるように」
『はーい!』
返事をしながら和気あいあいとしている姿に、 全く無邪気な連中だなぁ。 と思いながら先に降りた。
2列の状態で羽田空港の中に入ると、待ってましたと言わんばかりにPMCと思わしき竜人族の男性が近付いて来た。
「アナタが入浜警察予備校の下谷さんで、お間違いないでしょうか?」
「はい」
「PMCの リューク・ラザーグ です。以後お見知り置きを」
コイツが生徒に教えるPMCの1人か。
リュークと言う男性角に興味を持ったが、グッと我慢をする。
「ご案内致しますので、僕に付いて来て下さい」
「わかりました。全員、列を乱さずに付いて行くように」
『はい!』
生徒達と共にサラと言われる職員に付いて行くと、航空機を入れる為の倉庫らきし場所にやって来て中へと入る。
・・・・・・やはり彼がいたか。
糸風の幼馴染みの大園 紫音。情報によるとここの主任に実力を認められていると聞くが、果たして本当なのだろうか? と下谷は思いつつ挨拶を済ませると早速ダイナミックエントリーに移る。
PMC達はダイナミックエントリーをやる事を誰も聞いてなかったらしく、少し戸惑っていた。
私は伝えた筈なのだがなぁ・・・・・・まぁ彼らも戸惑いつつもやってくれるみたいなので、有り難いと言えば有り難い。
「確認取れました。5秒合図でスタートさせます! 5、4、3、2、1、スタート!」
その掛け声と共に、先程案内をしてくれたリュークと言う男性がハウスの中へ入って行き、反対側の出口から出て来た。
「1分08秒32。先ず先ずと言った感じですね」
見た目は少しポッチャリとしていたので期待はしていなかったが、まさか1分08秒32で出て来るとは・・・・・・。
そして生徒達の顔をチラッと見てみるが、何がスゴイのか理解していないのか理解していない顔をしてたので、呆れてしまった。
コイツら、自分が何時も叩き出すタイムを忘れているのか?
そんな事を思いつつ、今度はコニーと言う大園の同級生がやると、何とタイムが1分04秒57だった。
CQBが苦手なマークスマンライフルで、あのタイムが叩き出せるとは。もしかしたら彼女は大園以上の実力者かもしれない。
そして今度はエルフの女性が挑戦すると、1分03秒26を叩き出した。このタイムが出た事に驚くが、本人曰く今回は遅い方らしい。
そして今度は大園の番になったのだが、何とPMCの連中が賭け事を始めたのだ。本来であれば注意する事なのだが、彼らは私の生徒ではないので注意をする事が出来ない。
しかも賭け事のプレッシャーなのか、大園がオドオドしているぞ。大丈夫か?
そんな心配をしていると、サラと呼ばれるPMC職員がスタートの合図を出したのだが、瞬間的に大園の顔付きが変わったのだ。
「ッ!?」
あの気の弱そうな少年が一瞬で表情を変えただと!? しかも動きが早い! まさか演技だったのか?
下谷が考えている中、紫音は反対側から出て来てのだ。
は、早い! 今までの連中と段違いで違う。
「ゴール! 記録は・・・・・・」
生徒達も早いと感じたのか、その結果を固唾を飲んで見守る。
「58秒47!!」
1分を切っただとっ!?
生徒達からも、 おお~!? と驚きの声を上がる中、賭け事をしていたPMC達は喜んだり残念そうにしていたりと、様々な表情を見せていた。
更に今度は天野と言われ男性がスタート位置に立ち、スタートの合図と共にハウスの中へと入って行く。
か、彼もまた早いな。もしかして、元特殊部隊員だったのか?
彼もまた同様に反対側の出口から出て来てゴールの上に乗った。
「はい! ただ今の記録は、59秒38! もう少しで紫音くんを抜かせそうでしたね」
59秒だと!? 大園といい天野と言う男といい、一体彼らはどうなっているんだ?
PMC達は下谷の驚きにも目も暮れず、ワイワイ楽しそうに話していた。
あ、そうだ。驚いている場合じゃない!
下谷は気を取り直すと、生徒達に顔を向ける。
「さて、彼らの実力がわかったところで、次はお前達の番だ」
そう言うと生徒達は 俺達もやるの? と言いたそうな顔で見つめて来るので、 やるに決まっているだろう。阿呆が! と心の中で毒づく。
そして、渋々と言った感じでダイナミックエントリーを受けた生徒達の結果は散々たるものであった。彼ら自身も現役のPMCと同じぐらいのタイムを出せると考えていたのだろうか、首を傾げている者や落ち込んでいる者などいた。
しかし私自身が驚きを隠せないのは、ウチの生徒の1人がルール違反で失格を出した事だ。
宇野元自身はプライドが高いと思っていたが、まさかこんな事をするとはな。
宇野元がダニエルと呼ばれる男性に講義を受けている姿を見るが不服そうな顔をしていて、周りの生徒達もその雰囲気を感じ取ったのか宇野元から離れている。
「しかし、どの人達も教えるのが上手いな」
やっぱり、私1人では賄いきれない部分もあると感じていた。やはり、あのバカ理事長に教師を増やすようにお願いをしておくべきだったな。
そんな生徒達を見守っている中、私が予想もしていなかった事件が起きてしまった。何と宇野元が教えてくれている男性に突っ掛かったのだ。
「何をやっているんだ!」
私が止めに入ろうとしたが、サラと言われる職員が止めた。
「彼なら大丈夫ですよ」
「大丈夫って・・・・・・」
「あの人はPMC公認のインストラクターなので、あれぐらいの事は日常茶飯事ですよ」
「日常茶飯事?」
「まぁ、見ていればわかりますよ」
「は、はぁ?」
私は言われた通りに見守っていると宇野元がダニエルと言う男性に殴り掛かったのだが、何と綺麗に投げ飛ばしてから首元にナイフを突き付けたのだ。その姿を見た下谷は、 鮮やかだ。 と思った。
「もう行ってもよろしいですよ」
「あ、ああ」
戸惑いつつも、宇野元を怒鳴り付けたのであった。その後は宇野元以外ダイナミックエントリーを行って、先程よりもいい結果をだしたので、生徒達は喜んでいた。
そして帰る前にPMC達の元に行き、頭を下げて謝った。彼らは気にしていないと言ってくれたのが、幸いなのかもしれない。
しかし、1つだけ気になる事がある。それは大園が持っているリボルバーの事だ。なので見せて欲しいと頼んでみたら、すんなりと私に渡して来たのだが、持った瞬間驚きの表情に変わった。
ん? 何だこの銃は。
下谷自身が考えていたカスタムとは違っていた為、少し驚きながら隅々まで見ていく。
「これ、木製グリップ? ゴムやポリカーボネイト製じゃない。それにトリガーチャンネルも1つだけになってる」
「紫音はゴムの質感が気に入らないみたいだから、木製ウッドにしているんだ。しかもトリガーチャンネルも1個に減らしているのは、握りにズレ生じた時に命中精度に影響するから、1つ減らしたんだ」
盲点だった。カスタマイズは軽くする方がいいと考えていたし、何よりもグリップもトリガーチャンネルがあった方がいいとも思ってもいた。
しかし、人によってはそのカスタマイズされた銃が合わないと感じる事も。
「そうだったんですね・・・・・・ありがとうございました」
下谷は紫音に M327 R8 を返してながらこう思った。 今日は私自身にとっても勉強になった。 と。
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