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第15話 ゴメンねお父さん!
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海外出張から帰ってきた両親と、久々に一緒に食事をして楽しんだ。もちろんそこにリタがいて、彼女も楽しそうに食事をしていた。
そこまではよかったのだが、食後に大きな問題が出た。
「・・・・・・」
何と父さんが冷蔵庫の中を見つめながら、無表情でポロリ、ポロリ。と涙を流していたのだ。その理由は俺は知っている。
「どうしよう、リタ」
「どうしようって何が?」
「姉さんに、父さんのお酒を持って行っていい。って言っちゃったんだよ」
「ええええええっ!?」
リタは静かに驚いていたが、すぐに調子を取り戻し小声で話し掛けて来た。
「何でそんなことを言ったのよ」
「だって、お酒を飲めない俺からしてみれば邪魔だったし、父さん海外で働いてるからいいかなって思って」
あの時、いない方が悪いって思わなきゃよかった。
「・・・・・・」
ん? 父さん台所の戸たんを開いて何をしているんだ?
奥の方に片手を突っ込み、ゴソゴソと何かを探している。
「ッ!?」
父さんが何かを見つけたようで、その突っ込んだ片手を戻すと、何とその手には冷蔵庫に入れていたお酒と同じ物を持っていたのだ。
「マジかっ!?」
別で保管していたとは思いもしなかったわっ!
そのお酒を持ったまま、父さんは母さんに向かってドヤ顔を・・・・・・してるような気がする。
「・・・・・・」
うん、相変わらず父さんの声が小さい。
「一緒に飲もうって言いたいの?」
母さんがそう聞くと、コクリッと父さんは頷いた。
「まぁ! アナタ大好きよぉ~!」
母さんが抱きつくと、父さんは照れてるのか頬を染めた。
「悲しんでいたのと今照れているのだけはわかった」
リタ、俺もそうだよ。
「リタちゃんも一緒にどう?」
「えっ!? 私も?」
リタ自身誘われると思っていなかったらしく、驚いていた。
「もしかして、お酒ダメだったかしら?」
「あ、いえ。お酒を飲むこと自体は大丈夫。でもいいの? 私は部外者で・・・・・・」
「そんなこと関係ないわよ。さっきも言ったけど、洸夜がリタちゃんにお世話になっているんだから、お礼だと思ってね」
ただ単に飲み友が欲しかっただけじゃないのか? 母親に睨まれてしまったので目を逸らす。
「それじゃあ、お言葉に甘えさせて頂きます」
「はい、どうぞ。これリタちゃんの分ね」
いやいや、コップ一杯分を飲み干すの無理だろ。リタの身体のサイズを考えろよ母さん。
リタは出されたお酒を一口飲むと、目を見開いた。
「美味しい! こんなに美味しいお酒、ワインを飲んだの初めて!」
「気に入って貰えてよかったわ。でもねこれワインじゃないのよ」
「ワインじゃない? でもこれ、エールでもないよね。泡が立ってないし」
リタは出された不思議そうに見つめていた。
「それはね。日本酒ってい言うお酒なの」
「ニホンシュ?」
「そう日本酒。ワインの原材料はブドウだけど、日本酒の場合は米を使っているのよ」
「米で作るお酒があるなんて、初めて知ったわ」
どうやら日本酒を気に入ったのか、おつまみを食べながらお酒を飲んで楽しんでいる。
「ああ~、そのぉ~・・・・・・俺はお風呂に入って来ていい?」
「どうぞぉ~」
完全空気状態だったので、お風呂に入って汗を流した。無論俺は身体を洗うのもカラスの行水状態で、長湯しないタイプ。だからすぐにお風呂から出てリビングに戻って来たのだが・・・・・・。
「どうしてこうなっているんだ?」
お風呂から戻って来たら、リタとが出来あがっていた。
「コウヤ、もうお風呂上がったのぉ~?」
「あ、まぁな。リタ、酔ってるのか?」
「わらひは、よってましぇんよぉ~。まら一杯もろんれませんからぁ~」
呂律が回らないほど酔ってるじゃねぇか。
「リタちゃんはもしかして、お酒弱いタイプなのかしら?」
「違うと思う」
普通に考えてみれば俺達人間のコップ一杯の量の酒は、リタの大きさから考えると風呂釜ぐらいの量になるだろうな。
「こうやぁ~、わらひこっちの世界に住むぅ~!」
そう言って抱き付いて来るリタに対して、どう答えようか考える。下手な事を言ったら逆上しそうだからなぁ。
「そのぉ、えぇっとぉ・・・・・・リタがそう言うのなら、そうすればいいと思う」
「そう、じゃあわらひここに住むぅ~」
リタはそう言いながら俺の胸元に抱き付いて、顔を擦り付けて来た。
ちょっと可愛いなぁ。じゃなくって!
「でも今日のところは家に帰れ、ってあれ?」
リタの顔を見てみると目がとろ~んとしていたので、手に乗せるような感じに座らせたら、そのまま横になってしまった。
「わらし、コウヤと出会えて、しあわしぇ~・・・・・・」
そう言い終えると、目を閉じて寝息を立て始めた。
「寝ちゃった」
どうしよう、これ?
「あら、リタちゃん眠っちゃったの?」
「ああ、うん。起こして、帰って貰う?」
今度は 帰りたくない! って駄々をこねそう気がするけど。
「それじゃあ可哀想よ。千春はもう帰ったのよね?」
「ああ、うん」
「なら、そのベッドにリタちゃんを寝かせましょう」
そうだな。どうせ姉さんはいないから、姉さんの部屋に寝かせても大丈夫だろう。
「わかった。母さん、両手塞がっているからベッドまで付いて来て」
「わかったわ」
母さんはそう言うと席から立ち上がり、廊下へ出るドアを開いてくれた。
「・・・・・・」
このとき父さんが俺達に向かって手を振っていたのに気づかなかった。すまん、父さん。
まぁそんなことは日常的な出来事だったから置いといて、姉さんの部屋のベッドにリタを優しく寝かせてあげると、母さんがリタに布団を掛けてあげた。
「ねぇ、洸夜」
「ん? 何?」
「しつこいようだけど、洸夜が無事でよかった」
母さんはそう言うと俺に抱き付いて来た。
「その・・・・・・心配かけてゴメン、母さん」
「それに、洸夜が魔法を使えるようになったのも驚きだわ」
「昨日まで母さんと同じように、俺自身も驚いていたよ。あ、そうだ!」
母さんに、あれがある場所を聞きたかったんだ。
「母さん、俺が修行で使っていた武器を何処に仕舞った?」
棒は得意な武器だったので、今でも修行しているので俺の部屋の片隅に置いてあるが、残りの武器が何処にあるのかわからない。
「ああ、あれ。洸夜の部屋のクローゼットの上のダンボールに入れてあるわよ。何に使うの?」
「ああ、授業の一環に武術があるからさ、明日全部持って行って先生に対して使ってみようと考えているんだ」
向こうの世界なら、何の武器を使っても怒られそうにないからねっ! 思いっきり修行出来そうだっ!!
「そう、ならその先生に対して琉球古武術で、ギャフンッと言わせてやっちゃいなさい!」
「アハハハハ・・・・・・う、うん」
言えない。もう素手でギャフンと言わせていることを。
「後、向こうの世界の先生が体操服に興味を示しているから、体操服を持って行ってもいい?」
「いいわよ。どうせもう、あの学校に洸夜を通わせる気がないし」
まぁそうだよな。自分の息子を酷い目に合わせているんだから、通わせたくなくなるよな。
「それと、その・・・・・・恥ずかしいんだけど、姉さんが使っていた女性用の方もある?」
「ええ、あるわよ。今出してあげるから、明日持って行きなさい」
姉さんの部屋の片隅にあるクローゼットを開き、姉さんが学生時代使っていた体操着を取り出してから、俺に渡して来た。
「仕舞った場所、覚えているんだ」
「毎日洗濯をして乾かして畳んで仕舞っていたのは私だから、覚えているのは当たり前よ」
うん、父さんと海外へ行くときまでそうだったな。
「とにかくありがとう母さん、俺はこのまま自分の部屋に行くよ」
「わかった。お姉ちゃんの服で、ニオイを嗅ぐとか変なことをしないようにね」
「するかっ!」
クスクス笑う母さんを尻目に、自室へ戻ると机の上に姉さんの服を置いてから脚立を使って上のクローゼットの上を調べる。
「もしかしてこれか?」
それらしきダンボールを下ろしてから、ガムテープを剥がして蓋を開ける。
「これこれ!」
中に入っている武器を見た洸夜は、満足そうな顔をしていたのであった。
そこまではよかったのだが、食後に大きな問題が出た。
「・・・・・・」
何と父さんが冷蔵庫の中を見つめながら、無表情でポロリ、ポロリ。と涙を流していたのだ。その理由は俺は知っている。
「どうしよう、リタ」
「どうしようって何が?」
「姉さんに、父さんのお酒を持って行っていい。って言っちゃったんだよ」
「ええええええっ!?」
リタは静かに驚いていたが、すぐに調子を取り戻し小声で話し掛けて来た。
「何でそんなことを言ったのよ」
「だって、お酒を飲めない俺からしてみれば邪魔だったし、父さん海外で働いてるからいいかなって思って」
あの時、いない方が悪いって思わなきゃよかった。
「・・・・・・」
ん? 父さん台所の戸たんを開いて何をしているんだ?
奥の方に片手を突っ込み、ゴソゴソと何かを探している。
「ッ!?」
父さんが何かを見つけたようで、その突っ込んだ片手を戻すと、何とその手には冷蔵庫に入れていたお酒と同じ物を持っていたのだ。
「マジかっ!?」
別で保管していたとは思いもしなかったわっ!
そのお酒を持ったまま、父さんは母さんに向かってドヤ顔を・・・・・・してるような気がする。
「・・・・・・」
うん、相変わらず父さんの声が小さい。
「一緒に飲もうって言いたいの?」
母さんがそう聞くと、コクリッと父さんは頷いた。
「まぁ! アナタ大好きよぉ~!」
母さんが抱きつくと、父さんは照れてるのか頬を染めた。
「悲しんでいたのと今照れているのだけはわかった」
リタ、俺もそうだよ。
「リタちゃんも一緒にどう?」
「えっ!? 私も?」
リタ自身誘われると思っていなかったらしく、驚いていた。
「もしかして、お酒ダメだったかしら?」
「あ、いえ。お酒を飲むこと自体は大丈夫。でもいいの? 私は部外者で・・・・・・」
「そんなこと関係ないわよ。さっきも言ったけど、洸夜がリタちゃんにお世話になっているんだから、お礼だと思ってね」
ただ単に飲み友が欲しかっただけじゃないのか? 母親に睨まれてしまったので目を逸らす。
「それじゃあ、お言葉に甘えさせて頂きます」
「はい、どうぞ。これリタちゃんの分ね」
いやいや、コップ一杯分を飲み干すの無理だろ。リタの身体のサイズを考えろよ母さん。
リタは出されたお酒を一口飲むと、目を見開いた。
「美味しい! こんなに美味しいお酒、ワインを飲んだの初めて!」
「気に入って貰えてよかったわ。でもねこれワインじゃないのよ」
「ワインじゃない? でもこれ、エールでもないよね。泡が立ってないし」
リタは出された不思議そうに見つめていた。
「それはね。日本酒ってい言うお酒なの」
「ニホンシュ?」
「そう日本酒。ワインの原材料はブドウだけど、日本酒の場合は米を使っているのよ」
「米で作るお酒があるなんて、初めて知ったわ」
どうやら日本酒を気に入ったのか、おつまみを食べながらお酒を飲んで楽しんでいる。
「ああ~、そのぉ~・・・・・・俺はお風呂に入って来ていい?」
「どうぞぉ~」
完全空気状態だったので、お風呂に入って汗を流した。無論俺は身体を洗うのもカラスの行水状態で、長湯しないタイプ。だからすぐにお風呂から出てリビングに戻って来たのだが・・・・・・。
「どうしてこうなっているんだ?」
お風呂から戻って来たら、リタとが出来あがっていた。
「コウヤ、もうお風呂上がったのぉ~?」
「あ、まぁな。リタ、酔ってるのか?」
「わらひは、よってましぇんよぉ~。まら一杯もろんれませんからぁ~」
呂律が回らないほど酔ってるじゃねぇか。
「リタちゃんはもしかして、お酒弱いタイプなのかしら?」
「違うと思う」
普通に考えてみれば俺達人間のコップ一杯の量の酒は、リタの大きさから考えると風呂釜ぐらいの量になるだろうな。
「こうやぁ~、わらひこっちの世界に住むぅ~!」
そう言って抱き付いて来るリタに対して、どう答えようか考える。下手な事を言ったら逆上しそうだからなぁ。
「そのぉ、えぇっとぉ・・・・・・リタがそう言うのなら、そうすればいいと思う」
「そう、じゃあわらひここに住むぅ~」
リタはそう言いながら俺の胸元に抱き付いて、顔を擦り付けて来た。
ちょっと可愛いなぁ。じゃなくって!
「でも今日のところは家に帰れ、ってあれ?」
リタの顔を見てみると目がとろ~んとしていたので、手に乗せるような感じに座らせたら、そのまま横になってしまった。
「わらし、コウヤと出会えて、しあわしぇ~・・・・・・」
そう言い終えると、目を閉じて寝息を立て始めた。
「寝ちゃった」
どうしよう、これ?
「あら、リタちゃん眠っちゃったの?」
「ああ、うん。起こして、帰って貰う?」
今度は 帰りたくない! って駄々をこねそう気がするけど。
「それじゃあ可哀想よ。千春はもう帰ったのよね?」
「ああ、うん」
「なら、そのベッドにリタちゃんを寝かせましょう」
そうだな。どうせ姉さんはいないから、姉さんの部屋に寝かせても大丈夫だろう。
「わかった。母さん、両手塞がっているからベッドまで付いて来て」
「わかったわ」
母さんはそう言うと席から立ち上がり、廊下へ出るドアを開いてくれた。
「・・・・・・」
このとき父さんが俺達に向かって手を振っていたのに気づかなかった。すまん、父さん。
まぁそんなことは日常的な出来事だったから置いといて、姉さんの部屋のベッドにリタを優しく寝かせてあげると、母さんがリタに布団を掛けてあげた。
「ねぇ、洸夜」
「ん? 何?」
「しつこいようだけど、洸夜が無事でよかった」
母さんはそう言うと俺に抱き付いて来た。
「その・・・・・・心配かけてゴメン、母さん」
「それに、洸夜が魔法を使えるようになったのも驚きだわ」
「昨日まで母さんと同じように、俺自身も驚いていたよ。あ、そうだ!」
母さんに、あれがある場所を聞きたかったんだ。
「母さん、俺が修行で使っていた武器を何処に仕舞った?」
棒は得意な武器だったので、今でも修行しているので俺の部屋の片隅に置いてあるが、残りの武器が何処にあるのかわからない。
「ああ、あれ。洸夜の部屋のクローゼットの上のダンボールに入れてあるわよ。何に使うの?」
「ああ、授業の一環に武術があるからさ、明日全部持って行って先生に対して使ってみようと考えているんだ」
向こうの世界なら、何の武器を使っても怒られそうにないからねっ! 思いっきり修行出来そうだっ!!
「そう、ならその先生に対して琉球古武術で、ギャフンッと言わせてやっちゃいなさい!」
「アハハハハ・・・・・・う、うん」
言えない。もう素手でギャフンと言わせていることを。
「後、向こうの世界の先生が体操服に興味を示しているから、体操服を持って行ってもいい?」
「いいわよ。どうせもう、あの学校に洸夜を通わせる気がないし」
まぁそうだよな。自分の息子を酷い目に合わせているんだから、通わせたくなくなるよな。
「それと、その・・・・・・恥ずかしいんだけど、姉さんが使っていた女性用の方もある?」
「ええ、あるわよ。今出してあげるから、明日持って行きなさい」
姉さんの部屋の片隅にあるクローゼットを開き、姉さんが学生時代使っていた体操着を取り出してから、俺に渡して来た。
「仕舞った場所、覚えているんだ」
「毎日洗濯をして乾かして畳んで仕舞っていたのは私だから、覚えているのは当たり前よ」
うん、父さんと海外へ行くときまでそうだったな。
「とにかくありがとう母さん、俺はこのまま自分の部屋に行くよ」
「わかった。お姉ちゃんの服で、ニオイを嗅ぐとか変なことをしないようにね」
「するかっ!」
クスクス笑う母さんを尻目に、自室へ戻ると机の上に姉さんの服を置いてから脚立を使って上のクローゼットの上を調べる。
「もしかしてこれか?」
それらしきダンボールを下ろしてから、ガムテープを剥がして蓋を開ける。
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