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第25話 クリスタルブレード改の性能
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「う、う~ん・・・・・・」
辛い、非常に辛い。だってカーシャさんを追い掛けていた2人だったけど、セリアと俺が手を繋いだ瞬間、アンリネットが空いている方の腕に抱きついて来て、そのようすを見ていたセリアは真似するように抱き付いて来て、そのまま歩く形になった。
現在進行形で今すぐキャットファイトを始めそうなぐらいに睨み合って歩いている。
「いやぁ~、青春しているねぇ~」
これの何処が青春なんだよ。針のむしろって気分だぞ。
そんなことを思いながらカーシャさんを見つめていたら、いつの間にか校庭へ出ていた。
「おやおや、羨ましいねぇ。コウヤくん」
「ア、アニス学園長」
「学園でのスキンシップは構わないが、行き過ぎるのは困るぞ。増してや性行為なんてしたら大問題だから気を付けるように」
「そんな事しませんよ!」
また退学になるのは困るし、それに2人共俺に気があるわけじゃないし。
「それよりもだ。2人共、授業をしたいから彼から離れてくれ」
「・・・・・・はい」
「・・・・・・わかった」
2人はそう返事をすると俺から離れたが、睨み合いは止めない。
「ねぇねぇ、コウヤ。授業を始める前にあの魔法を見せようよ」
「えっ!? 今から?」
「うん! 早くアニスの驚いた顔を見たいし」
リタはそう言うと藁人形のところではなく甲冑を来た人形の方へ飛んで行き、手招きして来た。
「コウヤくん、あの魔法とは?」
「昨日家でリタと一緒に考えて改良したクリスタル・ブレードのことです」
「クリスタルブレードを改良させただと?」
アニス学園長は険しい顔で俺を見つめて来る。
「えっとぉ・・・・・・ダメでしたか?」
「いや、ダメじゃない。その改良したクリスタルブレードを作って見せてくれないか?」
「あ、はい」
そう返事をしてからクリスタルブレードを作り出し、アニス学園長に見せる。
「見た目は変わらないが、刃の部分が光ってるな」
そう、クリスタルブレードを改良した部分は刃の部分。その部分を魔力の剣の刃にしている上に、ある仕掛けを施してあるのだ。
「これがミヤマ様が作った片手剣ですか。キレイですね」
「キラキラしてる」
「って触ったら危ないぞ!」
アンリネットさんが刃の部分に触ろうとして来たので、慌てて引っ込める。
「え、どうして危ないの? もしかしてアンリネットさんが子供だから?」
「子供じゃない」
そう言ってセリアに抗議しているアンリネット達に向かって首を横に振る。
「これは昨日作ったクリスタルブレードよりも切れ味が鋭いから、刃の部分に触っただけで切れてしまう可能性があるんだ。
だからさっきのように刃の部分を触らないでくれ」
「そ、そうなんだ」
セリアさんは自分の指が切れるのを想像したのか、顔を青くしている。
「ねぇ! 早くそれを試し切りしてみようよっ!」
「そうだった。今そっちに行くから、待っててくれ!」
クリスタルブレードを持ったままリタがいる場所へ駆け寄った。
「それじゃあ、これをズバッと斬っちゃって!」
お前の中で斬れるの確定かよ!
「まぁ、まだ試してないからわからないけど。うりゃあっ!?」
掛け声と共にクリスタルブレードを真っ直ぐ垂直に振り下ろしたら、何と甲冑の真ん中真ん中まで抵抗なく切れてしまった。
「ええっ!?」
口に手を当てて驚いているカーシャさんと、目を見開いているアンリネットさんを後目に火花を散らせながらどんどん斬っていく。
「ゆっくりだけど、このまま地面に行けそう」
「おお~っ!? スゴイスゴイ!」
リタが感心して飛び回っている間に、刃が地面に到達した。なので引き抜いてから刀身を確認する。
「ヒビ、刃こぼれ共になし。上出来だ!」
「じゃあクリスタルブレード完成?」
「ああ、リタの言う通り完成だ!」
「やったね!」
イエ~イ! と言いながらハイタッチをした。
「あの、コウヤくん。その剣、火花散ってたよね?」
「ああ、うん。刃の部分に改良を加えた影響だな」
キラキラと輝いている刃を指をさして言う。
「見た感じだと魔力の剣のような感じだが、普通はこんな光らないぞ。何か細工を施しているな?」
お、流石アニス学園長。察しがいいなぁ。
「実はこの刃には目に見えない水晶の粒が付いていて、それが刃の部分と内部をグルグルと循環するように回っています」
アニス学園長には想像し難いと思うが、チェーンソーにダイヤモンドカッターの要素を加えた感じだ。
「そうか、だけどそれだけじゃ切れないだろ?」
「切れますよ。目で追い切れないほどの速さで循環させれば可能ですし」
「目で追いきれない・・・・・・だからキラキラしているのか」
そう言いつつ、クリスタルブレードをマジマジと見つめてブツブツ何かを言う。
「ダメだ!」
「何がですか?」
「別の形で再現しようとしたんだが、私じゃ再現が出来そうにない!」
あ、リスペクトしようとしてたんですね。
「私も雷属性だから、再現出来なさそう」
「ああ~、となると・・・・・・魔力の剣にその属性を付与なら出来そうだね」
「それは出来るよ。でも下手したら自分が感電しちゃうから、やりたくないなぁ~」
「あ、そうなんだ」
そうなると、魔力の剣に火属性を加えたら火傷する可能性があるってことになるよな。じゃあ無難に言って、水属性のリタが一番安全ってことか?
「・・・・・・ムゥ~」
何を思ったのかアンリネットは自分で魔力の剣を作ると、俺のと見比べている。
「お嬢様は風と火の適性なので、ミヤマ様みたいな剣を作るのは無理でしょう」
「出来る」
「何を根拠にですか?」
「これでも斬れるもん」
彼女はそう言うと人形の目の前に立ち、袈裟斬り風に魔力の剣を振るうが ガキィイイイイイインッ!!? といい音を立てて弾かれてしまった。
「えっ!?」
あれって、あんなに堅かったか? いや、もしかしたらアンリネットさんが刃に対するイメージが弱いから、刺さりもしなかったのか?
「ほら、私の言った通りでしょう」
「ムゥゥゥウウウウウウッ!!?」
アンネリットさん悔しいのか、また人形に向かって魔力の剣を振り下ろすが、先ほどと同じく弾かれてしまった。
「あ~、コウヤくんに言い忘れていたんだがキミが切ったあの甲冑を着た人形方はな、耐魔法と防御魔法を付与されているんだ。
だから並大抵の攻撃では、壊れるどころか傷つくのさえも難しいんだ」
「そうなんですか!?」
じゃあアンリネットが弾かれているのは、普通のことなのか?
カーシャさんは何度も切ろうとしているアンリネットの肩にポンと手を置いた。
「お嬢様、いい加減諦めて下さい」
「ヤダ」
「お嬢様、同じ物で同じことを繰り返していても、同じ結果しか生まないのですよ。
ミヤマ様のように、どうすれば切れるようになるのか工夫しないとダメですよ。こんな風に」
カーシャさんはそう言うと地面に手を置き、1本の片手剣を作り出して、その剣を振るって甲冑を着た人形を叩き切った。
「なっ!?」
カーシャさんが甲冑ごと人形を切り裂いただとぉっ!
「ミヤマ様の作り上げた剣を私なりに再現してみました。とてもいいですね、気に入りました」
「えっ!?」
「スゴイ!」
俺のクリスタルブレードを土で再現しただと! そういえば刃の部分が何か回っているような・・・・・・砂? もしかして水晶の代わりに固い砂の粒を高速で回しているのか、あの人は?
「ああ~なるほど。土属性なら再現が出来るのか、しかし彼女はスゴイなぁ~。普通ならぶつかった瞬間に形が崩れていてもおかしくないんだがな」
「長年の修行の成果です」
「で、その剣の名前はどうするんだ? サンドセイバーとかどうだい?」
「そうですね。下手に考え込むと変な名前になりそうですし、それに刃の部分を固い砂粒を採用しているので、サンドセイバーでよろしいかと思います」
彼女はそう言ってから、サンドセイバーを土に還した。
「むむむっ!?」
「そんなに悔しがらなくてもいいんじゃない?」
「悔しいのは事実」
その話を聞いたリタはアンリネットの目の前に飛び、腰に手を当てて話し掛ける。
「なら、風の魔法を加えた魔法の剣を作ればいいじゃない」
「ムゥ~・・・・・・無理。思い付かない」
「なら、今は諦めたら?」
「妖精の言う通り、負けを認める」
アンリネットはそう言ってションボリしていたのであった。
辛い、非常に辛い。だってカーシャさんを追い掛けていた2人だったけど、セリアと俺が手を繋いだ瞬間、アンリネットが空いている方の腕に抱きついて来て、そのようすを見ていたセリアは真似するように抱き付いて来て、そのまま歩く形になった。
現在進行形で今すぐキャットファイトを始めそうなぐらいに睨み合って歩いている。
「いやぁ~、青春しているねぇ~」
これの何処が青春なんだよ。針のむしろって気分だぞ。
そんなことを思いながらカーシャさんを見つめていたら、いつの間にか校庭へ出ていた。
「おやおや、羨ましいねぇ。コウヤくん」
「ア、アニス学園長」
「学園でのスキンシップは構わないが、行き過ぎるのは困るぞ。増してや性行為なんてしたら大問題だから気を付けるように」
「そんな事しませんよ!」
また退学になるのは困るし、それに2人共俺に気があるわけじゃないし。
「それよりもだ。2人共、授業をしたいから彼から離れてくれ」
「・・・・・・はい」
「・・・・・・わかった」
2人はそう返事をすると俺から離れたが、睨み合いは止めない。
「ねぇねぇ、コウヤ。授業を始める前にあの魔法を見せようよ」
「えっ!? 今から?」
「うん! 早くアニスの驚いた顔を見たいし」
リタはそう言うと藁人形のところではなく甲冑を来た人形の方へ飛んで行き、手招きして来た。
「コウヤくん、あの魔法とは?」
「昨日家でリタと一緒に考えて改良したクリスタル・ブレードのことです」
「クリスタルブレードを改良させただと?」
アニス学園長は険しい顔で俺を見つめて来る。
「えっとぉ・・・・・・ダメでしたか?」
「いや、ダメじゃない。その改良したクリスタルブレードを作って見せてくれないか?」
「あ、はい」
そう返事をしてからクリスタルブレードを作り出し、アニス学園長に見せる。
「見た目は変わらないが、刃の部分が光ってるな」
そう、クリスタルブレードを改良した部分は刃の部分。その部分を魔力の剣の刃にしている上に、ある仕掛けを施してあるのだ。
「これがミヤマ様が作った片手剣ですか。キレイですね」
「キラキラしてる」
「って触ったら危ないぞ!」
アンリネットさんが刃の部分に触ろうとして来たので、慌てて引っ込める。
「え、どうして危ないの? もしかしてアンリネットさんが子供だから?」
「子供じゃない」
そう言ってセリアに抗議しているアンリネット達に向かって首を横に振る。
「これは昨日作ったクリスタルブレードよりも切れ味が鋭いから、刃の部分に触っただけで切れてしまう可能性があるんだ。
だからさっきのように刃の部分を触らないでくれ」
「そ、そうなんだ」
セリアさんは自分の指が切れるのを想像したのか、顔を青くしている。
「ねぇ! 早くそれを試し切りしてみようよっ!」
「そうだった。今そっちに行くから、待っててくれ!」
クリスタルブレードを持ったままリタがいる場所へ駆け寄った。
「それじゃあ、これをズバッと斬っちゃって!」
お前の中で斬れるの確定かよ!
「まぁ、まだ試してないからわからないけど。うりゃあっ!?」
掛け声と共にクリスタルブレードを真っ直ぐ垂直に振り下ろしたら、何と甲冑の真ん中真ん中まで抵抗なく切れてしまった。
「ええっ!?」
口に手を当てて驚いているカーシャさんと、目を見開いているアンリネットさんを後目に火花を散らせながらどんどん斬っていく。
「ゆっくりだけど、このまま地面に行けそう」
「おお~っ!? スゴイスゴイ!」
リタが感心して飛び回っている間に、刃が地面に到達した。なので引き抜いてから刀身を確認する。
「ヒビ、刃こぼれ共になし。上出来だ!」
「じゃあクリスタルブレード完成?」
「ああ、リタの言う通り完成だ!」
「やったね!」
イエ~イ! と言いながらハイタッチをした。
「あの、コウヤくん。その剣、火花散ってたよね?」
「ああ、うん。刃の部分に改良を加えた影響だな」
キラキラと輝いている刃を指をさして言う。
「見た感じだと魔力の剣のような感じだが、普通はこんな光らないぞ。何か細工を施しているな?」
お、流石アニス学園長。察しがいいなぁ。
「実はこの刃には目に見えない水晶の粒が付いていて、それが刃の部分と内部をグルグルと循環するように回っています」
アニス学園長には想像し難いと思うが、チェーンソーにダイヤモンドカッターの要素を加えた感じだ。
「そうか、だけどそれだけじゃ切れないだろ?」
「切れますよ。目で追い切れないほどの速さで循環させれば可能ですし」
「目で追いきれない・・・・・・だからキラキラしているのか」
そう言いつつ、クリスタルブレードをマジマジと見つめてブツブツ何かを言う。
「ダメだ!」
「何がですか?」
「別の形で再現しようとしたんだが、私じゃ再現が出来そうにない!」
あ、リスペクトしようとしてたんですね。
「私も雷属性だから、再現出来なさそう」
「ああ~、となると・・・・・・魔力の剣にその属性を付与なら出来そうだね」
「それは出来るよ。でも下手したら自分が感電しちゃうから、やりたくないなぁ~」
「あ、そうなんだ」
そうなると、魔力の剣に火属性を加えたら火傷する可能性があるってことになるよな。じゃあ無難に言って、水属性のリタが一番安全ってことか?
「・・・・・・ムゥ~」
何を思ったのかアンリネットは自分で魔力の剣を作ると、俺のと見比べている。
「お嬢様は風と火の適性なので、ミヤマ様みたいな剣を作るのは無理でしょう」
「出来る」
「何を根拠にですか?」
「これでも斬れるもん」
彼女はそう言うと人形の目の前に立ち、袈裟斬り風に魔力の剣を振るうが ガキィイイイイイインッ!!? といい音を立てて弾かれてしまった。
「えっ!?」
あれって、あんなに堅かったか? いや、もしかしたらアンリネットさんが刃に対するイメージが弱いから、刺さりもしなかったのか?
「ほら、私の言った通りでしょう」
「ムゥゥゥウウウウウウッ!!?」
アンネリットさん悔しいのか、また人形に向かって魔力の剣を振り下ろすが、先ほどと同じく弾かれてしまった。
「あ~、コウヤくんに言い忘れていたんだがキミが切ったあの甲冑を着た人形方はな、耐魔法と防御魔法を付与されているんだ。
だから並大抵の攻撃では、壊れるどころか傷つくのさえも難しいんだ」
「そうなんですか!?」
じゃあアンリネットが弾かれているのは、普通のことなのか?
カーシャさんは何度も切ろうとしているアンリネットの肩にポンと手を置いた。
「お嬢様、いい加減諦めて下さい」
「ヤダ」
「お嬢様、同じ物で同じことを繰り返していても、同じ結果しか生まないのですよ。
ミヤマ様のように、どうすれば切れるようになるのか工夫しないとダメですよ。こんな風に」
カーシャさんはそう言うと地面に手を置き、1本の片手剣を作り出して、その剣を振るって甲冑を着た人形を叩き切った。
「なっ!?」
カーシャさんが甲冑ごと人形を切り裂いただとぉっ!
「ミヤマ様の作り上げた剣を私なりに再現してみました。とてもいいですね、気に入りました」
「えっ!?」
「スゴイ!」
俺のクリスタルブレードを土で再現しただと! そういえば刃の部分が何か回っているような・・・・・・砂? もしかして水晶の代わりに固い砂の粒を高速で回しているのか、あの人は?
「ああ~なるほど。土属性なら再現が出来るのか、しかし彼女はスゴイなぁ~。普通ならぶつかった瞬間に形が崩れていてもおかしくないんだがな」
「長年の修行の成果です」
「で、その剣の名前はどうするんだ? サンドセイバーとかどうだい?」
「そうですね。下手に考え込むと変な名前になりそうですし、それに刃の部分を固い砂粒を採用しているので、サンドセイバーでよろしいかと思います」
彼女はそう言ってから、サンドセイバーを土に還した。
「むむむっ!?」
「そんなに悔しがらなくてもいいんじゃない?」
「悔しいのは事実」
その話を聞いたリタはアンリネットの目の前に飛び、腰に手を当てて話し掛ける。
「なら、風の魔法を加えた魔法の剣を作ればいいじゃない」
「ムゥ~・・・・・・無理。思い付かない」
「なら、今は諦めたら?」
「妖精の言う通り、負けを認める」
アンリネットはそう言ってションボリしていたのであった。
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