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第16話 洸夜の実力と発狂するヤツ
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セリアとリタ以外驚いている中、クリスタルブレードを消してルコア先生の元に行く。
「終わりましたよルコア先生」
「え、あっ! そ、そうですか。鎧を切るとはスゴイですね!」
「リタとアニス学園長のお陰で完成出来たんですよ」
それにアニス学園長とカーシャさんが剣術を教えてくれたからな。
「えっへん!」
リタは腰に手を当てて踏ん反り返っている。
「次はセリアの番か?」
「そうだね」
セリアはそう返事をすると俺達の前に出て鎧を見据える。そして手と手の間に電気の塊を作り、それを鎧に向かって飛ばした! 鎧の胸部に当たった瞬間、その個所が溶けてなくなっていた。
「「「なぁっ!?」」」
「おおっ!?」
「やったよ、コウヤくん!」
「ああ、やったな!」
セリアは俺のアドバイス通り電気を一か所に詰め込むように溜めてから、限界ギリギリまで圧縮して放てば強力な魔法になるんじゃないか? と教えた。最初の頃は失敗していたけど、やるごとに慣れて来たのか精度と成功率が上がり、今では平気で撃てるようになった。
本人の話では6割までなら制御可能らしい。
「今回は5割ほどで放った?」
「ううん、3割ほどの魔力で放ったよ」
教えた俺が言うのも何だけれども、3割であの威力は末恐ろしいなぁ。このまま魔法を極めて行ったら、スゴイことになるんじゃねぇ?
「なっ、なっ、なぁっ!?」
「こんなの・・・・・・あり得ない」
目の前で起きている事態がとても信じられないのか、鎧を見つめたまま固まってる。
「あの、ルコア先生?」
「ハッ!? そ、そうですね! とても優秀な子達ですね! その力に傲らず極めていって下さいね」
「「はい!」」
「あり得ないいいいいいいいいいいいっっっ!!?」
バスケ先生が頭を抱えて発狂している。
「おいキサマら! 一体何をした!」
「普通に魔法を使っただけです」
「私も、コウヤくんと同じです」
「嘘を吐くなっ!!」
バスガイド先生はそう言ってから、ビシッと指をさして来た。
「魔道具を付けているだろう!」
「アンタ何を言ってるの? 魔法の授業で能力強化させる魔道具の着用は禁止されているの、わかっているわよね!」
意外にもルノアがバルゲン先生に突っ掛かった。てか、バルゲン先生をアンタ呼ばわりしているってことは、ルノアに嫌われているんだなぁ。
「そうよ! コウヤ達は自分なりに工夫して、出来た結果なんだよ!」
「それに、魔道具を使用して能力を高めているのはアンタの方じゃない! その悪趣味なネックレスが何よりの証拠じゃない!」
「きょっ、教員には制限はないからいいのだ!」
そう言って顔を逸らす。その姿を見たルノアは更に怒りが増したのかバルゲン先生に詰め寄ろうとしたが、俺が間に入る。
「まぁまぁまぁ、落ち着けって」
「ここまでコケにされて、アンタは平気なの?」
「ああ、俺は平気だ」
俺がそう言ったら、ルノアが目を見開いて見つめて来た。
「アンタにプライドってもんがないの?」
「プライドも何も、俺はこの男に2回も勝っているんだから」
そう言った瞬間、セリアとリタ以外の生徒達がざわついた。
「事実なの?」
「ホントだよ! ねぇ、セリア!」
「うん、バルゲン先生はコウヤくんに気絶させられていた。それにコウヤくんから逃げた」
セリアがそう言ったら、バルゲン先生に避難の目が集まる。
「あ、あれはそのぉ・・・・・・魔法なしの武術だけだったから」
「あれ、バルゲン先生は武術も得意とご自身で言っていたじゃないですか。まさかあの話は嘘だったのですか?」
ルコア先生が意地悪そうな顔で言うと、引きつった笑みを浮かべた。
「あ、それはそのぉ~・・・・・・学生時代の話で」
「おかしいですねぇ。今でも現役だと仰っていたじゃないですか」
ルコア先生がそう言ったら、言い訳が出来ないと悟ったのか顔を青ざめさせた。
「つ、次の検査の方に行かなければな! ほら、行くぞ!」
バルゲン先生はそう言うと、自分が担当している生徒を引き連れて離れて行くが、自分が受け持っている生徒からの避難の目は変わらないから辛いだろうなぁ。
「ああ、スッキリした! サンキュー、コウヤ!」
そう言って手を握って振って来るルノアだが、セリアが人知れず嫉妬の目を向けている。
「いつかアイツをギャフンと言わせたいって思っていたからね!」
「あ! その気持ちわかるぅ! 私も魔法で馬鹿にされてたし!」
「俺なんか脳筋なんて言われたからなぁ~」
「しかも身分で態度を変えるから、超ウザかった!」
知らぬ間に、クラスメイト達が俺の元に来ていた。
「あの、コウヤくん。本当にあのバルゲン先生を負かしたのですか?」
「ええ、2回共模擬戦でしたけど勝ちましたよ」
「しかも2回目なんて、立ったまま気絶してたもん!」
俺も立ったまま気絶したヤツを初めて見たぞ。
「へぇ~、そんなことがあったのねぇ~・・・・・・」
ルノアが可笑しそうな顔で言う。多分、話のネタにするつもりなのかもしれない。
「さて、時間も押しているから、まだやってない人はやって下さい!」
『はぁ~いっ!!』
元気な返事をした後に、それぞれ得意な魔法を鎧へと放った。全員が終わったところで別の場所にやって来た。
「はい、皆さん注目! 今度は武術の検査をします! それぞれ得意な武器を持って戦って貰います! 武器はあそこに立て掛けてある物を使って下さい!」
『はぁ~いっ!!』
クラスメイト達は壁に立て掛けてある武器の方へ向かうが、俺だけ肩を掴まれた。
「あ、コウヤくんはダメですよ」
「えっ!? 何で?」
「アニス学園長がコウヤくんには素手で闘って貰いたい。って」
鬼かあの人は。
「万が一怪我した場合は、その場で治すので安心して下さい!」
「ハァ・・・・・・そうですか?」
アニス学園長がそう言うのなら、従うしかないな。だって、俺の武器も見当たらないし。
「わかりました。やりますよ」
「コウヤのカラテが炸裂しちゃうよぉ~!」
「リタ、それは相手によるよ」
とりあえずその場で準備体操をしていると、堅いのいいオッサンが俺達に近づいて来た。
「次の組みはルコア先生の生徒達か」
「はい。ウォーラー先生、生徒達をよろしくお願いします」
「うむ、わかった。生徒諸君! 知っているヤツは知っていると思うが、俺が武術の教師の ウォーラー・ギリッシュ だ! 準備出来た者からこっちに来てくれ!」
ウォーラー先生はそう言った後に俺達から距離を取った。
「じゃあ、俺から行きます!」
槍を持ったクラスの男子がそう言って、ウォーラー先生の元へと行く。
「いつでも来い」
木の剣を構えるウォーラー先生に男子生徒は槍を構えたまま突っ込んで行くが、ウォーラー先生はそれを先読みしていたのか、槍先を剣で跳ね退けて男子学生に接近して剣を突き付けた。
「突きの勢いはいいが、単調過ぎる。次」
残念そうな顔をさせながら、男子学生は俺達の元へと戻って来た。
「じゃ、次俺が行きます!」
「コウヤ、頑張れぇ~!」
俺がそう言った後に、ウォーラー先生の前に出るとしかめっ面になる。
「お前、武器はどうした?」
「格闘術が得意なので」
「・・・・・・そうか。遠慮なく来い」
ウォーラー先生はそう言うので、何も構えずにゆっくりと歩き出したのを見て全員驚いた顔をしている。
「えっ!? 何をしているのアイツ?」
「構えもせずに先生に向かって行くなんて、馬鹿なの?」
「ふざけているのか、お前は?」
ウォーラー先生自身そう言うが、俺はそのままゆっくりと歩み寄って行く。
「来ないのなら、こっちから攻撃するぞ!」
ウォーラー先生が剣を振り上げ駆け出したその瞬間、俺は姿勢を低くさせながら懐に飛び込み片足に抱き付くと、ウォーラー先生の身体を押しつつそのまま一気に持ち上げる。
「なっ!?」
バランスを取れないウォーラー先生は仰向けになった状態で地面に倒されると、洸夜に馬乗りにされて顔の目の前に拳を突き出される。
「チェックメイト」
下敷きにしている先生にそう言うと、ハッと気付いた顔をさせて俺の顔を見つめて来る。
「わかった。お前の勝ちだ」
その言葉を聞いた俺は、突きつけている拳を解いてからウォーラー先生の上から退いてリタ達の元へと行くのであった。
「終わりましたよルコア先生」
「え、あっ! そ、そうですか。鎧を切るとはスゴイですね!」
「リタとアニス学園長のお陰で完成出来たんですよ」
それにアニス学園長とカーシャさんが剣術を教えてくれたからな。
「えっへん!」
リタは腰に手を当てて踏ん反り返っている。
「次はセリアの番か?」
「そうだね」
セリアはそう返事をすると俺達の前に出て鎧を見据える。そして手と手の間に電気の塊を作り、それを鎧に向かって飛ばした! 鎧の胸部に当たった瞬間、その個所が溶けてなくなっていた。
「「「なぁっ!?」」」
「おおっ!?」
「やったよ、コウヤくん!」
「ああ、やったな!」
セリアは俺のアドバイス通り電気を一か所に詰め込むように溜めてから、限界ギリギリまで圧縮して放てば強力な魔法になるんじゃないか? と教えた。最初の頃は失敗していたけど、やるごとに慣れて来たのか精度と成功率が上がり、今では平気で撃てるようになった。
本人の話では6割までなら制御可能らしい。
「今回は5割ほどで放った?」
「ううん、3割ほどの魔力で放ったよ」
教えた俺が言うのも何だけれども、3割であの威力は末恐ろしいなぁ。このまま魔法を極めて行ったら、スゴイことになるんじゃねぇ?
「なっ、なっ、なぁっ!?」
「こんなの・・・・・・あり得ない」
目の前で起きている事態がとても信じられないのか、鎧を見つめたまま固まってる。
「あの、ルコア先生?」
「ハッ!? そ、そうですね! とても優秀な子達ですね! その力に傲らず極めていって下さいね」
「「はい!」」
「あり得ないいいいいいいいいいいいっっっ!!?」
バスケ先生が頭を抱えて発狂している。
「おいキサマら! 一体何をした!」
「普通に魔法を使っただけです」
「私も、コウヤくんと同じです」
「嘘を吐くなっ!!」
バスガイド先生はそう言ってから、ビシッと指をさして来た。
「魔道具を付けているだろう!」
「アンタ何を言ってるの? 魔法の授業で能力強化させる魔道具の着用は禁止されているの、わかっているわよね!」
意外にもルノアがバルゲン先生に突っ掛かった。てか、バルゲン先生をアンタ呼ばわりしているってことは、ルノアに嫌われているんだなぁ。
「そうよ! コウヤ達は自分なりに工夫して、出来た結果なんだよ!」
「それに、魔道具を使用して能力を高めているのはアンタの方じゃない! その悪趣味なネックレスが何よりの証拠じゃない!」
「きょっ、教員には制限はないからいいのだ!」
そう言って顔を逸らす。その姿を見たルノアは更に怒りが増したのかバルゲン先生に詰め寄ろうとしたが、俺が間に入る。
「まぁまぁまぁ、落ち着けって」
「ここまでコケにされて、アンタは平気なの?」
「ああ、俺は平気だ」
俺がそう言ったら、ルノアが目を見開いて見つめて来た。
「アンタにプライドってもんがないの?」
「プライドも何も、俺はこの男に2回も勝っているんだから」
そう言った瞬間、セリアとリタ以外の生徒達がざわついた。
「事実なの?」
「ホントだよ! ねぇ、セリア!」
「うん、バルゲン先生はコウヤくんに気絶させられていた。それにコウヤくんから逃げた」
セリアがそう言ったら、バルゲン先生に避難の目が集まる。
「あ、あれはそのぉ・・・・・・魔法なしの武術だけだったから」
「あれ、バルゲン先生は武術も得意とご自身で言っていたじゃないですか。まさかあの話は嘘だったのですか?」
ルコア先生が意地悪そうな顔で言うと、引きつった笑みを浮かべた。
「あ、それはそのぉ~・・・・・・学生時代の話で」
「おかしいですねぇ。今でも現役だと仰っていたじゃないですか」
ルコア先生がそう言ったら、言い訳が出来ないと悟ったのか顔を青ざめさせた。
「つ、次の検査の方に行かなければな! ほら、行くぞ!」
バルゲン先生はそう言うと、自分が担当している生徒を引き連れて離れて行くが、自分が受け持っている生徒からの避難の目は変わらないから辛いだろうなぁ。
「ああ、スッキリした! サンキュー、コウヤ!」
そう言って手を握って振って来るルノアだが、セリアが人知れず嫉妬の目を向けている。
「いつかアイツをギャフンと言わせたいって思っていたからね!」
「あ! その気持ちわかるぅ! 私も魔法で馬鹿にされてたし!」
「俺なんか脳筋なんて言われたからなぁ~」
「しかも身分で態度を変えるから、超ウザかった!」
知らぬ間に、クラスメイト達が俺の元に来ていた。
「あの、コウヤくん。本当にあのバルゲン先生を負かしたのですか?」
「ええ、2回共模擬戦でしたけど勝ちましたよ」
「しかも2回目なんて、立ったまま気絶してたもん!」
俺も立ったまま気絶したヤツを初めて見たぞ。
「へぇ~、そんなことがあったのねぇ~・・・・・・」
ルノアが可笑しそうな顔で言う。多分、話のネタにするつもりなのかもしれない。
「さて、時間も押しているから、まだやってない人はやって下さい!」
『はぁ~いっ!!』
元気な返事をした後に、それぞれ得意な魔法を鎧へと放った。全員が終わったところで別の場所にやって来た。
「はい、皆さん注目! 今度は武術の検査をします! それぞれ得意な武器を持って戦って貰います! 武器はあそこに立て掛けてある物を使って下さい!」
『はぁ~いっ!!』
クラスメイト達は壁に立て掛けてある武器の方へ向かうが、俺だけ肩を掴まれた。
「あ、コウヤくんはダメですよ」
「えっ!? 何で?」
「アニス学園長がコウヤくんには素手で闘って貰いたい。って」
鬼かあの人は。
「万が一怪我した場合は、その場で治すので安心して下さい!」
「ハァ・・・・・・そうですか?」
アニス学園長がそう言うのなら、従うしかないな。だって、俺の武器も見当たらないし。
「わかりました。やりますよ」
「コウヤのカラテが炸裂しちゃうよぉ~!」
「リタ、それは相手によるよ」
とりあえずその場で準備体操をしていると、堅いのいいオッサンが俺達に近づいて来た。
「次の組みはルコア先生の生徒達か」
「はい。ウォーラー先生、生徒達をよろしくお願いします」
「うむ、わかった。生徒諸君! 知っているヤツは知っていると思うが、俺が武術の教師の ウォーラー・ギリッシュ だ! 準備出来た者からこっちに来てくれ!」
ウォーラー先生はそう言った後に俺達から距離を取った。
「じゃあ、俺から行きます!」
槍を持ったクラスの男子がそう言って、ウォーラー先生の元へと行く。
「いつでも来い」
木の剣を構えるウォーラー先生に男子生徒は槍を構えたまま突っ込んで行くが、ウォーラー先生はそれを先読みしていたのか、槍先を剣で跳ね退けて男子学生に接近して剣を突き付けた。
「突きの勢いはいいが、単調過ぎる。次」
残念そうな顔をさせながら、男子学生は俺達の元へと戻って来た。
「じゃ、次俺が行きます!」
「コウヤ、頑張れぇ~!」
俺がそう言った後に、ウォーラー先生の前に出るとしかめっ面になる。
「お前、武器はどうした?」
「格闘術が得意なので」
「・・・・・・そうか。遠慮なく来い」
ウォーラー先生はそう言うので、何も構えずにゆっくりと歩き出したのを見て全員驚いた顔をしている。
「えっ!? 何をしているのアイツ?」
「構えもせずに先生に向かって行くなんて、馬鹿なの?」
「ふざけているのか、お前は?」
ウォーラー先生自身そう言うが、俺はそのままゆっくりと歩み寄って行く。
「来ないのなら、こっちから攻撃するぞ!」
ウォーラー先生が剣を振り上げ駆け出したその瞬間、俺は姿勢を低くさせながら懐に飛び込み片足に抱き付くと、ウォーラー先生の身体を押しつつそのまま一気に持ち上げる。
「なっ!?」
バランスを取れないウォーラー先生は仰向けになった状態で地面に倒されると、洸夜に馬乗りにされて顔の目の前に拳を突き出される。
「チェックメイト」
下敷きにしている先生にそう言うと、ハッと気付いた顔をさせて俺の顔を見つめて来る。
「わかった。お前の勝ちだ」
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