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第36話 夢の光景は・・・・・・
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「ん、んん~・・・・・・」
うるさく鳴り響くスマートフォンのアラームを止めると、上体を起こした。
「あの夢は一体・・・・・・」
ハゲ校長が襲われていたのはわかった。
「・・・・・・どうしようか」
この事を家族に話すか、それとも話さずにいようか考えものだ。
「おはようコウヤ! って何かあったの?」
「あ、リタ。何でもない。下に行こうか」
これは伝えるべき話じゃないなぁ~。と思ったので黙っておくことにした。
「そうだね! 今日のご飯は何だろうなぁ~!」
リタは気にしていないようすでリビングへと向かったので、俺も後を追うようにしてリビングへと向かう。
「おはよう」
「おはよう、洸夜ぁ!」
『おはよう。昨日の少年院脱走がニュースでやっていたよ』
「えっ!? 本当に?」
『うん、やっぱり少年保護法があるせいか名前とかは出て来なかったけど、間違いなく駄爆さんの息子だよ』
名前までは出て来なかったのかぁ~。
「そうか、少年院を出ない方がよかったんじゃないのか?」
『一文無しに出て来たみたいだから、実際にそうだろうね。今頃困っているんじゃないかなぁ?』
まぁ遠く離れた地方で俺達に散々迷惑を掛けたのだから、俺達が助ける義理は全くない。
『そういえばコウヤ、今朝は夢を見たの?』
「いや、見ていないぞ」
夢の内容が酷いものだから、話そうにも話せないんだよなぁ~。況してやハゲ校長が金を盗まれた挙句に縛られた。何て言えねぇよ。
「そう、つまんないの」
「みんな、ご飯が出来たわよぉ~」
「母さん、運ぶの手伝うよ」
そう言った後に料理をテーブルへと持って行き、家族で朝食を取ったのだった。
「はい、洸夜。お弁当」
母さんが笑顔で渡して来ようとするが、何故か俺の手が拒んでいるのだ。
「安心して洸夜! 昨日のようにキャラ弁は作ってないからぁ!!」
「・・・・・・本当に?」
「本当よ! お母さんのことを信じてちょうだいっ!!」
「う、うん。わかった」
だからそんな泣きそうな顔で、俺の顔を見つめないでくれよ。
そう思いながら弁当を受け取ると、母さんは嬉しいのか顔が輝かしいほど笑顔になった。
「とりあえず制服に着替えるから、待っていてくれないか?」
「いいよぉ~」
俺はリタがそう返事をしてテレビに顔を向けたのを見ると、そのまま自室へ行き制服に着替えた。
「リタ、準備出来たぞぉ!」
「はぁ~い!」
リタを呼ぶとすぐに飛んで来たので、そのまま部屋に入れて転移を唱えた。
「うわっ!? 何だぁ?」
今顔に何かが掛かったような感じがしたが・・・・・・って。
「クモの糸?」
太陽の光にかざすとキラキラと細い線が見えるので間違いない。
「参ったなぁ。まさかクモが家で巣を作ろうとしていたとは・・・・・・」
「住んでないんだから仕方ないよ」
「まぁここの掃除は暇なときにやるとして、外に出ようか」
「そうだね。セリアが待っているかもだし」
そんな会話をしていると、ドンドンドンッ!? とドアを叩く音が聞こえて来た。
「何だ? 誰か来たのか?」
『コウヤくん、今来たんだよねぇ! 大変なの、早く開けてぇ!?』
セリアが血相を変えているか?
「わかった。すぐに開けるから待ってくれ!」
鍵を開けるとドアを勢いよく開放して入って来来たので、その身体を抱き締めるようにして受け止めた。
「コウヤくん、コウヤくん!?」
「どうしたんだ、そんなに慌てて?」
「学校が・・・・・・他国の隠密部隊に占領されちゃったのっ!?」
「何だって!?」
つまりスパイに占領されたってことか。一体どうして?
「セリア、どうして占領何てされたんだ?」
「グスッ!? コウヤくん、つか・・・・・・まえた、のが・・・・・・」
ダメだ嗚咽混じりに説明されているから、何を言っているのかわからない。
「私から説明致します」
「マーガレットさん」
一緒に来ていたのか。
「ねぇねぇ、今学校がどうなっているの? 人質は?」
「朝の7時47分頃に学校を占領され、朝早く登校して来た生徒達と教師が人質になっています。現在は交渉していて膠着状態です」
占領をするってことは、何か目的があるからだろう。
「向こうの要求は?」
「この間捕らえた同胞のスパイの開放と、第一王子の首を差し出すこと」
「スパイの開放はわかるんですけど、第一王子の首を差し出すのは欲張りな感じがしますね」
「それに何で国王じゃないの? 私が相手の立場だったら、王様の方を要求するよ!」
うん、俺もそう思った。
「国王ではない理由は、政治的に混乱が起きることを見越しているのでしょう」
「政治的な混乱ですか?」
「ええ、現国王は第一王子が13歳の時に 第一王子を王にする。 と宣言しました」
「つまり、第一王子が消えたら王座を掛けた政略が始まると踏んだんですね?」
「ええ、特に第三王子は血の気が多いですからね」
王政って嫌な感じだね。ホント。
「それで、セリアは何で泣いているのですか?」
「私自身申し上げるのが大変辛いのですが・・・・・・実はルノアさんが人質の1人になってしまわれたのです」
「何だってぇ!?」
ルノアが人質に?
「ルノアはね・・・・・・朝勉強がしたいから。って昨日言ってたの」
「そうなのかぁ・・・・・・」
よりにもよって今日こうなってしまうとは、ルノア自身も思っても見なかっただろうな。
「それで、コウヤさんにお願いしたいのですが、生徒達の救助を手助けして頂けませんか?」
「俺が生徒達の救出の手助けですか?」
「ええ、アナタの実力はアニス学園長から聞いております。なのでその実力で何とかなりませんか?」
「お願いコウヤくん・・・・・・ルノアを助けて」
セリアが俺の耳元でそう言ってくる。
「・・・・・・ハッキリと言いますと、自分は人質救助するようなところにいた訳じゃないし訓練もしてないので、絶対に救い出せますって言えませんよ」
「それでも、お願いします」
「・・・・・・お願い」
2人共、藁にもすがる思いで俺に言ってるのか。
「・・・・・・わかりました。出来る限りのことはしましょう」
「ええ。ただ、絶対に全員救出出来るとは言い切れないことを覚えておいて下さい」
「わかりました」
「それじゃあ、学園に向かおうかリタ」
「うん! 私も張り切っちゃうよぉ!!」
リタはそう言うと俺達の周りをブンブン飛び回った。
「セリア、学園に向かうから離れてくれないか?」
「・・・・・・行く」
「行く? 行くってまさか・・・・・・」
「私もコウヤくんと一緒に学園に行く!」
この発言に対して俺どころかマーガレットさんも驚いた表情をさせていた。
「セリア、自分がアナタ何を仰っているのか理解しているの!?」
「そうだよ、危ないよ」
「でも、コウヤくんの力になりたいからぁ・・・・・・」
「アナタがミヤマさんの力になりたいのは理解出来ます。でもね、今のアナタの実力ではミヤマさんの足でまといでしかないの」
「でもぉ~・・・・・・コウヤくんが危ないよ」
そう言いながら俺の顔をチラチラ見るので、ちょっと困る。
「ゴメン。酷いことを言うようだけど、セリアのことを連れて行けない」
「どうして?」
「恐らくだが、ウォーラー先生ほどの実力者がゴロゴロいるところに、セリアを連れて行けない」
「でもぉ~・・・・・・」
「それにヤバくなったら逃げるから安心してていいよ」
それにこうやって話している時間も勿体ないしな。
「セリア」
「わかってちょうだい、セリア」
マーガレットさんとリタがそう言うと俺から離れたが、目を伏せている。
「わかりました。コウヤくんを信じて待ってる」
よかった、理解してくれて。
「とりあえず一旦家に戻って準備をしようか」
「え? 何か持って行くの?」
「家から便利な道具を持って来るだけさ。準備をするので、ちょっと待っていてくれませんか?」
「ええ、構いませんよ」
転移を唱えて家に帰ると、学園にいる人達を救出する準備をするのであった。
うるさく鳴り響くスマートフォンのアラームを止めると、上体を起こした。
「あの夢は一体・・・・・・」
ハゲ校長が襲われていたのはわかった。
「・・・・・・どうしようか」
この事を家族に話すか、それとも話さずにいようか考えものだ。
「おはようコウヤ! って何かあったの?」
「あ、リタ。何でもない。下に行こうか」
これは伝えるべき話じゃないなぁ~。と思ったので黙っておくことにした。
「そうだね! 今日のご飯は何だろうなぁ~!」
リタは気にしていないようすでリビングへと向かったので、俺も後を追うようにしてリビングへと向かう。
「おはよう」
「おはよう、洸夜ぁ!」
『おはよう。昨日の少年院脱走がニュースでやっていたよ』
「えっ!? 本当に?」
『うん、やっぱり少年保護法があるせいか名前とかは出て来なかったけど、間違いなく駄爆さんの息子だよ』
名前までは出て来なかったのかぁ~。
「そうか、少年院を出ない方がよかったんじゃないのか?」
『一文無しに出て来たみたいだから、実際にそうだろうね。今頃困っているんじゃないかなぁ?』
まぁ遠く離れた地方で俺達に散々迷惑を掛けたのだから、俺達が助ける義理は全くない。
『そういえばコウヤ、今朝は夢を見たの?』
「いや、見ていないぞ」
夢の内容が酷いものだから、話そうにも話せないんだよなぁ~。況してやハゲ校長が金を盗まれた挙句に縛られた。何て言えねぇよ。
「そう、つまんないの」
「みんな、ご飯が出来たわよぉ~」
「母さん、運ぶの手伝うよ」
そう言った後に料理をテーブルへと持って行き、家族で朝食を取ったのだった。
「はい、洸夜。お弁当」
母さんが笑顔で渡して来ようとするが、何故か俺の手が拒んでいるのだ。
「安心して洸夜! 昨日のようにキャラ弁は作ってないからぁ!!」
「・・・・・・本当に?」
「本当よ! お母さんのことを信じてちょうだいっ!!」
「う、うん。わかった」
だからそんな泣きそうな顔で、俺の顔を見つめないでくれよ。
そう思いながら弁当を受け取ると、母さんは嬉しいのか顔が輝かしいほど笑顔になった。
「とりあえず制服に着替えるから、待っていてくれないか?」
「いいよぉ~」
俺はリタがそう返事をしてテレビに顔を向けたのを見ると、そのまま自室へ行き制服に着替えた。
「リタ、準備出来たぞぉ!」
「はぁ~い!」
リタを呼ぶとすぐに飛んで来たので、そのまま部屋に入れて転移を唱えた。
「うわっ!? 何だぁ?」
今顔に何かが掛かったような感じがしたが・・・・・・って。
「クモの糸?」
太陽の光にかざすとキラキラと細い線が見えるので間違いない。
「参ったなぁ。まさかクモが家で巣を作ろうとしていたとは・・・・・・」
「住んでないんだから仕方ないよ」
「まぁここの掃除は暇なときにやるとして、外に出ようか」
「そうだね。セリアが待っているかもだし」
そんな会話をしていると、ドンドンドンッ!? とドアを叩く音が聞こえて来た。
「何だ? 誰か来たのか?」
『コウヤくん、今来たんだよねぇ! 大変なの、早く開けてぇ!?』
セリアが血相を変えているか?
「わかった。すぐに開けるから待ってくれ!」
鍵を開けるとドアを勢いよく開放して入って来来たので、その身体を抱き締めるようにして受け止めた。
「コウヤくん、コウヤくん!?」
「どうしたんだ、そんなに慌てて?」
「学校が・・・・・・他国の隠密部隊に占領されちゃったのっ!?」
「何だって!?」
つまりスパイに占領されたってことか。一体どうして?
「セリア、どうして占領何てされたんだ?」
「グスッ!? コウヤくん、つか・・・・・・まえた、のが・・・・・・」
ダメだ嗚咽混じりに説明されているから、何を言っているのかわからない。
「私から説明致します」
「マーガレットさん」
一緒に来ていたのか。
「ねぇねぇ、今学校がどうなっているの? 人質は?」
「朝の7時47分頃に学校を占領され、朝早く登校して来た生徒達と教師が人質になっています。現在は交渉していて膠着状態です」
占領をするってことは、何か目的があるからだろう。
「向こうの要求は?」
「この間捕らえた同胞のスパイの開放と、第一王子の首を差し出すこと」
「スパイの開放はわかるんですけど、第一王子の首を差し出すのは欲張りな感じがしますね」
「それに何で国王じゃないの? 私が相手の立場だったら、王様の方を要求するよ!」
うん、俺もそう思った。
「国王ではない理由は、政治的に混乱が起きることを見越しているのでしょう」
「政治的な混乱ですか?」
「ええ、現国王は第一王子が13歳の時に 第一王子を王にする。 と宣言しました」
「つまり、第一王子が消えたら王座を掛けた政略が始まると踏んだんですね?」
「ええ、特に第三王子は血の気が多いですからね」
王政って嫌な感じだね。ホント。
「それで、セリアは何で泣いているのですか?」
「私自身申し上げるのが大変辛いのですが・・・・・・実はルノアさんが人質の1人になってしまわれたのです」
「何だってぇ!?」
ルノアが人質に?
「ルノアはね・・・・・・朝勉強がしたいから。って昨日言ってたの」
「そうなのかぁ・・・・・・」
よりにもよって今日こうなってしまうとは、ルノア自身も思っても見なかっただろうな。
「それで、コウヤさんにお願いしたいのですが、生徒達の救助を手助けして頂けませんか?」
「俺が生徒達の救出の手助けですか?」
「ええ、アナタの実力はアニス学園長から聞いております。なのでその実力で何とかなりませんか?」
「お願いコウヤくん・・・・・・ルノアを助けて」
セリアが俺の耳元でそう言ってくる。
「・・・・・・ハッキリと言いますと、自分は人質救助するようなところにいた訳じゃないし訓練もしてないので、絶対に救い出せますって言えませんよ」
「それでも、お願いします」
「・・・・・・お願い」
2人共、藁にもすがる思いで俺に言ってるのか。
「・・・・・・わかりました。出来る限りのことはしましょう」
「ええ。ただ、絶対に全員救出出来るとは言い切れないことを覚えておいて下さい」
「わかりました」
「それじゃあ、学園に向かおうかリタ」
「うん! 私も張り切っちゃうよぉ!!」
リタはそう言うと俺達の周りをブンブン飛び回った。
「セリア、学園に向かうから離れてくれないか?」
「・・・・・・行く」
「行く? 行くってまさか・・・・・・」
「私もコウヤくんと一緒に学園に行く!」
この発言に対して俺どころかマーガレットさんも驚いた表情をさせていた。
「セリア、自分がアナタ何を仰っているのか理解しているの!?」
「そうだよ、危ないよ」
「でも、コウヤくんの力になりたいからぁ・・・・・・」
「アナタがミヤマさんの力になりたいのは理解出来ます。でもね、今のアナタの実力ではミヤマさんの足でまといでしかないの」
「でもぉ~・・・・・・コウヤくんが危ないよ」
そう言いながら俺の顔をチラチラ見るので、ちょっと困る。
「ゴメン。酷いことを言うようだけど、セリアのことを連れて行けない」
「どうして?」
「恐らくだが、ウォーラー先生ほどの実力者がゴロゴロいるところに、セリアを連れて行けない」
「でもぉ~・・・・・・」
「それにヤバくなったら逃げるから安心してていいよ」
それにこうやって話している時間も勿体ないしな。
「セリア」
「わかってちょうだい、セリア」
マーガレットさんとリタがそう言うと俺から離れたが、目を伏せている。
「わかりました。コウヤくんを信じて待ってる」
よかった、理解してくれて。
「とりあえず一旦家に戻って準備をしようか」
「え? 何か持って行くの?」
「家から便利な道具を持って来るだけさ。準備をするので、ちょっと待っていてくれませんか?」
「ええ、構いませんよ」
転移を唱えて家に帰ると、学園にいる人達を救出する準備をするのであった。
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