13 / 154
13 心配かけてごめんなさい *
しおりを挟む
冬磨は基本金曜日にセフレと会う。ずっと見てきたからそれはよくわかってる。
でも、あれから冬磨はいつも平日に俺を誘う。
俺は新参者だから金曜日じゃないんだな、そう思ったけれど、冬磨は俺を毎週誘う。今週だけかな、来週は誘われないだろう、そう思っても、冬磨からの誘いはずっと続いている。
俺は毎週なのに他のセフレは金曜日に順番に……。そう思うと、なぜ俺だけ毎週なんだろうと疑問に思い、そしてみんなに申し訳ない気持ちになった。
それでも、誘われれば心が踊って待ち合わせのバーに来てしまう。
二杯目のハイボールを飲み干したころ、ふと思い至った。
もしかすると、ここで待ち合わせをしないセフレもいるのかもしれない。
ここでは基本金曜日でも、他では平日なのかも。なら、俺だけ毎週ってわけでもないのかも。
あとは……新参者で物珍しいのかな。しばらく飽きるまで、みたいな感じかも。
でも、そうだとすると週何回やってることになるんだろ……。
冬磨……元気だな……。
「天音」
愛しい人の俺の名を呼ぶ声。
背中に冬磨の手がふれて、もう何度も抱かれているのに、俺はこれだけでもう天に召されてしまいそうになる。これはちっとも大袈裟な話じゃ無い。
「冬磨」
本当はとろけるくらいの笑顔で冬磨を見つめたい。でも、それはできない。
俺はビッチ天音を演じて、今日もまた無表情に冬磨を振り返る。
「早かったな」
「ああ、今日は外回りで直帰だったんだ」
外回りのある仕事なんだっ!
また冬磨のことを少し知ることができて嬉しくて飛び跳ねたくなった。
でも、俺は興味なさそうに振る舞わなきゃならない。
これは反応しないでスルーしたほうがいいかな。
「少し飲んでいく? それともすぐ行く?」
「すぐ行こう。マスター、またゆっくり来るわ」
「はいはい。今日も天音が頑張って二杯飲んでくれたから充分だ」
その言葉にハッとしてマスターを見ると、俺に向かって軽くウインクをした。
待ち合わせがない日、俺は一杯だけ飲んで帰ることが多い。
でも、待ち合わせの日は、俺のほうが早く来た日はなるべく二杯以上飲むようにしている。いつもあとから来たほうは飲まずに行くことが多いからだ。
マスターはそんな俺に気づいてくれていたんだ。
まさか気づかれているとは思わなかった。なんだか照れくさくなって視線が泳ぐ。
あ、だめだ。こんなの絶対ビッチ天音じゃない。ビッチ天音なら「なぁんだバレてたか」くらい言いそうだ。
でも……無理だ言えない。ここは無表情でやりすごそう。
「行くぞ」
冬磨が俺の頭を撫でるようにクシャッとした。
「……うん」
支払いを終えて「じゃ、マスターまた」と伝えると「おう、いつもありがとな天音」とマスターが笑った。
本当の俺は、ここでは空気だった。
特別人見知りではないけれど、ゲイバーという未知の世界にまったく馴染めず、いつまでもひたすら空気だった。
だから、ビッチ天音の気軽さに、みんなが気さくに話しかけてくれることが嬉しい。ビッチ天音が俺はだんだん好きになってきていた。
「お前さ。なんも無理していっぱい飲むことないんだぞ? そんな短時間で二杯も飲むな」
店を出て、ホテルに向かって並んで歩く。
「別に無理してねぇよ」
「遠慮して外で待ち合わせされるより、一人分でも飲んでくれたほうが嬉しいってマスターの考えだからさ」
そんな話までマスターとしてるんだ、とびっくりした。
冬磨はそんなマスターの気持ちをちゃんとわかった上で、いつもバーで待ち合わせをしてるんだ。優しいな、と胸があたたかくなる。
「おーい、天音、わかった?」
「うん。わかったけど、別に無理してねぇし。今日は喉がかわいてただけだよ」
「ふうん。俺と待ち合わせの日はいつも喉がかわいてんだな」
と笑った冬磨に、頭をクシャッと撫でられる。
わ……っと思わず目をつぶった。
最近、冬磨がよくこうして俺の頭をクシャッと撫でる。癖かな……。なんだか甘やかされてる感じがして胸がこそばゆい。これ……すごい好き。
顔がデレデレになりそうになって、ぎゅっと唇を噛んだ。
無表情、無表情……。
ホテルに着いて部屋に入る。
俺はこの瞬間からいつも身構える。
来る……来る……。
冬磨の手が俺の肩にふれて、いつものように優しくうなじにキスが落ちる。
「ん……っ……」
来るとわかっていても、ビクッと身体が反応する。これだけで身体中がとろけそうになる。
「天音、シャワー先入るだろ?」
うなじにキスをしたまま冬磨がしゃべる。我慢をしてもビクビクと反応する俺を、すぐにこうしてからかってくる。
「いつも俺が先だろ。毎回聞くなって、うぜぇな……」
そして、この可愛くない返答を冬磨が楽しんでいることをわかっていて、俺はわざと口にする。
冬磨がクスクス笑いながら「じゃ、待ってるわ」と言ったあと、リップ音を鳴らして唇を離した。
交代でシャワーを浴びてベッドに入り、今日もドロドロに甘やかされて鳴かされる。
冬磨は俺がトラウマ持ちだと思っているから、初めてのとき以上に毎回優しく俺を抱く。
俺の身体を撫でる手も、優しく這う唇も舌も、ゆっくりと動く腰も、本当になにもかもがとろけるほどに優しい。
ただのセフレでもこんなに優しく抱いてもらえるなら、俺はセフレのままで充分幸せだ。
「ん……っ、と……ま……っ……」
「天音、やっぱり前からやっていい? 今日こそ……いいだろ?」
「やだ…………っつってんだろっ、……ンッ……」
「いつになったら前でやらしてくれんの?」
「……やんねぇって……っ、しつ……こい……っ、ぁ……っ……」
冬磨は腰を動かしながら切なげな声を漏らし、後ろから俺を抱きしめた。
「なぁ……それってさ、トラウマと関係あるのか?」
冬磨の声色が変わった。俺を気遣うような優しい声。
あると言えば、冬磨はきっともう何も言わず、ずっと後ろから抱いてくれるだろう。
でも、俺はもうこれ以上冬磨に嘘はつきたくなかった。
「……ねぇよ。ただ前が嫌いなだけ」
「そっか。ならよかった」
冬磨はホッとしたように息をついて俺の背中にキスをすると、またゆっくりと腰を動かし始めた。
「……ぁ……っ、……んっ……」
嘘をついているのがつらい。冬磨のおかげで克服したよ、と言えたらいいのに、俺の身体はいつまでも震え続けている。
会うたびに好きの気持ちがふくれ上がって、気持ちいいと素直に感じることができるようになって、ますます震える。
このままだと震えがおさまる日なんて来ないかも……とさえ思う。
俺の嘘のせいでごめんね、冬磨。
俺は冬磨に抱かれて、幸せしかないよ……。
でも、あれから冬磨はいつも平日に俺を誘う。
俺は新参者だから金曜日じゃないんだな、そう思ったけれど、冬磨は俺を毎週誘う。今週だけかな、来週は誘われないだろう、そう思っても、冬磨からの誘いはずっと続いている。
俺は毎週なのに他のセフレは金曜日に順番に……。そう思うと、なぜ俺だけ毎週なんだろうと疑問に思い、そしてみんなに申し訳ない気持ちになった。
それでも、誘われれば心が踊って待ち合わせのバーに来てしまう。
二杯目のハイボールを飲み干したころ、ふと思い至った。
もしかすると、ここで待ち合わせをしないセフレもいるのかもしれない。
ここでは基本金曜日でも、他では平日なのかも。なら、俺だけ毎週ってわけでもないのかも。
あとは……新参者で物珍しいのかな。しばらく飽きるまで、みたいな感じかも。
でも、そうだとすると週何回やってることになるんだろ……。
冬磨……元気だな……。
「天音」
愛しい人の俺の名を呼ぶ声。
背中に冬磨の手がふれて、もう何度も抱かれているのに、俺はこれだけでもう天に召されてしまいそうになる。これはちっとも大袈裟な話じゃ無い。
「冬磨」
本当はとろけるくらいの笑顔で冬磨を見つめたい。でも、それはできない。
俺はビッチ天音を演じて、今日もまた無表情に冬磨を振り返る。
「早かったな」
「ああ、今日は外回りで直帰だったんだ」
外回りのある仕事なんだっ!
また冬磨のことを少し知ることができて嬉しくて飛び跳ねたくなった。
でも、俺は興味なさそうに振る舞わなきゃならない。
これは反応しないでスルーしたほうがいいかな。
「少し飲んでいく? それともすぐ行く?」
「すぐ行こう。マスター、またゆっくり来るわ」
「はいはい。今日も天音が頑張って二杯飲んでくれたから充分だ」
その言葉にハッとしてマスターを見ると、俺に向かって軽くウインクをした。
待ち合わせがない日、俺は一杯だけ飲んで帰ることが多い。
でも、待ち合わせの日は、俺のほうが早く来た日はなるべく二杯以上飲むようにしている。いつもあとから来たほうは飲まずに行くことが多いからだ。
マスターはそんな俺に気づいてくれていたんだ。
まさか気づかれているとは思わなかった。なんだか照れくさくなって視線が泳ぐ。
あ、だめだ。こんなの絶対ビッチ天音じゃない。ビッチ天音なら「なぁんだバレてたか」くらい言いそうだ。
でも……無理だ言えない。ここは無表情でやりすごそう。
「行くぞ」
冬磨が俺の頭を撫でるようにクシャッとした。
「……うん」
支払いを終えて「じゃ、マスターまた」と伝えると「おう、いつもありがとな天音」とマスターが笑った。
本当の俺は、ここでは空気だった。
特別人見知りではないけれど、ゲイバーという未知の世界にまったく馴染めず、いつまでもひたすら空気だった。
だから、ビッチ天音の気軽さに、みんなが気さくに話しかけてくれることが嬉しい。ビッチ天音が俺はだんだん好きになってきていた。
「お前さ。なんも無理していっぱい飲むことないんだぞ? そんな短時間で二杯も飲むな」
店を出て、ホテルに向かって並んで歩く。
「別に無理してねぇよ」
「遠慮して外で待ち合わせされるより、一人分でも飲んでくれたほうが嬉しいってマスターの考えだからさ」
そんな話までマスターとしてるんだ、とびっくりした。
冬磨はそんなマスターの気持ちをちゃんとわかった上で、いつもバーで待ち合わせをしてるんだ。優しいな、と胸があたたかくなる。
「おーい、天音、わかった?」
「うん。わかったけど、別に無理してねぇし。今日は喉がかわいてただけだよ」
「ふうん。俺と待ち合わせの日はいつも喉がかわいてんだな」
と笑った冬磨に、頭をクシャッと撫でられる。
わ……っと思わず目をつぶった。
最近、冬磨がよくこうして俺の頭をクシャッと撫でる。癖かな……。なんだか甘やかされてる感じがして胸がこそばゆい。これ……すごい好き。
顔がデレデレになりそうになって、ぎゅっと唇を噛んだ。
無表情、無表情……。
ホテルに着いて部屋に入る。
俺はこの瞬間からいつも身構える。
来る……来る……。
冬磨の手が俺の肩にふれて、いつものように優しくうなじにキスが落ちる。
「ん……っ……」
来るとわかっていても、ビクッと身体が反応する。これだけで身体中がとろけそうになる。
「天音、シャワー先入るだろ?」
うなじにキスをしたまま冬磨がしゃべる。我慢をしてもビクビクと反応する俺を、すぐにこうしてからかってくる。
「いつも俺が先だろ。毎回聞くなって、うぜぇな……」
そして、この可愛くない返答を冬磨が楽しんでいることをわかっていて、俺はわざと口にする。
冬磨がクスクス笑いながら「じゃ、待ってるわ」と言ったあと、リップ音を鳴らして唇を離した。
交代でシャワーを浴びてベッドに入り、今日もドロドロに甘やかされて鳴かされる。
冬磨は俺がトラウマ持ちだと思っているから、初めてのとき以上に毎回優しく俺を抱く。
俺の身体を撫でる手も、優しく這う唇も舌も、ゆっくりと動く腰も、本当になにもかもがとろけるほどに優しい。
ただのセフレでもこんなに優しく抱いてもらえるなら、俺はセフレのままで充分幸せだ。
「ん……っ、と……ま……っ……」
「天音、やっぱり前からやっていい? 今日こそ……いいだろ?」
「やだ…………っつってんだろっ、……ンッ……」
「いつになったら前でやらしてくれんの?」
「……やんねぇって……っ、しつ……こい……っ、ぁ……っ……」
冬磨は腰を動かしながら切なげな声を漏らし、後ろから俺を抱きしめた。
「なぁ……それってさ、トラウマと関係あるのか?」
冬磨の声色が変わった。俺を気遣うような優しい声。
あると言えば、冬磨はきっともう何も言わず、ずっと後ろから抱いてくれるだろう。
でも、俺はもうこれ以上冬磨に嘘はつきたくなかった。
「……ねぇよ。ただ前が嫌いなだけ」
「そっか。ならよかった」
冬磨はホッとしたように息をついて俺の背中にキスをすると、またゆっくりと腰を動かし始めた。
「……ぁ……っ、……んっ……」
嘘をついているのがつらい。冬磨のおかげで克服したよ、と言えたらいいのに、俺の身体はいつまでも震え続けている。
会うたびに好きの気持ちがふくれ上がって、気持ちいいと素直に感じることができるようになって、ますます震える。
このままだと震えがおさまる日なんて来ないかも……とさえ思う。
俺の嘘のせいでごめんね、冬磨。
俺は冬磨に抱かれて、幸せしかないよ……。
140
あなたにおすすめの小説
ノリで付き合っただけなのに、別れてくれなくて詰んでる
cheeery
BL
告白23連敗中の高校二年生・浅海凪。失恋のショックと友人たちの悪ノリから、クラス一のモテ男で親友、久遠碧斗に勢いで「付き合うか」と言ってしまう。冗談で済むと思いきや、碧斗は「いいよ」とあっさり承諾し本気で付き合うことになってしまった。
「付き合おうって言ったのは凪だよね」
あの流れで本気だとは思わないだろおおお。
凪はなんとか碧斗に愛想を尽かされようと、嫌われよう大作戦を実行するが……?
才色兼備の幼馴染♂に振り回されるくらいなら、いっそ赤い糸で縛って欲しい。
誉コウ
BL
才色兼備で『氷の王子』と呼ばれる幼なじみ、藍と俺は気づけばいつも一緒にいた。
その関係が当たり前すぎて、壊れるなんて思ってなかった——藍が「彼女作ってもいい?」なんて言い出すまでは。
胸の奥がざわつき、藍が他の誰かに取られる想像だけで苦しくなる。
それでも「友達」のままでいられるならと思っていたのに、藍の言葉に行動に振り回されていく。
運命の赤い糸が見えていれば、この関係を紐解けるのに。
相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~
柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】
人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。
その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。
完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。
ところがある日。
篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。
「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」
一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。
いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。
合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)
借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます
なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。
そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。
「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」
脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……!
高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!?
借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。
冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!?
短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。
地味メガネだと思ってた同僚が、眼鏡を外したら国宝級でした~無愛想な美人と、チャラ営業のすれ違い恋愛
中岡 始
BL
誰にも気づかれたくない。
誰の心にも触れたくない。
無表情と無関心を盾に、オフィスの隅で静かに生きる天王寺悠(てんのうじ・ゆう)。
その存在に、誰も興味を持たなかった――彼を除いて。
明るく人懐こい営業マン・梅田隼人(うめだ・はやと)は、
偶然見た「眼鏡を外した天王寺」の姿に、衝撃を受ける。
無機質な顔の奥に隠れていたのは、
誰よりも美しく、誰よりも脆い、ひとりの青年だった。
気づいてしまったから、もう目を逸らせない。
知りたくなったから、もう引き返せない。
すれ違いと無関心、
優しさと孤独、
微かな笑顔と、隠された心。
これは、
触れれば壊れそうな彼に、
それでも手を伸ばしてしまった、
不器用な男たちの恋のはなし。
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる