よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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中野で象が大暴れ噺

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 時は1742年6月4日、多摩郡中野村で象が突然暴れ出して大変な捕り物騒ぎになったという。

 足止めの杭を引き抜き、小屋の柱まで引き抜いて暴れる象に対し、一方を受けた町奉行の与力1人が早駕籠でとんできて捕り物が始まったとのこと。

 まず長鳶口を背中に打ち込むが、効き目がない。

 ありったけの細なわで象の体をぐるぐる巻いて、どうにか象をしずめたという。

 この時の傷が原因かは不明だが、象は次第に弱まり、薬入りの饅頭を与えても快方には向かわず、そのまま亡くなってしまったとのこと。

 ちなみにこの象だが、1728年にベトナムから輸入された雄象で、13年間浜御殿で飼育された後に、経費がかかりすぎるという理由から、中野村の源助にお預けとなっていたのである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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