389 / 1,539
負の連鎖のピアノ独奏会噺
しおりを挟む
世の中、何をやってもうまくいかない時というがあるもので、タイで行われたとあるピアノ独奏会などはその好例であろう。
1970年代初めのある年、アメリカの新進気鋭のピアニストがバンコクのホテルでコンサートを開いたのだが、その日はいつもより湿度が高かったせいか、演奏が始まってまもなく高音部の「レ」の鍵盤が動かなくなった。
演奏していたのは「レ」の音を多用するバッハの「2短調トッカータとフーガ」だったが、彼はこの曲を弾き続けることを断念して、代わりにリストの「ト短調幻想曲」を弾き始めたのだ。
すると、今度は低音部の「ソ」の鍵盤が動かなくなり、彼はなんとか「ソ」の音を出そうとピアノを足で蹴ると、ピアノの右脚が折れて全体が35度も傾いてしまった。
さすがにピアニストは演奏を断念し、観客の拍手の中退場したのだが、ほどなくして彼は消防用の斧を持って再登場し、力任せにピアノを壊し始めたのだ。
ホールの案内係やガードマンなどがやっとのことで斧を取り上げ、ようやくコンサートの幕が下りたとのこと。
では、今回はこの辺で失礼をば。
1970年代初めのある年、アメリカの新進気鋭のピアニストがバンコクのホテルでコンサートを開いたのだが、その日はいつもより湿度が高かったせいか、演奏が始まってまもなく高音部の「レ」の鍵盤が動かなくなった。
演奏していたのは「レ」の音を多用するバッハの「2短調トッカータとフーガ」だったが、彼はこの曲を弾き続けることを断念して、代わりにリストの「ト短調幻想曲」を弾き始めたのだ。
すると、今度は低音部の「ソ」の鍵盤が動かなくなり、彼はなんとか「ソ」の音を出そうとピアノを足で蹴ると、ピアノの右脚が折れて全体が35度も傾いてしまった。
さすがにピアニストは演奏を断念し、観客の拍手の中退場したのだが、ほどなくして彼は消防用の斧を持って再登場し、力任せにピアノを壊し始めたのだ。
ホールの案内係やガードマンなどがやっとのことで斧を取り上げ、ようやくコンサートの幕が下りたとのこと。
では、今回はこの辺で失礼をば。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる