よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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北が上噺

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 世界中どこの国が使っている地図にも共通していることは、北が上になっていることだ。

 なぜそれが世界標準になったのかといえば、理由は単純なもので、世界地図を最初に作り始めたのが北半球に住む人たちだったからである。

 世界で初めての科学的な地図が作成されたのは2世紀後半のローマ帝国時代で、考案したのはアレクサンドリアで活躍した天文学者であり地理学者のプトレマイオスだ。

 彼が作成したプトレマイオス図は、初めて経度と緯度を設定して世界を描いた地図であり、彼の著作である「地理学」に付けられていたのだという。

 この地図は北が上になっていたのだが、当時は南半球に陸地があることを知る術がなかったので、自然と北が上にくる地図を描いたのだと考えられている。

 そしてこの地図を北半球の人々が写し、さらに「北が上」という原則を受け継いでいった結果、北が上の地図が世界標準になったのだ。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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