よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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燃えにくいから噺

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 明治神宮外苑や御堂筋などといったように、日本全国には数多くのイチョウ並木が点在しているが、これにはちゃんと理由があるとのこと。

 「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉があったように、人口が密集していた江戸の街では火事が頻発し、しかも当時の家屋はすべて木造だったので、いったん出火したらたちどころに延焼した。

 歴史に残るような大火災も発生しており、1657年に発生した明暦の大火では、2日間燃え続けて江戸の街の6割を焼失し、10万人近い死者を出す大惨事となったのだ。

 当然ながら幕府も本格的な防火対策に乗り出し、広い道路をつくって延焼を食い止める火除け地としたり、寺や神社の参道にはイチョウを並べて植えたのである。

 イチョウは燃えにくい木なので、火事が起きたら寺や神社に逃げ込めば、イチョウの木が火を防いでくれるのだ。

 また時を経て1970年代に車社会の到来で環境問題に注目が集まるようになると、排気ガスの多い場所でも生育できるイチョウの植樹が進んだのである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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