よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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胸で水を運ぶ噺

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 南アフリカの砂漠地帯を中心に分布しているクリムネサケイは、高温の土地に適応するために羽毛が他の鳥に比べて密で、外気温が体の内部に伝わりにくい高度な断熱材として機能しているという。

 さらにオスのクリムネサケイの胸部の羽毛は、その密な羽毛がスポンジのように高い吸水性を持つように進化しており、その羽毛に水を吸わせてヒナのもとへと運ぶとのこと。

 オスは水場で十分な水を飲んだ後、胸を水につけて、しっかり浸すと、おもむろに飛び立って水場から何十キロも離れた場所にいるヒナのもとへと戻るのだ。

 そして巣に戻ると、クリムネサケイのヒナはその胸に口ばしを差し込んで中の水を飲み始めるのだが、親の胸はヒナからすれば高い位置にあるため、上を向いた状態でごくごく水を飲むことができるという。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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