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第23話 エリス神殿中心都市を創る計画②

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「過ちては改むるに憚ることなかれ。これから創造主たるエリス様を盛り立て神殿街を発展させて行けばいいのさ。そうだな、既に白エルフの方からは神殿巫女を出してもらっている。黒エルフからも1名出して欲しい。なりたい者はいるか?

ダークエルフ全員が挙手してきた。爺様エルフまで。あ。乙女って付け加えてなかった。

「あ、いやすまんが巫女はうら若き乙女としきたりで決まっていてな。エルリーナちょっと来てくれ。」
「はい、御使い様。」
「こんな感じでこの制服がエリス神殿の巫女装束となる。」
「ハイハイはーいっノ。私がなります何でもしますお願いします巫女になれないと息できません死んじゃいます御使い様っ。」
「これ、ダクネ控えるのじゃ。御使い様、娘がご無礼をして済みませぬ。もし宜しければこの子をエリス様の巫女としてお仕えさせていただければ幸いですじゃ。」
「きゃっ、父様ありがとっ。御使い様、先ほどは助けて頂いてありがとうございましたっ!ダクネと言いますっ。」

きゃいきゃい飛び上がって喜んでるあの子は。さっき最後尾で何とかウルフに襲われていたダークエルフの女の子だな。褐色肌に髪の毛は白い、美人と言うかかわいい系だ。

「ダクウェル族長、その子でいいのか?本人も喜んでるみたいだが。」
「よろしくお願いしますじゃ、ダクネ、エリス様の巫女を立派に勤めるのじゃぞ。」
「畏まりーっ。エルリーナさんその巫女装束かわいいですねっ。」
「エルリーナ、神殿を案内してやってくれ。」
「承知しました。ダクネちゃん一緒に神殿に行きましょうか。」
「はいっ。御使い様聖女様、それに聖獣様、ダクネエリス様の巫女頑張りますねっ!」

エルリーナはダクネを連れて出て行った。ダークエルフって姉御肌って勝手にイメージしてたんだけど、何か妹属性っぽい。レアだな。聖獣様ってなんだ?アリスの抱っこしてるきゅぴぃの事か。かわいいしエリス神殿のマスコットにでもなってもらうか。

「手始めにエリス神殿と両エルフの里を街道で連結する。それと、神殿周辺の整地もだな。白黒エルフからとりあえず50名ずつ、建設作業員を出してくれ。給金も出す。技術はなくともやる気と体力があれば良い、集合場所と技術指導員、機材などは俺が用意する。」
「「畏まりましてございますじゃ。」」

「外に転がってる狼どもはみんなで分け合って持ち帰って良いから。いらなければ燃やす。それでは解散。」
「「御使い様から下賜されたもの、あり難く頂戴しますのじゃ。」」

族長同士小会議室で話し合いをしていたようで、神殿守護として協力して事に当たると新たにエリス様に誓いを立て、ダークエルフ達はダクネの居るエリス神殿に寄り祈りをささげて里へ帰っていった。


名前 カタナリソウシ
種族 異世界人
レベル 100
HP 15000/15000
MP 217000/-------
STR 7000
VIT 12000(エリスの天衣+5000)
INT 10000
AGI 8000  
加護 エリスの加護
スキル ドールクリエイト 言語理解 
称号 ドールマスター エリスの御使い(白黒エルフ)
眷属 アリス ガーネット アメシスト アクアマリン ダイアモンド エメラルド パール クロサメ(配下×2)


これにて1章エルフ編は完結となります。お付き合いくださりありがとうございました。美味しいと言って食べてくれると料理のし甲斐があるように、ハートが増えるたびに気力が増して執筆の意欲がわくものなんですね。エリスの紡ぐ世界はまだまだ続きますので、お楽しみいただければ幸いです。
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