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惑星エルリス
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しおりを挟むここは会議室、風帝と風の精霊とクロードの契約精霊獣ラウが難しい顔をしていた。
「総帝様、俺のウィンディーナがおかしいって言ってるんだよ。」
『我もおかしな気配を感じる。』
今回の議題は王立クリディナス学園についてだ。
「しかし、学園ではのぅ…」
「そうですわ、あの学園は王族や貴族が通う学園…」
何故か他の帝達がクロードとラファイをガン見している。
「えーと…つまり?」
「俺達が学園に潜入すりゃ良いのかよ?」
「総帝様と焔帝位しか年頃のが居ないのじゃ。」
精霊達が学園から変な気配がすると騒ぎ出したのが始まりだ。
まさかの総帝様、学園に入学する事となった。
「まぁ、精霊の訴えは無視出来ません。」
「但し!問題が片付くまでだからな?俺達は学園なんて行く気は無かったんだからな!」
ラファイが念を押す。
「焔帝には俺のウィンディーナを貸すよ。ウィンディーナ、焔帝に協力してあげて?」
小さなウィンディーナは頷いた。
「総帝様にはラウ殿が居るから大丈夫じゃな?」
「はい、では直ぐに編入手続きをします。」
「そう簡単に編入なんて出来るのかよ?」
ラファイが嫌そうにクロードを見た。
「ラファイなんて直ぐに編入出来るでしょ?私は公爵家の権限で無理矢理編入しますけどね。」
「いや、総帝様と言うだけで編入は可能だと思うんじゃがな?」
「嫌ですよ、学園では総帝と言うことは秘密にします。理事長には言わなければならないでしょうけど。」
「ちっ!面倒だな。」
「仕方ありませんよ、精霊がおかしいと言うのですから調べない訳にはいきません。」
こうしてクロードとラファイの学園入学が決定したのだった。
クロードは直ぐにウィリアムに連絡しクロードとラファイの編入手続きと制服を用意してくれた。
「しかし、良くこうも簡単に編入が決まったな?」
ラファイは制服に袖を通しながらネクタイを締めているクロードを見た。
「簡単でしょう?理事長はウィリアムさんの旧友らしいですし、俺は総帝ですし、ラファイに関しては焔帝の上に王族なんですから理事長も断れないでしょう?」
ラファイは焔帝だけでなく王族なのだ、第二王子なので王位はラファイの兄が継ぐらしいが王族には変わりない。
ラファイの国はアスタナ王国の隣、シルベニア王国です。
ラファイの本名はラファイエット=ジル=シルベニア。
学園には俺は公爵家の嫡男として、ラファイは勿論王族として編入します。
クラスは同じSクラスです。
クリディナス学園にモンスター級の学生の入学に理事長はてんてこ舞いだった。
クロードの父親のウィリアムは理事長室を訪れていた。
「久方振りだな、ウィリアム。」
「あぁ、元気だったか?ザイル。」
「元気なものか!お前の息子の編入にその友の編入と言うから引き受けたのに…お前の息子は総帝様だの、友は焔帝様な上にシルベニアの王子様だと知った時は気絶するかと思ったよ。」
「吃驚だろ?俺も自分の息子が総帝様なんて吃驚だ。ハッハッハっ!」
何がおかしいのか笑い出すウィリアムにザイルは溜息を吐く。
「まぁ、分かっていると思うがうちの息子が総帝なのも、ラファイが焔帝なのも極秘だ。クロードは公爵家として、ラファイは王族として編入する。」
「バレたらどうするんだ?」
「お前の首が飛ぶだけだ。」
「サラッと怖い事言うんじゃねえよ!!」
「残念だが本当の事だ。クロード達は任務で動く、邪魔するなよ?」
「何の任務か聞いても?」
「俺も知らん!総帝様と焔帝様が直々に動くんだ。俺が内容を知れる訳が無いだろう?間違っても魔力測定や召喚獣の召喚授業に二人は出すなよ?測定器は壊れるし、とんでもない召喚獣が出て来ても困るだろ?」
ザイルは顔色を悪くした。
今更ながらとんでもない編入生を迎えてしまったのではないかと。
「担任には二人の事を伝えておけよ?後から大変な事になるからな。」
「はぁ…分かった。俺はお前の頼みを引き受けた事を心底後悔しているよ。」
「俺は感謝してるけどな?編入日は?」
「総帝様達の都合で構わない。こちらは何時でも受け入れられる。お二人に関しては特例で入寮は無しだ。執務で殆ど居ないだろうしな。」
「分かってるじゃないか?じゃあ頼んだぞー!俺は帰るからな。」
ウィリアムが去った後、ザイルは深々と溜息を吐いた。
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