(完結)私は一切悪くないけど、婚約破棄を受け入れます。もうあなたとは一緒に歩んでいけないと分かりましたから。

しまうま弁当

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私がロベルトに言いました。

「そうかもう新型エンジンの量産が始まってるんですね。」

「ああ、新型は魔法石の消費を半分以下にできる優れものだ。」

ロベルトはマルゲイド工房という魔道具工房で働いています。

その彼はかなり前から新型の魔導エンジンの開発に取り掛かっており、一週間ほど前にロベルトは新型魔導エンジンの開発に成功していたのでした。

「でもロベルトが通りがかってくれて助かりました。」

「ルーテシアが来ると分かってれば工房の船で出迎えたんだけどな。ところでルーテシア??なんで伯爵家に戻るんだい?王城にいなくていいのかい?」

「いえ実は。」

私はこれまでの事をロベルトに話しました。

ロベルトが驚きながら言いました。

「なんだってゼスタの奴に婚約破棄されただって??しかも婚約破棄された理由がそんなふざけた理由だったのか??」

「はい、それで伯爵家に戻るところだったんです。」

「ルーテシア、君は間違っていない。間違っているのはゼスタとリアナの方だ。」

ロベルトは完全に私の味方をしてくれました。

「くそ!!ゼスタの奴??ルーテシアを困らせるような事をしやがって。自分からルーテシアに婚約破棄をするなんて信じられない。」

ロベルトはすごく私のために怒ってくれているようでした。

すごく恥ずかしくなってきたので、私はこう言いました。

「ロベルト、私のために怒ってくれてありがとう。でももういいんです。正直ゼストとは別れてよかったと思っていますから。」

ロベルトは私に尋ねました。

「そうなのかい。」

私は思っている事をそのままロベルトに言いました。

「はい、ゼスタと私では考え方がかけ離れすぎていて、正直もう彼にはついていけませんし、一緒に歩みたいとも思えないんです。ですから婚約破棄をしてくれてよかったすら思っているんです。」

すると彼は怒るのをやめて穏やかな笑みをこぼしました。

「ならいいんだ。」

ロベルトが私に尋ねました。

「それじゃあ実家に戻ってどうするつもりだい?」

「疲れたので少し休ませてもらうつもりです。その後はお父様の水運の仕事を手伝おうかと思っているんです。」

「水運の仕事を??確かにルーテシアが手伝ってくれれば大助かりだけど。」

「そうか今はロベルトが水運の事業を任されているんですよね。」

「ああ元はマルゲイド工房とアルヴァンヌ伯爵家との共同事業だったけど、伯爵様は俺を信頼してくれて水運事業をすべて任せてくれたからね。」

「だけどいいのかい?心身ともに疲れているだろう?ゆっくり休んでても全然構わないんだ。」

「ありがとうございます。たしかに疲てはいるんですが、屋敷の中にいても塞ぎこんでしまうだけだと思うので、それだったら船を操縦してる方がいいと思うんです。気分転換にもなりますし。もちろんロベルトのお邪魔でなければですが。」

「邪魔だなんてとんでもない、ルーテシアと一緒に水運の仕事ができるなんて大歓迎だ。」

そのまま私は実家があるルアーヌ島へと到着しました。

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