(完結)私は一切悪くないけど、婚約破棄を受け入れます。もうあなたとは一緒に歩んでいけないと分かりましたから。

しまうま弁当

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一方のルーテシアはロベルトの水運の仕事を手伝っていたのだった。

ロベルトが私に言いました。

「ルーテシア??やはり君の船の操縦技術は一級品だね。前よりも上達しているかもしれない。」

私がロベルトに言いました。

「ありがとう、おだてても何も出ませんよ。」

ロベルトが私に言いました。

「何も出してもらう必要なんてないんだよ。だってルーテシアとこうして毎日過ごす事ができてるんだ。こんなにうれしい事は他にないよ。」

私がロベルトに言いました。

「そう言ってもらえると助かります。」

なんというかロベルトと一緒にいると心地がいいんですよね。

「なあ?ルーテシア??君と初めて会った時の事を覚えているかい?」

そんなの忘れるわけないじゃないですか。

「もちろん覚えていますよ。リーメリア水路で私がカヤック(手漕ぎボート)に乗っていて、ロベルトがそれを橋の上から見ていたんです。」

「ああ、そしたら俺は橋から身を乗り出しすぎてそのまま水路に落ちってしっまたんだよな。それで君が慌てて助けにきてくれた。」

「あの時は驚きましたよ。突然落ちてしまうんですもん。」

「自在にカヤックを操るルーテシア君がすごいと思ったんだ。」

「でも君が誰なのかを聞いて驚いたよ。助けてくれた君がアルヴァンヌ伯爵家のご令嬢だったんだから。」

ロベルトはマルゲイド商会に入ってからずっと頑張り続けていました。

人が嫌がる事も率先してやっていたと聞きます。

ロベルトの熱心な働きぶりに工房のトップであるマルゲイド様も絶大な信頼を寄せていると聞きます。

「それで聞いてほしい事があるだ。」

ロベルトは改まって私にそう言いました。



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