あなた達を異世界の勇者として召喚してあげますよ?

しまうま弁当

文字の大きさ
2 / 135
序章

山間部にて

しおりを挟む
ここは地方の山間部にある町、九木礼(くきれい)町である。

この九木礼町の中のとある建物の中で少女達が睨み合っていた。

テーブルを挟んで少女が向かい合っている少女に言った。

「晴南(はるな)いくよ!」

晴南と呼ばれた少女がもう一人の少女に言った。

「うん、美咲(みさき)の方こそ大丈夫?」

美咲と呼ばれた少女が晴南に言った。

「うん、いつでもいいよ!」

晴南が美咲に言った。

「美咲、悪いけどこの勝負譲る気はないから。」

美咲が晴南に言った。

「私も絶対に負けられないの、例え相手が晴南でもね!」

晴南が美咲に言った。

「美咲、決着をつける前に一つ言っておきたいの。」

美咲が晴南に聞き返した。

「何?」

晴南が美咲に言った。

「例えこの勝負がどんな結末になっても、私はずっと美咲の友達だよ!」

美咲が晴南に言った。

「そんなの言わなくても分かってる!私も何があっても晴南の友達だよ!」

すると晴南が美咲に言った。

「それじゃあ、勝負よ美咲!!」

美咲が晴南に言った。

「うん!!いくよ晴南!!」

そしてついの決着の時が来た。

晴南が右手を伸ばし、それと同時に美咲も右手を伸ばす。

「じゃんけんぽん!」

晴南がパーを出し、美咲がチョキを出した。

じゃんけん勝負の結果、美咲が勝利を果たした。

美咲が晴南に言った。

「やった!私の勝ちいい!!」

晴南が美咲に言った。

「うーー!ま、負けた!!」

ここは九木礼町の商店街にあるベリエという喫茶店だ。

20席程度の小さな店で店内はかなり野暮ったかったが、店内の照明は明るく清掃も行き届いていた。

その店内の一角で二人の少女がチョコレートパフェをかけてジャンケン勝負をしていたのだ。

少女の一人は九木礼中学(くきれいちゅうがく)三年の水内晴南(みずうちはるな)だ。

黒髪のロングヘアーで顔立ちもスタイルもいい少女だった。

一方もう一人の少女も九木礼中学(くきれいちゅうがく)三年の内藤美咲(ないとうみさき)であった。

茶髪のショートヘアの少女で顔立ちのいい少女だったが、晴南と比べると体つきは一回り小さかった。

すると美咲が晴南に言った。

「じゃあチョコレートパフェは私が貰うね!」

晴南が美咲に言った。

「ええもちろん、どうぞ!美咲が勝者なんだから!」

美咲はそう言うとテーブルの中央に置かれていたチョコレートパフェを自分の近くに移動させた。

すると美咲の隣に座っていた少女が美咲に言った。

「あ、あのう美咲さん、なんでこんな面倒くさい事するんですか?」

すると美咲がその少女に言った。

「そんなの決まってるでしょ!チョコレートパフェを賭けた勝負なんだよ!負けたらチョコレートパフェたべられないんだよ!」

美咲の横に座っていたのは新内由香(しんうちゆか)という少女だった。

九木礼中学3年生で赤髪のショートヘアで小柄の少女だった。

晴南が由香(ゆか)に言った。

「そうよ由香、何事も楽しまきゃダメよ!だからあれは必要な会話なの!」

由香は晴南と美咲の力説に圧倒されてしまった。

そして二人に言った。

「そ、そうですよね。必要ですよね。ごめんなさい、美咲さん晴南さん。」

すると晴南の横に座っていた少女が晴南に言った。

「いや、絶対おかしいでしょ!チョコレートパフェをどっちが食べるか決めるだけで!」

晴南がその少女に言った。

「仕方ないじゃない麻衣子(まいこ)、私たちがベリエに来た時にはチョコレートパフェが最後の1個だったんだから。」

晴南の横に座っていたのは、堀川麻衣子(ほりかわまいこ)という少女だった。

彼女も九木礼中学3年生だった。

白髪のロングヘアーの華奢な体格の少女でメガネをかけていた。

麻衣子が美咲に言った。

「いやそうじゃなくてチョコパフェをどっちが食べるか決めるだけでしょ?それだけであんな長い前振り必要ないでしょって事!」

晴南が麻衣子にすかさずに反論した。

「あのね麻衣子、こんな田舎じゃ遊べる所も少ないわ。だからせめて小さな事でも盛り上げようとしるの!それに放課後は楽しく過ごさなきゃもったいないじゃない。限りある放課後なんだよ麻衣子!」

そこに美咲が話に加わってきた。

「いや私はスイーツを賭けた勝負だと熱くなっちゃうんだよね。それに苦労して手に入れたスイーツの味は格別なのよ。」

麻衣子が諦めて美咲と晴南に言った。

「あーもう、分かったわ。そういう事にしとく。」

晴南が嬉しそうに麻衣子に言った。

「分かってくれて嬉しいわ、麻衣子!」

麻衣子が呆れながら晴南に言った。

「本当に晴南といると退屈しないわ!」

晴南が麻衣子に言った。

「麻衣子、もっと誉めていいわよ!」

麻衣子が晴南に言った。

「今のは誉めてないから。」

その後少女達は雑談に花を咲かせた。

しばらくして会計を済ませると少女達は店を後にした。

時刻は夕暮れ時になっていた。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...