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序章
道の駅
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その後晴南達は自宅に戻ってから、道の駅の駐車場に集合した。
道の駅九木礼の里は大きな駐車場を備えており、その北側には二階建ての大きなコンクリート造りの茶色の建物が建てられていた。
この建物が本館であった。
この建物にはいくつかのショップが入っており、ドライバー以外に近隣住民達もよく利用されていた。
駐車場で晴南がみんなに尋ねた。
「みんな集まったわね。それじゃあまずどの店から行く?」
美咲が晴南に言った。
「ファッションの店キクヨから行かない?」
晴南が美咲に言った。
「そうね、じゃあまずキクヨからね。」
すると優斗が晴南に言った。
「それなら僕は二階に展示されてる郷土資料を見てくるよ。」
晃太が晴南に言った。
「俺も優斗について行く。晴南、終わったら教えてくれ。」
すると七緒が晃太に言った。
「あっ私も一緒に行く。」
晴南が少し驚いて七緒に尋ねた。
「ええ、七緒、どうしたの?郷土資料なんて興味あるの?」
麻衣子が晴南に言った。
「二階には休憩スペースもあるから、そこで休もうって魂胆じゃない?」
七緒が麻衣子に言った。
「その通り。」
麻衣子が七緒に言った。
「やっぱり、もう七緒ったら。」
晴南達は九木礼の里の本館前に移動した。
すると本館の出入口に大きな貼り紙が貼ってあった。
晴南達はその貼り紙を見て驚いた。
貼り紙にはこう書かれていた。
「九木礼の里本館のテナントは今月末で全て閉店させて頂きます。長らくのご愛顧ありがとうございました。」
晴南が驚いて大きな声で言った。
「ここも閉店なの?!!なんで??」
すると晴南が優斗に尋ねた。
「ねえ優斗なんで閉店するの?」
優斗は少し考えてから晴南に言った。
「まあ採算が合わないからだろうね。」
晴南が優斗に尋ねた。
「なんで採算が合わないの?」
優斗が晴南に言った。
「たぶん人口流出が続いているからじゃないかな。この九木礼町はかつては炭鉱の町だったけど、二十年前に閉山になって以降ずっと人口流出が続いてるらしいよ。仕事を求めてこの町を出て行く人は後を絶たないしね。」
すると美咲が晴南に尋ねた。
「炭鉱って石炭を掘る所だっけ?」
晴南が美咲に答えた。
「そうよ。」
美咲が晴南に尋ねた。
「石炭って何?」
晴南が美咲に尋ねた。
「ちょっと美咲、そんな事も知らないの?」
美咲が晴南に言った。
「えっ?晴南は知ってるの?」
晴南が美咲に言った。
「もちろんよ!それぐらい常識でしょ?」
美咲が晴南に言った。
「それで石炭って何なの?」
晴南が美咲に言った。
「石炭っていうのは黒い石なのよ。」
美咲が晴南に尋ねた。
「それで?」
晴南が少し困りながら言った。
「えっと?それでね。出番よ晃太!!続きの説明をお願い!」
そして晴南は晃太に話をふった。
晃太が慌てて美咲に説明を始めた。
「えっ?ああ。確かに石炭は黒い石だ。間違ってない。石炭っていうのは、大昔の植物が長い間地中深くに埋まってできた鉱物資源だよ。地熱や地中で圧力が加わってたりして炭化(たんか)してできたと言われている。炭化は知ってるか?」
美咲が晃太に尋ねた。
「ごーめん晃太君、炭化って何?」
晃太が美咲に言った。
「例えば木材に火をつけると木材の中の炭素と空気中にある酸素で燃焼が起こる。ここまではいいか?」
美咲が晃太に頷く。
「うん。」
晃太が美咲に言った。
「燃焼に必要な酸素を遮断した状態で木材を熱するんだ。そうする事で固体の炭素分を多くする事ができる。これが炭化だ。炭素分が多くなる事で燃焼効率も良くなる。だから石炭は燃料として重宝されているんだ。」
すると美咲が晃太に尋ねた。
「でも晃太君?なんで穴を掘らなきゃならないの?地面とかにはないの?」
晃太が美咲に言った。
「地表ではできないんだ。地表に出ていたら大気中の酸素にふれてしまって炭化が起こらない。地表では炭化が起きるほどの熱が加わる事もほとんどないしな。」
晴南が自慢気に美咲に言った。
「そ、そういう事なのよ。分かったかしら美咲??」
すると麻衣子が晴南に言った。
「ちょっと晴南。詳しく教えてくれたの晃太君じゃない。」
すると晃太がみんなに言った。
「それにしても俺達が小学校に入学した頃は、同級生が二十人近くいたのに、今じゃ十人しかいない。ゆっくりと衰えていってるなこの九木礼町は。」
すると優斗が晃太に言った。
「そうだね、この九木礼町に残っている僕達からするとやっぱり寂しいよね。」
すると晴南が笑顔で二人に言った。
「はいはい、優斗、晃太。しんみりしない、限りある時間は楽しまなきゃ損でしょ。」
すると麻衣子が晴南に言った。
「ねえねえ、晴南、あれ見て。」
麻衣子が指指した先には、キクヨの閉店セールの貼り紙だった。
晴南が大きな声で言った。
「大特価、閉店セール??やったあ!こうしちゃいられないわ!みんなすぐに行くわよ!」
すると優斗が晴南に言った。
「じゃあ僕達は二階で待ってるから!」
だが優斗が言い終わるより早く、晴南達はキクヨへと駆け足で向かって行った。
道の駅九木礼の里は大きな駐車場を備えており、その北側には二階建ての大きなコンクリート造りの茶色の建物が建てられていた。
この建物が本館であった。
この建物にはいくつかのショップが入っており、ドライバー以外に近隣住民達もよく利用されていた。
駐車場で晴南がみんなに尋ねた。
「みんな集まったわね。それじゃあまずどの店から行く?」
美咲が晴南に言った。
「ファッションの店キクヨから行かない?」
晴南が美咲に言った。
「そうね、じゃあまずキクヨからね。」
すると優斗が晴南に言った。
「それなら僕は二階に展示されてる郷土資料を見てくるよ。」
晃太が晴南に言った。
「俺も優斗について行く。晴南、終わったら教えてくれ。」
すると七緒が晃太に言った。
「あっ私も一緒に行く。」
晴南が少し驚いて七緒に尋ねた。
「ええ、七緒、どうしたの?郷土資料なんて興味あるの?」
麻衣子が晴南に言った。
「二階には休憩スペースもあるから、そこで休もうって魂胆じゃない?」
七緒が麻衣子に言った。
「その通り。」
麻衣子が七緒に言った。
「やっぱり、もう七緒ったら。」
晴南達は九木礼の里の本館前に移動した。
すると本館の出入口に大きな貼り紙が貼ってあった。
晴南達はその貼り紙を見て驚いた。
貼り紙にはこう書かれていた。
「九木礼の里本館のテナントは今月末で全て閉店させて頂きます。長らくのご愛顧ありがとうございました。」
晴南が驚いて大きな声で言った。
「ここも閉店なの?!!なんで??」
すると晴南が優斗に尋ねた。
「ねえ優斗なんで閉店するの?」
優斗は少し考えてから晴南に言った。
「まあ採算が合わないからだろうね。」
晴南が優斗に尋ねた。
「なんで採算が合わないの?」
優斗が晴南に言った。
「たぶん人口流出が続いているからじゃないかな。この九木礼町はかつては炭鉱の町だったけど、二十年前に閉山になって以降ずっと人口流出が続いてるらしいよ。仕事を求めてこの町を出て行く人は後を絶たないしね。」
すると美咲が晴南に尋ねた。
「炭鉱って石炭を掘る所だっけ?」
晴南が美咲に答えた。
「そうよ。」
美咲が晴南に尋ねた。
「石炭って何?」
晴南が美咲に尋ねた。
「ちょっと美咲、そんな事も知らないの?」
美咲が晴南に言った。
「えっ?晴南は知ってるの?」
晴南が美咲に言った。
「もちろんよ!それぐらい常識でしょ?」
美咲が晴南に言った。
「それで石炭って何なの?」
晴南が美咲に言った。
「石炭っていうのは黒い石なのよ。」
美咲が晴南に尋ねた。
「それで?」
晴南が少し困りながら言った。
「えっと?それでね。出番よ晃太!!続きの説明をお願い!」
そして晴南は晃太に話をふった。
晃太が慌てて美咲に説明を始めた。
「えっ?ああ。確かに石炭は黒い石だ。間違ってない。石炭っていうのは、大昔の植物が長い間地中深くに埋まってできた鉱物資源だよ。地熱や地中で圧力が加わってたりして炭化(たんか)してできたと言われている。炭化は知ってるか?」
美咲が晃太に尋ねた。
「ごーめん晃太君、炭化って何?」
晃太が美咲に言った。
「例えば木材に火をつけると木材の中の炭素と空気中にある酸素で燃焼が起こる。ここまではいいか?」
美咲が晃太に頷く。
「うん。」
晃太が美咲に言った。
「燃焼に必要な酸素を遮断した状態で木材を熱するんだ。そうする事で固体の炭素分を多くする事ができる。これが炭化だ。炭素分が多くなる事で燃焼効率も良くなる。だから石炭は燃料として重宝されているんだ。」
すると美咲が晃太に尋ねた。
「でも晃太君?なんで穴を掘らなきゃならないの?地面とかにはないの?」
晃太が美咲に言った。
「地表ではできないんだ。地表に出ていたら大気中の酸素にふれてしまって炭化が起こらない。地表では炭化が起きるほどの熱が加わる事もほとんどないしな。」
晴南が自慢気に美咲に言った。
「そ、そういう事なのよ。分かったかしら美咲??」
すると麻衣子が晴南に言った。
「ちょっと晴南。詳しく教えてくれたの晃太君じゃない。」
すると晃太がみんなに言った。
「それにしても俺達が小学校に入学した頃は、同級生が二十人近くいたのに、今じゃ十人しかいない。ゆっくりと衰えていってるなこの九木礼町は。」
すると優斗が晃太に言った。
「そうだね、この九木礼町に残っている僕達からするとやっぱり寂しいよね。」
すると晴南が笑顔で二人に言った。
「はいはい、優斗、晃太。しんみりしない、限りある時間は楽しまなきゃ損でしょ。」
すると麻衣子が晴南に言った。
「ねえねえ、晴南、あれ見て。」
麻衣子が指指した先には、キクヨの閉店セールの貼り紙だった。
晴南が大きな声で言った。
「大特価、閉店セール??やったあ!こうしちゃいられないわ!みんなすぐに行くわよ!」
すると優斗が晴南に言った。
「じゃあ僕達は二階で待ってるから!」
だが優斗が言い終わるより早く、晴南達はキクヨへと駆け足で向かって行った。
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