あなた達を異世界の勇者として召喚してあげますよ?

しまうま弁当

文字の大きさ
112 / 135
一章

残された車

しおりを挟む
7月5日の夕刻、封木神社に晴南達の姿があった。

晴南と優斗と晃太は三緒の車で再び封木神社に連れて来てもらったのだった。

そして三緒の車から降りてきた晴南達を二実が出迎えたのだった。

「晴南ちゃん、いらっしゃい。」

晴南が二実に言った。

「二実さん、こんにちは。」

二実が晴南に言った。

「毎日付き合ってもらってごめんね。」

晴南が二実に言った。

「そんなの全然いいです。」

晃太が二実に言った。

「二実さん、今日からは交代で参加しますね。」

二実が晃太に言った。

「うんその方がいいと思うわ。さすがに連日徹夜はキツイだろうから。」

晴南が晃太に言った。

「今日は私達しかいないからしっかり頼むわよ。」

晃太が晴南に言った。

「ああもちろんだ。」

すると優斗が晴南に尋ねた。

「ねえ晴南??本当に毎日参加するつもりなの??」

晴南が優斗に言った。

「ええ当然でしょう。これは私達の問題でもあるんだから。」

優斗が晴南に言った。

「それはそうなんだけど。」

すると二実が三緒に尋ねた。

「三緒??眠そうね。」

三緒が少し眠そうにしながら二実に言った。

「そりゃ徹夜明けだから眠いに決まってるでしょ。夜が得意が二実はいいだろうけどさ。」

二実が三緒に言った。

「ぼやかないでよ。今日はトンネルまでの行き帰りは私が運転していくからさ。三緒はその間寝てていいわよ。」

「いいの?」

「もちろん。」

「ありがとう。それじゃあお言葉に甘えてそうさせて貰うね。」

二実がみんなに言った。

「それじゃあそろそろ暗くなってきたし九木礼トンネルに行きましょうか。」

晴南達は二実の車で九木礼トンネルに向かったのだった。

晴南達が封木神社を出た時すでに周囲は暗くなっており、九木礼トンネルに向かっている最中に外は真っ暗になったのだった。

窓から外の様子を見ていた晴南が九木礼トンネルの近くまでやって来るとトンネルの方角から赤い光が出ている事に気がついた。

晴南が二実に尋ねた。

「あの赤い光なんですか??」

二実が晴南に言った。

「本当だ、なんだろうね??」

優斗が二実に言った。

「パトカーのランプじゃないですか??」

二実が優斗に言った。

「そいうえば警察の人に九木礼トンネルを通行止めにしてもらってるんだったわね。」

二実達は九木礼トンネルの近くに車を止めると九木礼トンネルの前に止まっているパトカーへと歩いていった。

すると晴南がとある事に気がついたのだった。

「あれっ??お巡りさん達がいないわよ??」

晴南の言葉で他のメンバーもLEDライトを照らしながら周囲を見渡してみた。

すると晴南のいう通り警察官の姿はどこにも見当たらなかった。

二実が晴南に言った。

「本当だ??お巡りさん達どこに行ったんだろう??」

九木礼トンネルの前には二台のパトカーが止まっていた。

だが二台のパトカーはどちらとも非常時を知らせる赤色灯(せきしょくとう)を点灯させていたが、警察官の姿はパトカーの中にはなかった。

晴南達はパトカーの周囲を見渡してみたが、警察官の姿はどこにも見つける事ができなかったのだった。

晴南が不思議そうに言った。

「えっ??どういう事??なんでパトカーがあるのに、お巡りさんがいないの??」

二実が晴南に言った。

「さあ??どうしてかしらね。」

晴南がみんなに尋ねた。

「もしかしてお巡りさん帰っちゃったのかしら??」

晃太が晴南に言った。

「なんでこんな山奥に赤色灯(せきしょくとう)をつけた状態でパトカーを放置して帰らなきゃならないんだ??帰るのならパトカーに乗って帰ってるはずだろう。」

晴南が晃太に尋ねた。

「それじゃあどうしてお巡りさんが一人もいないの??」

晃太が晴南に言った。

「もしかしたらここにきたお巡りさん達に何かあったのかもしれない。」

晴南が晃太に聞き返した。

「ええっ??何かって何があったの??」

晃太が晴南に言った。

「そこまでは分からない。」

すると優斗が大きな声でみんなに言った。

「ねえ??みんな、あれを見て!!」

晴南が優斗に聞き返した。

「どうかしたの優斗??」

優斗が晴南に言った。

「ねえパトカーの横に別の車が止まってない??」

「えっ??」

晴南はそう言うと優斗が指さした場所をLEDライトで照らしたのだった。

すると確かにパトカーの横にもう一台の白い乗用車が止まっていた。

晴南が優斗に言った。

「本当だ。別の車が止まってる。」

晴南が優斗に言った。

「パトカーに気を取られてて気づかなかったわね。でもこの車がどうかしたの??」

すると優斗の代わりに晃太が晴南に言った。

「これは校長先生の車だ。」

晴南が晃太に言った。

「あっ!!確かに校長先生の車ね。えっ??でもなんでこんな所に校長先生の車があるの。」

優斗が晴南に言った。

「今日は校長先生休みだったでしょ。」

晃太が晴南に言った。

「お巡りさん同様に校長先生にも何かあったのかもしれない。」

晴南が驚いた様子で言った。

「ええっ??」

すると二実がみんなに言った。

「さっきからずっと禍々しい気配を感じるし、これは無色さんに話を聞いた方が良さそうね。」

三緒が二実に言った。

「そういえば無色(むしき)さんがここを見張ってくれてるんだったわね。」

無色は九木礼トンネルから少し離れた高台からトンネルの様子を観測していたのだった。

晴南達がその高台までやって来ると、大きな蛇の姿をした無色(むしき)が姿を現すのだった。

晴南が無色に言った。

「無色さん、こんばんは。」

無色が晴南達に言った。

「ああ巫女殿、それに勇者殿よくいらしゃった。」

二実が無色に尋ねた。

「すいません無色(むしき)さん、早速なんですが状況を教えてもらえませんか?」

無色がみんなに言った。

「うむ、実は千亡(せんもう)が復活したのだが。」

晴南が聞き返した。

「千亡(せんもう)??」

無色が晴南に言った。

「ここに封じられていたオバケの名だ。」

晴南が無色に言った。

「そうなんですね。」

無色がみんなに言った。

「ああ、彼らが起きてきた事で問題が発生している。」

晃太が無色に尋ねた。

「問題というのは?」

無色が晃太に言った。

「千亡(せんもう)が復活したことでここにやってきた5人が行方不明になっている。」

みんなが驚いた様子で言った。

「ええっ??」

二実が無色に聞き返した。

「行方不明ってどういう事ですか??」

無色が二実に言った。

「言葉通りだ。このトンネルにやってきた5人がトンネルに入ったきり出てきていない。」

晃太が無色に尋ねた。

「誰がトンネルに入っていったかって分かりますか??」

無色が晃太に言った。

「すまないがトンネルに入っていった者の名までは存じない。」

二実が無色に尋ねた。

「それっていつ頃の事ですか?」

無色が二実に言った。

「今日の午前6時半くらいだ。」

晴南が晃太に尋ねた。

「あれでもここ通行止めにするように勇雄さんにお願するって拓也が言ってなかった?」

晃太が晴南に言った。

「どうやらその通行止めにするために来たお巡りさん達が巻き込まれてしまったみたいだな。」

優斗が無色に尋ねた。

「校長先生がどうなったかって分かりますか?」

無色が優斗に言った。

「すまないが分からない。五人が九木礼トンネルの中に入ってから12時間以上外に出て来ていないという事以外はすまないが分からない。」

二実がみんなに言った。

「うーん、これはまずい事になっちゃったわね。」

黒輪がみんなに言った。

「まさか目覚めて早々に人を飲み込んでしまうとはな。」

二実が黒輪に尋ねた。

「ここに来てからずっと禍々しい大きな気配を感じます。この大きな気配が千亡(せんもう)なんですね?」

黒輪が二実に言った。

「ああその通りだ。起きたばかりだというのにここまで強力とはな。封印が二つ必要だったというのも頷ける。」

黒輪がみんなに言った。

「うーむ、しかし難儀な事になったな。」

三緒が黒輪に言った。

「こうなったらまた封印するしかないんじゃないですか?」

黒輪が三緒に言った。

「そうだな、何とか協力を仰ぎたかったが起きて早々に何人も飲み込んでしまうとはな。再封印するしかあるまいな。」

無色が黒輪に言った。

「とわいえ千亡を封印するとなると、膨大な霊力拡散が必要だ。お主の霊力拡散だけではとても足りぬぞ。」

黒輪が無色に言った。

「言われずとも分かっておる。」

黒輪がリグロに尋ねた。

「リグロ殿すまぬがまたお力を貸して頂けますかな?」

リグロが黒輪に言った。

「無論です。」

すると二実が黒輪に言った。

「あ!!黒輪さん待ってください。」

黒輪が二実に聞き返した。

「巫女殿、どうかされたか?」

二実が黒輪に言った。

「やってみたい事があります。うまくいけば黒輪さん達の力を使わなくて済むかもしれません。」

黒輪が二実に言った。

「ほう巫女殿には何か考えがあるようですな。ならば巫女殿、お頼みして宜しいか。」

二実が黒輪に言った。

「はい、任せてください。」

すると三緒が二実に言った。

「ちょっと二実??どうやって封印するつもり??正直とてもじゃないけど封印できるような相手には思えないんだけど??」

二実が三緒に言った。

「そうね邪気だけなら黒輪さんよりもすごいかもしれないわ。」

黒輪が二実に言った。

「千亡は強大な霊力を有している。霊力だけなら千亡の方が遥かに上だろう。」

二実が三緒に言った。

「でも大丈夫よ、任せて。」

三緒が二実に言った。

「まあいいわ。二実がそこまで言うなら任せるけど。」

二実が三緒に尋ねた。

「それでこれからどうするの?」

二実が三緒に言った。

「トンネルの中に入るの。」

「ええっ??こっちからトンネルの中に入ろうっていうの?」

「ええそうよ。」

「なんで??」

「虎穴に入らずんば虎子を得ずって言うでしょう。」

「答えになってないでしょ。」

「まあいいわ何か考えがあるみたいだし。」

すると晴南が二実に話しかけてきた。

「二実さん、私達も連れてってください。」

優斗も二実に言った。

「僕たちも行きたいです。校長先生は赤の他人じゃないですし。」

二実が優斗と晴南に言った。

「ええ分かってるわ、みんなにも来てもらうつもり。そのかわり私達の側から離れないでね。」

晴南が二実に言った。

「はい、分かりました。」

黒輪が二実に言った。

「巫女殿、我々も同行して宜しいか?」

二実が黒輪に言った。

「はい、もちろんです。宜しくお願いします。」

それから晴南達は真っ暗な九木礼トンネルの中に入っていくのだった。

だが晴南達は夜が明けても戻って来なかったのだった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...