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1章 目を開けたらそこは異世界でした
ティア
しおりを挟む家の外に出ると、ローラと一人の少女が親しげに会話をしていた。
「ローラ久しぶりだね、元気してた?」
「ティアこそ元気にしてた?村長様やクロエと一緒に王都に行ってたんでしょ?」
どうやらこのティアという少女はローラの知り合いのようだ。
黒髪の少女で年はローラと同じくらいだろうか?
二人の会話まだ続いている。
ティアがローラに言った。
「王都は何度も行ってるしね。そんなに大変じゃなかったけど、クロエも一緒だったし退屈はしなかったね。」
ティアが続けてローラに尋ねた。
「ところで何かあったの?村の中が騒がしいけど?」
ローラがティアに答えた。
「実は勇者様が現れたの。」
ティアは高い声を出して笑っていた。
そしてティアはローラに言った。
「ローラごめんなさい、貴方が冗談言うなんてね。」
ローラがティアに言った。
「本当なのよ。」
ティアがローラに言った。
「だってあれおとぎ話でしょ。」
するとローラがこちらを向いて僕に話かけてきた。
「勇者様ティアに光の鍵盤を見せてあげて。」
僕は頷くとメニューを出してティアに見せた。
ティアはメニューを見たまま固まっている。
ローラがティアにしゃべり始めた。
「ねえ、ティア聞こえてる?」
ティアがようやくしゃべり出した。
「‥物の者様」
うーん良く聞き取れない。
「本物の勇者様ですか?」
僕はティアに答えた。
「本物の勇者だよ。」
ティアが涙目になって僕に謝りはじめた。
「本当にごめんなさい、まさか本物だとは思わなくて。」
ティアは涙を流しながらひたすら謝り続けた。
僕はティアに言った。
「ティアそんな事でいちいち謝らなくていいから。」
と言ってなんとか落ち着かせた。
ようやくティアが落ち着いた頃ラウスさんがこっちに向かって歩いてきた。
そして僕に向けてしゃべり始めた。
「勇者様、村長がこれよりお会いしたいそうです。」
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