最強勇者の物語

しまうま弁当

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2章 目を覚ましたらそこは異世界でした

執行条件

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クロエが僕の質問に答えた。

「先程も言いましたが、勇者を殺すには各国首脳と話し合って決めたルール通りにやらなければなりません。光の鍵盤の表示画面からレベルを確認する事。また執行する部隊責任者複数名でレベル確認を行う事です。」

僕はクロエに聞き返した。

「ずいぶん面倒くさいルールなんだね?」

クロエが僕に答えた。

「勇者のステータスは光の鍵盤を開けないと分からないんです。勇者狩りを始めた頃はこんな確認はしていなかったです。ですがある時勇者と疑わしき人物を殺害したのです。ですが後々調べてみると勇者とは何の関係も無いレグナスに観光で来ていたホルムス共和国の国民である事が判明しました。」


そこにティアが僕に言った。

「たまにいるんだよね、勇者を妄信するあまり自分は勇者だって言っちゃう人が。その時は今ほど勇者の権威が失墜して無かったしね。」

クロエが僕に話を続けた。

「それで当然ホルムス共和国から猛抗議が来ました。今後このような事がまた起きたら、一切の協力を取り止めると。」

ローラが会話に割り込んできた。

「ホルムス共和国は人権とかにうるさい国なんだ。しかもレグナス王国につぐ国力があるの。」

クロエが僕に話を続けた。

「このパルゲア大陸において最大国家はレグナス王国ですが、ホルムス共和国はうちには及ばないですが、それでも侮れない力を持っています。ですので勇者狩りにおいて共和国との関係悪化は避けたかったのです。ですので勇者は出現するこの地域は一般人の立ち入りを禁止しました。」


今度はティアが僕に言った。

「ただね、そうすると問題が発生しちゃうんだよね。」

続けてローラが僕に言った。

「そう、どうやって勇者かどうかを判別するか。魔法とかでは判別できないんだよ。唯一判別する方法が光の鍵盤を持っているかどうかだったの。」

更にクロエが僕に言った。

「勇者に光の鍵盤を開かせて、レベルとステータスを確認する。しかも執行責任者複数でです。ですがこれはさほど難しくはありませんでした。ほとんどの勇者はむしろ進んで見せてくれたぐらいです。多和田さんあなた以外は。」

なるほどそれで彼女達はあれこれ理由をつけては、僕の行く先に着いてきたのか。

僕のメニュー画面とレベルを確認する為に。

僕はクロエに言った。

「なるほどそれで昨日の夜にはまだレベル確認ができてなかったから殺せなかったって事か。それじゃあ僕がなかなか光の鍵盤を使わないから、焦って騎士団を呼んだのかい?」

クロエが僕に答えた。

「ええ、貴方は勇者だと名乗らないし、光の鍵盤もなかなか使わないので、本当に困りました。ですのでアグリル騎士団を動員してあの状況を作りました。」

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