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4話 理沙
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俺はある場所へと向かっていた。
笠歌市の住宅街を抜けて林の中へと入っていった。
「ここも昔のままだな。」
俺は昔の記憶を振り返りながら、林の奥までやってきた。
林の奥には古びた神社がひっそりとたたずんでいた。
俺はその神社の敷地に入っていくと、敷地の一角にある社務所の建物へと向かった。
実はここは俺の実家であり、我が家は由諸ある家系で代々笠歌市にある春山神社の管理している家柄だった。
この春山神社は一昔前まではパワースポットとして有名だったのが、あの事をきっかけに今はその面影はほとんどなくなってしまった。
今ではただの古い神社であった。
しばらくはここに居を置く事になりそうだな。
俺は社務所兼住宅の前までやってくると玄関の引き戸が少し開いており、中から女子の声が聞こえてきた。
俺が玄関の中を覗くと長い黒髪の顔立ちの整った20ぐらいの女子が立っていた。
俺はその女子に声を掛けた。
「なんだ理沙もこっちに戻っていたのか?」
長い黒髪の女子は俺に答えた。
「戻ってたのかはこっちのセリフだよ、お兄ちゃんこの前まで新潟に行ってたでしょ。こっちに戻って来てたなんて知らなかったよ。」
「ああ、ここの近くの捜査本部に配属になったからな。笠歌に戻ってきたんだったらホテルに泊まらずにここに戻ってきた方がいいと思ってな。」
「そうなんだ。」
「そういう理沙もこっちに用事があったのか?」
「うんこっちで診て欲しいって依頼があって。地鎮祭の依頼も終わったから急遽こっちに戻ってきたの。」
「そうだったのか。」
彼女は春山(はるやま)理沙(りさ)と言って俺の妹だ。
年は22歳で俺より7つほど下だった。
妹の理沙にはいわゆる霊能力と呼ばれる力を持っており、今は理沙がこの春山神社を引き継いで神主となっていたのだった。
俺にはそういう霊的な力は持ち合わせていなかったが、妹の理沙は小さな頃からそういう力を持っていた。
理沙は昔から幽霊が見えており、そういう存在を祓う事もできる本物だった。
俺が子供の頃になくし物をした時も、よくどこにあるかを言い当てていた。
まあ俺はそういう能力とはずっと無縁であったが。
俺は理沙に尋ねた。
「理沙、しばらくここに泊まりたいと思っているんだが、構わないか?」
「もちろんいいよ。」
「じゃあ俺の部屋を使わせてくれ。」
「うん、分かった。」
俺は理沙にそう伝えると、かつの自分の部屋へと向かった。
階段を登り、自分の部屋のドアを開けた。
「この部屋も前のままか。」
久しぶりに見る自分の部屋は、懐かしく感じていた。
また懐かしく思える日が来るなんてな。
そういえば理沙が依頼があると言っていたな。
俺は自分の部屋に荷物を置くと、階段を降りて理沙の元に向かった。
「理沙、少しいいか?」
「うんいいよ、なにお兄ちゃん?」
「さっき言ってた依頼者はいつ来るんだ?」
「それが今晩に来たいって言ってるんだよね。」
「今晩か結構急な話だな。」
「うんだからこっちに急いで戻ってきたんだよね。」
「理沙、何か俺が手伝える事はあるか?」
「拝殿を使う準備をしておいてくれると助かるんだけど。」
「分かった、なら拝殿の準備をしておこう。」
「助かるけど、いいの?お兄ちゃんも事件の捜査で疲れてるでしょ?」
「いいさ困ってる人をほうってはおけないだろう。」
理沙は笑顔になって俺に言った。
「うん。ありがとう。じゃあお願いするね。」
俺は社務所兼住居を出ると、そのまま春山神社の拝殿へと向かった。
夜の神社というのはなかなか独特の雰囲気があって、怖さを感じてしまう時がある。
拝殿と本殿と社務所は廊下で繋がっており、俺は廊下を通って拝殿へとやってきた。
すぐに掃除道具をとり、掃除を始める。
なかなか埃が溜まって大変だったが、一通り掃除を終えると神具の榊やおおぬさを並べていた。
一通りの準備を終わらせて、理沙に知らせに戻った。
「理沙、拝殿の準備ができたぞ。」
「ああ、ありがとう、お兄ちゃん。」
理沙はいつの間にか神職の正装であるに白い袴に着替えていた。
すると玄関の外から声が聞こえてきた。
「すいません!!」
理沙が外にいる人物に声を掛けた。
「はーい、どちら様ですか?」
「電話をした佐伯(さえき)と申します。」
「お待ちしてました。」
俺達は玄関を開けて出迎えた。
玄関前には二人が立っていた。
「佐伯さんですね、お待ちしてました。」
「はい、娘の秋江(あきえ)を見てやってくれますか。」
なるほどこの二人は親子というわけか。
見ると母親が心配そうに娘の顔を覗き込んでいたが、肝心の娘の方はニタニタと少し怖い笑みを浮かべていた。
「拝殿の方を開けてありますので、詳しい話はそちらでききます。こちらです。」
俺達はその親子を拝殿まで案内した。
そしてその親子に拝殿にあがってもらってから、話を始めたのだった。
「どうか、秋江をみてやってください。」
「はい、もちろんです。」
「秋江さん、すいません。少しお話を聞かせてもらっていいですか?」
だが秋江さんは理沙の問いかけに何も反応しなかった。
「秋江さん、すいません。お話をさせてもらっていいですか?」
「秋江、お願いだから答えてあげて。」
だが秋江さんは理沙や母親の言葉に何も反応しない。
「秋江さん、お話したくないんですか?」
すると突然
「あははははは!!あははははは!!」
秋江さんが狂ったように大笑いを始めたのだった。
秋江さんは不気味な笑みを浮かべながら大笑いしている。
拝殿内に秋江さんの笑い声が響き渡った。
「あっはっはっはっはっは!!!」
しばらくの間秋江さんの笑い声が拝殿内に響き渡った。
その後、秋江さんは再び黙り込んでしまった。
理沙が再び秋江さんに話しかけた。
「秋江さん、何か面白い事でもあったんですか?」
だが秋江さんは理沙の問いかけには何も反応しなかった。
すると母親が心配そうな顔で説明してくれた。
「もうここ一週間ぐらい娘の秋江がこんな調子になんです。何を話しても黙り込んで答えてくれないんです。そうかと思ったら突然大声で笑い出すんです。」
「秋江さんはいつからこの状態になったんですか?」
「一週間ぐらい前です。」
「その一週間前ぐらいに秋江さんに何かありましたか?」
「それが秋江は学校の友達と一緒に肝試しに行ったみたいで。」
「肝試しですか?」
「はい秋江は笠歌高校の生徒なんですが、高校の近くにある旧笠歌病院の廃墟に一緒に行ったらしくて、そこから帰ってきてからずっとこんな状態なんです。」
「病院には診察に行かれましたか?」
「はい、いくつかの病院の先生に診察もしてもらったんですが、特に悪い所は発見できずに何の病気かも分からないと言われてしまって。途方に暮れていたんです。それで今の私にはもう春山さんにすがるしかなくて。どうか娘を助けてください!!」
秋江さんを助けたい一心が伝わってきた。
「分かりました。最善を尽くしたいと思いますので、今日は一旦帰ってもらって宜しいでしょうか。」
「はい、分かりました。」
そして佐伯親子は一旦帰って行った。
俺は親子を見送った後で理沙に尋ねた。
「理沙、あの子の悪霊を祓ってあげないのか?」
「確かに強力な霊ではあるんだけど、どうもそんな単純じゃなさそうなんだよね。」
「そうなのか。」
理沙は何かに引っかかっているようだった。
「お兄ちゃん、私その秋江さんが行った旧笠歌病院の廃墟に明日の朝に行ってみようと思うんだ。お兄ちゃんも一緒に来てくれない。」
「別に構わないぞ。」
「じゃあ明日の朝、お願いね。」
笠歌市の住宅街を抜けて林の中へと入っていった。
「ここも昔のままだな。」
俺は昔の記憶を振り返りながら、林の奥までやってきた。
林の奥には古びた神社がひっそりとたたずんでいた。
俺はその神社の敷地に入っていくと、敷地の一角にある社務所の建物へと向かった。
実はここは俺の実家であり、我が家は由諸ある家系で代々笠歌市にある春山神社の管理している家柄だった。
この春山神社は一昔前まではパワースポットとして有名だったのが、あの事をきっかけに今はその面影はほとんどなくなってしまった。
今ではただの古い神社であった。
しばらくはここに居を置く事になりそうだな。
俺は社務所兼住宅の前までやってくると玄関の引き戸が少し開いており、中から女子の声が聞こえてきた。
俺が玄関の中を覗くと長い黒髪の顔立ちの整った20ぐらいの女子が立っていた。
俺はその女子に声を掛けた。
「なんだ理沙もこっちに戻っていたのか?」
長い黒髪の女子は俺に答えた。
「戻ってたのかはこっちのセリフだよ、お兄ちゃんこの前まで新潟に行ってたでしょ。こっちに戻って来てたなんて知らなかったよ。」
「ああ、ここの近くの捜査本部に配属になったからな。笠歌に戻ってきたんだったらホテルに泊まらずにここに戻ってきた方がいいと思ってな。」
「そうなんだ。」
「そういう理沙もこっちに用事があったのか?」
「うんこっちで診て欲しいって依頼があって。地鎮祭の依頼も終わったから急遽こっちに戻ってきたの。」
「そうだったのか。」
彼女は春山(はるやま)理沙(りさ)と言って俺の妹だ。
年は22歳で俺より7つほど下だった。
妹の理沙にはいわゆる霊能力と呼ばれる力を持っており、今は理沙がこの春山神社を引き継いで神主となっていたのだった。
俺にはそういう霊的な力は持ち合わせていなかったが、妹の理沙は小さな頃からそういう力を持っていた。
理沙は昔から幽霊が見えており、そういう存在を祓う事もできる本物だった。
俺が子供の頃になくし物をした時も、よくどこにあるかを言い当てていた。
まあ俺はそういう能力とはずっと無縁であったが。
俺は理沙に尋ねた。
「理沙、しばらくここに泊まりたいと思っているんだが、構わないか?」
「もちろんいいよ。」
「じゃあ俺の部屋を使わせてくれ。」
「うん、分かった。」
俺は理沙にそう伝えると、かつの自分の部屋へと向かった。
階段を登り、自分の部屋のドアを開けた。
「この部屋も前のままか。」
久しぶりに見る自分の部屋は、懐かしく感じていた。
また懐かしく思える日が来るなんてな。
そういえば理沙が依頼があると言っていたな。
俺は自分の部屋に荷物を置くと、階段を降りて理沙の元に向かった。
「理沙、少しいいか?」
「うんいいよ、なにお兄ちゃん?」
「さっき言ってた依頼者はいつ来るんだ?」
「それが今晩に来たいって言ってるんだよね。」
「今晩か結構急な話だな。」
「うんだからこっちに急いで戻ってきたんだよね。」
「理沙、何か俺が手伝える事はあるか?」
「拝殿を使う準備をしておいてくれると助かるんだけど。」
「分かった、なら拝殿の準備をしておこう。」
「助かるけど、いいの?お兄ちゃんも事件の捜査で疲れてるでしょ?」
「いいさ困ってる人をほうってはおけないだろう。」
理沙は笑顔になって俺に言った。
「うん。ありがとう。じゃあお願いするね。」
俺は社務所兼住居を出ると、そのまま春山神社の拝殿へと向かった。
夜の神社というのはなかなか独特の雰囲気があって、怖さを感じてしまう時がある。
拝殿と本殿と社務所は廊下で繋がっており、俺は廊下を通って拝殿へとやってきた。
すぐに掃除道具をとり、掃除を始める。
なかなか埃が溜まって大変だったが、一通り掃除を終えると神具の榊やおおぬさを並べていた。
一通りの準備を終わらせて、理沙に知らせに戻った。
「理沙、拝殿の準備ができたぞ。」
「ああ、ありがとう、お兄ちゃん。」
理沙はいつの間にか神職の正装であるに白い袴に着替えていた。
すると玄関の外から声が聞こえてきた。
「すいません!!」
理沙が外にいる人物に声を掛けた。
「はーい、どちら様ですか?」
「電話をした佐伯(さえき)と申します。」
「お待ちしてました。」
俺達は玄関を開けて出迎えた。
玄関前には二人が立っていた。
「佐伯さんですね、お待ちしてました。」
「はい、娘の秋江(あきえ)を見てやってくれますか。」
なるほどこの二人は親子というわけか。
見ると母親が心配そうに娘の顔を覗き込んでいたが、肝心の娘の方はニタニタと少し怖い笑みを浮かべていた。
「拝殿の方を開けてありますので、詳しい話はそちらでききます。こちらです。」
俺達はその親子を拝殿まで案内した。
そしてその親子に拝殿にあがってもらってから、話を始めたのだった。
「どうか、秋江をみてやってください。」
「はい、もちろんです。」
「秋江さん、すいません。少しお話を聞かせてもらっていいですか?」
だが秋江さんは理沙の問いかけに何も反応しなかった。
「秋江さん、すいません。お話をさせてもらっていいですか?」
「秋江、お願いだから答えてあげて。」
だが秋江さんは理沙や母親の言葉に何も反応しない。
「秋江さん、お話したくないんですか?」
すると突然
「あははははは!!あははははは!!」
秋江さんが狂ったように大笑いを始めたのだった。
秋江さんは不気味な笑みを浮かべながら大笑いしている。
拝殿内に秋江さんの笑い声が響き渡った。
「あっはっはっはっはっは!!!」
しばらくの間秋江さんの笑い声が拝殿内に響き渡った。
その後、秋江さんは再び黙り込んでしまった。
理沙が再び秋江さんに話しかけた。
「秋江さん、何か面白い事でもあったんですか?」
だが秋江さんは理沙の問いかけには何も反応しなかった。
すると母親が心配そうな顔で説明してくれた。
「もうここ一週間ぐらい娘の秋江がこんな調子になんです。何を話しても黙り込んで答えてくれないんです。そうかと思ったら突然大声で笑い出すんです。」
「秋江さんはいつからこの状態になったんですか?」
「一週間ぐらい前です。」
「その一週間前ぐらいに秋江さんに何かありましたか?」
「それが秋江は学校の友達と一緒に肝試しに行ったみたいで。」
「肝試しですか?」
「はい秋江は笠歌高校の生徒なんですが、高校の近くにある旧笠歌病院の廃墟に一緒に行ったらしくて、そこから帰ってきてからずっとこんな状態なんです。」
「病院には診察に行かれましたか?」
「はい、いくつかの病院の先生に診察もしてもらったんですが、特に悪い所は発見できずに何の病気かも分からないと言われてしまって。途方に暮れていたんです。それで今の私にはもう春山さんにすがるしかなくて。どうか娘を助けてください!!」
秋江さんを助けたい一心が伝わってきた。
「分かりました。最善を尽くしたいと思いますので、今日は一旦帰ってもらって宜しいでしょうか。」
「はい、分かりました。」
そして佐伯親子は一旦帰って行った。
俺は親子を見送った後で理沙に尋ねた。
「理沙、あの子の悪霊を祓ってあげないのか?」
「確かに強力な霊ではあるんだけど、どうもそんな単純じゃなさそうなんだよね。」
「そうなのか。」
理沙は何かに引っかかっているようだった。
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