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19話 目的地探し
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次の日、俺と理沙と栗林刑事は九是山市内にあるの九是山大滝の駐車場へとやってきた。
「理沙、この動画の通りに、あの日の春香さんの行動を辿っていけばいいんだな?」
「うんそれで大丈夫だと思う。」
「春山警部、この映像では春香さんはまずこの九是山大滝へと向かっていますね。」
「九是山滝は心霊スポットとして有名だからな。まずはここから調べてこよう。」
俺達は車を降りて一番奥にある九是山大滝へと歩いて向かう事になった。
九是山大滝の周辺は公園になっていて駐車場が用意されていた。
俺達はその駐車場に車を停めて、九是山大滝の中に入っていった。
九是山大滝の周囲は遊歩道や広場やトイレなどがしっかりと整備されていた。
俺達は遊歩道を歩いて奥の九是山大滝へと進んでいった。
昼間という事もあり、かなりの人がこの公園へとやってきていた。
「けっこう人が多いね。」
「九是山大滝ってキャンプ場として有名だからな。みんなキャンプや散歩で来てるんだろうな。」
「ねえ栗林刑事、春香のスマホには何か気にある情報とかはなかったんですか?」
「まだスマホの方しか調査できてない状況ですが、スマホの方には特に気になる情報とかはありませんでしたね。少なくとも春香さんが死にたがっているようなものは発見できませんでした。」
「私にも春香が死にたがっているようには全然見えませんでした。」
「春香さんの母親もそう言ってましたし、本当に分からないんですよね。」
「まあだからこそこ春香さんが俺達に話そうとしていた事が重要な気がする。」
「そうだね。」
「この動画が収められたメモリには5月第一週撮影分、要追加調査と書かれた紙が貼りつけられていたからな。このメモリのこの動画で良かったんだよな。」
「うんたぶんこの動画で大丈夫だと思う。何となくそうじゃないかなと感じるだけなんだけど。」
「それで充分さ。」
「春香さんは何の目的でこの動画を撮影したんでしょうか?」
「目的自体はチャンネルの配信で使うための動画の撮影だろうが、そこで何かしらのトラブルに遭遇したという事だろうな。要追加調査と書かれているし。」
「だけどトラブルで撮影できなければ撮り直しなりボツと書かれるのでは。」
「栗林刑事、ホラーチャンネルの場合は何も心霊現象を捉えないとボツになるんだ。ホラーチャンネルでの取れ高ってのは心霊現象を映像に捉える事だから、むしろトラブルで撮影できない方がいいんだ。」
「そういうもんなんですね。」
「うーんお兄ちゃんに栗林刑事、これ多分配信用の撮影じゃないと思います。」
「えっ配信用の撮影じゃない、どういう事だ?」
「昼間に撮影してるから。たぶん下見としてカメラを回してたんじゃないかなと思うの。昼間に下見で回して、夜になったら本番として撮影するつもりだった。でも昼間の下見中に気になる事に遭遇した。だから用追加調査と書かれていたんじゃないかな。」
「なるほど。」
「なんて話している間に九是山大滝に着きましたね。」
俺達は公園の一番奥にある九是山大滝までやってきたのだった。
九是山大滝の前には大きな池があり、その池の奥に大きな滝があった。
俺達は滝が見渡せる展望台に上った。
「どうだ理沙?」
理沙は目を瞑り神経を研ぎ澄ませていた。
「ちょっと待ってお兄ちゃん。」
理沙は周囲をざっと見渡した後で俺に言った。
「たぶんここじゃないと思う。」
「見た感じ違和感とかは何も感じないの。」
「そうか、ここじゃないか。」
「となると次の場所に向かうか。」
「うん、そうだね。」
俺達は次の場所へと向かった。
次に俺達は九是山ダムへとやってきた。
九是山ダムは巨大なダムだった。
ダムの頂上付近にある駐車場に俺達は車を停めてやってきたのだった。
「春香さんが次にやってきたのはこの九是山ダムだな。」
「ここは心霊スポットとしてかなり有名な場所なんだよね。身投げした女性の霊が出るって有名だからね。」
「どうだ、この場所はどんな感じだ?」
「ここも特には何も感じないかな。ただ」
「ただ?」
「幽霊自体はけっこういるみたい。」
「この九是山ダムは高さがある場所なので飛び降り自殺を図る人が後を絶たないんですよ。飛び降りができないように柵を設置したり、パトロールも強化しているんだけどね。なかなか減らす事ができていません。」
「うん、そうみたいだね。」
すると理沙がこう提案してきたのだった。
「ねえお兄ちゃん、たぶんここは目的の場所ではないとは思うだけど。ちょっと祝詞を唱えさせてもらっていいかな。」
「祝詞か、別に構わないが。」
「うん、特に何もするつもりはなかったんだけど、あそこの自販機の前にさ、女の人の霊がいるんだよね。さっきから自販機の前に現れてはダムの方に移動してを繰り返してるんだよね。たぶん自分が死んだ時の状況をずっと繰り返してるんだと思う。ちょっと見てられないなあと思って。」
「ああ、理沙に任せるよ。」
「ありがとうお兄ちゃん。」
すると理沙はすぐに祝詞を唱え始めた。
「高天(たかま)の原(はら)に神留(かむづ)まります、皇(すめら)が睦(むつ)神漏岐(かむろぎ)神漏美(かむろみ)の命以(みことも)ちて。」
そして理沙は目を瞑りながら祝詞を唱えていった。
「ヒスキ様の御力によりてこの迷える御霊を救い給う給う。」
そして祝詞を唱え終わった。
理沙が優しく呟いていた。
「うんうん、辛かったね、でももう大丈夫だよ安心して。」
「うん、大丈夫だからね。」
俺が理沙に尋ねた。
「どうだった?」
「借金苦によって命を絶ってしまったんだって。この場所で死んでからもずっと飛び降りを続けてたみたい。でももう御霊として救えたからもう大丈夫よ。」
「ああ、それは良かった。きっとその女性の霊も救われたはずだ。」
「うん。」
「それじゃあ次の場所に向かうか。」
「理沙、この動画の通りに、あの日の春香さんの行動を辿っていけばいいんだな?」
「うんそれで大丈夫だと思う。」
「春山警部、この映像では春香さんはまずこの九是山大滝へと向かっていますね。」
「九是山滝は心霊スポットとして有名だからな。まずはここから調べてこよう。」
俺達は車を降りて一番奥にある九是山大滝へと歩いて向かう事になった。
九是山大滝の周辺は公園になっていて駐車場が用意されていた。
俺達はその駐車場に車を停めて、九是山大滝の中に入っていった。
九是山大滝の周囲は遊歩道や広場やトイレなどがしっかりと整備されていた。
俺達は遊歩道を歩いて奥の九是山大滝へと進んでいった。
昼間という事もあり、かなりの人がこの公園へとやってきていた。
「けっこう人が多いね。」
「九是山大滝ってキャンプ場として有名だからな。みんなキャンプや散歩で来てるんだろうな。」
「ねえ栗林刑事、春香のスマホには何か気にある情報とかはなかったんですか?」
「まだスマホの方しか調査できてない状況ですが、スマホの方には特に気になる情報とかはありませんでしたね。少なくとも春香さんが死にたがっているようなものは発見できませんでした。」
「私にも春香が死にたがっているようには全然見えませんでした。」
「春香さんの母親もそう言ってましたし、本当に分からないんですよね。」
「まあだからこそこ春香さんが俺達に話そうとしていた事が重要な気がする。」
「そうだね。」
「この動画が収められたメモリには5月第一週撮影分、要追加調査と書かれた紙が貼りつけられていたからな。このメモリのこの動画で良かったんだよな。」
「うんたぶんこの動画で大丈夫だと思う。何となくそうじゃないかなと感じるだけなんだけど。」
「それで充分さ。」
「春香さんは何の目的でこの動画を撮影したんでしょうか?」
「目的自体はチャンネルの配信で使うための動画の撮影だろうが、そこで何かしらのトラブルに遭遇したという事だろうな。要追加調査と書かれているし。」
「だけどトラブルで撮影できなければ撮り直しなりボツと書かれるのでは。」
「栗林刑事、ホラーチャンネルの場合は何も心霊現象を捉えないとボツになるんだ。ホラーチャンネルでの取れ高ってのは心霊現象を映像に捉える事だから、むしろトラブルで撮影できない方がいいんだ。」
「そういうもんなんですね。」
「うーんお兄ちゃんに栗林刑事、これ多分配信用の撮影じゃないと思います。」
「えっ配信用の撮影じゃない、どういう事だ?」
「昼間に撮影してるから。たぶん下見としてカメラを回してたんじゃないかなと思うの。昼間に下見で回して、夜になったら本番として撮影するつもりだった。でも昼間の下見中に気になる事に遭遇した。だから用追加調査と書かれていたんじゃないかな。」
「なるほど。」
「なんて話している間に九是山大滝に着きましたね。」
俺達は公園の一番奥にある九是山大滝までやってきたのだった。
九是山大滝の前には大きな池があり、その池の奥に大きな滝があった。
俺達は滝が見渡せる展望台に上った。
「どうだ理沙?」
理沙は目を瞑り神経を研ぎ澄ませていた。
「ちょっと待ってお兄ちゃん。」
理沙は周囲をざっと見渡した後で俺に言った。
「たぶんここじゃないと思う。」
「見た感じ違和感とかは何も感じないの。」
「そうか、ここじゃないか。」
「となると次の場所に向かうか。」
「うん、そうだね。」
俺達は次の場所へと向かった。
次に俺達は九是山ダムへとやってきた。
九是山ダムは巨大なダムだった。
ダムの頂上付近にある駐車場に俺達は車を停めてやってきたのだった。
「春香さんが次にやってきたのはこの九是山ダムだな。」
「ここは心霊スポットとしてかなり有名な場所なんだよね。身投げした女性の霊が出るって有名だからね。」
「どうだ、この場所はどんな感じだ?」
「ここも特には何も感じないかな。ただ」
「ただ?」
「幽霊自体はけっこういるみたい。」
「この九是山ダムは高さがある場所なので飛び降り自殺を図る人が後を絶たないんですよ。飛び降りができないように柵を設置したり、パトロールも強化しているんだけどね。なかなか減らす事ができていません。」
「うん、そうみたいだね。」
すると理沙がこう提案してきたのだった。
「ねえお兄ちゃん、たぶんここは目的の場所ではないとは思うだけど。ちょっと祝詞を唱えさせてもらっていいかな。」
「祝詞か、別に構わないが。」
「うん、特に何もするつもりはなかったんだけど、あそこの自販機の前にさ、女の人の霊がいるんだよね。さっきから自販機の前に現れてはダムの方に移動してを繰り返してるんだよね。たぶん自分が死んだ時の状況をずっと繰り返してるんだと思う。ちょっと見てられないなあと思って。」
「ああ、理沙に任せるよ。」
「ありがとうお兄ちゃん。」
すると理沙はすぐに祝詞を唱え始めた。
「高天(たかま)の原(はら)に神留(かむづ)まります、皇(すめら)が睦(むつ)神漏岐(かむろぎ)神漏美(かむろみ)の命以(みことも)ちて。」
そして理沙は目を瞑りながら祝詞を唱えていった。
「ヒスキ様の御力によりてこの迷える御霊を救い給う給う。」
そして祝詞を唱え終わった。
理沙が優しく呟いていた。
「うんうん、辛かったね、でももう大丈夫だよ安心して。」
「うん、大丈夫だからね。」
俺が理沙に尋ねた。
「どうだった?」
「借金苦によって命を絶ってしまったんだって。この場所で死んでからもずっと飛び降りを続けてたみたい。でももう御霊として救えたからもう大丈夫よ。」
「ああ、それは良かった。きっとその女性の霊も救われたはずだ。」
「うん。」
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