(完結)お荷物聖女と言われ追放されましたが、真のお荷物は追放した王太子達だったようです

しまうま弁当

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人々の困惑

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私はクラインと一緒に頭を抱えていました。

宿屋の主人が魔導灯をスイッチをいじりながら困惑していました。

「魔導灯が一切つかなくなっちゃったよ。宿屋に設置してる魔導灯が一斉に故障とか勘弁しておくれよ。」

クラインが宿屋の主人に尋ねました。

「ご主人??釜の修理はできたんですか?」

主人がクラインに言った。

「釜はまだ直ってないんだよ。一通り故障してそうな所を見たんだけど、どこが壊れてるのかさっぱりでね。」

主人がクラインに言った。

「そうなんですか。」

「ああすまないね。」

クラインが宿屋の主人に言いました。

「魔導灯(まどうとう)が一切つかないとなるとこのまま暗くなると危なくなりますね。暗くなる前に松明かランプを用意した方がいいでしょう。ご主人?松明用のまきかランプはありますか?」

主人がクラインに言った。

「村はずれの小屋にあるけど。」

クラインが主人に言った。

「では暗くなる前に取りに行ってきます。」

主人がクラインに言った。

「そうかい、すまないね。」

私はクラインに言いました。

「なら私も手伝いますよ。」

私達はすぐに村はずれにある小屋へと向かいました。

私達は少し歩いて村はずれにある小屋の中に入ると中に積まれていたランプや薪を外に出しました。

私は手にランプの入った箱を持ちながら移動しました。

そしてクラインは薪を背負って移動しました。

クラインが私に言いました。

「しかしここで君と会えるとは思ってなかったよ。本来なら一泊せずにそのまま帝国に戻る予定だったからね。」

私はクラインに尋ねました。

「そうなんですか?交渉が難航していたんですか?」

クラインが私に言いました。

「いやそうではなくて移動に思いのほか時間を取られてね。来る時に使ったルートで何か所も通行止めになっていて予定より遅れてしまっていた。」

私は気になってクラインに尋ねました。

「そうなんですね。ところでその通行止めになっていた理由は分かりますか?」

クラインが私に言いました。

「トンネルでは照明装置が突然壊れたと言っていたし、橋は突然開閉できなくなったと言っていたけど。どっちも魔導装置の故障みたいだったけど?それがどうかしたかい?」

私はクラインに言いました。

「いえ?少し気になったもので。」

どうしましょう。かなり深刻な事態になりつつあります。

私はこの事態に心当たりがあったのです。

私達は離れた小屋からランプと薪を持って宿屋の前へと戻ってきました。

私は周囲を見渡してみました。

もうすぐ日暮れだというのに街灯がつく気配はありませんでした。

クラインが不思議そうな顔で言いました。

「うーん。どういう事だ??町の魔導灯も灯る気配がないな。」

私がクラインに言いました。

「ビリーの町の街灯がつかなくてみなさん慌てているみたいですね。町の人達も私達と同じように慌ててランプや薪を準備しているみたいですね。」

ビリーの町の人々は慌ただしそうにランプの準備をしていました。

クラインは頭をかしげて言いました。

「一体どうなっている?宿屋だけではなくビリーの町全体がこうなのか。」

どうやら間違いない。

私はこうなった原因に心当たりがあり、そして今その原因を確信しました。

私はこの状況を解決するために、ビリーの町の人々にこうお願いしました。

「すいません、町で使っている魔法石を宿屋前の広場に集めてもらえませんか?」
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