漫画の様にスラスラ読める小説をめざしたらネームになった物語の1つ。嗚呼、私のウィザードさま

NN

文字の大きさ
17 / 38
1章 最強のウィザード様

嗚呼、私のウィザードさま 「部屋番号とウィザード様」

しおりを挟む
大灯魔台神館

マリアが神館を見上げて言う
「わぁ… 大灯魔台神館は 建物も大きいですね」
レイが言う
「マリアは 大灯魔台の灯魔儀式を見るのは 2回目だろ?」
マリアが言う
「あ、はい でも 以前 見た時は 私は まだ6歳程度でしたから 正直 何が何だか良く分からなくて 改めて見ると やっぱり凄いです…」
レイが言う
「それに今度は その時とは違って マリアは奉者として来たんだから 凄いよな?」
マリアが苦笑して言う
「何も分かって居ないのは 余り変わってない気もしますけど」
レイが言う
「今回は俺が 居るんだから 何も心配はないよ!」
レイが歩き出す マリアがハッとして言う
「あの…っ ウィザード様っ」
レイが立ち止まって言う
「ん?」
マリアが言う
「もし 万が一 この大灯魔台の灯魔儀式が失敗して 魔力が暴走したら… 私、ウィザード様に ”お願い”をしますから …その時は この神館に居る 皆を助ける為に 魔法を使って下さい」
レイが一瞬呆気に取られる マリアが真剣に見詰める レイが苦笑して言う
「分かってる けど 俺は そうはさせないから」
マリアが言う
「え?」
レイが微笑して言う
「言っただろ?俺に掛かれば 儀式の失敗なんて有り得ない ”マリアのウィザード様”は 最強のウィザードだからな?」
マリアが呆気に取られた後 苦笑して言う
「はい… そう信じています …行きましょう!」
レイが頷く マリアとレイが神館へ向かう

大灯魔台神館 受付

マリアが自動ドアを抜け入って来ると 先に 受付をしている奉者2が居る マリアが思わず声を出して反応する
「あ…っ」
マリアが奉者2の後ろに居る ウィザード2を見て思う
(初めて見る 他のウィザード様…っ)
レイがマリアに遅れて来て マリアの横に立つと ウィザード2が僅かに反応して振り返る マリアがハッとしてウィザード2を見る ウィザード2が視線を強める

受付を終えた奉者2が ウィザード2を見た後 レイとマリアを見る マリアが反応して言う
「あ、あの… こんにちは!」
マリアが微笑する ウィザード2が奉者2へ言葉を伝える マリアがそれを見て疑問すると 奉者2マリアへ向かって来る マリアが呆気に取られると 奉者2が微笑して言う
「こんにちは 初めまして 私はミレイ・クレシアと申します」
マリアが慌てて言う
「あっ マリア・ノーチスと申します 宜しくお願いします」
奉者2が言う
「こちらこそ 私のお仕えする ウィザード様からも 宜しくお伝えするようにと」
マリアが驚いて言う
「え…っ!?」
奉者2が一度レイを見てからマリアへ言う
「それでは また後ほど」
奉者2が礼をする マリアが慌てて言う
「あ、は、はいっ 後ほどっ!」
マリアが礼を返すと 奉者2がウィザード2と共に施設の奥へ向かう マリアが肩の力を抜いて言う
「びっくりした… まさか あちらのウィザード様から 宜しく伝えるようにだなんて…」
レイが言う
「マリアは 堂々としていれば良いよ」
マリアがレイを見上げて言う
「え?」
レイが言う
「行こう」
マリアが慌てて言う
「あ、はい…っ」
マリアが受付へ向かう

ホール

マリアがホールのドアを開けながら言う
「このホールが 控え室前の 集合場所だそうです」
マリアがドアを開け レイへ向けていた視線を正面へ向けると同時に驚いて言う
「わっ!?」
マリアの視線の先 ホール内に5人の奉者とウィザードが居る マリアが思う
(わ… わぁ…っ!す、凄い さっき 他のウィザード様を見ただけでも ビックリしたのに それが 5人もっ!)
レイがマリアに続いてホールに入る 途端にホール内に居たウィザードたちが 一斉にレイへ視線を向ける マリアが自分の後ろに居るレイに向けられた視線に一瞬驚き 間を置いてレイを見てから思う

(び、びっくりした…っ!殆ど全員同時に…っ 一瞬 私に視線が向いたのかと思って 心臓が止まるかと思った… でも?)
ウィザードたちの反応に 奉者たちが徐々に気付いて視線を向け始める マリアが疑問していると レイが言う
「マリア 控え室は?」
マリアが慌てて言う
「あ、は、はいっ!えっと… 控え室の番号は …1番です」
マリアが思う
(何で 寄りによって 1番なんだろう…っ?せめて 5とか6とか… 7番があるなら そこで良いのに…っ)
レイが先行する マリアが慌てて追って行き 部屋の鍵を開け レイとマリアが部屋へ入る

控え室

レイが進み入り マリアが扉を閉めると言う
「はぁ… 緊張した…」
レイがソファに座ると微笑して言う
「マリアが緊張しなくても良いだろ?」
マリアがレイの下へ向かいながら言う
「そうは言いましても 私は ウィザード様以外のウィザード様を見るのは 14年振りで… それも あんなに大勢居ると… 物凄い迫力で」
レイが言う
「14年前だって 6人のウィザードが 儀式をやったはずだけど?」
マリアが言う
「私の記憶にあるのは 1人だけです お母さんのウィザード様だけで…」
レイが言う
「そうなのか」
マリアが言う
「あの時は とっても怖い思いをしたので それ以外の事は 殆ど覚えて居なくて…」
レイが沈黙する マリアが時計を見てから言う
「早めに来たのは良かったですが 時間までどうしましょう?やっぱり 皆さんに ちゃんとご挨拶した方が 良いですよね?皆さんはホールにいらっしゃいますし 一息吐いたら 私たちも ホールへ出た方が…」
レイが言う
「マリアの好きで良いよ?疲れるんなら ここに居た方が良いだろ?」
マリアがホッと微笑した後 ハッとして言う
「い、いえっ!いけませんっ!」
レイが呆気に取られて言う
「え?」
マリアが言う
「こう言う時こそ!積極的に ご挨拶してこそっ!後の成績に繋がる物です!」
レイが疑問して言う
「成績?」
マリアがレイへ向いて言う
「行きましょうっ!ウィザード様っ!皆さんに ご挨拶をしましょうっ!」
レイが言う
「あ、うん?マリアがそうしたいなら 俺は別に?」
マリアが言う
「別に じゃありません!ウィザード様のお好きな 奉者の女の子たちだって 一杯居ますよ!?」
レイが疑問して言う
「え?」
マリアがレイの腕を掴んで言う
「え?じゃ ありませんっ この際ですから許します!さあ!皆さんと違って 黒っぽい法衣でも 堂々と行きましょう!」
レイが疑問して言う
「え、えーっと?マリア?」
マリアが言う
「はいっ マリアです!行きますよ!ウィザード様っ!」
マリアがレイの腕を引く レイが慌てて言う
「わ、分かったからっ!?」
マリアがハッとして言う
「ああっ すみませんっ 思わず気合がっ」

ホール

マリアがドアを開けると ホールに居た10人の視線が再び集まる マリアが身を強張らせて思う
(う…っ 何でこんなに 視線が集まるの…?)
マリアが自分の後ろに立ったレイを横目に見てから思う
(う~ん… もしかして…?灯魔儀式を終えていない町の ウィザードだって事が 分かるのかな…?何で…?あ?ひょっとして?)
マリアがウィザードたちを一瞥してから思う
(法衣の色?でも ウィザード様は 法衣の色は 魔力の強さだって言っていたから だとしたら ウィザード様の法衣の色は一番暗い色で… それで逆に 視線を集めてるのかな?)

奉者たちが自分のウィザードから言葉を受けている

マリアが気を取り直して思う
(ううんっ?怖気ていては駄目!こう言う時は 声を掛けた者勝ちってものだからっ 思い切ってご挨拶に行こう!…それで、誰から行くべきかな?やっぱり 法衣の色が明るい人から? …え?)

マリアが向かおうと顔を上げた先 奉者3が言う
「初めまして  リア・サインと申します 3番の控え室を使用している ウィザード様の奉者をしております」
マリアがハッとして 3番の控え室を見る ウィザード3がマリアを見てからレイを見て視線を逸らす 奉者3が言う
「本日は宜しくお願い致します」
マリアがハッとして 慌てて言う
「あ、失礼しました 私はマリア・ノーチスと申します」
奉者3が微笑してからレイを見る マリアが奉者3の視線を確認しつつ言う
「こちらこそ 宜しくお願いします」
奉者3が微笑し 礼をしてから立ち去る マリアが向かおうとすると 次々に奉者たちが挨拶に来る マリアが慌てて応対する

最後に挨拶をした奉者とウィザードが去ると マリアがホッと息を吐く レイが言う
「大丈夫か?マリア?」
マリアが苦笑して言う
「は、はい… 私から行くつもりが あっという間に来られてしまって 心の準備が出来ていなかったせいもあって しっかりご挨拶 出来なかったです」
レイが言う
「ああ あいつらは 俺たちが出てくるのを 待っていただろうからな?」
マリアが言う
「待っていた?では 来たのが遅過ぎたのでしょうか?…でも?」
マリアが周囲を見る 周囲では挨拶を行っている マリアが思う
(挨拶はまだ 終わってなかったみたい)
マリアが周囲を確認しつつ思う
(良く見れば 法衣の一番明るいウィザード様が2番の控え室だわ?そこからどんどん暗い色に…?)
マリアがハッとして思う
(それじゃっ まさかっ!?)

控え室

レイが奥へ向かって行く マリアがドアを閉め レイへ向き直って言う
「あ、あの… ウィザード様?」
レイが言う
「ん?何だ?マリア」
マリアが言う
「もしかして ですけど… この部屋割りって」
レイが言う
「ああ、魔力順だよ?」
マリアが思う
(やっぱりっ!!)
マリアがレイを見て言う
「あの… つかぬ事をお伺いしますが」
レイが言う
「ん?どうした?マリア?」
マリアが言う
「ウィザード様は 私たちとは違って 魔力の強い弱いが分かるんですよね?って事は もしかして あのウィザード様たちの奉者への耳打ちって ひょっとして?」
レイが言う
「ああ、ウィザードたちが自分の奉者に 教えてるんだろう?マリアのウィザード様である俺がすげぇ強いって!」
マリアが思う
(やっぱり そうなんだっ!?)
レイが微笑して言う
「けど ここまで来ちゃえば 魔力の分からない奉者でも 部屋番号を見れば分かるからさ?マリアも気分良いだろ?俺としては 白い法衣を着てれば 儀式の時も マリアのウィザードが一番強いって 巡礼者や見学者にも分かるから 良いと思ったんだけどな?」
マリアが言う
「え?あ…」
マリアが思う
(なんだ… そう言う意味だったんだ)
レイが言う
「それにしても 6番の奴まで 割と明るい色だったな?」
マリアがハッとしてから 困って言う
「あ… ごめんなさい… 私が」
レイが言う
「あ、いや?そうじゃなくてさ?マリアじゃないけど もう少し謙虚な色で来て欲しかったよな?これじゃ 多分 俺だけだと思うんだよ 7番目の奴と 同じ色なの」
マリアが一瞬驚いて言う
「え?7番目って…?それは」
レイが言う
「ここには 昔の通り6番までしか控え室が無いけど 何処かに居るだろ?もう1人」
マリアが言う
「つまり もしここに7番目の 控え室があったら そちらを使われる予定のウィザード様… ですね?」
レイが言う
「うん こっちは良いとしても あっちの奉者が 気にするかもな?」
マリアが苦笑して言う
「それに、他のウィザード様の感じですと 7番目の方まで ウィザード様より 明るい色の可能性も ありますよね…?」
レイが言う
「いや、それは無いよ 以前より 明るくするって事は無いと思う」
マリアが言う
「以前より…?え?それはどう言う?」
館内放送が流れる
『間もなく 大灯魔台 灯魔儀式を開始致します ウィザード様 共に奉者様方は 大灯魔台 控え出口まで お越し下さい 繰り返します…』
マリアが言う
「あ、お、お時間ですね …あら?奉者も台座へ?」
レイが言う
「ああ、灯魔儀式では 奉者の力も大切だからな?」
マリアが驚いて言う
「えっ!?奉者の力っ!?」
レイが言う
「うん!期待してるからな!マリア!」
レイが部屋の出口へ向かう マリアが慌てて言う
「え?え!?そ、それは どう言う意味ですかっ!?ウィザード様っ!?」
マリアが慌ててレイを追う マリアとレイがホールへ出ると 係員が言う
「それでは 大灯魔台 控え出口の方へ ご案内致します」
係員が歩き出すと 皆の視線がレイへ向く レイが係員に続く マリアが視線をめぐらせた後レイに続くと 2番の控え室前からウィザード2が続く


続く
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身

にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。  姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

毒舌アイドルは毒の魔物に転生する。

馳 影輝
ファンタジー
毒舌を売りにして芸能界で活躍できる様になった。 元々はアイドルとしてデビューしたが、ヒラヒラの衣装や可愛い仕草も得意じゃ無かった。 バラエティーの仕事を貰って、毒舌でキャラを作ったらこれがハマり役で世間からのウケも良くとんとん拍子で有名人になれた。 だが、自宅に帰ると玄関に見知らぬ男性が立っていて私に近づくと静かにナイフで私を刺した。 アイドル時代のファンかも知れない。 突然の事で、怖くて動けない私は何度も刺されて意識を失った。 主人公の時田香澄は殺されてしまう。 気がつくとダンジョンの最下層にポイズンキラーとい魔物に転生する。 自分の現象を知りショックを受けるが、その部屋の主であるリトラの助言により地上を目指す。 ダンジョンの中で進化を繰り返して強くなり、人間の冒険者達が襲われている所に出くわす。 魔物でありながら、擬態を使って人間としても生きる姿や魔王種への進化を試みたり、数え切れないほどの激動の魔物人生が始まる。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

まさか私が王族の一員であることを知らずに、侮辱していた訳ではありませんよね?

木山楽斗
恋愛
王城の使用人であるメルフィナには、ある秘密があった。 彼女は国王の隠し子なのである。 その事実は、半ば公然の秘密となっていた。公にされたことは一度もないが、嗅覚に優れた者達はそれを察知していたのだ。 しかし中には、そうではない者達もいた。 その者達は、メルフィナを一介の使用人として考えて、彼らなりの扱い方をした。 それは許されるものではなかった。知らぬうちに王家に牙を向けた者達は、その行為の報いを受けることになったのだ。

処理中です...