漫画の様にスラスラ読める小説をめざしたらネームになった物語の1つ。アナザーゲートキーパーズ

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1章

アナザーゲートキーパーズ 『狂戦士との戦い』

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ユウヤの部屋

ヴィンが言う
「そうか ついに警察から依頼が」
ユウヤが言う
「警察は警察でも この街の警察からの依頼だって言っていました だから リックは行くと」
ヴィンが言う
「ふむ…」
ヴィンが機械を操作する モニターに表示が出る ユウヤが言う
「それで リックはゲートキーパーズの戦力を 総出で向かわせたいという事なので」
ヴィンが言う
「ああ、いつもの作戦だな 万が一に備え このアジトの見張りを含め 私がこちらへ1人残る 分かった 予定通りだ」
ヴィンが試験管を確認する ユウヤが言う
「それで 俺も…」
ヴィンが試験管を選びながら言う
「ああ それでは ユウヤにはまた何かお守りを渡して置こう… とは言え リックは 戦いに水を差されるのを嫌うタイプだから そちらへの干渉を考慮すると やはり 防衛手段となる物が良いだろうか…?」
ユウヤが言う
「いえ 俺は残ろうかと」
ヴィンが作業の手を止めユウヤを見て言う
「うん?」
ユウヤが困りつつ言う
「あ、いや、その… 俺はヴィンの獲物だし それに 万が一に備えるのなら アジトの見張りだって 1人より2人の方が良い筈だし…」
ヴィンが微笑して言う
「私としては ユウヤにそう言って貰えるのは光栄なのだが… リックは何と?」
ユウヤが言う
「リックには… 出来れば 俺にも来て欲しい様な事を…」
ヴィンが言う
「そうか… では やはり ここはリックの指示に従おう」
ユウヤが言う
「え?」
ヴィンが微笑して言う
「リーダーの座を譲ったとは言え やはり リックは我々ゲートキーパーズの司令塔 依頼を受けたリックが その様に考案したのなら 我々は ゲートキーパーズのメンバーとして それに従った方が良い だから ユウヤ」
ヴィンが試験管をユウヤへ渡して言う
「これは強力な回復薬だ 怪我などを負った際には使うと良い」
ユウヤが試験管を受け取って見る ヴィンが言う
「それを持って ユウヤも皆と共に向かうんだ そして 戦いの際は 自身の身を守る事を第一に… もし相手が 想定の相手だとすれば 相手の狙いは人間ではない ユウヤが深追いをしなければ あちらも素直に ヴァンパイアとの戦いを優先する筈」
ユウヤが言う
「ヴァンパイアとの戦いを?」
ヴィンが言う
「ああ ここまで条件が揃えば 我々の想定は間違っていない 相手は…」
外からテールの声が聞こえる
「ユウヤ!ヴィン!それじゃ 俺たちは出発するからな!?留守番は頼んだぜ!このアジトの守りは リーダーの俺が お前らに任せる!」
ユウヤがハッとして言う
「あっ!待ってくれ テール!」
外からテールの声が聞こえる
「ん?どうしたー?」
テールがドアを開ける ユウヤがテールへ一度振り向いてからヴィンを見る ヴィンが頷いて言う
「行き給え ユウヤ」
ユウヤが試験管を見てから頷いて言う
「はい 分かりました」

車内

テールが言う
「へぇ~?それで ヴィンはユウヤに 俺たちと一緒に行けって?」
ユウヤが言う
「うん… ヴィンにそう言われたら 俺も 従わない訳に行かないし」
リックが軽く笑って言う
「ハッ!相変わらずだな ヴィンはよ?」
ユウヤが言う
「え?相変わらずって…?」
ユウヤが思う
(俺としては ちょっと意外だったと言うか… 俺が一緒に居ようとする事を 喜んでくれると思ったんだけど)
ラミが言う
「折角 ユウヤが一緒に居てくれるって言うのに それを 行かせるだなんて 信じられないわね?ユウヤを 私の物にされちゃっても 良いって事かしら?」
ユウヤが衝撃を受けて思う
(う…っ)
リックが言う
「ヴィンは 一応 仲間であるてめぇの事を 信用してるって事だ …分かってんだろうな?ラミ?」
ラミが苦笑して言う
「分かってるわ リック?大体 ヴィンの信用なんかより リックが一緒に居るんだから 私は 何も出来ないわよ?」
ユウヤがリックとラミを見てから思う
(ヴィンが言った事と言い… やっぱり リックは ゲートキーパーズのリーダー… いや、司令塔だったり 代表だったりするって事か?それは 結局… 実力があるからなのか?それとも…?)
車を運転しているラシェが言う
「リック?この道のまま 隣街へ向かって良いんだよな?」
リックが言う
「ああ、指定の場所は このままセンターサイドへ向かった 街外れの廃墟だ」
ラシェが言う
「了解 …あの廃墟の辺りまでって言うと 結構 遠いな?」
ユウヤが反応する リックが言う
「だから 出来るだけ急がせたんだ」
ユウヤが思う
(センターサイドの…?いや、おかしい 確か ヴィンがモニターに記していた地図では 元々センターサイドにあったヨルス街の城から 最短ルートを使って アウターサイドに近い ゲートキーパーズのアジトへ向かわされていた それが目的地の街へ来て わざわざセンターサイドへ戻すなんて…っ?)
ユウヤがリックを見て思い出す

リックが言う
『このミルス街の警察が 俺へ依頼して来たんだ この街にアジトを置く ゲートキーパーズの代表として こいつは断れねぇ だから行く』

ユウヤが思う
(リックは この街の… ヨルス街の警察を信用しているみたいだけど 警察は…)
ユウヤの脳裏にユーノスの言葉が思い出される

ユーノスが言う
『それに ユルス街のその作戦には ヤルス街の警察も協力するとの事だ 我々メルス街の警察からも 数人だが応援に向かっている もはや この戦いは誰にも止められないのだよ』

ユウヤが思う
(今は昔と違って警察同士の繋がりが強められている… ここへ来て もし このミルス街の警察だけが それから孤立するという事になったら?それこそ この街の警察組織は警察内においても 街の統括者としても 力を失う事になる 他の警察が人々から信頼を取り戻しつつある今 この時に!?…だったら そうなる位なら きっとっ!?)
ユウヤが言う
「ラシェ!止めてくれ!」
ラシェが一瞬驚いて言う
「えっ!?お、おうっ!?」
車が路肩に停車する ユウヤが荷台から出る テールが言う
「お、おいっ!?どうした!?ユウヤ!?小便かぁ?」
ユウヤが振り向いて言う
「ごめん テール 俺やっぱり アジトへ戻る!…それから これ!」
テールが放られた試験管を受け取り見て言う
「これはっ!性欲ざ…っ!?」
ユウヤが言う
「回復薬だ!もし誰か怪我をしたら それを使ってくれ!それじゃ!」
ユウヤが走り去る テールが慌てて言う
「え!?お、おう!?分かった… って …まさか ここからアジトまで 走って帰るつもりか!?ユウヤ!おいっ ユウヤーっ!?」
テールが呆気に取られて言う
「本当に走って行った…?」
ラミが呆気に取られて言う
「…こんな事 初めてよ?」
リックが言う
「ああ… 何かが変わり始めたか?そうとなったら 今回は油断出来ねぇ …か?」
ラミがリックへ向く リックが言う
「ラシェ」
ラシェがリックへ向く リックが言う
「車を出せ それから 指定の場所へ到着したら 先ずは俺とテールだけで向かう その他の連中は…」
皆が顔を見合わせた後 リックへ向いて頷く 車が発車して走り去る

廃墟

リックがテールを抱えてジャンプして現れ 降り立った場所で周囲を見渡す テールが言う
「ここなのか?リック?けど、誰も居ないぜ?」
リックが言う
「…いや 居るぜ 大量によ?」
テールが言う
「え?」
テールがリックを振り返るのと同時に 周囲に隠れていた警察たちが紫外線ライトを照射し 銃火器を構える テールがハッとして言う
「あのライトはっ!」
リックが苦笑して言う
「なるほど こういう事か…」
テールがリックへ向いて言う
「リック!?大丈夫なの?」
リックが言う
「同じ手は食わねぇよ?」
テールが苦笑する リックが言う
「だが それは連中も想定していたみてぇだ」
警察たちがライトの照射を止め 周囲にヴァンパイアたちが現れる テールが驚く横で リックが言う
「どうやら この街の警察も ゲートキーパーズの敵になっちまったみてぇだな… 残念だぜ」
ヴァンパイアたちが武器を構える テールがサブマシンガンを構える リックがテールの肩を抱く ヴァンパイアたちが襲い掛かる

アジト 周辺

ユウヤがヒッチハイクした車から降りて言う
「有難う御座いました!」
ユウヤが走りながら思う
(まさかと思って来たけど アジトの周囲に警察の交通規制が掛けられていた …だから これはもうっ!)
ユウヤが道を曲がりアジトの見える場所へ来る アジトから煙が上がっている ユウヤが驚いて言う
「あれはっ!?」
ユウヤが急いでアジトの前に来る アジトの入口が荒らされている ユウヤが慌てて言う
「ヴィンっ!?」
ユウヤがアジトへ走って入る

アジト ユウヤの部屋 前

ユウヤが通路を走り半開きのドアを開いて叫ぶ
「ヴィン!」
開かれた扉の先 床に空の試験管が転がる室内で ヴィンが大柄なヴァンパイアと対面している ヴィンがユウヤへ顔を向け 驚いて言う
「ユウヤっ!?」
大柄なヴァンパイアがヴィンへ襲い掛かる ヴィンがハッとして横へ回避する 大柄なヴァンパイアがヴィンの居た場所を殴り壁が破壊される ユウヤが驚いて思う
(す、凄い力だ…っ つまり 相手は 戦闘タイプのヴァンパイアっ!!)
ユウヤがサブマシンガンを構えて言う
「ヴィン!俺も手伝います!」
ユウヤがサブマシンガンを放つ 銃弾が大柄なヴァンパイアの背に当たり 大柄なヴァンパイアが悲鳴を上げる
「があぁああっ!?」
大柄なヴァンパイアがユウヤへ振り向く ヴィンが気付いて言う
「…そうか!これなら!?」
ヴィンが大柄なヴァンパイアの負傷した背へ薬を払い掛ける 大柄なヴァンパイアがヴィンへ向き直り再び殴り掛かる ヴィンが回避すると大柄なヴァンパイアの拳が壁に当たるが 壁はヒビが入るだけで破壊はされない ユウヤがハッとして思う
(力が… 弱まった!?)
ヴィンが言う
「よしっ 成功だっ」
ヴィンが別の試験管を取り出す ユウヤが周囲に落ちている試験管を見てから 気付いて思う
(そう言う事か!?傷口へ直接振り掛ければ 効力が!?)
ユウヤがヴィンへ向いて言う
「ヴィン!俺がっ!」
ヴィンがユウヤへ頷いて言う
「狂気に支配されている間は 彼は何があっても ヴァンパイアの私を狙う 従って 私が注意を引き付ける その間に!」
ユウヤが言う
「はい!」
ユウヤが弾倉を換え サブマシンガンを構える

廃墟

テールが言う
「発射ぁああー!」
テールの号令で 隠れていた仲間たちが現れ一斉にサブマシンガンを放つ リックがテールを連れてジャンプする 襲い掛かって来ていたヴァンパイアたちが被弾して一度動きを止めて顔を上げると 彼らの前にラミが全裸で悩殺ポーズを取って言う
「ハァ~イ?素敵なヴァンパイアの殿方?ここは 私のこの身体に免じて 見逃がして貰えないかしらん?」
テールが唾を飲み込んで言う
「よし 見逃すっ!」
ユキがテールを殴って言う
「あんたが釣られてどうするのよ?」
リックが背を向けていて言う
「よし ヴィン特性の 性欲剤が効いている間に 撤収するぜ」
ラミが横目にリックを見て言う
「リックにも 見て貰いたいわ~?」
リックが顔を向けずに言う
「実力で勝負しろよ ババァ… 痛ぇっ!」
リックの頭に空の試験管が当たる ラミが地面に散らばっている空の試験管を手に取りながら言う
「何か言ったかしらん?リック~?」
リックが言う
「薬の効力がある間に 撤収するぞ バ… いや …ラミ」
ラミが言う
「まぁ しょうがないわね?流石に 挿れもしないで 見逃してもらうには 薬の力が必要よね?」
ラミがポージングを止めて言う
「本当なら 私の 実力を見せてあげたかったんだけど…」
テールが言う
「ラミの実力なら またベッドの上で 見せてくれよ?」
ラミが言う
「あたしの力は そっちだけじゃないのよ?」
テールが言う
「そっちだけで十分だよ?だって そうじゃなかったら…」
ユキがふと気付いて言う
「…そうよ?ヴァンパイアにだって 女が居るんだから この作戦じゃ…?」
テールとリックがユキを見る 同時にテールが背後から刺される テールが目を見開いて言う
「うぐぅ…っ!?」
リックがハッとして言う
「テールっ!?」
テールが倒れて表情を苦しめる リックが振り返って言う
「てめぇ よくもっ!」
リックが振り返り テールの背を刺した女ヴァンパイア(ピティ)を見る ラミがハッとして言う
「駄目よっ!リックっ!」
リックが目を見開いて言う
「しまっ…」
ピティが微笑して言う
「ハァ~イ?素敵なヴァンパイアの殿方?貴方はもう アタシの虜…」
ピティがリックの頬を撫でる リックの目が吸血衝動に駆られる ラミが言う
「リック!?」

アジト

ユウヤがサブマシンガンを撃ち終え 弾倉を落とし 予備の弾倉へ手を伸ばそうとしてハッとして言う
「…あっ!た、弾切れっ!?」
ユウヤが顔を上げる ヴィンが息を切らせつつ微笑して言う
「いや、ここまで出来れば 十分だ 良くやってくれた ユウヤ」
ヴィンの前で 大柄なヴァンパイアが荒い息をしながらヴィンへ向かおうとする ヴィンが言う
「後は…」
大柄なヴァンパイアが立ち止まりふと気付いた様子で ユウヤへ振り返り ユウヤへ向き直って牙を剥く ユウヤがハッとして言う
「え…?な、何か 俺に向いている様な…?」
ヴィンがハッとして言う
「意識の覚醒が 傷付いた己の身体を癒そうと…っ まずいっ!ユウヤ!」
ユウヤがヴィンの声に驚いて顔を向ける 大柄なヴァンパイアがユウヤへ向かって来る ユウヤが慌ててサブマシンガンを構えようとして 弾切れを思い出し ハッとしてリボルバーへ手を向けて思う
(マシンガンは弾切れっ それならっ!)
ユウヤが顔を上げる 大柄なヴァンパイアが襲い掛かって来るギリギリで ユウヤの体がさらわれ 大柄なヴァンパイアがユウヤのいない空間を殴り振り返る ヴィンがユウヤを抱えて退避した先に居て言う
「後は 私だけで行う ユウヤは…」
ユウヤが言う
「俺も まだ戦えます!俺にはっ!奴を倒せる武器が!」
ユウヤの手にリボルバーが握られている ヴィンが言う
「そちらは 今 使う時ではない 従って ユウヤは」
ヴィンがユウヤを連れて移動する 大柄なヴァンパイアが2人の居なくなった場所を殴る 2人が逃げた先でヴィンが棺を開けて言う
「この棺の強度は特性で ヴァンパイアの力を持ってしても 壊される事は無い」
ユウヤが驚いて言う
「えっ!?」
ヴィンが苦笑して言う
「不本意ではあるだろうが どうか 今だけは我慢をしてくれ しばらくすれば リックたちが開けてくれる それまで…」
ヴィンがユウヤを棺へ入れる ユウヤが思う
(リックたちが…?それではっ!?)
ユウヤが言う
「ヴィン!?」
ヴィンが微笑してから棺の蓋を閉め 続いて棺の錠を閉める 大柄なヴァンパイアがヴィンの背後で牙を剥く ヴィンが立ち上がり試験管を構えて言う
「私の獲物には 指一本触れさせはしない」
大柄なヴァンパイアがヴィンへ殴りかかる ヴィンが回避して大柄なヴァンパイアの後ろへ回ると同時に 試験管を振り薬を放つ 大柄なヴァンパイアが悲鳴を上げる
「がぁあああっ!あぁああーっ!」
大柄なヴァンパイアが苦しがる ヴィンが苦笑して言う
「すまないな この薬だけは傷に沁みるだろう… しかし その薬が脳髄へさえ届けば 君は 不本意な支配と苦しみから解放される」 
大柄なヴァンパイアがヴィンへ怒りの視線を向けて襲い掛かる ヴィンが回避して言う
「力は抑えたが」
大柄なヴァンパイアが発狂してヴィンへ襲い掛かる ヴィンが回避しながら言う
「スピードは抑えられなかったか…っ こちらへの対処は」
大柄なヴァンパイアが次々ヴィンへ襲い掛かる ヴィンが回避しながら言う
「これだけ動いても スピードが落ちないのは想定外だった 流石は狂戦士 …疲労による戦力の低下は 無いという事か」
大柄なヴァンパイアが次々にヴィンへ襲い掛かり 間を置いて頭を抱えて苦しがる ヴィンが回避した先で息を切らせながら言う
「薬の効果が現れ始めたな?それなら…」
ヴィンが時計を見る 大柄なヴァンパイアがヴィンへ襲い掛かる ヴィンが回避しながら言う
「完全に効力が現れるまでの その間を避け切りさえすれば…っ」
大柄なヴァンパイアが次々にヴィンへ襲い掛かる ヴィンが回避して息を切らす 大柄なヴァンパイアがヴィンへ攻撃をする ヴィンが回避して言う
「この調子で… なんとか… …っ!?」
大柄なヴァンパイアがヴィンの回避した先へ 逆の手を繰り出してヴィンの頭を掴み 壁へ叩き付ける ヴィンが目を見開く

廃墟

ピティが喘ぐ
「あっあっ!止めて お願いよっ!あっあっ!だ、駄目っ 出さないでっ あぁあ~ん…っ」
ピティが脱力すると ピティへ挿入していたヴァンパイアが離れる 他方で ラミが攻撃を回避しながら言う
「リック!あんな小娘に惑わされるなんてっ!?この私の身体が見えないの!?」
リックがラミへ攻撃を繰り出している ピティがヴァンパイアに挿入されて声を上げる
「ああっ!あっあっ もう…っ 駄目よっ あっあっ!」
ラミがリックの攻撃を受け 地面に叩き付けられる テールが身を起こしながら苦しそうに言う
「リック…っ」
ラシェが試験管を手に言う
「す、すげぇ… ナイフでぶっ刺された傷が 見る間に塞がったぞっ!?」
ユキが言う
「でも 治ったと言うより 表面を覆っているって感じに見えるわ だから まだ動いたら駄目!」
テールが言う
「けど… リックが…っ」
リックがラミの首を絞める ラミが表情を苦しめて言う
「うぅ…っ リック…っ」
リックが片手でラミの首を絞め 片手でトンファーに白銀の刃を現し構える ヤウが銃を構えながら困って言う
「ど、どうするっ!?撃つか!?撃たないか!?でも 撃たないとっ!?」
キウが言う
「け、けどよっ!?それで 俺たちに 襲い掛かって来たら 俺らなんかは きっと 一瞬で…っ」
キウが視線を向けた先 大勢のヴァンパイアたちがリックの周囲に倒れている リックが白銀の刃をラミの心臓へ向けて突き刺そうとする ラミが目を見開く テールが叫ぶ
「駄目だっ!リックーっ!」
ラミが驚く テールが後ろからリックを抱き抑えて苦しそうに言う
「ルール… だろ?ゲートキーパーズは 皆で… 皆を守るんだぜ だから… いくら良い女にくらまされちゃったって… こんな事しちゃ 駄目だよ リック…」
テールがリックを見る リックがテールを見て意識の葛藤をしている ピティが喘ぐ
「あっあっ!止めて 出さないでっ あぁあ~んっ もう… また…っ」
ピティが脱力する前で ピティへ挿入していたヴァンパイアが離れる ピティが息を切らせながら言う
「後… 何人?あの女… 全員で 私を犯せだなんて命じて…っ …?」
ピティが顔を上げた先 ユキがピティの前に立っていて言う
「次の相手は私よ?」
ピティが呆気に取られた後 苦笑して言う
「何よ?貴女…」
ユキが言う
「私に挿し込まれたくなかったら リックに命じた命令を撤回しなさい」
ピティが苦笑して言う
「冗談… ここまで 耐えたんだから 残りの連中さえ終らせれば 私の勝ちよ?貴女たちのヴァンパイア …彼 強いわ 薬の効果が切れる前に 私の血を飲ませて このまま 私の下僕にするの」
ユキが言う
「そう… それなら 耐えて見せなさいよ?私のピストンは 彼らと違って 痛いわよ?」
ピティが疑問する ユキが出刃包丁を用意する ピティが驚いて言う
「えっ!?ま、まさか… 挿し込むって…っ」
ユキが言う
「それじゃ すぐに逝かせてあげるから」
ユキがピティの足元に屈む ピティが衝撃を受け慌てて言う
「ちょっ ちょっと 待ってっ!?」
ユキが言う
「待てないわ 早漏なの」
ピティが悲鳴を上げて言う
「きゃあぁあっ!?わ、分かったわっ!撤回するからっ!」
リックの目の色が戻り リックが正気に戻って言う
「…ラミ?」
ラミがホッとして言う
「助かったわ 白銀の刃じゃ 本当に逝ちゃうもの …有難う リーダー?」
リックがハッとして自分を抑えている相手へ振り返る テールがホッとして脱力する リックが慌てて言う
「テールっ!?」

アジト

ユウヤが暗い棺の中に居る 音は聞こえないが振動がする ユウヤが思う
(さっきから 振動が止まらない… 外で何が起きてるんだ?あのヴァンパイアが暴れてるのか?ヴィンは1人で… 大丈夫なのか…?)
ユウヤが振動を心配しながら思う
(ヴィンが最後に言っていた言葉… 気になるな?”リックたちが開けてくれる筈だ”って… それは つまり…)
ユウヤが心配している間に振動が収まる ユウヤが気付いて思う
(振動が無くなった…?終わったのか?)
ユウヤが棺の蓋に触れて思う
(…けど 蓋は外から施錠された様子だった だから 俺は 待っているしか…)
ユウヤが間を置いて言う
「テール… リック… 皆 早く帰って来てくれ それで…」
ユウヤが思う
(ヴィンを… 助けてくれっ!)
ユウヤが目を瞑る

車内

ラミがラシェへ言う
「あのヴァンパイアたちの中には 吸血鬼も狂戦士も居なかったわ だから 本命はアジトよ 急いで」
ラシェが言う
「あ、ああっ 分かったっ」
ユキが言う
「吸血鬼は知ってるけど その 狂戦士って言うのは?」
ラミが言う
「狂戦士って言うのは 元から 吸血鬼のような性質を持ったヴァンパイアの事よ」
ユキが言う
「吸血鬼のような…?」
ヤウが言う
「吸血鬼は 相手構わず襲い掛かって 血を吸うヴァンパイアの事だろう?」
ラミが言う
「それは 間違った解釈ね?吸血鬼だって トップオーダーに従っているのよ?人間を吸い殺しなさいって言う トップオーダーにね?」
皆が驚く ラミが言う
「だから 吸血鬼は ヴァンパイアへ攻撃する事はあっても その血を吸う事は無いわ」
ユキが言う
「それじゃ その狂戦士も トップオーダーに従うって事?それで 人間を?」
ラミが言う
「そのトップオーダーを指定出来るのが狂戦士よ それに 狂戦士はオーダーに従っている間は その他の感覚を遮断して 全ての力を戦いへ向けられるの その強さは 戦闘タイプのヴァンパイアの力を超えるわ」
キウが言う
「それじゃっ!?」
ラミが言う
「だからいつも ヴィンが役に立つのよ」
ユキが疑問して言う
「…どういう事?ヴィンは頭脳派なんでしょう?それとも 彼の作る薬なら 倒せるって言うの?」
ラミが言う
「残念だけど 今の所 倒せる薬は 作れて無いみたいね?でも…」
テールが意識を取り戻して言う
「…うっ」
リックがハッとして言う
「テール!」
皆がテールへ顔を向ける テールが目を開いて言う
「う~ん… あれ?俺は…?」
リックが微笑して言う
「馬鹿野郎が… 女に挿し込まれてんじゃねぇよ?テール?」
テールがハッとリックを見てから 息を吐いて微笑してから 笑って言う
「ああ… 俺も 最近は挿し込む事に慣れて来たけど 初めて挿し込まれちゃったなぁ?いやぁ… 痛かったぁ~ それに かなり痺れたよ ラミもいつも あんなに痺れてんの?ごめんなぁ?俺 何度も痺れさせちゃったよなぁ?」
ラミが苦笑し テールの近くへ来て言う
「あそこへ挿し込む時は別よ… だから アジトへ帰ったら 特別に貴方には お礼をしてあげちゃおうかしら?」
テールが喜んで言う
「えっ!?マジで!?それじゃ 毛布も買って来たし また 皆で!」
ユキが言う
「なら 今回は私も 貴女に挿し込ませてもらって 良いかしら?」
ユキが出刃包丁を光らせる ラミが言う
「それは 無理よ…」
テールが言う
「ユキ~?そんなの挿し込んだら 穴がでっかくなっちゃうだろ?あの締め付けが良いんだからさぁ?」
キウが言う
「おいおい そんなモン挿し込んだら それ所じゃないだろう?」
ヤウが言う
「けど ヴァンパイアは 銀で刺されない限り 死なないんだろう?」
テールが言う
「あ、そっか?それじゃ…?」
リックが言う
「まぁ 確かに そいつをラミの●部へ挿し込む位じゃ死なねぇが 急所へ挿し込んで回復が不可能な程に破壊すれば 銀じゃなくたって死ぬぜ?」
テールが言う
「え?じゃぁ 逆に急所じゃなければ いくら攻撃を食らっても平気って事?」
リックが言う
「そうだな?形あるものの再生は不可能かもしれねぇが 生存に支障がねぇ程度には回復する」
ラミが胸を揉み上げて言う
「だから こういう大切な所は ちゃんと守らないとね?」
テールが言う
「それなら もしかして リックのマグナムとかも?」
リックが言う
「ああ だから ユキには 挿し込めねぇんだ」
ユキが出刃包丁をしまう テールが真剣に言う
「なるほど… それは確かに  ちゃんと守らないとな?」

アジト ユウヤの部屋

リックとラミが現れ リックが言う
「ヴィン!生きてんだろうなぁっ!?」
ヴィンが視線を向けて言う
「リック…」
大柄なヴァンパイアがヴィンの頭を壁へ押し付けている ラミが瞬時に動いて大柄なヴァンパイアを払い飛ばす 大柄なヴァンパイアが棺にぶつかる 

棺の中

ユウヤが強い振動に驚いて言う
「うわっ!?な、何だっ!?」

棺の外

大柄なヴァンパイアが身を起こしラミへ敵意を向ける リックがヴィンを起す ラミが言う
「随分と ヴィンをいたぶってくれたみたいね?貴方には 快楽じゃなくて しっかりと お仕置きをしてあげないといけないかしら?」
ヴィンがリックへ言う
「もう… 少しだ… 後少し… で… 薬 が… うっ…」
リックがラミへ向いて言う
「ラミ 時間を稼げ」
大柄なヴァンパイアがラミへ襲い掛かる ラミがリックを見てから大柄なヴァンパイアへ向き 攻撃を受け流し気付いて言う
「分かったわ 大分 力が弱まってる これなら時間位いくらでも稼げるわよ」
大柄なヴァンパイアの攻撃をラミが次々と受け流す 

棺の中

ユウヤが疑問して思う
(震動が収まった…?)
棺の蓋がずれて光が差し込む ユウヤが思わず言う
「あ…」
蓋が開かれ ユウヤが外光に思わず目を細める リックが覗き込んで言う
「よう?てめぇも無事だったな?ユウヤ」
ユウヤがハッとして言う
「リック!」
ユウヤが慌てて身を起こして言う
「ヴィンは!?」
ユウヤが視線を向けた先 ヴィンが血だらけで床に倒れている ユウヤが慌てて言う
「ヴィンっ!?」
ユウヤが駆け寄る ヴィンの横に居たラミが言う
「心配ないわ ユウヤ?ヴィンは軽症よ …でも 息か止まっちゃったけど?」
ユウヤが衝撃を受けて言う
「え!?い、息が止まってるってっ!?それにっ!」
ユウヤが思う
(これは  どう見たって重傷だろうっ!?)
リックが棺を漁りながら言う
「あぁ?息をしてねぇだぁ?さっきまではしてたぞ?意識も…」
リックがビーカーを手にラミの横へ来る ラミが言う
「なら 止まっちゃったのかしら?それじゃ 死んじゃうわね?」
ユウヤが慌ててヴィンへ呼び掛ける
「そんなっ!?ヴァンパイアなのにっ!?ヴィン!ヴィンっ!目を開けて下さいっ!ヴィンっ!」
リックがヴィンを起して言う
「あぁ… 血が詰まってやがるだけだ ユウヤ?」
リックがユウヤを見る ユウヤがリックへ向いて言う
「なら 早く吐かせないと!えっと… それじゃっ 横を向かせて!?」
ユウヤが思う
(横へ向かせて 指を突っ込んで吐かせるしかっ!?)
リックがヴィンの口に口を付ける ユウヤが驚く リックが口を離し 吸い出した血を吐き出して言う
「こっちの方が 確実で 早ぇってもんだ」
ヴィンが息を吹き返して咳き込む
「ハッ… ゴホゴホッ」
ユウヤがハッとして言う
「ヴィン!?」
ヴィンが薄く目を開いて言う
「ユウ… ヤ…」
ユウヤがホッとして言う
「ヴィン… 良かった…」
ラミが言う
「だからって ヴァンパイアが 他のヴァンパイアの血を 口にするのは危険よ?吸血鬼になっちゃうじゃない?」
リックがビーカーを持って言う
「悠長にヤって 死なれたら困るからな …ほら こいつだろう ヴィン?飲め」
リックがヴィンへビーカーの赤い液体を飲ませる ユウヤが言う
「それは?」
リックが言う
「こうなる事を想定して ヴィンは最初から棺の中に回復用の濃縮血液を用意してるんだ 獲物なら覚えて置けよ?ユウヤ」
ユウヤがリックを見る リックが言う
「頭脳派のヴァンパイアは 弱ぇから フォローが遅けりゃ あっさり仮死っちまう」
ユウヤがハッとして思う
(そうなのか… だから リックはさっきも 早い方法を 選んで…)
ユウヤがヴィンを見る ヴィンの怪我が治って行く リックが言う
「これで とりあえずは大丈夫だ 全身の骨が折れてやがるが 軽症って奴だぜ」
ユウヤが衝撃を受けて思う
(だから それは…)
ユウヤが言う
「全身の骨が折れているんじゃ やっぱり 重症って言うんじゃ…?」
リックが言う
「折れて様が砕けて様が 治るモンは軽症なんだよ?」
ユウヤが思う
(治るものは軽症… そうか ヴァンパイアにとっての軽症って言うのは そう言う概念なのか)
ユウヤが言う
「な… なるほど?なら…」
ユウヤが思う
(これで 良かったのか…?)
リックが言う
「とは言え 毎回毎回 目を覚ます度に ヴィンを半殺しにしやがって… てめぇは そのバーサーカー精神を 何とか出来ねぇのかよ?」
リックが顔を向ける ユウヤが疑問してリックの視線の先を見て 衝撃を受けて言う
「なっ!?あ、貴方は…っ!?」
大柄なヴァンパイアが苦笑して言う
「いやぁ 自分でも何やしたいと 思とるんやけど…」
大柄なヴァンパイアがヴィンの近くへ屈んで言う
「今回も 半殺しにしてしもうて すまんかったなー!ヴィン!けど ホンマ 助かったわーっ!」
大柄なヴァンパイアがヴィンを抱きしめる ヴィンが悲鳴を上げる
「ぐあぁああっ!痛いっ 痛いっ!カルーっ!」
カルがヴィンを開放して笑って言う
「あ!せやった!すまん すまん!つい!」
ユウヤが呆気に取られて言う
「え…?」
ユウヤが思う
(まさか…)

リビング

リックが言う
「元祖ゲートキーパーズのメンバー 狂戦士ヴァンパイアの カルロスだ」
カルが元気に言う
「よろしゅう頼むわー!」
ユウヤが呆れて言う
「仲間だったのか…」
ユウヤが思う
(俺 本気で戦ってたんだけど…?)
ユキが言う
「仲間なのに アジトを壊したり ヴィンを半殺しにしたり そんな狂戦士のヴァンパイアなんて大丈夫なの?」
カルが苦笑して言う
「あぁ ホンマに すまんなぁ?けど これは これで いつもの事なんやわ~?」
ユウヤが呆れて言う
「いつもの事って…?」
ユウヤが思う
(そう言えば さっきもそんな様な事を…)
リックが言う
「狂戦士のヴァンパイアは トップオーダーが定まってねぇ時に 起されて命じられると それに従っちまう… カルは悪かねぇ オーダーをしやがった奴が元凶だ」
ユウヤが言う
「では その者に ヴィンを… ヴァンパイアを殺せと 命じられていたって事なのか?」
リックがカルを見る カルが言う
「いや… 確か ヴァンパイアはヴァンパイアでも… ゲートキーパーズに居るヴァンパイアを殺せって 命じられとった気がするわ」
ユウヤが驚いて言う
「それは…っ」
リックが言う
「それで 素直に このアジトへ向かったって事か」
カルが言う
「ああ、何せワイは ゲートキーパーズのメンバーやさかいな!?ゲートキーパーズに居るヴァンパイア 言われれば 素直に ここへ向こうに決まっとるわ!んで… そこに居った ヴィンを…」
カルが軽く言う
「今回も ボッコボコに してしもうたわー!?あははははー!」
カルが笑う ユウヤが衝撃を受けて思う
(笑ってるし…)
リックが言う
「まぁ いつもの事だ そんな訳で ヴィンもいつも通り 濃縮血液を用意してはいたが… 今回は俺とラミがアジトを離れていたからな?後一歩で 本当にヴィンを殺す所だったぜ?」
カルが驚いて言う
「え!?ヴィンが1人キリやったんか!?そら… 悪かったわぁ…」
ラミが言う
「そうよね?いつもなら 私とリックも含めて 3人掛で対処をするのだから… これで流石のヴィンも 懲りたんじゃないかしら?もう無理な事への挑戦は止めるって」
リックが言う
「いや、ヴィンの奴は 次の時はスピードを抑える薬を 用意するって言ってやがったぜ?まだ 諦めねぇみたいだな?あのマゾ野郎はよ?」
ユウヤが気付いて思う
(もしかして ヴィンは 彼の その能力を消す為の研究を しているのか?)
カルが言う
「ほな その薬で 次の時もワイを助けてくれよるんやろか?そうしてもらえると ホンマ助かるんやけど…」
ユウヤが苦笑して思う
(この様子だと きっと そうなんだろうな?だとしたら きっと近い内に…)
リックが言う
「まぁ そいつはまた 数百年後のお楽しみだ」
ユウヤが衝撃を受けて思う
(思ったよりも遠かった…っ)
リックが言う
「取り合えず 最初のトップオーダーから開放されちまえば 後は問題ねぇ カル?さっさと獲物を決めろ その獲物を死守する事が てめぇのトップオーダーだ」
カルが言う
「せやな!ほな 早速 そうするわ!えっとー?うん!そこの彼女がええわ!やっぱ 死守するからには 可愛い女の子の方が 燃えよるからなぁ?あはははは!」
ユウヤが衝撃を受けて思う
(異性を選んでるし…っ)
ラミが言う
「ユキは もう 私の獲物なの それから そっちのユウヤはヴィンの獲物よ?」
カルがユウヤを見る ユウヤが思わずビクッと反応する カルが微笑して言う
「ああ、そうなん?残念やったわ けど、こっちの彼は 分かっとったよ?おまいからは ヴィンの匂いがぷんぷんしよるからな?」
ユウヤが呆気に取られて言う
「え?俺から…?」
リックが言う
「ヴィンのベッドに隠れてたんだ それで 匂いが移ってんだろうがよ?」
ユウヤが気付いて言う
「あぁ そっか…」
ユウヤが思う
(そう言われれば そうだよな…?)
リックが言う
「カル、今 残ってんのは そこに居る3人だけだ」
リックがラシェ、ヤウ、キウを示す カルが言う
「ん?そか?んなら その3人にするわ!」
ユウヤが衝撃を受けて言う
「え!?3人って…っ?」
カルがラシェ、ヤウ、キウを両腕に抱えて言う
「改めて よろしゅうなー!3人共ー!」
3人が顔を見合わせて言う
「え?俺たちが?」 「3人全員?」
カルが言う
「って事で 早速 頂くわ!がぶっ」
カルがラシェの首にかぶり付く 3人が衝撃を受け ラシェが驚いて言う
「なあっ!?」
カルがラシェの血を一気に吸い上げる ラシェが言う
「… …あ あぁ… い、良い… 4P最高…」
ユウヤが衝撃を受けて思う
(一体何を思い出して居るんだ…?)
カルがラシェの首から口を離して言う
「ぷはーっ!続いて もう1人!」
ヤウが慌てて言う
「えっ!?あっ!」
カルがヤウの首にかぶり付く キウが衝撃を受ける カルがヤウの血を一気に吸い上げる ヤウが言う
「あ… あぁ… さ、最高… ラミの強姦 2回目…」
ラミが疑問して言う
「え?1回しかして無いでしょう?」
ユウヤが呆れて思う
(そう言う事か…)
カルがヤウの首から口を離して言う
「ぷはー!」
カルがキウを見る キウが衝撃を受けて言う
「えっ!?次 俺!?」
カルが考えてから言う
「うーん… いや、今はええわ?」
キウが言う
「え…?今はって…?」
カルが笑顔で言う
「また後で 腹が減ったら貰うさかいな!」
キウが呆れて言う
「な… なんか… 食料にされた気分…」
カルが言う
「え?そない心外な?ワイは おまいら3人を死守する 戦士やで?まぁ 人間いう食料を 守っとるんやけどなー?」
キウが慌てて言う
「それじゃ 同じだろっ!?」
カルが喜んで言う
「別に ええやんかー?共存や 共存!あははははー!」
ユウヤが苦笑して思う
(共存か… まぁ 確かに?)

ユウヤの部屋

カルがベッドのフレームを置いて言う
「ここでええか?」
ユウヤが言う
「うん 有難う」
カルが言う
「なんの!こんな軽い物運ぶ位なら いつでも言ってや!」
ユウヤが苦笑して言う
「あ、うん…」
ユウヤが思う
(なんだか可笑しな気分だ… ついさっきまで この部屋で 俺はカルに銃口を向けて 本気で…)
ラミがマットレスを持って来て言う
「ユウヤー?これ リーダーが貴方のだって?」
ユウヤが言う
「あ、ああ 今日買って来たんだ」
カルが言う
「ほな この上か?」
ラミがカルの言葉に マットレスをベッドフレームの上に乗せる ユウヤが言う
「うん、有難う 2人共」
ラミが言う
「あんっ こんな事で 有難うだなんて 水臭いわよ?ユウヤ?」
ラミがユウヤに身を寄せる ユウヤが苦笑して言う
「いや でも… 本当に 助かったから」
ユウヤが思う
(結局 俺1人じゃ ここまで運んでは 来られなかったもんな?他の皆は部屋へ戻っちゃったから わざわざ部屋まで手伝いを頼みに向かうのも 何となく気が引けて…)

ユウヤの記憶の中 物置の前で困って居るユウヤの横をカルが通り過ぎて言う
『お?え~と…?ユウヤやったっけ?どないしたん?こないな所で?』
ユウヤが衝撃を受け カルへ振り返って言う
『あっ… いや、その~…』

カルが微笑して言う
「ユウヤは ヴィンの獲物なんやろ?せやったら 恩有るヴィンの為にも ワイが手を貸すんは当然や 力仕事なら いつでも言ってや?」
ユウヤが呆気に取られてカルを見上げる カルが微笑する ユウヤが微笑して言う
「そっか… 分かった」
カルが言う
「ほな ヴィンによろしゅう!」
カルが部屋を出て行く ラミが言う
「ヴィンが動けない今の内に ユウヤと楽しみたい所だけど… また ユキに夕食の手伝いを頼まれているのよ?仕方がないから 今は我慢するわ ユウヤ また後で リビングでね?」
ラミがユウヤへ投げキッスをして部屋を出て行く ユウヤが苦笑して言う
「うん また後で…」
ユウヤが思う
(また 変な料理を渡されないと良いけど…)
カルとラミが歩いて去る中 カルがラミへ言う
「そう言えば ラミは今回もヴィンの獲物に 手ぇ出しとるんか?」
ラミが言う
「ええ、奇遇よね?」
カルが言う
「ほなまた 近い内に 俺とリックで ラミへお仕置きせなぁあかんなぁ?あはははは!」
ラミが言う
「それはもう 終ったの 残念だったわね?カル?」
カルが衝撃を受けて言う
「えっ!?そうなん!?うっわ~ えらい 損したわ!ほな ワイ また100年ほど 寝て待とうかいなぁ?」
ユウヤが苦笑してから振り返って言う
「…と、それより」
ユウヤが棺の横へ立ち蓋へ手を掛ける

廃墟

ピティがヴァンパイアたちに犯されていて言う
「はぁ はぁ はぁ… もう… 限界よ… あぁっ!」
ヴァンパイアがピティに挿し込む ピティが表情を苦しめる ヴァンパイアたちが正気に戻って言う
「うん?」 「あ、あれ?俺は…?」
ピティが気付いて言う
「薬が切れた?はぁ… もう…」
ヴァンパイアたちが顔を見合わせて言う
「あ、そうだ 確か すげぇ良い女ヴァンパイアに 会った様な…?」
ピティが言う
「アナタ達は 惚れ薬にやられていたのよ そのせいで 大して良い女じゃない 女ヴァンパイアにたぶらかされて 虜にされてたの!」
ヴァンパイアたちがピティを見て言う
「…で これは?」
ピティが言う
「その女ヴァンパイアに 私を犯せってトップオーダーを掛けられていたのよ… さぁ 薬が抜けたのなら あんたも さっさと私の身体から抜きなさい!いつまで挿し込んでいるつもり?」
ピティに挿し込んでいるヴァンパイアが気付いて言う
「あ… えっと… 俺は~ まだ薬が抜けてねぇ!」
ピティが衝撃を受けて言う
「えっ!?」
ヴァンパイアが言う
「って事で 俺は トップオーダーに従うぜ!」
ヴァンパイアがピストンする ピティが衝撃を受けて言う
「あっ!?ちょっとっ!止めなさいってっ 止めてっ!あっ あんっ!」
ヴァンパイアたちが言う
「あ、俺も抜けてねぇ!」 「俺も俺も!」
ピティが言う
「あんっ もう 止めなさいったらっ 嫌よ もうっ!あんっ あんっ!駄目っ 奥は突かないで~っ!」
ピティが犯されている

ユウヤの部屋

ヴィンが肩を支えられ 凝縮血液を飲まされている ヴィンが飲み終えるとユウヤが微笑して言う
「これで…」
ヴィンが回復を感じてから言う
「ああ、有難う ユウヤ お陰で 自身で動ける程に 回復した様だ」
ヴィンが身を起こす ユウヤが僅かに驚いた後 微笑して言う
「それは良かったです…」
ヴィンが言う
「今回は 私はユウヤに 助けられてばかりだ 手間を掛けてすまない」
ユウヤが言う
「いえ、いつもは 俺の方が助けられていますから それに比べたらまったく」
ヴィンが微笑して言う
「そんな事は無いさ?実際 ユウヤがあの時アジトへ戻って来てくれなければ あの時の私に残されていた手段は 仲間のカルへ 酷い怪我を負わせる術しか無かった… その手を使わずに済んだのだから 私は本当に助かったのだよ」
ユウヤが呆気に取られてから言う
「でも 俺はカルを銃撃しましたけど…?」
ヴィンが苦笑して言う
「銃撃したとは言え 銀の銃弾ではないのだから… その程度の怪我であれば 一口でも血を飲めば治るというもの 私が持っていた最終手段は 銀を用いた薬だ 同じヴァンパイアとして カルへその苦しみを与える事は それを用いる私にとっても 苦しい事だ」
ユウヤが苦笑して言う
「それで 自分があれほどの重症を… いや、ヴァンパイアとしては軽症でしたっけ?でも カルではなく 自身への怪我を受け入れる事を 選ぶなんて… ヴィンはやっぱり 仲間思いなんですね?ラミの時も そんな感じがありましたし」
ヴィンが苦笑して言う
「いや、私は弱いだけだよ ユウヤ…」
ユウヤが言う
「そんな…」
ヴィンが言う
「それから 自分で言うのも難だが 私には少々マゾヒズムの気があるらしい… だから 心配は不要だ ユウヤ」
ユウヤが衝撃を受けて思う
(それはそれで心配です…)
ユウヤが苦笑して言う
「は、はい… それは 少し知っている気もしますが… でも、それで本当に死んでしまっては 大変ですから その… 気を付けて下さいね?」
ヴィンが微笑して言う
「ああ、そちらは確かにその通り 心遣いを感謝するよ ユウヤ」
ユウヤが思う
(あぁ… 何だか 心配になって来た もしかして 俺が気を付けておいてあげないといけないのか?リックにも 良く考えれば そんな事を言われた様な… フォローしろって これをか?)
ユウヤが溜息を吐く ヴィンが疑問する

ヲルス街 城

シャナが機械を操作しながら言う
「それで 薬の抜けた彼らにも 犯されて来たのね?」
ピティがワイングラスを置いて言う
「ええ… まったく 酷い目に会ったわ」
シャナがピティへ向いて言う
「けど お陰で 少しは色気が上がったんじゃない?ピティ?今日の貴女 ちょっと良い感じよ?」
ピティが言う
「え?」
ピティが振り向く シャナがピティの傍に居てピティの身体を愛撫する ピティが反応して言う
「あ…」
シャナがピティを押し倒す ピティが困って言う
「シャナ… 嬉しいけど 今は流石に… 疲れているし」
シャナが試験管を持っていて言う
「それなら これで…」
ピティが気付いて言う
「あっ ちょっと… 本当に… 少しは 私の身体を…」
シャナが微笑して言う
「貴女の身体を?」
シャナがピティの身体に指を挿入する ピティが高揚して言う
「す… 好きにして…」

ピティが喘ぐ
「あっ ああっ も、もっと… あはんっ あっ あっ あっ!」
ピティが機械室の中で機械に犯されている シャナが制御装置を操作して 冷めた表情で様子を見ながら言う
「…やっぱり 薬の性能は十分  それなのに 私の薬は効かなくて ゲートキーパーズのヴァンパイアが作った薬は効いた… つまり」
シャナがモニターに映されている映像を見て言う
「あのリックにも 薬は効くのよ… それなら もっと成分を強力にしたら良いのかしら?でも どうやって?これ以上強化すると言っても そんな 成分は…」
扉が開き グレーデンがやって来て言う
「シャナ」
シャナが振り向いて言う
「グレーデン」
グレーデンがシャナの下へ来て シャナの身体を触りながら言う
「ピティが戻ったと聞いたが?ゲートキーパーズを捕らえたのか?」
シャナが高揚しながら言う
「いいえ… 残念ながら 逃してしまったと…」
グレーデンが表情を顰めて言う
「また 失敗したのか?」
シャナの胸が握られる シャナが言う
「あ…っ ごめんなさい グレーデン… あ… ぅん…!」
グレーデンが後ろからシャナの身体へ挿入して言う
「お仕置きが必要か?シャナ?」
シャナが微笑して言う
「お望みのままに…」
シャナが制御装置を前に 突き上げられる身を支えていると 正面のガラス窓の先で ピティが機械に犯されながら言う
「あっ!ああ…っ わ、私 も…っ」

アジト キッチン

ユウヤが通路を歩いていて気付く キッチンの入口前に仲間たちが集まって居る ユウヤが疑問して言う
「ん?何やってるんだ?皆?」
テールがユウヤへ向いて慌てて言う
「しーっ!」
ユウヤが疑問して キッチンを覗き衝撃を受ける

キッチン

ユキが怒って言う
「だから もう…っ 好い加減にしてったらっ!」
ラミが言う
「あら?良いじゃない?女の身体は 触れられる程に色気が増すのだから たっぷりと…」
ラミがユキの服に手を入れて愛撫している ユキがまな板の前で包丁を手に怒って言う
「料理の邪魔だって言ってるのっ!手伝いはもう良いから 向こうへ行って って言ったでしょう!?聞こえなかったの!?」
ラミが言う
「もちろん聞こえてたわよ?でも それじゃ… 私の大好きなユウヤの食事を用意してくれる ユキに悪いじゃない?だから 私は料理は下手だから 逆に上手な事で ユキへお礼をしてあげてるのよ?」
ユキが言う
「余計な御礼は要らないからっ 向こうへ行ってったらっ!」
ラミが言う
「大丈夫よ?最初は緊張しても 慣れれば見られる事にだって 興奮を覚えるわ?」
ユキが言う
「要らないって言ってるでしょうっ!?あ…っ!?」

ユウヤ以外の男たちが前のめりに言う
「「おぉお~!?」」
ユウヤが苦笑している

ユキが困り怒って言う
「や、止めてっ!何処触ってるのよっ 変態っ!」
ラミが笑んで言う
「大丈夫よ?私に任せて 力を抜きなさい?ユキ?」
ユキが言う
「ちょっとっ 嫌だったらっ 止めてっ」

ユウヤ以外の男たちが前のめりに食い入る ユウヤが困り苦笑で思う
(参ったな…?助けてあげたいけど こんなに皆が居ると… それに ラミの力を抑える事は 俺には出来ないし…)

ラミが言う
「ほら… もう こんなに…」

ユウヤが反応して言う
「え?」

ユキが困りながら言う
「か、感じてる訳じゃないわよっ あんたが 触るからっ 生理現象よ …とにかく もう 止めてったら 料理が出来ないでしょうっ?」
ラミがユキの身体を愛撫しながら言う
「まぁ そうね…?それじゃ イかせてあげるわ?」
ユキが驚き慌てて言う
「嫌っ ちょっとっ あ…っ!」
ユキの身体がビクンと反れる

ユウヤが思わず顔を向けるのと同時に男たちがのめり込み過ぎて キッチンへ雪崩れ込んで悲鳴を上げる
「おわ~!?」 「のわ~!?」
テールが咄嗟に掴んだ腕に引かれ ユウヤが驚いて言う
「えっ!?うわあっ!?」
男たちがキッチンに倒れ込む

ユキが驚いて目を丸くする ユウヤが男たちの一番上に居て 身を起こしながら言う
「もう… 何やってるんだよ 皆… …え?」
ユウヤが顔を上げた先 ユキがラミに服を乱され 半裸状態にされて居る ユウヤがハッとして赤面して慌てて言う
「あっ!?いやっ!?その…っ!俺は…っ!」
平手打ちの音が鳴り響く

リビング

ラミが言う
「ごめんなさいね~ ユウヤ?私が居ながら ユキの手を止められなくて…?丁度 上と下で 手が塞がっていたものだから~?」
ユウヤが頬に手跡を付けた状態で言う
「うん… それは 知ってる…」
ユウヤが思う
(それで 俺は ユキの… ほぼ裸に近いものを見せてもらえ… いや、見てしまった訳で…)
ユウヤがユキへ向いて言う
「その… 偶然とは言え ごめん… ユキ…」
ユキが羞恥を堪えて無言で食事をして居る テールが言う
「偶然とは言え ユウヤはラッキーだったよな~?俺は ユウヤに頭を抑えられていたから ユキの足までしか見えなかったぜ~?」
キウが言う
「俺なんて 一番最初から居たって言うのに お陰で一番下になって 床しか見えなかったよ~」
ヤウが言う
「俺は 見えたけど 良い所は 丁度 ユウヤの肩に隠れちゃっててさぁ?ユウヤは結局 一番最後に来たのに 一番良いトコを見られたって事だな?」
ユウヤが言う
「俺は 見たかったんじゃ無くて ラミの悪戯を止めたかったんだよ 本当に…」
カルが言う
「何で止めるんや?そないやったら ユウヤは 急いでワイを呼びに来てくれなあ あかんやろ!?せっかくの そないエエもん 皆で楽しまんとあかんて!?確か ゲートキーパーズのルールにも あった筈や!?」
ユウヤが言う
「だから 皆して見て良いものじゃないだろう?それから ラミも 嫌がる人に あんな事したら 駄目じゃないか!?」
ラミがユキの肩を抱いて言う
「あら?嫌がってなんか居なかったわよね?ユキ?心と違って 身体は素直だものねぇ?ユキの身体は とっても綺麗よ?やわらかくって まるで…」
ユキが言う
「それ以上言ったら 今度は私が貴女に挿し込むわよ?もちろん 指なんかじゃなくて…」
ラミが衝撃を受けて言う
「う…っ だから あれは駄目よ ユキ せめて 同じ大きさや形であっても 刃の無いものにして頂戴?じゃないと 楽しめないわ?」
ユキが言う
「楽しむつもりは無いからっ …逆側も磨いで 両刃にしておくわ?次は 覚悟しなさい?」
ラミが苦笑して言う
「もう… ユキは素直じゃないわね?」

ヲルス街 城

ピティが息を切らせる
「はぁ… はぁ…」
グレーデンが寛いでいて言う
「それで ワルス街の方はどうなって居るんだ?」
ピティがグレーデンの上で腰を動かしている シャナがグレーデンに胸を揉まれながら言う
「ワルス街の城に居るヴァンパイアには 既にコンタクトを取ってありますので… グレーデンが欲しいと言うのなら すぐにでも… あのワルス街の城に 我が物顔でのさばって居る ビーデンビーデン子爵を始末出来ます… そろそろ手に入れますか?」
グレーデンが言う
「いや、まだだ ゲートキーパーズが手に入っていない状態で 他の町へ手を出せば 警察たちが今度は私を狙うだろう」
シャナが言う
「その警察たちは ゲートキーパーズが解放した街の支配を手に入れ 更に 組織内の繋がりを強化して 勢力を高めようとしています 手を打つのでしたら 早目が宜しいかと …あんっ!」
グレーデンがシャナの胸を強く掴んで言う
「私に命令をするつもりか?シャナ?」
シャナが高揚して言う
「いいえ… 全て 貴方様の仰る通りに…」
ピティが腰を動かしている状態から はっと我に帰って言う
「…え?私… 何んでこんな事…?」
グレーデンが言う
「ピティ まだ 終わらせて良いとは言っていない」
ピティが不満そうに言う
「人間が 私に命令しないで頂戴」
ピティが立ち上がる グレーデンが言う
「ピティ」
シャナが言う
「ピティ 駄目よ?貴女が 欲しいと言ったのだから?」
ピティが言う
「シャナ… だけど」
シャナが言う
「薬を使い過ぎるのは危険だから 今回はそのままよ?もう十分ほぐれてるでしょう?そのまま グレーデンを御満足せて差し上げなさい」
ピティが言う
「もう… 分かったわよ シャナが言うからよ?そうじゃなかったら 誰が貴方の相手なんて」
グレーデンが言う
「御託は良い さっさと済ませろ」
ピティが不満そうに表情を顰めてから 再びグレーデンを自身へ挿入して言う
「…んっ はっ はっ はっ…」
ピティが腰を動かす グレーデンがシャナの身体を愛撫する シャナが感じて言う
「あぁ… グレーデン…」

翌日 アジト

リックがアジトの出口へ向かう ユウヤが気付いて言う
「あれ?リック?」
リックがユウヤの声に振り向く ユウヤが言う
「出掛けるのか?1人で?」
リックが言う
「俺が1人で出掛けちゃ いけねぇって言うのか?」
ユウヤが苦笑して言う
「いや、いけないなんて言うつもりは… でも 何処に行くんだ?」
リックが言う
「ちょいと この街の警察を ぶっ潰して来る」
ユウヤが思う
(それはいけないっ!!)
ユウヤが慌てて言う
「それはっ!ちょっと 待ってくれっ!」
リックが言う
「待てねぇな?」
ユウヤが言う
「それなら!」

警察署 前

ユウヤが思う
(…と、仕方が無く 一緒に来てしまったけど)
リックが言う
「ユウヤ 仲間だからって 俺の足を引っ張るんじゃねぇぞ?」
ユウヤが苦笑して言う
「う、うん… 仲間と言ってもらえるのは嬉しいけど それはそうと  リック?本気で1人でミルス街の警察を 全て相手にするつもりなのか?いくら ヴァンパイアの力でも それは無理なんじゃ?」
リックが言う
「てめぇが居なけりゃ出来る事だったが 付いて来ちまったんじゃしょうがねぇ 平和的に解決してやるから 邪魔はするな」
リックが歩き出す ユウヤが呆気に取られて思う
(俺が付いて来たから 平和的に…?そうなのか?けど それなら!)
ユウヤがリックに付いて行く

警察署

リックが受付の署員へ言う
「署長を呼べ ゲートキーパーズのヴァンパイア リックが 奴を ぶっ殺しに来たぜ」
ユウヤが衝撃を受けて思う
(何処が平和的なんだっ!?)
署員が呆気に取られてから 慌てて受話器を取って言う
「た、只今 連絡致しますので 少々 お待ち下さい」
ユウヤがリックへ言う
「リックっ!?平和的に解決するって言ったじゃないか!?」
リックがユウヤへ言う
「だから そうしてやってるだろう?俺が1人なら 片っ端から片付けた」
ユウヤが言う
「だからってっ!?」
署員が受話器を置いて言う
「それでは 署長室へご案内いたします」
ユウヤが思う
(案内しちゃうのか!?)
リックが言う
「おう」
リックが署員に続いて歩く ユウヤが慌てて続く

署長室

署員がドアをノックして開いてリックとユウヤを通す 署長が顔を向けて言う
「ゲートキーパーズのお2人 本日はどう言った御用件だろうか?」
リックが言う
「用件は言ったんだが 聞いてねぇのか?てめぇをぶっ殺しに来たんだよ?」
署長が苦笑して言う
「それはまた… 一体何が理由で?このミルス街の警察署には ゲートキーパーズのヴァンパイアは 我々人間の味方であると その様に伝え教えられているのだが?」
リックが言う
「そのヴァンパイアを騙したてめぇが 何を言ってやがる?裏切りは てめぇの命で償ってもらうぜ それが俺らのルールだ」
リックが署長へ向かう ユウヤが慌てて言う
「リックっ!」
署長が苦笑して言う
「待ってくれ 一体何の話だろうか?騙したとは?私が?」
リックがトンファーを用意して言う
「何の話だだと?依頼を持ち掛けて来た てめぇが知らねぇとでも言うのか?先の吸血鬼退治の依頼だ てめぇの指示した場所には 大勢の警官どもと 紫外線ライトが用意されていた それだけじゃねぇ 俺らゲートキーパーズのアジトへ向けて てめぇらの仲間が開放した 狂戦士ヴァンパイアを誘導していた これだけ揃っていても 言い逃れをするつもりか?」
リックがトンファーを署長へ振るう 署長が言う
「違うっ!私ではないっ!」
リックのトンファーが署長の首ギリギリで止める 署長が言う
「それらは全て 他の街の警察と ヲルス街の貴族が企んだ事だ 私は…っ いや、この街の警察は一切関わっていない!」
リックが言う
「俺は てめぇからの依頼を受けて 指定の場所へ向かったんだぜ?」
署長が言う
「ああ… 私は確かに 貴方へ依頼をした しかし 私も その様な事になっているとは知らずに…っ 本当にあの廃墟に 吸血鬼たちが募って居ると連絡を受け その確認をした上で 貴方へ依頼をしたんだ」
リックが目を細めて言う
「…なら あのヴァンパイアどもを 吸血鬼と勘違いしやがったって事か?」
署長が言う
「我々が確認出来ただけでも あの廃墟には 20人を越えるヴァンパイアが集まっていた あのヴァンパイアたちが全て ミルス街へやって来たらと…っ 私はそれを恐れて 貴方へ依頼をしたんだ」
リックが言う
「あいつらは てめぇの言う通り ヴァンパイアであって 吸血鬼ではなかったぜ?」
署長が言う
「我々にとっては どちらも恐ろしい存在だ 人間の仲間である 貴方とは異なるのだから」
リックが言う
「煽てたって何も出ねぇよ?俺も奴らも同じヴァンパイアだ 人間の味方にも 敵にもなる」
署長が苦笑して言う
「では どうか貴方は 我々人間の 味方のままで居てくれ」
リックが言う
「それなら ヴァンパイアを人間の味方にしようとは 考えるんじゃねぇよ 人間が ヴァンパイアの味方になる事だ」
ユウヤが反応して思う
(人間がヴァンパイアの味方に…?)
署長が言う
「人間に… ヴァンパイアの言いなりになれと?」
リックが言う
「言いなりに?味方になれとは言うが それ以上を言うつもりはねぇけどな?」
署長が言う
「では 人間をヴァンパイアの味方にして どうするつもりだ?いつでも好きなだけ血を吸えるように 我々を飼い慣らすつもりか?」
リックが言う
「そうだな?その代わりに 俺らは人間に力を貸す… それが 味方であって 共存って奴だろう?」
ユウヤが思う
(共存… 人間とヴァンパイアが でも それは難しいと リックはヴィンと言い争っているのでは…?)
署長が言う
「なるほど… ではそれが このミルス街の我々警察と ゲートキーパーズの関係だろうか?」
ユウヤが思う
(ミルス街の警察とゲートキーパーズの… そうか?確かに その範囲で考えるなら)
リックが言う
「そんな所だ」
署長がユウヤを見る ユウヤが署長を見る 署長が息を吐いて言う
「分かった… では 今はどうか信じて頂きたい 我々警察は… 少なくとも このミルス街の警察は 変わらず ゲートキーパーズのヴァンパイアとは 味方でありたいと願って居る」
リックが目を細めて言う
「なら その言葉を忘れるなよ?今回は見逃してやるが 次はねぇからな?」
リックが立ち去る ユウヤが双方を見てから慌ててリックを追う 署長がホッと息を吐く

警察署 前

リックが外へ出る ユウヤが追って来て苦笑して言う
「リック… 署長を殺すなんて言って置きながら 本当は…」
ユウヤが思う
(確かに 脅しの要素として使ってはいたけど そうじゃなくて 本当は 話し合いをしたかっただけって事で… やっぱり リックは 平和的に…)
リックが言う
「ああ、本当はぶっ殺してやるつもりだったが まだ使えるかもしれねぇ… 少し泳がせる」
ユウヤが衝撃を受けて思う
(計画的犯行か!)
ユウヤが言う
「そ、それは…?」
リックが言う
「言い訳をするにしても ヲルス街の名を出して来やがった… 警察組織が 奴らと関わっているってぇ情報が得られた事は デカかったぜ」
ユウヤが気付いて言う
「ヲルス街の?あの… グレーデン侯爵が?」
リックが言う
「ああ、奴は 現代の貴族たちの中において 唯一 ラウンスターク家とは無縁の貴族だ」
ユウヤが言う
「そう言えば… 確かに」
リックが言う
「ラウンスターク家の者でもねぇ 野郎が貴族として街の統括を許されているのは それだけの力を持って居るからだろう その力ってぇのは 今更言うまでもねぇ あの女ヴァンパイアの力だが… 野郎がラウンスターク家に替わって街の統括を手に入れた警察と手を組むとなれば 面倒な事になる」
ユウヤが言う
「面倒な事… と、言うと?」
リックが言う
「野郎の率いるヴァンパイアと 警察との全面戦争だ」
ユウヤが呆気に取られて言う
「え!?…だ、だって グレーデン侯爵は警察と手を組む事が前提の話なのに その2つが戦争って!?」
リックが言う
「最初は手を組んで 世界を手に入れる …そして その後は 両者が戦うってぇのが 自然の摂理って奴だ 元々その両者は 対極の考えなんだからな?」
ユウヤが言う
「ヴァンパイアを支持するグレーデン侯爵と その逆の警察だから…?」
リックが言う
「そう言う事だ」
ユウヤが言う
「でも それを言ったら この街の警察とゲートキーパーズの関係も同じなのでは?」
リックが言う
「その両者は 双方の中に 少量あるから丁度良いんだ 常に両者には他の敵が居る さらには両者が敵になる事もある それを繰り返しながら ギリギリの距離を保つ事が 世界の均衡に繋がる」
ユウヤが呆気に取られて言う
「世界の…」
リックが立ち止まって言う
「さて センターサイドへ来たついでだ 俺は 早速 ヲルス街のヴァンパイアに 焼きを入れて来るぜ」
ユウヤが衝撃を受けて言う
「えっ!?焼きをって…っ」
リックが言う
「今度はてめぇを連れては行けねぇ 今度こそ邪魔だからな?」
ユウヤが苦笑して言う
「こ、今度こそ… 何をしようと?」
リックが言う
「じゃぁな?ヴィンも居ねぇんだ 余りフラフラ歩いて 警察やらヴァンパイアやらに さらわれんじゃねぇぞ?」
ユウヤが衝撃を受けて言う
「えっ!?それはどう言うっ!?」
リックが消える ユウヤが慌てて言う
「あぁっ!リックっ!?」
ユウヤが1人残されて沈黙する ユウヤの周囲で人影が動く

レンタル屋

テールが言う
「なぁ 今日こそ駄目かなぁ?俺を正面から挿し込んでみない?」
アリーシャが表情を引きつらせつつ言う
「ご利用泊数は何泊に致しますか?お客様」
テールが言う
「あんたとなら 何泊でも!」
アリーシャが怒りを押し殺しながら言う
「こちらのDVDの御利用泊数ですっ」
テールが言う
「ああ、じゃ そっちは適当に!それよりさぁ?」
アリーシャが言う
「それでは1週間の御利用で レンタル料金は300です」
テールが言う
「それじゃ あんたとの 一発はいくら?」
アリーシャがテールを平手打ちする テールが悲鳴を上げる
「痛っ!」
カルが呆気に取られて見ている テールが殴られた頬を抑えながら言う
「なぁ マジで いくらでも良いからさ?一発正面から挿し込ませてよ?」
アリーシャがテールを平手打ちする テールが悲鳴を上げる
「痛っ!」
テールが言う
「100万でも200万でも良いからさぁ?」
アリーシャが手を振り上げて言う
「好い加減にっ!」
テールが平手打ちに備えて歯を食いしばって目を閉じる アリーシャがその様子に気付き 手を止める テールが疑問して目を開く アリーシャが息を吐いて言う
「…一体何度殴られたら 止めるんですかっ?貴方は!?」
テールが言う
「何度殴られたって 止めないよ だって俺は あんたの事が好きなんだからっ」
アリーシャが驚く テールが言う
「だから 今日が駄目なら 明日だって来るしっ 明後日だって その次だって 何度でも 俺は殴られに来る!…あ、違った 正面から挿し込ませてくれって 頼みに来るぜ!」
アリーシャがテールを平手打ちする テールが悲鳴を上げる
「痛ぇっ!」


続く
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