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えりー

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麻理恵と買い物

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机で勉強していて英樹はシャープペンの芯が切れていることに気が付いた。
「はぁ・・・面倒だなぁ・・・」
(シャープペンの芯だけ買いに行くなんて・・・)
そう思いながらも椅子から降り、財布の中身を確認した。
買い物するには十分な金額が入っている。
「さて、行くか」
そう言った瞬間ひらりと白い羽が落ちてきた。
「何処へ行くの?」
マリエルだった。
「ああ、シャープペンの芯が無くなったから買いに行こうと思って」
するとマリエルが英樹の前に降りてきた。
「私も一緒に行くわ」
「え?」
「昨夜の事忘れたの!?またタナトスが来るかもしれないのよ!?」
「あ・・・」
マリエルは麻理恵の姿になり、英樹に言った。
「私は外で待っているから準備が出来たら一緒に行きましょう」
「わかりました」
「あ、それから敬語は禁止!」
「どうしてですか?」
麻理恵は言いづらそうに言った。
「一線引かれている気がするからよ」
「?」
麻理恵の言っていることが良く分からなかったが英樹は素直に頷いた。
英樹と麻理恵は外で待ち合わせ、商店街へ向かい歩き始めた。
2人の間には微妙な距離感があった。
離れすぎずくっつきすぎず。
(気まずい)
これが英樹の本音だった。
麻理恵と買い物に出られたのは嬉しい。
麻理恵はいつもどんなものを買っているのだろうか・・・。
「麻理恵は何か買うもの無いの?」
「私は欲しいもの無いから・・・」
そう言いながらも麻理恵は花を見ていた。

選択肢
1.花を買ってあげる
2.今度プレゼントすることにする
3.買わない

英樹は花を買ってあげる事にした。
麻理恵が見ていた花を店員に頼んでラッピングしてもらった。
それを麻理恵に渡すと麻理恵は驚いた表情になりその後、とびっきりの笑顔を見せてくれた。
「ありがとう」
「どういたしまして」
そう言い2人で微笑みあった。
急に恥ずかしくなり英樹は麻理恵の笑顔から顔を背けた。
そして当初の目的だった文具店へ行きシャープペンの芯を買い家路についた。
心配していたような事は何も起こらなかった。
だが、あのタナトスという奴を倒さねばずっと今の生活だ。
麻理恵にも負担と心配をかけてしまう。
だが、自分がどうにかできる相手ではなかった。

麻理恵は家へ帰ると花瓶に花を活けた。
英樹からの贈り物だと思うととても嬉しくなった。
花を見つめながら絶対に英樹を護ろうと誓った。

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