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花売り少女リーゼ
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リーゼは病気の母親の為に花売りとして働いていた。
日々の生活は苦しかったが、それなりに幸せだった。
ただ、母の薬代が高くてリーゼは自分の食費を削って薬を買っていた。
何とか生活していっていた。
その日もリーゼはいつものように花を売っていた。
そんなリーゼの前に突然黒ずくめの男が姿を現した。
男おはリーゼの口をふさぎ停めてあった馬車へと連れ込んだ。
リーゼは暴れたが男の力は強く抵抗しても無駄だった。
暫くすると馬車は止まった。
リーゼは担がれながら馬車から降ろされた。
そして屋敷内の部屋に連れ込まれた。
黒ずくめの男はマントを脱ぎ姿をリーゼに見せた。
リーゼは言葉を失った。
その男は鬼神と恐れられている将軍のウィザードだった。
ウィザードとはこの国の軍の総司令官で彼が指揮をとる戦いは常に勝利をおさめていた。
その事から国民から鬼神ウィザードと呼ばれている。
「手荒なことをして悪かった」
「・・・あの、ウィザード様ですよね?」
「ああ」
「何故こんな誘拐をなさったんですか?」
「・・・」
ウィザードは答えづらそうにしている。
「た、確かにこれは誘拐だな。・・・すまない」
「いえ、それは良いのですが私は理由が知りたいのです」
「・・・」
しかしウィザードは答えない。
「ウィザード様!早く話して差し上げてください」
執事らしき男がウィザードを急かす。
「俺と・・・結婚してくれないか?」
「え!?」
突然の求婚にリーゼは驚いた。
「ウィザード様それでは何の説明にもなっていませんよ」
執事は20代後半だろうか、挙動不審なウィザードよりよほど頼りになりそうだ。
「あの、執事様から説明をしていただけないでしょうか?私、早く帰らなくてはいけないので」
「私の事はフィナンとお呼びください」
「はぁ」
フィナンは説明をしてくれるようだ。
「簡単に言うとウィザード様は婚約者に逃げられたのです」
「婚約者に!?」
「ウィザード様と婚約された御令嬢がウィザード様の顔を見るなり逃げ出してこの話は無かったことにしてほしいと言ってきたのです」
そう言われるとウィザードは怖い顔をしている。
表情も少し乏しい。
しかし、それだけで婚約破棄されてしまったというのは気の毒しい話だ。
顔の造形はどうしようもないことだ。
「何故、私なんですか?他にも御令嬢たちがたくさんいるではないですか」
「皆に婚約の話を持ち掛けると嫌がられてしまって・・・逃げられてしまうのです」
(そんなに悪い人には見えないけどな・・・)
そう思いリーゼはじっとウィザードの顔を見た。
ウィザードはばつの悪い顔をしていた。
リーゼの視線に気がついたウィザードは目を見開き驚いた表情をした。
「・・・お前は俺の顔が怖くないのか」
「はい」
フィナンはリーゼに頭を下げた。
「リーゼ様、お母さまのお世話は私に任せてウィザード様と結婚してくださいませんか?」
「何故母の事を知っているんですか!?」
リーゼは驚いた。
「リーゼ様のお母さまは重い病気にかかっておいでだとお調べいたしました」
「・・・その通りです」
「リーゼ様は日々の生活にも不自由しているとか」
「・・・」
リーゼは俯き黙り込んだ。
「そこでリーゼ様のお母さまに最新の医療を提供する代わりにウィザード様の花嫁になって頂きたいのです」
そこでようやくウィザードが口を開いた。
「どうだ?悪い話じゃないと思うのだか・・・」
「だから、何故私なんですか?町には他にも女性がたくさんいます」
フィナンは溜息を付いた。
「私もそう申し上げたんですがどうしてもリーゼ様が良いとウィザード様が引かないのです」
「・・・」
ウィザードは黙っているが頬は赤くなっている。
「俺はリーゼの事が好きなんだ」
「えぇ!?今日初めて会ったばかりなのにそんなこと信じられません」
ウィザードは怖い顔をさらに怖くした。
「覚えていないのか?」
「え?どこかでお会いしましたっけ?」
ウィザードは眉間にしわを寄せた。
(確かに顔は怖いかな・・・)
「今日の所はここまでで。お母さまが心配なさるでしょうから」
「明日また詳しい話をしたい。家まで迎えに行く」
「こ、来ないでください!母が腰を抜かします」
フィナンはこう言った。
「一晩じっくり考えてください。答えは明日聞かせてくださいね」
「・・・はい・・・」
そう言ってリーゼはひとまず家に帰された。
日々の生活は苦しかったが、それなりに幸せだった。
ただ、母の薬代が高くてリーゼは自分の食費を削って薬を買っていた。
何とか生活していっていた。
その日もリーゼはいつものように花を売っていた。
そんなリーゼの前に突然黒ずくめの男が姿を現した。
男おはリーゼの口をふさぎ停めてあった馬車へと連れ込んだ。
リーゼは暴れたが男の力は強く抵抗しても無駄だった。
暫くすると馬車は止まった。
リーゼは担がれながら馬車から降ろされた。
そして屋敷内の部屋に連れ込まれた。
黒ずくめの男はマントを脱ぎ姿をリーゼに見せた。
リーゼは言葉を失った。
その男は鬼神と恐れられている将軍のウィザードだった。
ウィザードとはこの国の軍の総司令官で彼が指揮をとる戦いは常に勝利をおさめていた。
その事から国民から鬼神ウィザードと呼ばれている。
「手荒なことをして悪かった」
「・・・あの、ウィザード様ですよね?」
「ああ」
「何故こんな誘拐をなさったんですか?」
「・・・」
ウィザードは答えづらそうにしている。
「た、確かにこれは誘拐だな。・・・すまない」
「いえ、それは良いのですが私は理由が知りたいのです」
「・・・」
しかしウィザードは答えない。
「ウィザード様!早く話して差し上げてください」
執事らしき男がウィザードを急かす。
「俺と・・・結婚してくれないか?」
「え!?」
突然の求婚にリーゼは驚いた。
「ウィザード様それでは何の説明にもなっていませんよ」
執事は20代後半だろうか、挙動不審なウィザードよりよほど頼りになりそうだ。
「あの、執事様から説明をしていただけないでしょうか?私、早く帰らなくてはいけないので」
「私の事はフィナンとお呼びください」
「はぁ」
フィナンは説明をしてくれるようだ。
「簡単に言うとウィザード様は婚約者に逃げられたのです」
「婚約者に!?」
「ウィザード様と婚約された御令嬢がウィザード様の顔を見るなり逃げ出してこの話は無かったことにしてほしいと言ってきたのです」
そう言われるとウィザードは怖い顔をしている。
表情も少し乏しい。
しかし、それだけで婚約破棄されてしまったというのは気の毒しい話だ。
顔の造形はどうしようもないことだ。
「何故、私なんですか?他にも御令嬢たちがたくさんいるではないですか」
「皆に婚約の話を持ち掛けると嫌がられてしまって・・・逃げられてしまうのです」
(そんなに悪い人には見えないけどな・・・)
そう思いリーゼはじっとウィザードの顔を見た。
ウィザードはばつの悪い顔をしていた。
リーゼの視線に気がついたウィザードは目を見開き驚いた表情をした。
「・・・お前は俺の顔が怖くないのか」
「はい」
フィナンはリーゼに頭を下げた。
「リーゼ様、お母さまのお世話は私に任せてウィザード様と結婚してくださいませんか?」
「何故母の事を知っているんですか!?」
リーゼは驚いた。
「リーゼ様のお母さまは重い病気にかかっておいでだとお調べいたしました」
「・・・その通りです」
「リーゼ様は日々の生活にも不自由しているとか」
「・・・」
リーゼは俯き黙り込んだ。
「そこでリーゼ様のお母さまに最新の医療を提供する代わりにウィザード様の花嫁になって頂きたいのです」
そこでようやくウィザードが口を開いた。
「どうだ?悪い話じゃないと思うのだか・・・」
「だから、何故私なんですか?町には他にも女性がたくさんいます」
フィナンは溜息を付いた。
「私もそう申し上げたんですがどうしてもリーゼ様が良いとウィザード様が引かないのです」
「・・・」
ウィザードは黙っているが頬は赤くなっている。
「俺はリーゼの事が好きなんだ」
「えぇ!?今日初めて会ったばかりなのにそんなこと信じられません」
ウィザードは怖い顔をさらに怖くした。
「覚えていないのか?」
「え?どこかでお会いしましたっけ?」
ウィザードは眉間にしわを寄せた。
(確かに顔は怖いかな・・・)
「今日の所はここまでで。お母さまが心配なさるでしょうから」
「明日また詳しい話をしたい。家まで迎えに行く」
「こ、来ないでください!母が腰を抜かします」
フィナンはこう言った。
「一晩じっくり考えてください。答えは明日聞かせてくださいね」
「・・・はい・・・」
そう言ってリーゼはひとまず家に帰された。
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