花売り娘は身代わり花嫁

えりー

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リーゼの母の死

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この屋敷に来て3日目だった。
お茶を飲んでいるとフィナンが部屋に飛び込んできた。
彼らしくもなく慌てている。
「リーゼ様!お母さまの容態が悪化して今危険な状態です!!」
リーゼは血の気が引いた。
リーゼは急いで外へ行く準備をし母の元へ駆けつけた。
大きな立派な病院だった。
「ああ、リーゼ。来てくれたのね・・・」
「当り前じゃない。お母さん」
「今、リーゼは幸せ?」
「うん」
「そう・・・良かった・・・」
母は今にも眠ってしまいそうだった。
「お母さん!目を開けて」
「リーゼ、貴方に謝らなければいけない事があるの・・・」
「何?」
「貴方の父親は本当はまだ生きているの。そこの引き出しにペンダントが入っているわ」
「それがなんだというの?私はお母さんさえいれば良いわ!!」
「リーゼ・・・聞きなさい。そのペンダントを大切に持っていなさい」
「どうして?」
母はそれっきり話さなくなった。
目を閉じたきりまるで眠ったようにー・・・。
「お母さん!目を開けて!!死なないで!!」
リーゼが取り乱していると医師たちが来てリーゼを母親から引き離し治療を始めた。
リーゼは言われた通り机の引き出しからペンダントを取りそれを身につけた。
「お母さん、明日も来るわ」
自分がいると治療の邪魔になると判断したリーゼは一旦屋敷に帰ることにした。
それから毎日母の元に通った。
しかし、母の意識は戻らなかった。
そしてそれから5日後母は息を引き取った。
リーゼは分かっていたことだが涙が止まらなかった。
「お母さん・・・」
そんなリーゼをウィザードは抱きしめてくれた。
母の葬儀は厳かに行われた。
母はウィザードの家の墓に入る事になった。
葬儀が終わりもう何も考えたくなかった。
せっかく最新の医療を受けられるようになったのに手遅れだったらしい。
リーゼたちは屋敷に戻ってきた。
リーゼは泣いたままウィザードに抱きついて離れようとしなかった。
「リーゼ。そんなに泣くな」
「だって、お母さんが・・・」
「最後は苦しまずに逝けたそうだ」
「本当ですか?」
「ああ、医師が言っていた」
「それなら良かった」
ようやくリーゼは泣き止んだ。
「リーゼ、今日は何も考えずに眠るんだ。ここ最近あまり眠っていなかっただろう?」
「無理です。どうしても母の事を考えてしまいます」
「・・・何も考えられなくしてやろう」
「え?」
ウィザードはリーゼを横抱きにすると夫婦寝室へ向かった。
そうしてゆっくりリーゼをベッドの上に降ろした。
「何も考えられなくなるまで抱いてやる」
そう言うと喪服を脱がし始めた。
「やっ・・・」
「聞かない」
そう言うとリーゼを裸にし覆いかぶさった。
「今はそんな気分じゃ・・・」
「・・・」
ウィザードはそう言うリーゼを無視し行為を進めてくる。
胸の頂を口に含み口の中で転がしてきた。
「あんっ」
吸われ、甘噛みされ、弄られた。
手で胸を揉まれ、何ともいえない感覚になってきた。
「あ、あぁ、やぁ・・・」
ウィザードは蜜口に手をやり蜜が出ているか確認した。
蜜は既に溢れ始めていた。
「ひぅ!」
指を蜜壺の中に入れかき回した。
それだけで達してしまいそうになった。
「リーゼ快楽に身を任せるんだ」
「あ、あぁん。あぁ・・・」
リーゼが感じるところをウィザードは責め始めた。
「ひぅあ!!」
何度もそこを指で責め立てた。
「やぁぁぁぁぁ!!」
リーゼは達した。
頭の中が真っ白になり何も考えられなくなった。
「も、やぁ・・・」
「嫌?こんなに蜜を出しておきながらか?」
ウィザードはわざと蜜を指につけリーゼに見せつけた。
「そ、そんなこと・・・言わないでください・・・」
リーゼはウィザードの指から目を逸らした。
リーゼの瞳から涙が消えた。
(そうだ、今は俺の事だけ考えろ。あのままだったら心が壊れてしまう)
リーゼの蜜壺から指を抜き、自身のものを突き入れた。
「あぅ!!」
「くっ・・・まだ狭いな」
「あ・・・やぁ」
痛みは無かった。
代わりに快楽が生まれてきた。
「動くぞ」
「ひぅぅ!!」
「やぁ、いやぁ」
「も、やめてぇー・・・」
そう言いながらリーゼは自分から腰を動かし始めた。
「ふっ、腰が動いているぞ。もっと欲しいのだろう?」
ウィザードはリーゼのいい所を何度も穿った。
「あぁぁぁぁあ!!」
リーゼはまた呆気なく達した。
「リーゼは感じやすいのだな」
「・・・そんな事無いです」
リーゼは真っ赤になり顔をウィザードから逸らした。
「また動くぞ」
ウィザードは激しく腰を振り始めた。
ぐちゅぐちゅという水音と肌と肌のぶつかる音が部屋中に響き渡る。
「やぁぁぁぁ!も、むりぃ」
「やぁぁん!!」
「はぁん。はぁ、あぁ」
ウィザードも限界が近くなて来ていた。
「くっ」
そう言い白濁した液を蜜壺の中に注ぎ込んだ。
それでもまだ抜こうとせず、また腰を振り始めた。
「や、いやぁ!!」
「もう、嫌ですぅ」
こうしてリーゼは気を失うまで抱かれることになった。
ウィザードはリーゼの心を守りたかった。
母親の死のショックを少しは和らげてやることが出来ただろうか・・・。
ウィザードは眉間にしわを寄せ考え始めた。
少し無理をさせすぎたかもしれないと。
しかしウィザードは後悔していない。
これで彼女の心が少しでも守れるなら何度でもしてもいい。
目が覚めた時、もしかしたら責められるかもしれない。
そう思うと少し心が痛んだ。
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