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図書館から異世界へ 番外編 (綾香)最終回
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ここで断ったらどうなるのだろう。私は・・・どうしたい?
しばらく悩んだ後綾香は小さくうなずいた。
それを合図に愁宋が綾香に手を伸ばした。
綾香がおろおろしている間に愁宋は自分の衣服の襟元を緩め綾香の体に覆いかぶさる。
「もし、嫌だと感じたらすぐに言ってくれ。無理はさせたくない」
「本当?」
「ああ、でも嫌ならなるべく早く言ってくれ。やめてあげられるうちにな」
「?」
愁宋はまたよくわからないことを言っている。
綾香には異性との行為の経験がない。これから起こることは未知のものだ。
怖いとも感じる。
体は正直で少し震えが出ている。
「大丈夫だ、怖いことはしない」
愁宋は綾香に声をかけた。
「うん」
綾香は短く答えた。
愁宋の指が耳の後ろをなで、鎖骨を滑り高鳴る胸に這わされた。夜着の上からやわやわともまれ、ほのかな膨らみが形を変える。
自分でも触ったことのないところを他人に触れさせるのは初めてだ。
綾香はどうしていいかわからずされるがまま寝台の上で身をよじる。
それだけで精一杯だ。
「んっ・・・」
小さく綾香が声を漏らしたのを聞いて愁宋は小さく笑った。
それだけではずかしくて死んでしまいそうだ。
愁宋の手が背中に回り、優しくさすってくれた。
綾香の震えが落ち着いたころを見計らて、綾香の夜着に手をかけた。
襟元からすっと手が入ってきて、胸をじかに触れた。
くすぐったいような感じがしてさっきより体をよじると、両手をベッドのシーツに縫い止められてしまった。これでは身を隠すこともよじることもできない。
愁宋はそっと綾香の夜着を下にずらし、綾香の上半身は、あっさりと裸に剥かれてしまった。
愁宋の視線が、綾香の乳房に注がれている。綾香は目を閉じ愁宋の視線から逃れようとした。
「綾香、嫌か?」
(どうしよう、嫌じゃないけど・・・)
「ごめんなさい、嫌じゃないの。ただどうしていいのかわからなくて」
「そうか」
愁宋が楽し気に言って隆起しかけた乳首を指の腹で転がした。
それだけなのに甘酸っぱい刺激が駆け抜け、綾香は高い声を放ってしまう。
「っ!やぁ・・・んっ」
愁宋はそれを満足そうに眺めてまた同じように乳首を指の腹で転がし片方は口に含んだ。
「それ、いやぁっ」
「それ?」
口に含まれて吸われている行為は綾香を辱めるには十分の行為だった。
「すっ、吸わないで・・・」
「それは聞けないな」
そう言うと愁宋は口の中隆起しきったそれを口の中で転がして見せた。感じたことのない愉悦が綾香の全身にじわりと広がった。
「しゅう、そう。ひあぁっもうやめてお願い」
「今日はここまでか・・・」
愁宋はあっけなく綾香の上からどいた。どうやら最後までする気はなかったらしい。
ほっとした綾香は真っ赤になっていた。
心臓が壊れそうなほど音を立てている。
(あんなことするんだ・・・知らなかった)
綾香の体から力が抜けた。腰が抜けたといったほうが正しいのかもしれない。
疲れ果て綾香はそのまま眠りに落ちた。
愁宋は綾香に素早く夜着を羽織らせ、そのまま眠らせた。
「本当はやめるつもりはなかったんだがな」
愁宋のつぶやきも綾香の耳にはもう届かなかった。
「せっかくの機会だったのにー・・・でもまぁ、少しずつ慣らしていけばそのうち受け入れてもらえるかもしれないか」
はーっと息を吐き愁宋は自分の火照った体を持て余した。
今日はこの部屋では眠れない。理性がなくなったら綾香を傷つけてしまうかもしれない。そう言い聞かせ、愁宋は綾香の部屋を後にした。
しばらく悩んだ後綾香は小さくうなずいた。
それを合図に愁宋が綾香に手を伸ばした。
綾香がおろおろしている間に愁宋は自分の衣服の襟元を緩め綾香の体に覆いかぶさる。
「もし、嫌だと感じたらすぐに言ってくれ。無理はさせたくない」
「本当?」
「ああ、でも嫌ならなるべく早く言ってくれ。やめてあげられるうちにな」
「?」
愁宋はまたよくわからないことを言っている。
綾香には異性との行為の経験がない。これから起こることは未知のものだ。
怖いとも感じる。
体は正直で少し震えが出ている。
「大丈夫だ、怖いことはしない」
愁宋は綾香に声をかけた。
「うん」
綾香は短く答えた。
愁宋の指が耳の後ろをなで、鎖骨を滑り高鳴る胸に這わされた。夜着の上からやわやわともまれ、ほのかな膨らみが形を変える。
自分でも触ったことのないところを他人に触れさせるのは初めてだ。
綾香はどうしていいかわからずされるがまま寝台の上で身をよじる。
それだけで精一杯だ。
「んっ・・・」
小さく綾香が声を漏らしたのを聞いて愁宋は小さく笑った。
それだけではずかしくて死んでしまいそうだ。
愁宋の手が背中に回り、優しくさすってくれた。
綾香の震えが落ち着いたころを見計らて、綾香の夜着に手をかけた。
襟元からすっと手が入ってきて、胸をじかに触れた。
くすぐったいような感じがしてさっきより体をよじると、両手をベッドのシーツに縫い止められてしまった。これでは身を隠すこともよじることもできない。
愁宋はそっと綾香の夜着を下にずらし、綾香の上半身は、あっさりと裸に剥かれてしまった。
愁宋の視線が、綾香の乳房に注がれている。綾香は目を閉じ愁宋の視線から逃れようとした。
「綾香、嫌か?」
(どうしよう、嫌じゃないけど・・・)
「ごめんなさい、嫌じゃないの。ただどうしていいのかわからなくて」
「そうか」
愁宋が楽し気に言って隆起しかけた乳首を指の腹で転がした。
それだけなのに甘酸っぱい刺激が駆け抜け、綾香は高い声を放ってしまう。
「っ!やぁ・・・んっ」
愁宋はそれを満足そうに眺めてまた同じように乳首を指の腹で転がし片方は口に含んだ。
「それ、いやぁっ」
「それ?」
口に含まれて吸われている行為は綾香を辱めるには十分の行為だった。
「すっ、吸わないで・・・」
「それは聞けないな」
そう言うと愁宋は口の中隆起しきったそれを口の中で転がして見せた。感じたことのない愉悦が綾香の全身にじわりと広がった。
「しゅう、そう。ひあぁっもうやめてお願い」
「今日はここまでか・・・」
愁宋はあっけなく綾香の上からどいた。どうやら最後までする気はなかったらしい。
ほっとした綾香は真っ赤になっていた。
心臓が壊れそうなほど音を立てている。
(あんなことするんだ・・・知らなかった)
綾香の体から力が抜けた。腰が抜けたといったほうが正しいのかもしれない。
疲れ果て綾香はそのまま眠りに落ちた。
愁宋は綾香に素早く夜着を羽織らせ、そのまま眠らせた。
「本当はやめるつもりはなかったんだがな」
愁宋のつぶやきも綾香の耳にはもう届かなかった。
「せっかくの機会だったのにー・・・でもまぁ、少しずつ慣らしていけばそのうち受け入れてもらえるかもしれないか」
はーっと息を吐き愁宋は自分の火照った体を持て余した。
今日はこの部屋では眠れない。理性がなくなったら綾香を傷つけてしまうかもしれない。そう言い聞かせ、愁宋は綾香の部屋を後にした。
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