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怪しい来訪者
質問3-C
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ここは、賢く生きるのがいいだろう。
だって、この男だって依頼主から報酬はもらっているんだろう?
なら、その何割かを、拾って飼育していたからもらってもおかしくないはずだ。
なんなら、弱っていたところを保護してやったのだから、感謝されても良いくらいだ。
世の中、金なのだよ。そう、金、つまり力を持つ者だけが勝者となる。
トマ・ピケティだって言っている。持つべき者と持たざる者がいて、ほんの僅かな持つ者だけが世界を回す力を持つのだと! だよね?
グハハハ
「えっと、もし仮に猫がいたとして、いくら払います?」
「え?」
「猫と引き換えにいくら払うかって聞いているんです。こっちだって……」
「あ?」
丁寧に話していた高村の言葉に、威圧感が増す。
「だから、猫を見つけたのは……」
「あ? 何の話です?」
こ、怖い。
尋常じゃなく睨まれている。
先ほどの紳士的な態度はどこにいったのだろう??
ギロリと高村がこちらを睨んでいる。
こりゃ、無理だよ。諦めた。
質問3-Bへ
だって、この男だって依頼主から報酬はもらっているんだろう?
なら、その何割かを、拾って飼育していたからもらってもおかしくないはずだ。
なんなら、弱っていたところを保護してやったのだから、感謝されても良いくらいだ。
世の中、金なのだよ。そう、金、つまり力を持つ者だけが勝者となる。
トマ・ピケティだって言っている。持つべき者と持たざる者がいて、ほんの僅かな持つ者だけが世界を回す力を持つのだと! だよね?
グハハハ
「えっと、もし仮に猫がいたとして、いくら払います?」
「え?」
「猫と引き換えにいくら払うかって聞いているんです。こっちだって……」
「あ?」
丁寧に話していた高村の言葉に、威圧感が増す。
「だから、猫を見つけたのは……」
「あ? 何の話です?」
こ、怖い。
尋常じゃなく睨まれている。
先ほどの紳士的な態度はどこにいったのだろう??
ギロリと高村がこちらを睨んでいる。
こりゃ、無理だよ。諦めた。
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