［完結］前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します

プロローグ

2 三歳になった

時の流れと言うものは早いものだ。私はいつの間にか三歳になっていた。私が歳を重ねるごとに親たちは私に対して興味を薄れていった。

私は悲しかった。親が私を見捨てている感覚に陥る。私は、三歳になり色々なことができるようになった。

まず、一人で本を読めるようになった。

次に、魔法などが使えるようになり始めた。

最後に、この世界の文字を書き読みが出来るようになった。

最後の書き読みが最近の出来事で一番嬉しい。私は部屋のベットで思っていると部屋がノックされた。どうやら、メイドたちが来たみたいだ。

「ソフィお嬢様、朝食はいつされますか？」と聞かれたら私は迷う。

「うーん、後三十分後くらいにまた来てきれる？」とメイドにいうと下がっていった。

私は、前世みたいな人生を送らないために勉強に勤しんでいる。知識をつけて不自由のない人生を送るんだ。と目標を立てて今勉強している。

そんな時にまた部屋がノックされて誰だろうと思い扉を開けるとそこにいたのは母親だった。

最近の母親は、少し厳しい。習い事などをすぐに進めてくる。私は全て断っているが…

母親は、グランテスマト家の名誉に汚れをつけたくないのだろう。

「最近部屋にずっといるみたいだけど何をしているのかしら？」

「最近は勉強をしているよお母様」

そう言うと母親は無理やり部屋に入ってきて言う。

「部屋汚いじゃない！」と大声で言われてしまった。

私も改めて見ると確かに汚い。部屋の床に散らばる本の数々。ノート類も机の上に乱雑に置かれている。

私はしくじったなと思った。母親は、メイドを呼び出し掃除を始めさせた。母親は去っていった。

私は、申し訳ないなと思いながら片付ける様子を見る。すると、メイドの一人がいう。

「お嬢様、なぜここまで部屋を汚してまでやるのですか？」

そう言われてしまって私は考えていう。

「今後について困らないようにするためかな」そう言うとメイドは少し驚いて言う。

「お嬢様は将来を見据えているのですね」と言われて少し照れた。

部屋の片付けが終わり、二人のメイドのうち一人が出る時に言う。

「部屋が汚くなったら、すぐにお呼びくださいませ。お母様に怒られるのは嫌ですよね？」

私は頷いてメイドたちが部屋を出ていくのを見送った。

私は、ベットに座り考える。

「今日、この後どうしようかと」

考えていると、部屋の扉が開きメイドは言う。

「お嬢様、魔法の時間でございます」

私は、そうだったと思いだしてかのように急いで中庭に行く。
すると、先生が待っていた。

「ソフィ、遅かったじゃないか」と言うのは魔法の先生のアレキ。父の親友の人らしいが毎回見ても怪しい人にしか見えない。帽子を深く被っているからだろう。

「今日は…」

私は、その後数時間にも及ぶ魔法の特訓を行った。

「疲れました…」とアレキ先生にいうとアレキ先生は言う。

「こんなんでへこたれてじゃ強くなれないぞ」

そう言われてしまって私は少し絶望した。
部屋に戻り、私はベットに横たわる。

「今日も疲れた！」と声をあげて言う。

「お嬢様、お風呂の時間でございます」とメイドが入ってくる。私は行くかぁと思いながら歩く。人間疲れた体に勝てるものはいないと思っている。これは前世引きこもりだったからだ。

お風呂にもメイドは入ってくる。私は体を自分で洗わなくてもメイドが洗ってくれる。

「くすぐったいよ」と言いうがメイドは無反応で洗う。

前世に比べたらお風呂は楽になったものだ。私はお湯に浸かりながら言う。

「疲れ吹っ飛ぶわ」と。

「お嬢様私たちはこれで…」と言いながらも帰ろうとするが私は止める。

「一人残って」そう言うとメイドたちはざわざわした。

そうして残ったメイドとお風呂に入る。

「お隣失礼します」そう言いながら。

「そんなに堅くならなくていいから」

「ですが、お嬢様なぜ私を残したのですか？」

そう聞かれて私は言う。

「だってたまには誰かと入りたいじゃん」これは周りから見たらわがままなのだろう。

「そうでございますか」

そんな世間話をして私とメイドはお風呂を出た。ちなみに、メイドは胸が大きかった…前世の私は貧乳だった。だから、今回こそは、豊満ボディになるだと着替えながら心の中で誓った。

私は部屋に戻り、ベットに飛び込んだのだった。