22 / 48
二年生 魔物の討伐と元凶編
22 強敵
しおりを挟む
生徒会長が亡くなって四日が経った。私たちは生徒会長を一時的にアンジュが務めることになり私たちはマークの死に際に放った言葉「この一連の事件の犯人は先生の中にいる」と言うことを信じて私たちは犯人探しをしていた。
「いやー見つからないなぁ」
頭の裏で腕を組んでアンジュが言う。アンジュは足を組んで楽な体制をとっている。私はそれを見て言う。
「確かに、見つかりませんけど先生ってことは数が少ないから一人一人きけば良くないですか?」
そう言うとアンジュは言う。
「私もそうしたいのがやまやまだが…先生たちは誰も話してくれないだよ…多分上からの圧がかかっているんだろうね」
アンジュは呆れながら言った。そんなアンジュを見てフーガが動く。生徒会室を出て何をするのかと思ったら紅茶を持ってきただけだった。
「茶です」
そう言いフーガは出した。アンジュは会釈をして一口啜り言う。
「まぁ、先生が話してくれるまで私たちは待つしかないんだがね。
アンジュはそう言い業務に戻ってしまった。私は一人で考えていたら生徒会室の扉が開き言う。
「形代の変な生物が校庭に現れています!」
生徒会室にいた私たちはみんな疑問に思った。形代は大祓…でしか使わないだろうと思いながら…私たちは急足で半信半疑で向かう。
すると、大きな形代が浮いていた。その形代は何もしないで危害は加えてきていない。今の所。
私たちは形代に近づこうとすると…
「近づくな!」
ある男子生徒が言う。その男子生徒の目は禍々しい目だった。男子生徒は私たちを通せんぼしていた。
「君のほうこそそこをどきなよ」
アンジュは高圧的な態度で言うが彼は動かなかった。私たちは無理やり彼を退けて近づこうとする。すると、形代は動き出して小さな形代を出して襲ってくる。私たちは回避した。だが、さっきの男子生徒は動かないまま。その男子生徒の体に小さな形代がつき次の瞬間…
「消えた…?」
彼は消えてしまった。私たちは、この巨大な形代と覚悟をして戦うのだった。
◆◇◆◇◆◇
あの邪魔だった生徒会長を殺すことができた。俺の計画は止められない。大きな形代。あれは別の人から借りたもの。それは、ある人。俺が憧れている人から借りた。
「よう」
手を少し上げて言う。
「おっ、レキ先生」
「どうですか?順調ですか?」
「そうっすね、順調ですが…」
「ですが…?」
「レキ先生、生徒会長殺す時躊躇いましたね?」
レキ先生の顔の表情は変わった。俺は確信した。この男躊躇ったと。
「少し」
この男は白状した。俺はあれほど躊躇うなと言ったのに…
「まぁ言い、頑張ろうお互い」
「そうだな、あの形代は?」
「借り物」
そう言うとレキ先生は察したのか静かに去っていった。
◆◇◆◇◆◇
私たちは、形代を倒すのに苦労していた。
私は魔法を形代に対して打つ。形代は紙だから火属性の魔法が効くはず…お思いながら。
すると、形代は少しダメージを受けたが小さな形代で回復されてしまう。私たちは窮地に陥っていた。
私がアンジュに提案しようと近づくだが…
「危ない!」
アンジュの声に私はびっくりしたが回避に専念する。
私が攻撃をしようとした刹那…私の目の前に生徒会長が…
「会長…?」
私は攻撃を止める。私がマークに触れようとした時エールが大きな声で言う。
「ソフィ、それは幻覚よ!触ったら死ぬわよ」
その言葉で私は目が覚めた。アンジュのところに行き言う。
「弱点はどこかわかる?」
アンジュは息切れをしながら言う。
「多分だけど…胸あたりかな…?そこだけ少し膨れている。その中にこいつを動かしている原動力があるはず」
私はその情報をエールにも送りアンジュが言う。
「私とエールで焼き尽くすから、ソフィは魔法で核を壊して!」
私とエールは頷き作戦の実行をする。
エールとアンジュは猛攻撃を仕掛けた。その時形代の体制が崩れた。そして、原動力を覆う紙が焼ける。
私は、その隙を逃さず入り込む。すると、まぁまぁ大きい物があった。私は全力を打ち込んだ。
すると…
「パリン!」ガラスが割れたかのような音がした。
それと同時に形代は消えた。私は宙を舞った気分だった。下にはアンジュとエールが布を持って待っている。
私は優しく布に包まれた。その後の記憶が一切いなかった。
「いやー見つからないなぁ」
頭の裏で腕を組んでアンジュが言う。アンジュは足を組んで楽な体制をとっている。私はそれを見て言う。
「確かに、見つかりませんけど先生ってことは数が少ないから一人一人きけば良くないですか?」
そう言うとアンジュは言う。
「私もそうしたいのがやまやまだが…先生たちは誰も話してくれないだよ…多分上からの圧がかかっているんだろうね」
アンジュは呆れながら言った。そんなアンジュを見てフーガが動く。生徒会室を出て何をするのかと思ったら紅茶を持ってきただけだった。
「茶です」
そう言いフーガは出した。アンジュは会釈をして一口啜り言う。
「まぁ、先生が話してくれるまで私たちは待つしかないんだがね。
アンジュはそう言い業務に戻ってしまった。私は一人で考えていたら生徒会室の扉が開き言う。
「形代の変な生物が校庭に現れています!」
生徒会室にいた私たちはみんな疑問に思った。形代は大祓…でしか使わないだろうと思いながら…私たちは急足で半信半疑で向かう。
すると、大きな形代が浮いていた。その形代は何もしないで危害は加えてきていない。今の所。
私たちは形代に近づこうとすると…
「近づくな!」
ある男子生徒が言う。その男子生徒の目は禍々しい目だった。男子生徒は私たちを通せんぼしていた。
「君のほうこそそこをどきなよ」
アンジュは高圧的な態度で言うが彼は動かなかった。私たちは無理やり彼を退けて近づこうとする。すると、形代は動き出して小さな形代を出して襲ってくる。私たちは回避した。だが、さっきの男子生徒は動かないまま。その男子生徒の体に小さな形代がつき次の瞬間…
「消えた…?」
彼は消えてしまった。私たちは、この巨大な形代と覚悟をして戦うのだった。
◆◇◆◇◆◇
あの邪魔だった生徒会長を殺すことができた。俺の計画は止められない。大きな形代。あれは別の人から借りたもの。それは、ある人。俺が憧れている人から借りた。
「よう」
手を少し上げて言う。
「おっ、レキ先生」
「どうですか?順調ですか?」
「そうっすね、順調ですが…」
「ですが…?」
「レキ先生、生徒会長殺す時躊躇いましたね?」
レキ先生の顔の表情は変わった。俺は確信した。この男躊躇ったと。
「少し」
この男は白状した。俺はあれほど躊躇うなと言ったのに…
「まぁ言い、頑張ろうお互い」
「そうだな、あの形代は?」
「借り物」
そう言うとレキ先生は察したのか静かに去っていった。
◆◇◆◇◆◇
私たちは、形代を倒すのに苦労していた。
私は魔法を形代に対して打つ。形代は紙だから火属性の魔法が効くはず…お思いながら。
すると、形代は少しダメージを受けたが小さな形代で回復されてしまう。私たちは窮地に陥っていた。
私がアンジュに提案しようと近づくだが…
「危ない!」
アンジュの声に私はびっくりしたが回避に専念する。
私が攻撃をしようとした刹那…私の目の前に生徒会長が…
「会長…?」
私は攻撃を止める。私がマークに触れようとした時エールが大きな声で言う。
「ソフィ、それは幻覚よ!触ったら死ぬわよ」
その言葉で私は目が覚めた。アンジュのところに行き言う。
「弱点はどこかわかる?」
アンジュは息切れをしながら言う。
「多分だけど…胸あたりかな…?そこだけ少し膨れている。その中にこいつを動かしている原動力があるはず」
私はその情報をエールにも送りアンジュが言う。
「私とエールで焼き尽くすから、ソフィは魔法で核を壊して!」
私とエールは頷き作戦の実行をする。
エールとアンジュは猛攻撃を仕掛けた。その時形代の体制が崩れた。そして、原動力を覆う紙が焼ける。
私は、その隙を逃さず入り込む。すると、まぁまぁ大きい物があった。私は全力を打ち込んだ。
すると…
「パリン!」ガラスが割れたかのような音がした。
それと同時に形代は消えた。私は宙を舞った気分だった。下にはアンジュとエールが布を持って待っている。
私は優しく布に包まれた。その後の記憶が一切いなかった。
31
あなたにおすすめの小説
きっと幸せな異世界生活
スノウ
ファンタジー
神の手違いで日本人として15年間生きてきた倉本カノン。彼女は暴走トラックに轢かれて生死の境を彷徨い、魂の状態で女神のもとに喚ばれてしまう。女神の説明によれば、カノンは本来異世界レメイアで生まれるはずの魂であり、転生神の手違いで魂が入れ替わってしまっていたのだという。
そして、本来カノンとして日本で生まれるはずだった魂は異世界レメイアで生きており、カノンの事故とほぼ同時刻に真冬の川に転落して流され、仮死状態になっているという。
時を同じくして肉体から魂が離れようとしている2人の少女。2つの魂をあるべき器に戻せるたった一度のチャンスを神は見逃さず、実行に移すべく動き出すのだった。
女神の導きで新生活を送ることになったカノンの未来は…?
毎日12時頃に投稿します。
─────────────────
いいね、お気に入りをくださった方、どうもありがとうございます。
とても励みになります。
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる