32 / 48
二年生 魔物の討伐と元凶編
32 病気
しおりを挟む
私は、エールのことが心配になり病室に行った。
「エール起きてる?」
私は、クソ寒ダジャレを言いながら入る。すると、そこにはエールがいなかった。私は、疑問に思い一階まで下りて聞く。
「ロザリオ・エールという人はどこにいますか?」
そう聞くと、担当の人が言う。
「あの子なら確かに二階にいるわよ」
「ありがとうございます」
私がお礼を言っていこうとしたとき止められた。
「だけど、あの子には会えないわよ」
私は疑問に思い聞く。
「どうしてですか?」
そう聞くと担当の人が重い表情でいう。
「病気が悪化して今じゃ誰とも話せないわよ…親族の人が来ても見守るしかできないから最近は来なくなってるわ」
それを、聞いて思う。
「病気って何ですか?」
私は担当の人に聞くが答えてはくれなかった。
私は話せなくても会いたいと思い、部屋に行った。するとそこには、寝ているエールの姿があった。
私は、彼女のベットの横の椅子に座って見守る。私は彼女の手を握って言う。
「ごめんなさい…私アンジュを殺しちゃったの…エールは許してくれる?」
だが、エールからは一切返ってこない、私は手をゆっくりともどいえて病院を去った。
学校に戻り、生徒会室で報告する。
「エールはどうだった?」
私は聞かれてどうこたえようか迷っていた。本当のことを伝えるべきあうそを伝えるべきか…
すると、アルファが言う。
「本当のことを伝えて頂戴…私はエールのことが心配だわ…これ以上生徒会を失いたくないもの…」
フーガが俯いて言うので私は言う。
「病気だったわ…」
そういうと、フーガとアルファは重い深刻そうな顔をした。私は続けて言う。
「しかも、重い病気になってるみたい聞いた話だと」
フーガが喰らいついて言う。
「エールは…エールは…起きていたの?」
私がその答えに首を横に振ったするとフーガは膝から崩れ落ちていたそれを私は支えた。
アルファがこちらを向いて言う。
「エールは生きてはいるんだろ?」
私は言う。
「生きてはいるんだけど、私が行ったときは眠っていただけ」
そういうとフーガはこちらを向いて言う。
「そう…ならよかったわ」
そういいながら彼女は立ち上がった。フーガは涙を拭いて言う。
「私たちもいつかお見舞いに行きましょう」
そういうとアルファは頷いた。
◆◇◆◇◆◇
私は幼いころから体が弱かった。小さいころから病院で入院しては退院の繰り返しだった。
だから、小さい頃は友達などは一人もできなかった。
私は、それに比べて元気で健康的な妹が羨ましかった。
歳を重ねるごとに羨ましいから憎しみに変わっていった。
私は、せめてでもと生徒会に入り妹より一つマウントをとった気がした。けれどもそれは違った。
妹はたくさん友達がいて楽しそうだが私は生徒会でしか生きれない限定的な人間になっていた。
私はそんな自分を嫌いだった。いつしかソフィが入ってきて私は変わった。
この子を守らないとと思った。
だから、私は自分の体が悪いことをみんなには知らせたくなかった。人に気ずかいされるのは嫌だと思った。人に新心配されて生きるのは私は違うと思った。
私は目が覚める。すると、そこには手を握って寝ているフーガの姿があった。奥には一人静かに座っているソフィとアルファがいた。
ソフィが駆け寄ってきて言う。
「おきてよかった…」
彼女の声は優しいまるで女神のようなささやきだった。
アルファが来て言う。
「お前が病気を持ってることを知ってフーガは半泣き状態だったんだぞ」
そういわれて私は…
「ごめんなさい」
そういうしかなかった。
アルファが言う。
「なんで、お前は俺たちに病気のことを言わなかったんだ?」
そういわれて私は一瞬ためらいがあったが言う。
「みんなに心配かけたくなかったから…」
そういうとアルファは怒鳴り声をあげて言う。
「逆に、隠していてそれを知ったものの信頼はどうなるんだろうな!隠していたのが俺は悲しいお前が病気のことについて一言でも言ってくれたら俺はこんなに心の底から怒りがわいてこないんだよ!」
彼の目からは涙が出ていた。それを見たソフィが言う。
「アルファ…言い過ぎよ」
そういうとアルファは勢いよく病室を出て言った。私はソフィに対して言う。
「私ね…医者に言われたの…長く生きられても半年…早ければ三か月で亡くなるって…」
ソフィの目は絶望を感じていた。そんなソフィが言う。
「そうなのね…」
そう言い残し彼女は病室を出て行ってしまったのだった。
私は寝ているフーガに撫でながら言う。
「ありがとう…フーガ…」
「エール起きてる?」
私は、クソ寒ダジャレを言いながら入る。すると、そこにはエールがいなかった。私は、疑問に思い一階まで下りて聞く。
「ロザリオ・エールという人はどこにいますか?」
そう聞くと、担当の人が言う。
「あの子なら確かに二階にいるわよ」
「ありがとうございます」
私がお礼を言っていこうとしたとき止められた。
「だけど、あの子には会えないわよ」
私は疑問に思い聞く。
「どうしてですか?」
そう聞くと担当の人が重い表情でいう。
「病気が悪化して今じゃ誰とも話せないわよ…親族の人が来ても見守るしかできないから最近は来なくなってるわ」
それを、聞いて思う。
「病気って何ですか?」
私は担当の人に聞くが答えてはくれなかった。
私は話せなくても会いたいと思い、部屋に行った。するとそこには、寝ているエールの姿があった。
私は、彼女のベットの横の椅子に座って見守る。私は彼女の手を握って言う。
「ごめんなさい…私アンジュを殺しちゃったの…エールは許してくれる?」
だが、エールからは一切返ってこない、私は手をゆっくりともどいえて病院を去った。
学校に戻り、生徒会室で報告する。
「エールはどうだった?」
私は聞かれてどうこたえようか迷っていた。本当のことを伝えるべきあうそを伝えるべきか…
すると、アルファが言う。
「本当のことを伝えて頂戴…私はエールのことが心配だわ…これ以上生徒会を失いたくないもの…」
フーガが俯いて言うので私は言う。
「病気だったわ…」
そういうと、フーガとアルファは重い深刻そうな顔をした。私は続けて言う。
「しかも、重い病気になってるみたい聞いた話だと」
フーガが喰らいついて言う。
「エールは…エールは…起きていたの?」
私がその答えに首を横に振ったするとフーガは膝から崩れ落ちていたそれを私は支えた。
アルファがこちらを向いて言う。
「エールは生きてはいるんだろ?」
私は言う。
「生きてはいるんだけど、私が行ったときは眠っていただけ」
そういうとフーガはこちらを向いて言う。
「そう…ならよかったわ」
そういいながら彼女は立ち上がった。フーガは涙を拭いて言う。
「私たちもいつかお見舞いに行きましょう」
そういうとアルファは頷いた。
◆◇◆◇◆◇
私は幼いころから体が弱かった。小さいころから病院で入院しては退院の繰り返しだった。
だから、小さい頃は友達などは一人もできなかった。
私は、それに比べて元気で健康的な妹が羨ましかった。
歳を重ねるごとに羨ましいから憎しみに変わっていった。
私は、せめてでもと生徒会に入り妹より一つマウントをとった気がした。けれどもそれは違った。
妹はたくさん友達がいて楽しそうだが私は生徒会でしか生きれない限定的な人間になっていた。
私はそんな自分を嫌いだった。いつしかソフィが入ってきて私は変わった。
この子を守らないとと思った。
だから、私は自分の体が悪いことをみんなには知らせたくなかった。人に気ずかいされるのは嫌だと思った。人に新心配されて生きるのは私は違うと思った。
私は目が覚める。すると、そこには手を握って寝ているフーガの姿があった。奥には一人静かに座っているソフィとアルファがいた。
ソフィが駆け寄ってきて言う。
「おきてよかった…」
彼女の声は優しいまるで女神のようなささやきだった。
アルファが来て言う。
「お前が病気を持ってることを知ってフーガは半泣き状態だったんだぞ」
そういわれて私は…
「ごめんなさい」
そういうしかなかった。
アルファが言う。
「なんで、お前は俺たちに病気のことを言わなかったんだ?」
そういわれて私は一瞬ためらいがあったが言う。
「みんなに心配かけたくなかったから…」
そういうとアルファは怒鳴り声をあげて言う。
「逆に、隠していてそれを知ったものの信頼はどうなるんだろうな!隠していたのが俺は悲しいお前が病気のことについて一言でも言ってくれたら俺はこんなに心の底から怒りがわいてこないんだよ!」
彼の目からは涙が出ていた。それを見たソフィが言う。
「アルファ…言い過ぎよ」
そういうとアルファは勢いよく病室を出て言った。私はソフィに対して言う。
「私ね…医者に言われたの…長く生きられても半年…早ければ三か月で亡くなるって…」
ソフィの目は絶望を感じていた。そんなソフィが言う。
「そうなのね…」
そう言い残し彼女は病室を出て行ってしまったのだった。
私は寝ているフーガに撫でながら言う。
「ありがとう…フーガ…」
31
あなたにおすすめの小説
きっと幸せな異世界生活
スノウ
ファンタジー
神の手違いで日本人として15年間生きてきた倉本カノン。彼女は暴走トラックに轢かれて生死の境を彷徨い、魂の状態で女神のもとに喚ばれてしまう。女神の説明によれば、カノンは本来異世界レメイアで生まれるはずの魂であり、転生神の手違いで魂が入れ替わってしまっていたのだという。
そして、本来カノンとして日本で生まれるはずだった魂は異世界レメイアで生きており、カノンの事故とほぼ同時刻に真冬の川に転落して流され、仮死状態になっているという。
時を同じくして肉体から魂が離れようとしている2人の少女。2つの魂をあるべき器に戻せるたった一度のチャンスを神は見逃さず、実行に移すべく動き出すのだった。
女神の導きで新生活を送ることになったカノンの未来は…?
毎日12時頃に投稿します。
─────────────────
いいね、お気に入りをくださった方、どうもありがとうございます。
とても励みになります。
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる