アンドロイドと白きブタのキングダム

arsit2014

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アンドロイドがゴミ捨て場に捨てられている。
故障してご主人に役立たずとして捨てられたアンドロイドだ。

でも実は人工知能はちゃんと働いているのだ。
 実際、アンドロイドのくせにとても感受性が豊かだ。
なので、ご主人に捨てられたことをとても悲しんでいる。
アンドロイドは何代にも渡って、その一家に使役されてきた。
特に子供の遊び相手をするのが大好きで、子供の喜ぶ顔を見るのが大好きだった。
自分を捨てたご主人も子供の頃は本当に自分になついてくれたものだった。
だから、新しく最新式アンドロイドを購入し、あっさり故障した自分を捨てたご主人の気持ちがどうしても理解できなかった。

 今日は雨が降っている。防水加工はされているのだが、アンドロイドは雨が苦手だ。
 涙を流す機能がないのに、雨の日は、顔がぬれると本当に泣いているような気がして特に悲しくなるのだ。

それに、防水加工をしているとはいえ、メンテナンスもなく長い時間、野ざらしにされていると、どこからか水分が浸入してきているようだ。
なんだか頭の中がパチパチする。
アンドロイドは眠らないはずなのに、頭がもうろうとして眠くなってきた。
もしかしてこのまま永久に機能停止してしますのだろうか?
アンドロイドは言いようのない恐怖に襲われたが、その間も眠気はじわじわと進んでいく。

ゆっくり、ゆっくりと、、、。


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