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突如現れたヘリコプターは地上に着陸し、アンドロイドとシェシェブタを機内に迎え入れた。
アンドロイドはヘリの助手席(?)に座り、なぜかシェシェブタはアンドロイドの膝にちょこんと座った。
そしてパイロットはやはりブタであった。
そのブタは、軍服姿にサングラス、刈り上げにリーゼント(?)というユニークな髪形で、でっぷりしたお腹にヘリの操縦桿がめり込んでいた。
「マスター・シェシェブタ、どちらまでまいりますか?」
パイロットのブタがしゃべった。
「ホワイ豚小屋までやってね、大佐ぁ」
大佐と呼ばれたそのブタは、イエス・ブー!と右手で敬礼するとヘリを再び発進させた。
やはり大佐の大きなお腹は操縦の邪魔になるらしく、操縦桿を操作するたびにめり込んだお腹がねじれて、ブブゥと苦しそうに唸っていた。
しばらくヘリが進むと、外の景色が市街地から段々、大都市へと変化していくのがわかった。
さすが一国の首都だけあって、高層ビルがいくつも林立している。
ヘリは高層ビルにぶつからないように、かなりの高さの上空を飛行していたが、アンドロイドは視覚をズームインすることで、ワシン豚の街並みを仔細に観察することができた。
ワシン豚は大都市だが、あちこちには貧民街らしきものが点在して見え、そこでは黒や黄色や褐色のブタと思しき者たちが、ぎゅうぎゅうにひしめきあって生活しているようであった。
一方で高層ビル群の周囲では、立派な背広を着た白ブタや高級婦人服を来た白ブタが優雅に闊歩していた。
高層ビル群や貧民街を過ぎながらヘリが進み続けると、やがて周りを青々とした木々に囲まれた、巨大にして壮麗な真っ白の建造物が見えてきた。
「あれがトランブー王の住む、ホワイ豚小屋でぇす」
シェシェブタが言った。
アンドロイドはヘリの助手席(?)に座り、なぜかシェシェブタはアンドロイドの膝にちょこんと座った。
そしてパイロットはやはりブタであった。
そのブタは、軍服姿にサングラス、刈り上げにリーゼント(?)というユニークな髪形で、でっぷりしたお腹にヘリの操縦桿がめり込んでいた。
「マスター・シェシェブタ、どちらまでまいりますか?」
パイロットのブタがしゃべった。
「ホワイ豚小屋までやってね、大佐ぁ」
大佐と呼ばれたそのブタは、イエス・ブー!と右手で敬礼するとヘリを再び発進させた。
やはり大佐の大きなお腹は操縦の邪魔になるらしく、操縦桿を操作するたびにめり込んだお腹がねじれて、ブブゥと苦しそうに唸っていた。
しばらくヘリが進むと、外の景色が市街地から段々、大都市へと変化していくのがわかった。
さすが一国の首都だけあって、高層ビルがいくつも林立している。
ヘリは高層ビルにぶつからないように、かなりの高さの上空を飛行していたが、アンドロイドは視覚をズームインすることで、ワシン豚の街並みを仔細に観察することができた。
ワシン豚は大都市だが、あちこちには貧民街らしきものが点在して見え、そこでは黒や黄色や褐色のブタと思しき者たちが、ぎゅうぎゅうにひしめきあって生活しているようであった。
一方で高層ビル群の周囲では、立派な背広を着た白ブタや高級婦人服を来た白ブタが優雅に闊歩していた。
高層ビル群や貧民街を過ぎながらヘリが進み続けると、やがて周りを青々とした木々に囲まれた、巨大にして壮麗な真っ白の建造物が見えてきた。
「あれがトランブー王の住む、ホワイ豚小屋でぇす」
シェシェブタが言った。
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