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8話 落ちる
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どこで、何を間違ったのかしら?
まずコンサル会社の偽情報を掴まされたこと。
それは、克己さんの話しからだった。
そもそも、克己さんの話しとピッタリ合う話しだったから信じた。
でも、その人は会社に在籍していないということは役者だった?
業者の人まで演技だったら、かなり大きな組織が動いている。
そもそも、コンサルティング会社の話しを聞く前に克己さんと会っていた。
その時から、仕組まれていた?
しかも、飛行機で近くに座った人と再会する偶然なんて普通はない。
また、克己さんの方から私に近づいてきた。
こんな私に、あんなに優しくしてくれるのもおかしい。
普通だったら、再会しても通り過ぎるぐらい。
こんなゲスな私なんて面倒な女と思うだけ。
それなのに、ずっと笑顔で見守ってくれていた。
おかしい。
今から考えると全てがおかしい。
なんで、気づかなかったのかしら。
政治家のプライドを傷つけられたとか?
男はプライドで生きている。
だから、本気で私を潰そうと考えているのかもしれない。
損得で生きている女とは別の生き物だということを忘れていた。
そう、ここにいては危ない。
ここに私が来るのは想定の範囲内だと思う。
いえ、ここに呼ぶために、この家を知らせ、合鍵を渡した。
そう思った時には、もう遅かった。
後ろから布のようなものを被せられ、首に針の痛みを感じる。
気を失い、その場に倒れてしまう。
気がつくと、ヘリコプターの中にいた。
眼下には、東京タワーと東京の夜景が見える。
そして、数日前に一夜を過ごした克己さんが前に座っていた。
ニタニタとしながら。
「あなたは、誰なの? 結城 克也という名前も嘘なんでしょう?」
「まあ、お前はここで死ぬんだから、少しは話してやるよ。でも、お前は面白かったよ。愛情に飢えてますって、顔からにじみ出てたもんな。そんなに、久しぶりだったのかよ。」
あなたは、私が桃子の死でどれだけ悲しみに暮れていたか知らない。
ただ、その苦しさを紛らわしたかっただけ。
あなたの愛情に飢えていたわけではない。
でも、彼は、そんなことを言っても通じる相手ではなかった。
そのことに気づかなかったことを悔やむ。
相手への思いやり、優しさなんて一欠片もない人。
それに気づかなかった私がバカだった。
「そもそも、花子って古臭い名前、いつの時代だよ。明治時代か? お前の両親のレベルが滲み出ているよな。」
「私の親のことをバカにしないでよ。また、愛情なんて欲しがっていない。妹が亡くなって、誰かを頼りたかったの。だから、愛情に飢えてなんていなかったわ。」
「本当か? 僕が優しくしたら、すぐに纏わりついてきたじゃないか。あんなに、抱いてオーラを出すやつなんて初めて見たよ。笑いを堪えるのが大変だったんだ。」
「私のことなんてどうでもいいの。あなたは、どうして、私を騙したの? そもそも、横の人は誰?」
私を騙した男の横に、もう一人の男がいる。
さっきから、私を睨み、何も話さない。
「私は、お前のせいで自殺した総理大臣の息子だ。彼には、私の復讐の手助けをしてもらったんだ。」
「なんだ、あの総理大臣の腹いせか。総理大臣は自分で自分の命を絶ったのよ。私が殺したわけではないし、国民のことを何も幸せにできずに、ただ、政治の世界の中で暗躍し、お互いに潰しあっているだけの人だったじゃない。そんな事実を公表しただけなのに、どうして私を恨むの。おかしいでしょう。」
「お前は、何も知らない。お父さんは、AI領域に大きな投資をして、日本経済を抜本的に見直し、世界で再び一位になれるように動いていたんだ。それに反対する桜井総務会長を失脚させるために、色々と画策していただけで、ただ自己保身をしていたわけじゃない。そんなことを何も知らないで、面白半分に週刊誌に書き立てて、お前は、お父さんを追い詰めた。」
「そんな空想の政策なんて聞きたくない。あなた達、政治家がしっかりしないから、両親や妹がこの世を去ったのよ。もっと、国民のこと一人ひとりをしっかりと見なさいよ。」
両親と妹が亡くなった映像が再び目に浮かぶ。
どうして、私だけを残していなくなってしまったの。
周りはみんな私の敵で、私を殺そうとしている。
もうすぐ両親と妹と会えるかと思うと、体から力が抜ける。
もう、悲しむのも疲れた。
でも、世の中の不正をなくす活動は続けないと、こんなやつらがのさばる。
再び、体に力が入る。
「あなたの家族のことは聞いている。お悔やみ申し上げる。ただ、あれは、中米の後進国での問題で、日本政府の力は及ばない。私たちは、日本国民のことを深く考えている。それを面白半分に邪魔するやつは、殺すしかない。」
「綺麗ごとを言っているんじゃないわよ。そもそも、私のお父さんは、独立行政法人の一員として中米にいったのよ。政府が守る義務があるでしょう。しかも、経済政策のことは、あなたの言っていることは正論かもしれないけど、その裏で不正が渦巻いているの。弱い者を食い物にし、弱いものを踏みつけて利益を貪る人が多いのが現実でしょう。私は、それを明らかにしているだけ。あたなこそ、自分の論理でしか考えていないじゃない。」
「大義のために、多少の犠牲はやむを得ないだろう。本当に底辺に生きていて、くだらない考えしかできないやつだな。」
「本当に、支離滅裂ね。大義とは、AIによる復権のことを言っているの? それと中米の経済発達に向けて国から派遣された私の両親と全く関係ないでしょう。ただ、責任逃れをしているだけじゃない。」
「うるさい。」
総理大臣の息子は、黙って私を睨む。
そして、腹の奥底から地を這うような声で話す。
「総理大臣にまで上り詰めたお父さんを死に追いやったことについて、反省の色もないなんて、許せない。もう、おまえは殺すしかない。」
これ以上、話しても無駄なのだと思う。
見ている所があまりに違いすぎる。
私を騙した男が、私に笑いかける。
「まあ、そんなところだ。お前には理解できない。大学も出ることができなかったバカにはな。では、人生の最後を楽しみな。」
彼は、ヘリコプターの窓を開け、私を押し出した。
でも、私はここで死ぬわけにいかない。
だから、彼にしがみついた。
「離せよ。」
「嫌、ただでは死ねないわ。せめてあなたを道連れにするの。」
「やめろ。」
そういったとき、私達は、もうヘリコプターの外にいた。
急激なスピードで落下しながら。
ヘリコプターを落ちそうとなっている時だった。
総理大臣の息子が彼を押しているのが見えた。
彼も、総理大臣の息子にとっては捨て駒にすぎなかったということ。
そう、政治家なんて、みんな口ではいいことをいいながら冷徹な人ばかり。
不要になった人は、すぐに見捨て、殺す。
まあ、彼はその程度の人だけど。
「離れろ。」
「どうせ死ぬなら同じでしょう。1人で死ぬよりあなたを道連れにした方がいいわよ。」
「俺はパラシュートを持ってるんだ。でも、2人だと重すぎて墜落する。」
「ずるいわ。だったらパラシュートを渡しなさい。」
「もう俺の体から外せないんだ。」
彼は私を蹴ろうとしたけど、私は必死に彼を離さなかった。
彼は、パラシュートを開いたけど、やはり2人だからかすごい速度で落ちていく。
何か言っているみたいだけど、風の音が大きすぎて声は伝わらない。
ただ、どうも、東京湾の方に方向を変えているみたい。
レインボーブリッジが見えてきた。
でも、速度は落ちていない。
このままだと海に打ち付けられる。
30m上から海面に落ちるのはコンクリートに衝突するのと同じと聞いた気もする。
もうだめ。
その時、パラシュートがレインボーブリッジの縁に引っかかった。
その影響で、ものすごい力で一旦引っ張られたかと思ったら上に舞った。
そして宙に浮いたかと思ったら、また落下していく。
私たちは、何回か上下を繰り返しながら、なんとか止まった。
そして、消防隊がかけつけ救助される。
なんとか2人とも助かることができた。
ただ、このままだとまた私は政府から殺される。
彼はパラシュートの紐が体を圧迫し、気を失っている。
救急隊員には、私は大丈夫だから、まず彼を病院へと伝え、その場を逃げた。
銀行からお金を引き出し、新幹線に飛び乗る。
政府は、私を殺せると思って、銀行口座までは気が回らなかったらしい。
監視カメラで私を見つけた時にはもう遅い。
飛行機では名前が判明するけど、新幹線なら匿名で乗れる。
タクシーを使って東京駅に向かう。
現金でチケットを買い、名古屋に向かった。
大阪も考えたけど、政府や警察の目が東京と同じぐらい厳しそう。
名古屋も同じだけど、まさか名古屋に私がいるとは思わないはず。
そして、今は、名古屋でトイレ清掃員をしている。
もちろん、情報屋としても。
依頼主の週刊誌は倒産したけど、週刊誌なんていくらでもある。
「トイレの花子さん」という名前を出せば、どこでも食いつく。
世の中は不正が絶えず、そのスクープを狙っている週刊誌は多いから。
名古屋には、地元の優良企業も多い。
トヨタ自動車や、その傘下の製造メーカーも山のようにある。
その中に、不正がないはずがない。
もちろん、昔よりも、データのやり取りはより慎重に秘密裏に行う。
セキュリティレベルを上げて、私にたどりつけないように。
私がしたたかなのは、もう気づいているでしょう。
情報屋になるときに、ハッキング等のスキルも習得済み。
この体と美貌ならハニートラップもお手のもの。
都会のオフィスにあるトイレなら、どこでも仕事はできる。
今日も、自動車産業のAI活用に渦巻く不正を暴こうとトイレを清掃する。
そう、あなたの横で録音をしながら。
まずコンサル会社の偽情報を掴まされたこと。
それは、克己さんの話しからだった。
そもそも、克己さんの話しとピッタリ合う話しだったから信じた。
でも、その人は会社に在籍していないということは役者だった?
業者の人まで演技だったら、かなり大きな組織が動いている。
そもそも、コンサルティング会社の話しを聞く前に克己さんと会っていた。
その時から、仕組まれていた?
しかも、飛行機で近くに座った人と再会する偶然なんて普通はない。
また、克己さんの方から私に近づいてきた。
こんな私に、あんなに優しくしてくれるのもおかしい。
普通だったら、再会しても通り過ぎるぐらい。
こんなゲスな私なんて面倒な女と思うだけ。
それなのに、ずっと笑顔で見守ってくれていた。
おかしい。
今から考えると全てがおかしい。
なんで、気づかなかったのかしら。
政治家のプライドを傷つけられたとか?
男はプライドで生きている。
だから、本気で私を潰そうと考えているのかもしれない。
損得で生きている女とは別の生き物だということを忘れていた。
そう、ここにいては危ない。
ここに私が来るのは想定の範囲内だと思う。
いえ、ここに呼ぶために、この家を知らせ、合鍵を渡した。
そう思った時には、もう遅かった。
後ろから布のようなものを被せられ、首に針の痛みを感じる。
気を失い、その場に倒れてしまう。
気がつくと、ヘリコプターの中にいた。
眼下には、東京タワーと東京の夜景が見える。
そして、数日前に一夜を過ごした克己さんが前に座っていた。
ニタニタとしながら。
「あなたは、誰なの? 結城 克也という名前も嘘なんでしょう?」
「まあ、お前はここで死ぬんだから、少しは話してやるよ。でも、お前は面白かったよ。愛情に飢えてますって、顔からにじみ出てたもんな。そんなに、久しぶりだったのかよ。」
あなたは、私が桃子の死でどれだけ悲しみに暮れていたか知らない。
ただ、その苦しさを紛らわしたかっただけ。
あなたの愛情に飢えていたわけではない。
でも、彼は、そんなことを言っても通じる相手ではなかった。
そのことに気づかなかったことを悔やむ。
相手への思いやり、優しさなんて一欠片もない人。
それに気づかなかった私がバカだった。
「そもそも、花子って古臭い名前、いつの時代だよ。明治時代か? お前の両親のレベルが滲み出ているよな。」
「私の親のことをバカにしないでよ。また、愛情なんて欲しがっていない。妹が亡くなって、誰かを頼りたかったの。だから、愛情に飢えてなんていなかったわ。」
「本当か? 僕が優しくしたら、すぐに纏わりついてきたじゃないか。あんなに、抱いてオーラを出すやつなんて初めて見たよ。笑いを堪えるのが大変だったんだ。」
「私のことなんてどうでもいいの。あなたは、どうして、私を騙したの? そもそも、横の人は誰?」
私を騙した男の横に、もう一人の男がいる。
さっきから、私を睨み、何も話さない。
「私は、お前のせいで自殺した総理大臣の息子だ。彼には、私の復讐の手助けをしてもらったんだ。」
「なんだ、あの総理大臣の腹いせか。総理大臣は自分で自分の命を絶ったのよ。私が殺したわけではないし、国民のことを何も幸せにできずに、ただ、政治の世界の中で暗躍し、お互いに潰しあっているだけの人だったじゃない。そんな事実を公表しただけなのに、どうして私を恨むの。おかしいでしょう。」
「お前は、何も知らない。お父さんは、AI領域に大きな投資をして、日本経済を抜本的に見直し、世界で再び一位になれるように動いていたんだ。それに反対する桜井総務会長を失脚させるために、色々と画策していただけで、ただ自己保身をしていたわけじゃない。そんなことを何も知らないで、面白半分に週刊誌に書き立てて、お前は、お父さんを追い詰めた。」
「そんな空想の政策なんて聞きたくない。あなた達、政治家がしっかりしないから、両親や妹がこの世を去ったのよ。もっと、国民のこと一人ひとりをしっかりと見なさいよ。」
両親と妹が亡くなった映像が再び目に浮かぶ。
どうして、私だけを残していなくなってしまったの。
周りはみんな私の敵で、私を殺そうとしている。
もうすぐ両親と妹と会えるかと思うと、体から力が抜ける。
もう、悲しむのも疲れた。
でも、世の中の不正をなくす活動は続けないと、こんなやつらがのさばる。
再び、体に力が入る。
「あなたの家族のことは聞いている。お悔やみ申し上げる。ただ、あれは、中米の後進国での問題で、日本政府の力は及ばない。私たちは、日本国民のことを深く考えている。それを面白半分に邪魔するやつは、殺すしかない。」
「綺麗ごとを言っているんじゃないわよ。そもそも、私のお父さんは、独立行政法人の一員として中米にいったのよ。政府が守る義務があるでしょう。しかも、経済政策のことは、あなたの言っていることは正論かもしれないけど、その裏で不正が渦巻いているの。弱い者を食い物にし、弱いものを踏みつけて利益を貪る人が多いのが現実でしょう。私は、それを明らかにしているだけ。あたなこそ、自分の論理でしか考えていないじゃない。」
「大義のために、多少の犠牲はやむを得ないだろう。本当に底辺に生きていて、くだらない考えしかできないやつだな。」
「本当に、支離滅裂ね。大義とは、AIによる復権のことを言っているの? それと中米の経済発達に向けて国から派遣された私の両親と全く関係ないでしょう。ただ、責任逃れをしているだけじゃない。」
「うるさい。」
総理大臣の息子は、黙って私を睨む。
そして、腹の奥底から地を這うような声で話す。
「総理大臣にまで上り詰めたお父さんを死に追いやったことについて、反省の色もないなんて、許せない。もう、おまえは殺すしかない。」
これ以上、話しても無駄なのだと思う。
見ている所があまりに違いすぎる。
私を騙した男が、私に笑いかける。
「まあ、そんなところだ。お前には理解できない。大学も出ることができなかったバカにはな。では、人生の最後を楽しみな。」
彼は、ヘリコプターの窓を開け、私を押し出した。
でも、私はここで死ぬわけにいかない。
だから、彼にしがみついた。
「離せよ。」
「嫌、ただでは死ねないわ。せめてあなたを道連れにするの。」
「やめろ。」
そういったとき、私達は、もうヘリコプターの外にいた。
急激なスピードで落下しながら。
ヘリコプターを落ちそうとなっている時だった。
総理大臣の息子が彼を押しているのが見えた。
彼も、総理大臣の息子にとっては捨て駒にすぎなかったということ。
そう、政治家なんて、みんな口ではいいことをいいながら冷徹な人ばかり。
不要になった人は、すぐに見捨て、殺す。
まあ、彼はその程度の人だけど。
「離れろ。」
「どうせ死ぬなら同じでしょう。1人で死ぬよりあなたを道連れにした方がいいわよ。」
「俺はパラシュートを持ってるんだ。でも、2人だと重すぎて墜落する。」
「ずるいわ。だったらパラシュートを渡しなさい。」
「もう俺の体から外せないんだ。」
彼は私を蹴ろうとしたけど、私は必死に彼を離さなかった。
彼は、パラシュートを開いたけど、やはり2人だからかすごい速度で落ちていく。
何か言っているみたいだけど、風の音が大きすぎて声は伝わらない。
ただ、どうも、東京湾の方に方向を変えているみたい。
レインボーブリッジが見えてきた。
でも、速度は落ちていない。
このままだと海に打ち付けられる。
30m上から海面に落ちるのはコンクリートに衝突するのと同じと聞いた気もする。
もうだめ。
その時、パラシュートがレインボーブリッジの縁に引っかかった。
その影響で、ものすごい力で一旦引っ張られたかと思ったら上に舞った。
そして宙に浮いたかと思ったら、また落下していく。
私たちは、何回か上下を繰り返しながら、なんとか止まった。
そして、消防隊がかけつけ救助される。
なんとか2人とも助かることができた。
ただ、このままだとまた私は政府から殺される。
彼はパラシュートの紐が体を圧迫し、気を失っている。
救急隊員には、私は大丈夫だから、まず彼を病院へと伝え、その場を逃げた。
銀行からお金を引き出し、新幹線に飛び乗る。
政府は、私を殺せると思って、銀行口座までは気が回らなかったらしい。
監視カメラで私を見つけた時にはもう遅い。
飛行機では名前が判明するけど、新幹線なら匿名で乗れる。
タクシーを使って東京駅に向かう。
現金でチケットを買い、名古屋に向かった。
大阪も考えたけど、政府や警察の目が東京と同じぐらい厳しそう。
名古屋も同じだけど、まさか名古屋に私がいるとは思わないはず。
そして、今は、名古屋でトイレ清掃員をしている。
もちろん、情報屋としても。
依頼主の週刊誌は倒産したけど、週刊誌なんていくらでもある。
「トイレの花子さん」という名前を出せば、どこでも食いつく。
世の中は不正が絶えず、そのスクープを狙っている週刊誌は多いから。
名古屋には、地元の優良企業も多い。
トヨタ自動車や、その傘下の製造メーカーも山のようにある。
その中に、不正がないはずがない。
もちろん、昔よりも、データのやり取りはより慎重に秘密裏に行う。
セキュリティレベルを上げて、私にたどりつけないように。
私がしたたかなのは、もう気づいているでしょう。
情報屋になるときに、ハッキング等のスキルも習得済み。
この体と美貌ならハニートラップもお手のもの。
都会のオフィスにあるトイレなら、どこでも仕事はできる。
今日も、自動車産業のAI活用に渦巻く不正を暴こうとトイレを清掃する。
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