人生に飽きた俺は異世界召喚されて最強の魔法剣士になる〜特殊能力は無限魔力?〜

ただの林檎

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俺は圭人じゃねぇ、ケイトだ!

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「そういう事だ、すまなかったな」

「つまり瞬間移動しゅんかんいどうで転移させられたって訳ね! 理解したわ、この私エリス=バレンタインがこの王国を案内してあげるわ! エリスって呼びなさい!」

 一旦彼女に着替えさせてから異世界召喚の事をオブラートに包んで説明すると、彼女は馬鹿なのか単純なのか一瞬で理解した。
「貴方名前は?」
 名前か⋯⋯三雲圭人みくもけいとって言っても通じないだろうしな⋯⋯。バレンタインってのパクってケイト=ホワイトとかにしとくか。
「お、俺はケイト=ホワイトだ。ケイトって呼んでくれ」
「分かったわ。でも呼びにくいからホワイトって呼ぶわね!」
 そっちで呼ぶなよ⋯⋯偽名だぞ。まぁいいか、とりあえず王国とやらを案内してくれるらしいから着いていこう。
「エリス様!! どうなされましたか!」
「来客よ、ホワイトって言うの。それじゃ友達を街に案内してくるわね!」
 甲冑かっちゅうを身に付けた兵士が3人ほどやって来て、俺の方を強くにらんだが、エリスの一言で途端に表情が穏やかになり接し方が変わった。こいつ余程よほどの権力者なのか⋯⋯。
「ホワイト様、ご無礼お許しください!」
「いえいえ大丈夫です⋯⋯」
 こうして俺達は城下町へ足を運んだ。
 夜の城下町はお祭りのように盛り上がっていて、度々通りかかる酒屋ではうめき声や叫び声が聞こえる。良くも悪くも賑やかなのであろう。噴水広場とやらに来ると、それまでとは違って静寂せいじゃくな雰囲気がかもし出ていた。エリスはそこで立ち止まると目の前の石レンガで出来た巨大な要塞ようさいのような建物を指さした。屋上には大きな旗が立っていて龍の絵が描かれている。
「あそこがこの王国が誇るギルドよ! クエストの受注や報酬の受け取りなんかは全てあそこでやっているの! この王国のギルドはとても強いのよ」
「へぇ⋯⋯そりゃ魔王ってのも倒せるくらいなのか?」
「魔王? そんなの居るわけないじゃない。いつの神話の話をしてるのよ」
「え?」
 一瞬、予想外の事実に背筋が凍りついた。俺の思考サイクルは一時停止をして、それから数秒経ってやっとカラカラと音を立てて動き始める。
「魔王が居ないってどういう事だ?」
「その言葉の通りよ、魔王なんてこの世に存在すらしないんだから。ひとつ言えるとしたら有名な予言書に魔王っていう存在が記されてる位よ?」
「そ、そうなのか」
 ならこれから魔王が降臨こうりんするとでも言うのか? あの天使の話によれば魔王が俺の特殊能力を狙いに来るって言ってたが⋯⋯。今は様子見でもしておけってことか。
「さ、宮殿に戻りましょ! ホワイト君、泊まるところが無いならしばらく家で泊まりなさいよ。ち、丁度部屋が1つ空いてたから貸してあげるわ⋯⋯」
「それは有難い、お言葉に甘えるとしようかな」
 若干じゃっかんのツンデレ要素をにじみ出して来たが、そこはスルーしてエリスの宮殿に戻った。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

なんか
2019.04.03 なんか

めっちゃ面白いやんけ久々にハマったわ

2019.04.03 ただの林檎

コメントありがとうございます!
これからも執筆活動を頑張らせていただくのでよろしくお願いします!

解除

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